また飲酒のシーンがありますがこれは20歳未満の飲酒を助長するものではありません。
名古屋支部リコリス棟
4人部屋見取り図
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|① | |ーーーーー| | ②|
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| 二 | | 二 |
| 段 | | 段 |
| べ | | ベ |
| ッ | | ッ |
| ド | | ド |
|ーーーーー| |ーーーーー|
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|③ | | ③|
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|③ | | ③|
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|④ |④ |④ |④ |
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①
大きな私物等を収納するクローゼット
②
冷蔵庫
③
机や棚等(原作で写っていたものと同じ)
④
制服等が入っているロッカー
***
~関東本部・東京支部 リコリス棟~
せつかのせいふくは?
あか!
かえでちゃんのせいふくは?
あお!!
あそこのしらないこは?
かえでちゃんとおなじあおだ!!!
あっ!いっちゃう!!まって〜!!!
「ねえねえー!きょお!ここにいどお〜?してきたの??」
「失礼しました。お2人はどなたでしょうか。」
「あのね!せつかはねー! あららぎ せつか(蘭 雪香)!! えっとねー! なんさいかわからない!!」
「佐藤 楓(さとう かえで)、16歳です。」
「井ノ上 たきな(いのうえ たきな)、15歳です。関西本部・京都支部から移動してきました。」
「たきなちゃんか〜!かんさいほんぶからきたんだね!! せつかはねー!! ずっとここにいるんだよ!」
「東京支部のファーストリコリスの方ですね。よろしくお願いします。」
「よろしくね〜!!たきなちゃん!!!」
井ノ上 たきなと名乗るリコリス。1年後に始まる物語のもう1人の主人公が、今日移動してきたのである。
**
お腹が空いているという Lilja を説得して自室に戻ってきた。屋内演習場を出ると大勢のサードリコリス達に囲まれてしまったので、このまま食堂に行ってもゆっくり食事は出来ないと思ったからだ。 流石に部屋の中まで入って来るようなことはなく、今はこうして一息付いているところである。
先程の様に、私、なずな、一葉、茉莉花、柳、 Lilja の6人で椅子やベッドに座った。
「本当に2人は強いよね、。」
「もっと手加減してあげても良かったのではなくて?」
「あれでも相当手加減したっすよ。」
「僕は絶対に2人と模擬戦はしたくないね、。」
「俺はしてみてぇけどな。どんな感じか気になるぜ。」
「お腹。。空いた。。ご飯。。。」
予定外の模擬戦の所為で、この後も暫くはリコリス棟の中を落ち着いて歩くことも出来ない。朝が早かったので、このまま部屋に引きこもって寝てしまうのも良いかもしれない。だがその前に食事だ。
「ったく、あいつら遅えな。」
「誰か呼んでるっすか?」
「おうよ。俺のここでの戦友共だぜ。」
誰かが扉をノックする。
「おっ、噂をすればなんとやらか。」
柳が大声で言った。
「お前らか??さっさと入れ!!」
扉が開いて2人のサードリコリスが入ってくる。2人は配膳用のワゴンを押していて6人分の昼食が乗っていた。
「我が同志、柳よ。頼まれたブツを持ってきたぞ。」
「ねぇ、何で皆そんなにキャラが濃いの、?」
一葉が呟いた。
昼食を持ってきた2人のリコリスは流石に空気を読んだのか、片付け用にワゴンを置いたままにして帰っていった。
「一葉ちゃんがあんなことを言うからよ。ちゃんとお礼も言えてないのに。」
「構わねえょ。俺から後でちゃんと言っとくぜ。」
メニューはデミグラスソースをかけたハンバーグとコンソメスープ、ご飯とミニサラダだった。思っていたよりも洋風である。
「名古屋支部っていつもこんな洋風なんすか?」
「そうだよ、毎日ではないけど洋食の割合が高いね、。」
