SPY×AGITΩ   作:ぴりもに

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第57話「遺された意思」

 

「うおおおおおおおっ!!」

 

雄たけびを上げながら、アギトは拳を繰り出す。しかし、ミラージュアギトは軽々と受け流す。

だがそれでもアギトは攻撃を繰り出していく。パンチ、キックの猛襲が襲い掛かる。しかし、ミラージュはそれをことごとく受け流し、お返しとばかりに攻撃を繰り出す。

しかしアギトも負けてはいない。ミラージュの攻撃を次々と防いでいく。

まるで卓越した武術家同士のぶつかり合い・・・それを他の皆は固唾を飲んで見守っていた。

 

(あの姿のアギトと互角だと……!)

 

シャイニングフォームは紛れもなくアギトの最強形態。にも拘わらず、ミラージュは互角に渡り合っていた。

 

「むんっ!!」

 

ミラージュは腕から伸びるブレードを伸ばし、アギトに向かって振るった。

しかし、アギトはすぐさまシャイニングカリバーを抜いて防いだ。

 

「ハッ!」

 

輝く軌跡を描きながら剣が振り下ろされる。そのまま演舞でも踊るような動きで攻撃を繰り出していく。

だが、ミラージュもこの攻撃さえも防いでいった。そして次の瞬間、拳を勢いよく振るって、シャイニングカリバーを空中に弾き飛ばした。

しかし、

 

「いけっ!」

 

アギトはミラージュの方を指差した。すると、シャイニングカリバーの矛先がミラージュに向き、独りでに飛んで行った。

 

「出たっ!これなら、いくら奴でもひとたまりも……!」

 

だが、その時だった。シャイニングカリバーがミラージュに突き刺さろうとした瞬間……ミラージュの背中から紫色の炎が出現し、シャイニングカリバーを跡形もなく塵にしてしまった。

 

「ッ!!?」

「さて……戦う(・・)とするか。」

 

ミラージュの何気ない一言に、アギトだけでなく他の皆も唖然とし、再度絶望を感じていた。

 

(こいつ、今まで……戦ってるつもりじゃなかったのか……!?)

 

ミラージュは本気で戦っていなかった・・・それどころか戦ってすらいなかった。ただの前戯としか認識していなかった。

紫色の炎を鎧のように纏い、アギトににじり寄ってくる。

 

「うっ……」

「恐怖しているな……ふんっ。」

 

ミラージュは腕を軽く振るった。すると炎の翼がその動きに連動し、アギトに向かって一撃を繰り出した。

アギトは咄嗟にその攻撃をよけた。その時、炎の翼の攻撃が壁に激突し、壁の一部が切断(・・)された。

 

(壁が斬られている……!?)

 

ロイドはその攻撃を見て驚愕していた。炎による攻撃ならば、切断されるはずはなく、壁はただ焼けるだけのはずだった。しかし、ミラージュは攻撃の際、炎の質を変え、炎でも切断できるようにしていたのだ。

 

「炎は無限にして無形……故に、我が意のままに変異できる。」

 

ミラージュはそう言うと、纏っていた炎を螺旋状に変化させ、右手に持った。すると、そのまま鞭のように振るい、アギトに向かって切っ先を伸ばした。

 

「津上君ッ!!」

 

その時、アギトの生命の危機を感じたギルスはアギトを突き飛ばし、身代わりになった。

その結果、ギルスの首に炎の鞭が巻き付いた。

 

「ぐっ!」

「フリッドさん!」

「ほぉ、流石は不死身の男だな……だが、不死身故に地獄を見る……」

「ぐぅっ、があぁぁぁぁ……!!!」

 

ギルスはうめき声のような叫び声を上げた。首を絞めつけられると同時に炎によって首を焼かれているのだ。締め付けられる痛みと炎で焼かれる痛みが同時に来て、ギルスを苦しめる。

ギルスは不死身のため、延々とこの2重の痛みを味合わなければならない。ミラージュはさらに苦しませようとさらに強く締め付けて……

 

「やめろっ!!!」

 

その時、アギトは叫び、ミラージュに向かって突っ込んでいった。

さらに、

 

