放課後のイーデン校……帰ろうとしていたフリッドの前に、ブラックサレナのメンバー、グインが立ち塞がっていた。
「……俺を仲間にしたい?冗談のつもりですか?」
「冗談なんかじゃありませんよ……それに、あなたとは腹を割って話したいと思ってまして。」
グインはそう言うと鼻で笑い、近くの椅子に腰掛けた。
「……あなたは、私と似てる気がするんですよ。」
「は……?」
「ちょっと調べさせてもらいましたよ。あなたのこと……あなたは父親に裏切られ、母親と一緒に田舎に捨てられたそうですね。」
フリッドの顔を見ながら、フリッドの過去を語るグイン。その話は尚も続いた。
「その後、母親とも死別なさったと……聞きましたよ。」
「それが、なんでしょう?」
「私も……家族を失いました。女房とは死に別れ、息子も戦争で死んだ……だから似てるんですよ。私とあなたは。」
「……そうかもしれませんね。」
フリッドは語るグインにそっぽを向きながら相槌を打った。
すると、フリッドはグインの方を向いて、静かに呟いた。
「……似てるからって、俺に組織に入れと?お断りだ。あなたは……いや、お前らはノエルさんを……!!」
ブラックサレナのせいでノエルは昏睡状態になっている。そのことに怒りを露わにするフリッド。
対し、グインはバツの悪そうな顔で俯いた。
「彼女が”殺された”ことは知っています……でも、彼女は我々の情報をあなた方に流した!仕方なかったんだ……!!」
その一言に、フリッドは一瞬戸惑ったが、すぐにハッと気がついた。
ノエルは死んではおらず、意識不明の状態であることを、ブラックサレナはまだ知らない。死んだと思っているようだ。
ならば、とフリッドは駆け引きに出た。
「仕方なかったから、殺した……?その理屈だと、あなたの息子さんが死んだのも戦争なんだから仕方なかった……ということになりますね。
「ぐっ……!」
冷たく言い放つフリッドのその言葉にグインは何も言えなかった。しかし、グインは負けじと言い放った。
「なら……私達が手を下す以外にどんな方法があった!?いつまでも法律や国に頼っていたら、チャップマンのような腐っている連中をいつまで経っても裁けない!死んだ息子のためにも、そんな奴らがのうのうと生きている社会なんて見過ごせない!!だからっ!私が、私達がやるしかなかったんだっ!!」
今にも食ってかかりそうな勢いで叫ぶグイン。しかし、フリッドは臆することなくグインに向かって呟いた。
「……今と同じセリフを、ノエルさんにも言えますか?」
「!!」
フリッドの言葉に、またしてもグインは何も言えなくなった。
すると、フリッドはグインの胸ぐらを掴み、そのまま無理やり立たせた。
「彼女はとてもいい子だった……なのに、なんで彼女があんな目に遭わなきゃならない!?彼女のことから目を背けて……何が正義だ!!」
胸ぐらを掴んだまま、フリッドは叫び声を上げた。フリッド自身、一度は「ブラックサレナの行動は正しい」と思ってしまったことがある。だが、今は違う。
身内をやられて、黙っているわけにはいかない……そして、ブラックサレナの「正義」を見過ごせない……ただそれだけだ。
そして、フリッドは哀れむような目でグインを見つめた。
「グインさん……復讐なんてやめてください!俺は、復讐で自分の人生を棒に振った人間を2人知ってる……!でも、その2人は自分の人生をやり直すことができた!」
フリッドの脳裏に浮かぶ2人の男……一人は仲間のグリム。もう一人は、かつて敵だったグレンことイグニス。
2人は最初は復讐心を持って荒んでいたが、最終的には改心していった。
「あなただって、まだ間に合う!」
「……!!」
フリッドはその2人の様に、グインにもやり直してほしいと思っていた。
だが、その時だった。窓の外から悲鳴が聞こえてきた。
「っ!?」
フリッドは咄嗟にグインから手を離し、外の様子を見た。そこには、腰に「デザイアドライバー」を巻いた黒いライダー達が学校と生徒達を襲っていた光景があった。
