裏切りのラスボス少女〜主人公君を裏切って憎しみに満ちた目で見られたい〜 作:あへんちんき
チャ=ラーン=ポ=ラン2世はまた別で出します。
申し訳ない……。
はい、どうも、皆のアイドル。浦霧ミナだよー!
最近は悪魔の動きが全然見られなかったんだけど、とうとう動き出す悪魔が出て来たみたいだね。
「ドウヤラ片腕ヲ負傷シタトイウノハ本当ダッタラシイナ。」
「ああ、けど、お前くらいの悪魔なら、これくらい丁度いいハンデだろ?」
目の前にいるのは、工事現場のおっちゃんに取り憑いた悪魔だね。鉄骨を片手で軽く持ち上げてるのを見ると、かなり怪力なのかな?
主人公君も煽るねぇ。やっぱり彼、結構気が強いタイプなのかね?いいねぇ。そういうの、嫌いじゃないよ。
今までの悪魔は、主人公君が上位悪魔を倒したって情報を聞いてビビってたみたいだけど、どうやら今回の悪魔は違うみたい。
むしろ、主人公君が片腕を負傷してるって情報を手に入れて、ウッキウキで戦いを挑んできてる感じだ。民間人がそこら中にいても気にせずにおっぱじめようとするあたり、人の目を気にしないタイプなのかな。
まあ、鉄骨を片手で持ち上げてるおっさんを見て、びっくりした人によってSNSで拡散されても困るだろうし、そこら辺は救ちゃんが何とかするんだろうけど。
「ミナ、民間人の避難を頼めるか?」
「いいけど………その腕で戦えるの?」
「大丈夫だ。最近腕も治ってきてるし、あいつは上位悪魔って感じでもないしな。」
『確かに、聖の今の腕の状態を見ると、少し不安が残りますが………やるしかありません。私も、出来るだけ聖に負担がかからないようにするので、ミナちゃんは民間人の避難に専念してください。』
聖君、心配をかけないようにか強がってたみたいだけど、救ちゃんのせいで見栄っ張りが台無しだね。ま、危なそうになったら私がある程度助け舟を出せば良いし、リフィカルを呼ぶって手もあるもんね。
「わかった。気をつけてね。」
さ、とりあえず民間人の移動、はじめましょー。
^_^
「使、本当に助けなくて良いの?今のオリジナル、左腕を怪我してるみたいだし、私達が加勢した方がよくない?」
巫女服姿の少女、命は、隣にいる赤いレインコートを羽織った男、使に話しかける。
「ああ。やめておいた方がいい。浦霧ミナという少女がいるだろう?彼女が『世界に破滅をもたらすもの』でないという確証が持てない限り、下手な接触は避けた方がいい。やるなら、浦霧ミナの動きを封じた状態でオリジナルとの交渉を進める必要がある。」
「ミナちゃんが『世界に破滅をもたらすもの』かもって言われても、私は何だかしっくりこないわ。でも実際、誰が『世界に破滅をもたらすもの』でもおかしくないものね。警戒はしておかないと……。」
^_^
「勝負あったな」
「まだ、だ………」
うーん心配になって様子を見にきたけど、かなりピンチっぽいねぇ。ちなみに今、私は物陰に隠れて、千里眼(半径10m以内でしか使えない)を使って様子見状態なんだけど………。
主人公君、多分片手が使えないせいで悪魔とうまく戦えないっぽい?
私のせいで………ごめんね?
