宜しくお願いします。
「ん?何だ此処は?」
深月フェリシアは目が覚めた時、鉱山みたいな雰囲気とトロッコがある空間にいた。
「こんな所に何でトロッコが…ん?」
トロッコには6人乗らないと動かない事を示すアイコンが描いてあった。
しかも、空間を見渡すと5方向に伸びる道がトロッコに向かう様に放射状に伸びていた。
「こりゃあ待った方が良いか?」
「その声、フェリシア?」
「ん?何だ、あやめじゃんか!?」
「フェリシアもこんな場所にいたのか!?」
「目が覚めたらこんな場所にいたんだ!!」
「この声は…フェリシアちゃんにあやめちゃん?」
「「かこもいたのか!?」」
「はい、如何やら魔女の空間と違うみたいで…」
「うぅ…不気味な場所だよぅ…」
「あぁ!お前はちゃるだ!!」
「ちゃる?そう言う名前か?」
「ちゃるは愛称だよぅ!わたしは広江ちはるだよぅ!」
「ちはるさんですね?私は夏目かこです。」
「あちしは三栗あやめだ!宜しくなちゃる!」
「…何だか聞き覚えのある声2人と無い2人がいるっすね…」
「!?この声…」
「あぁ!?何であの時のプロミストブラッドのお前がいるんだよ!」
「それはこっちの台詞っすね!深月さん!それにひかるを邪魔した時女一族もいるっすね。」
「ミスド?ミスタ●ド●ナッツの事か?」
「プロミストブラッドっす!組織を勝手にドーナッツ屋にするなっす!と言うより、誰っすか?」
「あちしは三栗あやめだ!アンタは誰さ!」
「ひかるは煌里ひかるっす。」
「ひかるさんですね?私は夏目かこです。」
「…」
会話中の5人から見えない場所に移ろうとする最後の1人の影。
「ん?あ!はぐれじゃん!」
「(ギクっ)」
「はぐれ?」
「あっ、時雨ちゃん!」
「よく見たら、ネオマギウスの宮尾さんっすね。しかし、はぐれって…」
「ぼくははぐれじゃなくて宮尾時雨…はぐむんと組んでいるから深月さんが呼んでいるだけで…」
「それよりこのトロッコ何だ?中に工具箱や棒、JUMPと書かれたペダルもあったけど…」
「棒の奴は車輪に繋がってるならブレーキで間違い無いよ。JUMPのペダルはトロッコが跳ぶと思う。工具箱は応急修理の奴だ。」
「もしかして、ここにいる6人が乗らないと駄目っすか?」
「何だお前、トロッコが怖いのか?」
「明らかに怪しいこのトロッコに乗るのが嫌な予感しかしないっす!」
「でも、さっきの道で起きた時に反対方向は行き止まりだったよぅ!だから、このトロッコに乗るしかないよぅ!」
「ぼくもこのトロッコに乗らないときっと此処から出られないと思うから乗るしか無いと思う。トロッコの応急修理は任せて」
「知識面は私に任せてください!」
「ブレーキは私がやるよぅ!」
「トロッコの進行はオレがやるぞ!」
「あちしはジャンプ担当だー!」
「…ひかるは皆のサポート役に回るっす。」
そして皆がトロッコに乗った後に勝手に動き出す。
「おおっ!?トロッコが動いたぞ!」
「このままゴール迄行くぞ皆!」
「おうっ!」
「はいっ!」
「うん!」
「そうっすね」
「うん…」
こうして…
トロッコの進行を深月フェリシア。
ジャンプ担当の三栗あやめ。
サポート役煌里ひかる。
トロッコのブレーキ役の広江ちはる。
サポート役の夏目かこと宮尾時雨。
6人を乗せたトロッコが走り出す。
ーーー走り出して数分後ーーー
「もっとスピード出すぞーーー!!」
「おーーー!いけいけーーー!!」
「二人ともお子様っすね」
「ん?ああ!線路が途中で無くなってる!あやめ、ジャンプだ!」
「OK!いけー!(JUMPペダルを踏む)」
途切れた線路からトロッコがジャンプし、その先の線路に着地!