「あれは……!?ブラックサレナか!?」
「そ、そんなバカな……!?」
フリッドの横で、同じくその光景を見ていたグインは驚いていた。すると、そんなグインに向かってフリッドは叫んだ。
「アンタの差し金か!?よくも子ども達を……!!」
「ち、違う!私が命令したんじゃない!」
「信用できるかっ!!」
グインに向かって吐き捨てると、窓から飛び降りた。そしてすぐさま生徒達の元へ向かって走っていった……
部屋にただ一人残されたグインは、今起きているこの状況についていけず、ただただ困惑していた。
もちろん、指示を出したのはグインではない。その張本人は、校門前に止まっていた黒塗りの高級車の中にいた。
「
「そうか……向こうの戦力を少しでも削げればと思ったが……しかたあるまい。」
後部座席に足を組みながら偉そうに座る一人の男……その男は液晶画面のついたベルトを取り出した。
《VISION DRIVER》
「私も出よう。アギトの少女の捕獲に……」
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そのころ、ユーリは自分の家の近くにある公園に来ていた。
失意のままベンチに腰掛け、今にも泣きそうな顔を浮かべていた。
「ノエルさん……」
この公園は、よくノエルと一緒に来た場所でもあった。ユーリはその時のことを思い出し、涙した。
(結局、言えなかった……!「僕も、大好きだ」って……!!)
ノエルに大切なことを伝えられなかった。ノエルは死んだワケではない。昏睡状態になっているだけ……だが、もしこのまま目を覚まさなかったら、あの笑顔をもう二度と見ることはなくなる……そう思っただけで、ユーリは両手で顔を隠しながら泣きじゃくった。
そこに、一人の女性が現れた。
「ユーリ君……」
「っ!クロエ……」
現れたのは、ユーリの同僚、クロエだった。
「隣、いい?」
ユーリの了解を取る前に、クロエはユーリの隣に腰掛けた。
「……何の用だ?」
「実は……ユーリ君に言わなきゃいけないことがあるの……」
「今度にしてくれ……今はそんな気分じゃ……」
ユーリはそう言ってベンチから立ち上がり、その場から立ち去ろうとした。すると、クロエは大声を上げた。
「ノエルさんのあのバッグ、私がプレゼントしたヤツなの!!」
「……えっ?」
ユーリは声を上げた。同時に、嫌な考えが頭に浮かんでくる。ノエルのバッグには盗聴器が仕組まれていた。恐らく盗聴器はブラックサレナが仕込んだもの……そして、そのバッグをクロエがプレゼントした、ということは……
「まさか……!」
「そう……内通者は私。資料室からG4関連の資料を持ち出したのも……私。」
衝撃の事実に、ユーリは首を横に振った。まさか自分の同僚が裏切り者で、今回の騒動に加担していたとは信じたくなかった。
その時、ユーリの気持ちを代弁するように、女性の声が聞こえてきた。
「今の話、本当なの!?」
「アイネさん……」
現れたのはアイネとフランキーの2人。ユーリが心配になって後をつけてきたのだ。そして、今のクロエの話に驚愕している様子だった。
「あなた……自分が何をしたのか分かってるの!?G4がどれだけ危険なものか分かっててやったの!?」
「……私、ウォルター先輩が好きでした。愛してました……!」
すると、クロエはそっぽを向きながら、語り始めた。
「あの人の為なら、なんでもしてあげたかった……!そうすれば、あの人は私の方を向いてくれるって思ったから……それに、あんなことするなんて思わなかった!!」
「あなたねぇ……!!」
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!」
その時、怒ろうとするアイネよりも先に、ユーリが怒り叫んだ。そして、怒りのままクロエの頰を思い切り殴った。
「うぐっ!?」
「ユーリ君!?」
「お前が……!お前がノエルさんを……!!」