「先輩っ!!」

 

ルデスはベルトからトマホークを抜き、アギトに向かって投げ渡した。それを受け取ったアギトはまず炎の鞭を切り裂き、そのままミラージュに切りかかった。

しかし、今度は炎を巨大な拳に変えて攻撃を受け止めた。すると、ミラージュはフッと笑った。

 

「………しょうもない。」

 

その一言とともに、炎の拳に力を込め、トマホークをグシャッと握りつぶしてしまった。

そして、もう一つ炎の拳を作り、アギトを殴り飛ばした。

 

「ぐあっ!!」

「戯れは終わりだ。」

 

ミラージュは両手を大きく広げ、炎の翼を広げた。奇しくも、その翼はアギトの紋章を模していた。さらにミラージュはそのまま宙に舞い上がった。

それと同時に、アギトは立ち上がり、足を大きく開いて全身に力を込めた。そして空中にアギトの紋章が浮かんだ。

そして次の瞬間、アギトは紋章に向かって必殺の飛び蹴りを繰り出した。同時にミラージュも紫色の炎を纏った飛び蹴りを繰り出した。

 

「デヤァァァァァァァァ!!!」

「おおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

両者の必殺技が空中でぶつかり合った。アギトはここで負けるわけにはいかないと、全身に力を込め、全力全開の一撃を繰り出している。対しミラージュの方はマスクで分からないが涼し気な雰囲気を醸し出していた。その証拠に徐々にアギトの方が押されていた。

 

「くっ……!うおおおおおおおっ!!!」

「愚かな……」

 

次の瞬間、眩い閃光が走った……かと思いきや、

 

「ぐああああああああああっ!!」

 

アギトの悲鳴がこだまし、吹き飛ばされたアギトが床に転がった。

 

「う、ううっ……!」

 

吹き飛ばされてもなお立ち上がろうとするアギトだったが、力尽きて倒れ、元の翔一の姿に戻ってしまった。

 

「翔一君!!」

「翔一さん!!」

「ショーイチ!!」

 

ロイド達はすぐさま翔一の元に駆け寄った。命に別条はなかったが、意識を失っていた。

その時、低い笑い声がこだました。

 

「ククククッ……クハハハハハ……!なんとも愚かしい……力の差を理解しないとはな。貴様らに見せてくれよう……本当の絶望を、死の絶望を……!」

 

ミラージュはそう言うと、自身とロイド達の力の差を見せつけるように、全身に炎を纏い、翼を広げてみせた。その姿にその強さは、まさしく神と呼べる仰々しいものだった。

それを見たロイド達は理解した。圧倒的な力の差を。黄昏がなんだというのか、いばら姫がなんだというのか・・・そんなものは、目の前にいる神と比べればチャチなものでしかない。

アギトのおかげで一時は絶望から救われたと思ったが、また絶望感に包まれた……

と、その時だった。突然部屋の中が・・・否、地下室全体にビーッ!ビーッ!という警告音が鳴り響いた。

 

「な、なんだ!?」

「みんな!早く逃げろ!今、この屋敷の自爆装置を作動させた!!」

「あぁっ!?なんだよそれ!?」

 

アベルの突然の一言に皆はどよめいた。しかし、それに構わず、アベルは手に持ったティッシュの包みをアーニャに差し出した。

 

「アーニャ、これを持っていくんだ!」

「これ……!ママの……!」

 

包みに入っていたのは、先ほど砕けたソニアの賢者の石(ワイズマン・モノリス)……それを見た瞬間、アーニャは暗い顔を見せた。

 

「これ……やくにたたなかった……ショーイチのちからに、なれなかった……」

「そんなことはない!これには……ソニアの意思がまだ生きている!!」

 

アベルは叫ぶように言うと、アーニャの手を握って包みを握らせた。

 

「ママの、いし・・・?」

『……ニャ、アーニャ……』

「!!」

 

その時、アーニャの頭に声が響いた。聞き間違いかと思ったアーニャだったが、その声は再び響いてきた。

 

『アーニャ……』

(このこえ・・・もしかして・・・!?)