「よっしゃー!やったな、あやめ!!」
「これならゴール迄いけるな、フェリシア!」
「前から悪意を持った何かが来るよぅ!」
前方から"TNT"と描かれたタルが載ったトロッコが近づく!
「何だあれ?」
「TNT…!?あやめちゃん!トロッコをジャンプして下さい!あれは"トリニトロトルエン"と言う"爆発物"です!!」
「りょーかい!とうっ!」
トロッコが再びジャンプし、TNTと描かれたタルが乗ったトロッコを回避して線路に着地!
「夏目さんがいなかったらトロッコが爆発に巻き込まれて木っ端微塵になっていたっすね…」
今度は急カーブが近づく
「えっと…もうすぐ急カーブが見えるんだけど…」
「あのっ…!ブレーキかけないと危ないよ…!」
「大丈夫!ブレーキは任せて!」
バキッ!
「あ、あれ…?」
「何やってるんすか広江さん!?」
「ブレーキが簡単に壊れるなんて思わなかったんだよぅ!」
「こりゃあ止まらねーな!」
「カーブならジャンプで解決だ!」
「え!?」
「ちょっ…ちょっと…!?」
カーブからジャンプするトロッコ、ジャンプ後に下に見えた線路に無事着地!
「ショートカットだ!やったな!あやめ!」
「あちしの言った通りだろ!」
ひかるのげんこつ×2
「いってーな、何すんだよ!」
「いったー、あちしが何をしたのさ!」
「奈落だったらどうする気だったっすか!」
(裏で工具箱を使いブレーキ修理中の時雨とかこ、たんこぶのちゃる)
「うぅ…頭が痛いよぅ…」
「ブレーキ棒は大丈夫ですか?」
「持ち手が壊れただけなら大丈夫…」
「宮尾さん、ブレーキ棒での完全停止は可能っすか?」
「棒の強度的に完全な停止は不可能だと思う。カーブで適度に使わないと。あと、さっきみたいにジャンプも使う場面もあると思う。」
「了解っす。それと広江さん。魔法少女になると身体能力が向上するからブレーキは優しくして下さいっす。良いっすね?」
「うぅ…分かったよぅ…」
ーーーそして数分後ーーー
「ん?赤矢印の看板が見えたぞ?」
「出口が近いんじゃないか?」
「やっと出口が…あれ?線路が途切れている範囲が広い様な…?」
「あやめちゃん!ジャンプ!」
「ジャンプだ!いけー!」
ジャンプするトロッコだが線路に届かない!
「あやめー!これじゃ落ちるぞー!」
「仕方ないっすね!いけっ!ひかる軍団!線路になるっす!」
ひかる軍団が線路になり、トロッコが着地して再び走り出す!
「「ありがとなーひかる!」」
「褒められても嬉しくないっすね…」
「"EXIT"の看板が見えてきた…」
「出口が見えてきたな、あやめ!」
「やったな、フェリシア!」
「やっと、終わりが見えてきたよぅ…」
「ひかるも何か疲れたっす…」
トロッコはEXITの看板を通り過ぎた途端、濃い霧が発生!
「うおっ!?なんだなんだ!?」
「フェリシア、大丈夫か〜!?」
「皆さん、大丈夫ですか!?」
「ぼくは大丈夫…」
「わたしも大丈夫だよぅ!」
「ひかるも大丈夫…と言うより鉱山みたいな風景じゃなくなりつつあるっすね…」
ひかるの話を聞いた5人が見渡すと霧が晴れて風景が鉱山から夜のサーカスみたいな場所をトロッコは走っていた!
「終わりじゃないのかよ!?」
「まだ続くのかー!?」
「あのEXITは鉱山ステージの終わりだったんですね…」
「このトロッコとステージを作った人の悪意を感じるよぅ…」
「一難去ってまた一難っすね…」
トロッココースター②へ続く!
作品全体の長さから三部作になります。