裏切りのラスボス少女〜主人公君を裏切って憎しみに満ちた目で見られたい〜 作:あへんちんき
こちら側で勝手に名前を決めるのもあれなので、感想欄で書いていただいた名前プラス適当な名前2つほど入れてアンケを取ろうかなと思います。
もし、感想欄で名前を書いて下さった方で、自分の考えた名前を採用されたくないなどありましたら、報告ください。
「そういえば、ミナちゃんって結局どうしたいの?」
「んー。主人公君、あ、主人公君っていうのは、『世界を救済しようとするもの』のことね。」
「なんで主人公君?」
「なんだか設定が主人公っぽいじゃない?だから主人公君って呼んでるっていう、ただそれだけのこと。」
「ふーん。」
「で、続きを話すんだけど、まずはその主人公君と信頼関係を築こうかなって。」
「ほうほう。それで?」
「ある程度信頼関係を築けたら、私が『世界に破滅をもたらすもの』だってカミングアウトして、主人公君を襲います。」
「んー?なんでわざわざカミングアウトするの?後ろから不意打ちでもすれば1発KOじゃない?」
「はぁ。分かってないなぁ。私はね、別に世界が破滅しようがしまいがどうでもいいの。私は、信頼関係を築いた相手を裏切った時に、相手から向けられる憎悪にエクスタシーを感じるの。だからカミングアウトする必要があるの!」
「まじか。ってことは俺のことも裏切ったり……?」
「それはない。共犯者だし、裏切るも何もないよ。最後まで付き合ってもらうつもりだしね。」
「それは良かった。まあでも、ミナちゃんみたいな可愛い子に裏切られるのは、それはそれでいいかも……………?ところで、なんでその、そういう風になっちゃったの?」
「んーそうだねぇ。多分、元々の気質もあったんだと思うけど、多分直接的な原因になったのはーーー」
^_^
私は小学生の頃、いつも勉強漬けの生活を送ってた。
そのせいか、クラスで友達なんて誰1人としていなかった。
誰も私の事なんて見向きもしてくれない。だから、ちょっと寂しかった。
中学生に上がった時、やっぱり私はクラスで浮いた。
関わりづらかったんだってさ。
なんでだろう。私、小学生の頃よりも明るく振る舞ったはずなんだけどな。
中学1年生の頃は、クラスで浮いた存在で、2学期の途中くらいから、段々といない存在みたいな扱いになっていった。
休み時間にトイレに行って、自席に座ろうと戻ってきたら、クラスメイトの男子が私の席を占領してた。
別にそれだけならちょっとどいてほしいって言えばいいだけだし、私は、椅子に座りたいからどいてほしいって、物腰低めに頼んだ。
結果は無視。
クラスメイトの男子は、友達と楽しく話していて気づいていないのかもしれない。
そう思って、肩にトントンってして、席に座りたいですって耳元で言ってみた。
やっぱり、無視。
周りのクラスメイトも、私が自席に座ろうとしてることはわかってるはずだけど、何も言わないし、見向きもしない。
仕方ないから、自席で座るのは諦めた。
そんな感じの学校生活だったから、寂しくて寂しくて。
でも、お父さんは仕事で忙しくて全然構ってくれなかった。
私の事を愛してくれてるっていうことは知ってた。
でも、仕事ばっかりで。
寂しい。
お母さんとの離婚の原因も、お父さんが仕事ばっかりで構ってくれないからだった。
正確に言えば、それを理由にしたお母さんの浮気とかが原因なんだけど。
そうして中学2年生を迎えた時。
私にはじめての友達ができた。
私がクラスで浮いてるって、分かってるはずなのに。
それでも彼女は私に話しかけてきた。
私に関わったら、ハブられちゃうかもしれないよって、そう伝えたこともある。
でも、大丈夫って言って、笑ってくれてた。
楽しかった。
はじめて私の事を見てくれて、仲良くしてくれて、嬉しかった。
いつしか私達は、親友と呼んでもいいくらいに仲良くなった。
どこへ行くのも2人一緒で、めちゃくちゃ仲良しって感じだった。
ある日、彼女に好きな人ができた。
私は純粋に嬉しかった。
親友に、春がやってきたんだから。
応援しようと思った。
相手は同じクラスの男の子だった。
でも。
すぐに応援なんてしたくなくなった。
