蒼焔の機影 〜硫黄島奪還作戦〜   作:蒼海 輪斗

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以下の要素あり
実在人物の登場、実在人物の生存ルートあり、史実と異なる世界線、架空戦記
構わない方は御覧ください。


第一話 青い悪魔

 

 

 

 

 

 

 

 

1945年6月12日 小笠原諸島沖

 

P-51一番機  「こちらマスタング1。只今友軍と連絡の途絶えた海域に到着した。周囲の警戒を怠るな。」

 

P-51三番機  「こんなところに日本軍機がいるんでしょうか?」

 

P-51二番機  「安心しろ。いたとしても俺が落としてやるよ。」

 

P-51四番機  「にしても、やけに静かだな…。」

 

ブロロ〜

 

P-51一番機  「四番機!6時方向に敵機!ブレイクするんだ!」

 

P-51四番機  「6時?どこだっ!わからないっ!」

 

ドガガガガガガーーーー!         (機銃掃射音)

ボガァン!!               (爆発音)

 

P-51一番機  「四番機がやられた!各員、戦闘体制!敵機を落とせ!」

 

スゥーー                 (旋回)

 

P-51二番機  「クッ、後ろにつかれたっ!だめだっ!振り切れない!」

 

ドガガガガガガーーーー!         (機銃掃射音)

ボワァーーー!!             (炎上音)

 

P-51一番機  「また、落とされた!なんだあれは!零戦…。だが機体が青い…。」

 

クイッ   スゥーーー          (旋回音)

 

P-51三番機  「ひぃ、後ろに着かれた!低空飛行で離脱を試みる!」

 

ブロロ〜  ビュン!           (飛行音)

 

青い零戦   「…………。」

 

P-51三番機  「ぐっ、ふうっ、はあ、はあ、…つ、ついてくる!それに撃ってこないぞ…。」

 

P-51一番機  「落ち着け!三番機!今助けにいくっ!」

 

P-51三番機  「い、嫌だああああああああ!殺される!殺される!助け…」

 

ドガガガガガガーーーー!!        (機銃掃射音)

ボワァーーーー!             (炎上音)

 

P-51一番機  「なんてことだ…。三番機が殺された…。報告しなければ!こちらマスタング1!只今日本軍機と交戦中!敵機は零戦であると思うが機体が青い。俺以外の全員が殺されたっ!至急応援を求める!」

ドガガガガ!!  ドガガガガ!!     (機銃掃射音)

 

P-51一番機  「畜生!!当たれっ!!」

 

ドガガガガ!!  ドガガガガ!!     (機銃掃射音)

 

青い零戦   「…………。」

クイッ      スゥーーーーーー     (宙返り?)

 

P-51一番機  「な、なんだと…!」

 

スッ                    (左捻り込み)

 

P-51一番機  「…悪魔だ…。あのゼロは悪魔だ…。」

 

青い零戦   「…………。」          カチィ…

 

P-51一番機  「だ、誰か、助けて…」

 

ドガガガガーーーー!!           (機銃掃射音)

ボワァーーーーー!!            (炎上音)

 

ヒュ〜〜〜〜  バァーーン!!       (海に墜落)

 

青い零戦   「…これでこの国を救うことができる…。」

 

西澤博義   「この”零戦七八型”で…。」

 

 

1945年6月13日 硫黄島 千歳飛行場

 

アメリカ兵1 「おい、聞いたか。昨日の話。」

 

アメリカ兵2 「聞いたぞ。味方の救援に向かったマスタング四機が一機の日本軍機に撃墜されたことだろう。」

 

アメリカ兵1 「話によるとその敵機は”青い零戦”だったらしいぞ。」

 

アメリカ兵2 「零戦?そんな旧式機に新鋭機がやられたってのか?あの四機の連中も確かな腕を持ってたって聞いたぞ。」

 

アメリカ兵3 「確かにな。だけどナチスの野郎はV2を作ってたし、俺たちだって今核兵器を作ってるらしいぜ。ジャップたちもなにかとんでもないものを作ったんじゃないか?」

 

アメリカ兵2 「まじかよ。だけど核兵器ができたらとてつもない戦力になるんじゃないか。」

 

アメリカ兵1 「そうだな。ジャップの連中ももう風前の灯火だしな。これはもう俺たちが勝ったも同然だな。」

 

アメリカ兵3 「おっと、もうこんな時間だ。さて、ジャップの本拠地を焼きに行くか…。」

 

アメリカ兵2 「ははは、そうだな。」

 

 

 

その頃、千歳飛行場ではアメリカ軍大型戦略爆撃機B-29が飛び立って行った。しかし今回の爆撃では爆撃機40機に対して、護衛戦闘機が40機という少なさであった。

 

 

帝都 東京 

 

見張員    「敵爆戦大編隊確認!!数80!高度4500!」

 

???    「今日はなんだか少ないな!どうしたんだ敵さんよ?」

 

???    「そんな事言ってる暇があれば早く零戦に乗り込んで下さい!!」

 

???    「帝都を焼きに来たな…。そうはさせるかよ。」

 

司令塔    「全機、離陸せよ!」

 

ブロロ〜!!                          

 

第三◯二海軍航空隊。それは帝都東京の守りを担った航空隊。しかし、この航空隊には米軍が恐れる”ラバウルの魔王”、”桜色のゼロファイター”、そして”大空のサムライ”が帝都の空を守っていた。

 

 

 

B-29乗員 「あれがジャップの本拠地か。火の海にしてやるぜ!」

 

B-29機銃員「おい、こんな少ない護衛機だけで大丈夫か…。」

 

B-29乗員 「安心しろ。奴らの航空機はこの高度まで上がってこれな…」

 

ドガガガガガガーー!!

ボガァン!!

 

B-29乗員 「な、なんだ!?何が起こった!?」

 

その時、米兵たちはなにが起こったのか理解できなかった。唯一分かったのは目の前を飛んでいたはずの僚機が火を吹いて落ちていったことだった。

 

B-29乗員 「なんでだ!この高度は奴らの航空機は上がってこれないんじゃなかったのか!?」

 

B-29機銃員「おい・・・”あれ”をみろ…。」

 

B-29乗員 「まさか、そんな…馬鹿な…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米兵の目に写ったのは、”青い零戦”の大編隊だった。

 

岩本徹三   「ようやくB公のおでましか…。」

 

赤松貞明   「故郷をこんな目にあわせた代償…受けてみろ。」

 

西澤博義   「敷島隊の敵、ここで取る!」

 

坂井三郎   「さあ、”零戦七八型”の実力、とくとみせてやる!!」

 

 

 

次回   帝都大航空戦

 

 

 

 

 

 

 

    

 




毎週日曜日くらいに投稿します。(たまに事情で不定期の可能性あり)by作者
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