ま、しゃーない。ここはリフィカルに頼んで……………あーっと…………。
うん。今寝てるね、彼。
一応私とリフィカルは、主人公君と救ちゃんみたく、離れていても会話が可能なんだよね。テレパシーってやつかな。
さて、どうしようかなぁ。
一応私はそこそこ悪魔の魂をむしゃむしゃと喰らっているので、あの鉄骨振り回したおっさん悪魔くらいなら倒せるんだけど、それをすると私の正体がバレるしなぁ………。
一応私が持っている能力に、バフをかけるものもあるんだけど、仮に主人公君にバフかけをしたとしても、多分これも私の正体がバレる原因になってしまう。
でも、このまま主人公君をこの世からさよならさせるわけにはいかないし、とりあえず私が時間稼ぎをするしかないか。
ミナ、行きまーす。
「ミナ!?お前何やって………」
「救ちゃん、借りるね。」
『なっ!?ミナちゃんでは無理です!私を扱うことはできても、あの悪魔に勝てるわけが………』
「私が救ちゃんと一緒に時間を稼ぐから、聖君は何か作戦を考えておいて。大丈夫、危なくなったら逃げるから。」
「おい!待て………」
さ、時間稼ぎ開始と行きますか。
とりあえず、どうするかなんていうのは、あのおっさん悪魔を相手しながら考えればいいことだ。
もちろん、私が『世界に破滅をもたらすもの』だということがバレてしまうのは困るので、今の私の身体能力は、悪魔達を喰らう前の状態、つまり、普通の一般人の身体能力と同等の状態になっている。
当然、そんな状態だと……。
「フットベェ!」
「きゃっ!」
はい。
今何が起きたかっていうと、おっさん悪魔に体を思いっきり吹っ飛ばされました。
うーん、これ、かなり高い場所に飛ばされてるね?
このまま落ちるとミンチになってしまう。
まあ、こんな感じで、一般的な身体能力だと、悪魔には手も足も出ない。
で、こっからどうやって助かるかって話になるんだけど…………。
私は横側をチラ見する。
リフィカルと契約しているからこそわかる。向こう側には、私達の様子を伺っている天使が1人いる。
私の読みが正しければ、おそらく彼が………。
ほら、やってきた。
「何故こんな無茶をするのか、理解ができないな。」
私は、赤いレインコートを羽織った男に抱えられる。
うん。本当に助けに来てくれるかは賭けだったんだけど、上手くいったね。
まあ、仮に助けられずにそのまま地面に激突した場合でも、私が『世界に破滅をもたらすもの』だってバレない程度に『耐性』の能力をちょっと使って致命傷を避けるつもりではあったんだけどね。
『貴方は………。』
「ナンダテメェ!ブッコロス!」
悪魔がこちらにやってくるが…………。
「もうお前は、終わりだ。」
さっき天使の男がやってきた方向から、光の矢がやってきて、悪魔を仕留めた。
弓使い、か。顔が拝めないのが残念だけど、これ、主人公君サイドってことでいいのかな?
にしても、天使の男はこっちに来てるにも関わらず、光の矢は向こう側からやってきた。
てことは、光の矢を打った奴は複数の天使と契約してるのかな?
そんなのアリなの?ずるくない?
となると、『世界に破滅をもたらすもの』ってかなり不利じゃない?
もっと環境調整しろよ
「済んだな。俺は帰らせてもらう。」
『待って、貴方は………』
赤いレインコートを羽織った男は、そのままこの場から去っていく。
うん。某バイクに乗って戦う仮面の戦士のお話でも、2号ラ○ダーは最初は敵対することが多いもんね。彼もそんな感じなのかな?それだとありがたいね。
もっとも、そいつらは最近はあんまりバイクに乗ってる戦士ってイメージないんだけどさ。
うーん。きな臭くなってきたね。
神からの説明で、『世界に破滅をもたらすもの』は一つの世界につき一人って法則は絶対だっていうのはあった。つまり、私は仲間が存在しない。
それに加えて、主人公君サイドがどうなっているかなんて説明は、あまり私にはされなかった。
つまり、敵の数は未知数。
うん。これからどうするか、じっくり考えていく必要がありそうだね。
ぶっちゃけると普通に飽きてたせいで投稿してなかったです。
この作品って結構雑だと思うんだけど、読めます?