ユーリの心はグチャグチャになった。ウォルターへの怒り、クロエへの憤り、ノエルが倒れたことへの悲しみ、そして……守ってあげられなかった自分への怒り……その全てがグチャグチャに混ざり、頭がおかしくなりそうだった。
そして、ユーリは倒れたクロエの上に馬乗りになり、そのまま殴ろうとした。
そこに、フランキーが腕を掴んで止めた。
「お、おい!やめろよ!!やりすぎだ!!」
「うるさいっ!!こいつは……!!あの男は何も分かっちゃいないんだ!!」
フランキーの手を振り払い、ユーリは思い切り拳を振り上げ、その拳をクロエに向かって突き出した。
しかし、その瞬間目の前に一本の手が現れ、ユーリの拳を止めた。
「っ!?」
その拳を止めたのは一人の男……浮世 英寿だった。
英寿はユーリの手を振り払うと、そのままユーリの顔面を殴りつけ、クロエから引き剥がした。
「エース……!」
「殴る相手を間違えてないか?」
「裏切り者が何の用だよ……!!」
ユーリは英寿を睨みつけた。それもそのはず、英寿はブラックサレナについた人間だからだ。すると、英寿はポケットから一枚の紙切れを取り出した。
「奴らの根城がわかった。潜入した甲斐があった。」
「潜入って……まさかお前……!?」
英寿はフッと笑った。そう、英寿は裏切ったフリをしていたのだ。ブラックサレナについたのは、スパイとなって探る為だった。
しかし、英寿はスンッとした態度に戻り、蔑むような目でユーリを見つめた。
「本当はお前に情報を渡すつもりだった……でも、今のお前に教えたくない。」
「なんだと……!?お前なんかに見下される筋合いはない!!」
「女の子を殴った上に、さらに殴ろうとする奴なんて……見下されても仕方ないんじゃないか?」
痛いところを突かれ、ユーリは何も言えず、歯ぎしりを立てた。
対し、英寿はユーリ達に背を向けた。
「場所を変えよう。」
「どこに行く気だ?」
「……俺とお前が初めて出会った場所だ。」
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場所は変わり、バーリント総合病院……そこにグリムとヨルはいた。ミリーを連れ、カミラのいる病室に赴いていた。
「う……嘘だろ……?」
ドミニクは声を上げた。その横でカミラは目を見開き、ただただ驚いていた。
ドミニクの言葉に、ミリーは首を横に振った。
ミリーは全てを話した。自分が、カミラの足元に工具箱を置いて転ばせたことを。それが、危うくお腹の中にいる子を殺してしまうところだったことを……
「……何しに来たんだよ!!」
開口一番、ドミニクが声を上げた。
その声にミリーはビクッと身体を震わせた。
「君なんて……人殺しと一緒だ!グリムくんとヨルさんから説得されなかったら、どうするつもりだった!?ずっと俺達に隠したままで、のうのうと過ごすつもりだったのか!?」
ドミニクの目には涙が浮かんでいた。同様に、カミラの目にも。2人は信じたくなかったのだ。友人が、事故とはいえ自分達の子どもを殺そうとしたなど、受け入れられなかった。
「ミリー……出てって!2人も……!」
カミラは泣きながら、ミリーに向かって吐き捨てた。そしてさらに続けて言い放つ。
「アンタの顔なんて……見たくない……!!」
「……!!」
それを聞いた瞬間、ミリーは泣きながら病室から飛び出していった。その後を慌ててヨルは追いかけた。グリムもその後に続こうとドアに手をかけた。
そして去り際、グリムは二人に尋ねた。
「……悪い、知らせるべきじゃなかったか?」
「いや……後から知るより、よっぽどいいよ……」
「……そうかもな。……またな。」
グリムは別れを告げ、病院を後にした。
帰りの道を歩きながら、ミリーは泣きじゃくっていた。そのミリーの背中を、ヨルは優しく撫でている。
そんなミリーを見かねて、グリムはゆっくりと呟いた。
「……あの2人には、一生許されないと思っとけ。そうなって当然のことをしたんだからな。」
グリムのその言葉が追い打ちとなり、ミリーはさらに声を上げて泣き出した。