「元は宮内庁で洋食を主に担当していた料理人だと聞いてるわ。」
最近はどんな任務があったのか、どんな事件が起きたのか、といったおよそ10代の女の子には似つかわしくない話題で話しながら食べ進めていく。
しかし、つまらなくなってきたのか次第に趣味や好物の話題へと変わっていった。
「そういえば柳は紅茶を淹れるのが趣味なんだね。僕もそうだよ。」
「好きな。。飲み物は。。日本酒。。。」
「うちの好きなものはユリ先輩に決まってるじゃないっすかー!!」
「なずな、私は物ではない。」
「この世で1番かわいいのは一葉ちゃんよ!特にベッド上での一葉ちゃんが最高だわ!!」
「お願いだから皆の前でそういうこと言わないでよ、。」
「今の恥ずかしがる姿も最高よ!!!」
気が付けば全員、完食していた。あとはデザートだ。大皿に乗っているのは饅頭だった。数は100を越えると思われる。
柳が沸いていたお湯でインスタントの緑茶を淹れていた。私となずなの分も作ってくれる。
柳は床に座ると饅頭を食べ始めた。一口で1個を食べていく。
「やっぱり饅頭には緑茶だぜ。」
「僕は饅頭はいいよ、。」
「私も食べませんわ。」
「柳。。私の。日本酒。取って。。。」
「どれだ?」
饅頭を口に入れたまま柳は立ち上がると、 Lilja の私物入れの棚を開けた。
「黒龍 石田屋。。書かれた。箱のやつ。。。」
「これか?」
「うん。。ありがとう。。。」
柳が持ってきたのは黒龍酒造の黒龍-石田屋 純米大吟醸720mlだった。黒龍酒造は皇室御用達でも知られている。
柳が人数分の日本酒用グラスを持ってきた。
「僕は遠慮するよ。お酒、飲んだことないからね、。」
「2人共お酒飲んだこと無いっすか?」
「あのねぇ、なずなちゃん、。僕たち、まだ20歳未満だからお酒は飲めないよ。」
「普段から法律破ってんだからよくねぇか。」
「………私、飲んでみたいわ。」
「ええ、。茉莉花ちゃん、。」
「おお、いきなり日本酒はきついかもしれねぇからちょっと待ってろ。」
柳が冷蔵庫からチューハイりんごのほっぺを2本取り出す。
「これならジュースと変わんねえからよ。」
「20歳未満の飲酒幇助は犯罪っすよ。」
「止めねえお前も同罪だろうが。」
「一葉さんは飲むんすか?」
「うぅ、茉莉花が飲むなら、。」
まだ昼間だというのに酒盛が始まってしまった。
2人はチューハイを飲んだ後、日本酒に挑戦してあっという間に酔い潰れてしまった。今は我々のベッドで寝ている。
「チューハイ1本に日本酒200〜300mlで撃沈とかあまりにも弱すぎだろ。」
「ピッチ早かったすね。チェイサーも飲んでないっすよ。」
既に2人は夢の中である。
「にしてもこの純米大吟醸、最高だな!」
「ああ、久しぶりに美味しい日本酒だ。」
ここからは4人で日本酒を楽しむ。Lilja が次々とコレクションを開けてくれたのだ。
「せっかく。皆いる。。だから。。この部屋にある。日本酒の。コレクション。。10本。。全部開ける。。。」
昔話を肴にしてお酒が進んでいく。いつの間にかベッドの上では一葉が茉莉花に抱きついていた。そんな姿を見ながら更にお酒が進む………。
10本の瓶が空になる頃、時刻は17時になろうとしていた。大皿の上の饅頭は柳が殆ど1人で食べてしまい空っぽである。
「まずい、皿を片付けてねぇや。」
柳をよくよく見るとほんのり顔が赤くなっている。
「しっかし、お前ら3人まったく顔色が変わんねえな。」
「よく飲んでるっすからね。」
「この程度じゃ。。酔いもしない。。。」
「とりあえず俺は食堂に皿を返してくるぜ。」
「すまない。」
柳は6人分の食器をワゴンに乗せて返却に向かった。
ベッドの上で一葉と茉莉花はまだ寝ている。
「いつまで寝てるんすかね。」
「その内起きるだろう。今はそっとしておけ。」
長かった1日も後少し。アルコールの所為だろうか。明日から我々はどうするべきかといった考え事が面倒臭くなっている……。今はちょっとだけ、思考を放棄しても構わないだろう………。
*
ふと端末を見ると10分前に司令からメッセージが届いていた。至急、司令室まで来いという内容である。
ーーったく、面倒臭えな。
食器を食堂に持って行くと職員にお礼を言ってから司令室に向かった。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。