私の親友の関心が、その男の子に向いて行ったから。
段々と私の事を見てくれる機会が減って行って、気づいたら、私に話しかける話題は全て例の男子のものになってた。
ふざけるな。
私から、全部、全部奪う気か。
許せない。
いつしか私は、私の親友が好きな男の子のことが、大っ嫌いになっていた。
でも、それと比例するかのように、親友は私からどんどん離れて行った。
その代わりに、彼女はその男の子と仲がいい女の子とつるむようになった。
私はまた、孤独になった。
親友の好きな男の子が、目障りだった。
でも、私は親友を取り戻す方法を思いついた。
失恋させてやればいい。
そのために、男の子が他の子を好きになるように仕組めばいい。
そう思った私は、親友の好きな男の子のことをリサーチし始めた。
どんな食べ物が好きなのか、女性の好みは何か、趣味は何なのか。
調べて、ある程度彼のことがわかったあと、私は彼に接触した。
会話は弾んだ。当たり前だ。私がそうなるようにしたんだから。
私は着々と彼との仲を深めることに成功した。
そして、気づいた時には。
『好きです!!付き合ってください!!』
私は目的を達成していた。答えはもちろんノー。
告白されたあと、私は親友に、彼に告白するように促した。
これで親友は目を覚ます。
そう思って、親友が彼に告白した次の日、学校に行ったら。
『実奈、貴方ってほんと最っ低ね。私が一真君のこと好きだってわかってたくせに、一真君のことたぶらかして、挙句の果てに私に告白させて恥書かせようってわけ?ふざけないでよ!!』
私は胸ぐらを掴まれる。
はじめて、親友から向けられる、大きな感情。でもそれは、私の事を恨むものだった。
その感情を受けて、私はーーー
ーーーああ。やっと私を、見てくれた。
小学生の頃も、私は一度、人から憎悪を向けられたことがある。
その時に、今まで感じたことのないエクスタシーを感じたのだ。
その時の感覚が、親友から向けられた嫌悪感によって、蘇った。
そっか。私は、仲良い友達が欲しいだとか、そんなわけじゃあないんだ。
ただ、私に対して、物凄く強い感情をぶつけて欲しい。ただそれだけだったんだ。
そっか。こうすれば良かったんだ。
こうすれば、皆私の事を見てくれる。
私の事を、恨んだだけ、憎んだだけ、その人は私の事を強く意識する。
これだったんだ!私の求めてたものはこれだったんだ!!
信頼関係を築いた後に、裏切ったら、今みたいなエクスタシーを得れるのかな?
ふひっ、ぐふふへえへええええ。
^_^
「………。ミナちゃん、俺が友達になろっか?」
「なんでそうなるの?もしかして同情してる?」
「あ、ミナちゃんさえ良ければ恋人でもーーー」
「それはいい。せめて友達で。」
「ぴえん。」
「んーやっぱり人には理解されないものなのかなぁ。」
「まぁ拗らせてはいるよね。普通は人に恨まれる事で喜ぶなんて異常だよ異常。」
「だよねぇ。見た目は美少女でも、こんな変態だって知ったら、皆幻滅するかな?それはそれで面白そうだけど。」
「変態だっていう自覚はあるんだ………。ま、俺はいいと思うけどね。そういうところも含めてミナちゃんなんだし。それにーーー」
「それに?」
「ーーー何があっても俺は、ミナちゃんの味方でいるつもりだからさ。」
「そっか。ありがとう。でもーーー」
「でも?」
「ーーー私の冷蔵庫勝手に漁って楽しみにしてたプリン食べたことはまだ根に持ってるからね。」
「ごめんごめん!悪気はなかったんだって!そこにプリンがあったから、つい!」
「弁明はいいから反省して、ね!」
「痛い痛い痛い!つねらないで!俺つねられるの苦手なの!」
「問答無用!」
「ぎゃぁあああああああぁあああ!」
アンケ終了致しました。
投票の結果、チャ=ラーン=ポ=ラン2世となったわけですが、チャ=ラーン=ポ=ラン2世だと、どれで呼べばいいかわからないし、正直投票されるつもりのなかったものなので困っています。
とりあえずチャ=ラーン=ポ=ラン2世で進めてみて、ちょっと無理そうだなって感じたら次に投票の多かったリフィカルにさせていただこうかなと思っています。