「グリムくんっ!言い過ぎです!!」
ミリーの背を撫でながら、追い打ちをかけたグリムを睨みつけ、叱りつけるヨル。
すると、グリムは申し訳なさそうに俯いた。
「ああ……そうだな。言うべきじゃなかった。でも、これは言っておく。」
グリムはそう言うと、ミリーの肩に優しく手を置いた。
「俺が……俺達、仮面ライダーが元に戻す。ブラックサレナをぶっ潰して、なんでもない元の日常に戻してやる!」
「えっ……仮面ライダー……?」
ミリーに向かって啖呵を切ったグリムだったが、うっかり口を滑らせて自分が仮面ライダーであることをバラしてしまった。
(やっべ……)
口を滑らせ、グリムとヨルは焦りを感じ始めた。
すると、どこからか声が聞こえてきた。
「ずいぶんお優しくなったことだなぁ……グリムゥ……」
「その声……ガオか!」
グリムが声を上げると、物陰からゆっくりとガオが姿を現した。
ガオを見て、グリムは舌打ちを打った。
「しつけぇ野郎だなテメェ……!そんなに俺を潰してぇか?あぁ?」
「今日はお前に用はない……用があんのは……そっちだ。」
ガオはミリーの方に向かって指を差した。その瞬間、ミリーの体はビクッと震え、目に見えて怯え始めた。
「ミリーさん!?大丈夫ですか!?」
「へへへっ……まさか俺らを裏切る気か?そうしたらどうなるか……分かるよなぁ?」
ガオは怯えるミリーを見てニヤニヤと笑っていた。グリムは咄嗟にミリーを守るように前に出た。
しかし、ガオは続けて言った。
「ミリーちゃんは中々かわいいからなぁ……ブッ殺す前に、一発ヤッちまうのも良さそうだ。」
「ゲス野郎……!堕ちるとこまで堕ちたな、ガオ……!!」
ガオは裏切り者のミリーを陵辱し、制裁を加えるつもりだった。そんなガオに嫌悪感を剥き出しにするグリム。
「ん〜?そんなこと言って……こいつがどうなってもいいのか?」
すると、ニヤリと笑うガオは物陰からある人物を前に出した。その人物を見た瞬間、グリムは目を見開いた。
「ロゼッタ……」
目の前にいたのはロゼッタだった。縄で両腕を拘束され、動けなくされていた。そのロゼッタの腕を、ガオはがっしり掴んでいた。
「ダーリン……」
捕まったロゼッタはグリムのことをじっと見つめた……かと思いきや、その目からは涙がこぼれ始めた。
「ダーリン……!私を見ないで……!」
「……っ!!」
それを聞いた瞬間、グリムはロゼッタが何をされたのか察してしまった。そしてガオはといえば、ただただニヤリと笑っていた。
「さーて、質問でーす!俺はロゼッタちゃんのこと……ヤッちゃったでしょうか?それとヤッてないでしょうか?どーっちだ!?」
「っ!!」
ふざけたことを言い放つガオに、グリムは怒りに震え、拳を握りしめた。
「お前、怒ってんのか?この女は娼婦だぜ?金で男に抱かれる仕事をしてんだ。俺は客としてこいつを抱いただけだぜ?」
「だったら……なんでロゼッタさんは泣いてるんですか!?」
怒りで何も言えないグリムに代わって、ヨルが声を上げた。
「あ?……あー、そうさな……NGプレイしちまったからかなぁ……おい、グリム。この女のNGプレイは何か知ってるか?乱暴にされるのと……キスだとさ。クハハハハ……!キスは大切な恋人のために取っておきたいとさ!」
ガオの言葉に、グリムはロゼッタと2人で夜を過ごした時のことを思い出した。
あの時、グリムに抱かれるロゼッタは、何度もキスをねだってきた。グリムはそれを断ったが、ロゼッタがキスをねだった理由を、今になって知った。
「そんな……!!」
グリムは怒りと一緒にロゼッタへの申し訳なさが募り、グリムの表情が曇った。
「クハハハハハハハッ!!そうだ、その顔だ!!俺はお前のその顔をずっと見たかったんだよ!!絶望に打ちひしがれる顔をな!!」
ガオは声を上げて笑った。すると、ガオはすぐにフッとため息をつき、空を見上げた。
「……うっとおしかったんだよなぁ……お前の目。昔、お前は何やったって俺以下だった!なのに……お前の目はいつだってキラキラしてた……『夢いっぱいです、希望を持ってます』って目だった……!!だから俺は、お前を絶望させたかったのさ!!」
それはなんとも身勝手な理由……子どもじみた理由だった。
今、目の前にいる男は、グリムの絶望した顔を見るために大切な人達を傷つけた。
グリムの怒りは、だんだんと上がっていき……ついに……
「さぁ、この女を返してほしかったら、俺に土下座……」
次の瞬間、目にも止まらぬ速さで駆け出したグリムは、その怒れる拳をガオの顔面に叩きつけた。
「ごふっ!!?」
顔面を殴られ、ガオは地面に転がり、ロゼッタは開放された。さらにグリムはロゼッタの腕を縛っている縄を引きちぎった。
「ダーリン……私……」
「離れてろ……」
「えっ……?」
「離れろって言ってんだ……!!」
今までで一番低い、獣のような声を出しながら、グリムはロゼッタに離れるよう促した。
今までとは異様な雰囲気を醸し出すグリムに、ロゼッタは体に鳥肌が立つのを感じ、言われた通り離れてヨルの元に駆け寄った。
「ヨル先輩……ロゼッタとミリーを頼む……」
「はい……!」
ヨルは力強く頷き、ロゼッタとミリーを連れて離れたところに身を隠した。
すると、殴られたガオはゆっくりと立ち上がった。
「くっ……!このクソ野郎……グリムゥゥゥ……!!」
「潰す……!」
グリムとガオは互いに睨み合い、ベルトを腰に巻いた。
グリムはカイザフォンの「9、1、3」のボタンとENTERボタンを押し、ガオはベルトの右側にモンスターレイズバックルを装填した。
《Standing by...》
《SET》
「変身ッ!!」
「変身……ッ!!」
カイザフォンがベルトに装填され、同時にモンスターレイズバックルの頭が叩かれた。
《Complete.》
《MONSTER.》
ベルトの音声とともに、グリムはカイザへ、ガオはダパーンへと変身を遂げた。
そして、両者は変身してすぐに駆け出した。
「グリムゥゥゥゥゥゥ!!」
「ガオォォォォォォォ!!」
雄叫びとともに拳が繰り出され、互いの顔面に直撃するクロスカウンターが決まった。
今、グリムとガオの腐れ縁に決着がつく時……
おまけ「かたくなる」
「ロゼッタ、こいつは俺の弟分、ダミアンだ。まだちゃんと挨拶してなかったろ?」
「かわいい〜♡はじめまして!私はロゼッタっていうの!」
「こ、こんにちは……!」
その日、グリムはロゼッタにダミアンのことを紹介していた。
ロゼッタは愛おしそうにダミアンを見ていたが、対しダミアンはカチコチに固くなっていた。緊張……というより、ロゼッタの豊満な胸に釘付けになって固まっていた。
すると……
「やぁん♡赤くなってかわいい〜〜♡もう、抱っこしちゃう!!」
「へっ?」
顔を赤面させ、モジモジとしているダミアンを見て、ロゼッタはますます愛おしく見えた。そしてロゼッタはダミアンを抱き上げ、そのままギュッと抱きしめた。
抱きしめられたことで、ダミアンの顔に豊満な胸がすっぽりと収まった。
(ふ、ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!?)
顔中に柔らかいものが襲い掛かり、ダミアンの恥ずかしさと興奮は頂点に達し、顔はトマトの様に真っ赤に染まった。
そして、体の一部が固くなり、熱を持つのを感じたダミアンだった……
ロゼッタの抱っこが終わると、ダミアンはその場で膝をついたまま動かなくなった。
「あれ?どうしたの?抱っこイヤだった?」
「……今はそっとしといてやれ……」
ダミアンの反応を見て、グリムはダミアン自身に何が起きたのか察した。
その日以来、ダミアンの性癖に「巨乳のお姉さん」が刻まれたのだった……
(スイカサイズのマシュマロ……)
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最近のおまけ、なんか下ネタ多い気がする……
久々のおねショタ、やっぱりショタには巨乳のお姉さんですよ……