「問答は終わりか?」

 

その時、アベルとアーニャの会話に割って入るようにミラージュが声を上げた。

すると、ミラージュは手を前に突き出した。同時に紫色の炎がロイド達目掛けて遅いかかった。

 

「!!」

「ハッ!!」

 

その時、アベルは皆を庇うように前に立ち、両手を突き出した。すると、まるで目の前に壁が現れたかのように、紫色の炎がアベル達の前で止まった。

 

「くっ……!」

「長官……あなたも超能力者……!?」

「いえ……」

 

その時フィオナが声を上げた。さらに続いて白テオスが声を上げ、説明を始めた。

 

「彼のあの力は、私の力の一部……貸し与えたものです。ですが、もう一人の私にはかなわないでしょう……」

 

白テオスの言う通り、アベルは念力で炎を防いでいたが、すでに限界を迎えようとしていた。足は震え、前に突き出している両手は血管が浮き出て切れそうになり、さらに鼻血と吐血を同時に吐いた。それほどまでに黒テオスの、ミラージュの力が大きすぎるのだ。

 

「逃げろ……!」

「しかし長官!」

「はかせ!!」

「ジジィ!!」

 

壁となり、自ら犠牲になろうとするアベルに、皆は必死に呼び止めようとした。しかし、アベルの意思は変わらない。

 

「いいから行けぇっ!!これは……私の償いだ……!!」

 

アベルは今まで多くの罪を犯したと自覚していた。研究員時代、多くの被験者(アギト)達を死なせてしまったこと、ソニアを助けられなかったこと、アーニャと翔一の記憶を弄ってしまったこと、その他にも多くの人間を利用し、傷つけてきた。

これは、そんな自分に対する罪の償いだった。

 

「……みんな、行こう!」

 

アベルの意思を真っ先に尊重したのは、フリッドだった。

 

「えっ……!?」

 

ヨルは思わず声を上げた。本人はアーニャに伝えていないが、アベルはアーニャの本当の父親……フリッドもそのことは分かっているはずだった。フリッドの性格なら、無理にでもアベルを助けようとするはずだった。しかし、フリッドはそうしなかった。

フリッドは気を失った翔一を抱きかかえ、さらにダミアンを背中におぶさった。

その時、納得いかなかったヨルは思わず叫んだ。

 

「で、でも!アベルさんはアーニャさんの……!!」

「ヨルさん!!」

 

本当のことを言おうとした瞬間、フリッドは大声を上げた。

 

「……あなたが殺し屋になろうとした覚悟と、アベルの覚悟は同じはずです・・・!その意思を、無駄にするつもりですか!?」

「……!」

 

フリッドのその言葉に、ヨルはようやく理解した。ヨルは家族を養うため、守るために殺し屋になった。そして、アベルも同じことを・・・家族を守ろうとしていた。

それを理解したヨルは何も言えなくなった。しかし、アーニャの本当の父親を犠牲にしたくはなかった。

だが、残酷なことに時間は迫っていた。

 

『爆発まで、後1分……』

 

アナウンスが流れ始めた。

 

「……ッ!行こう……!!」

 

アナウンスを聞き、ロイドは唇を嚙みしめながらアーニャを抱きかかえた。

そして、皆を連れてその場から逃げ出した……

その時、アベルは力尽きてその場に膝をついた。

 

「哀れだな……貴様は何も成さずに死んでいくのだからな……」

「フフッ、フッフッフッフッ……!」

 

その時、アベルは突然笑い始めた。

 

「確かに私は愚かだ。愚かな父親だった……あの子の人生を捻じ曲げて、傷つけてきた……にも関わらず、私はアギトの謎を何一つ解明することができなかった……」

 

まるで懺悔するかのように語り始めるアベルだったが、ミラージュは構わず、ロイド達を追おうとした。しかし、突然ミラージュの動きが止まった。

 

「ぬうっ!?き、貴様ぁっ!!」

 

アベルは体に残る最後の超能力で念力を起こし、ミラージュの動きを止めた。

 

「ええいっ!!」

 

ミラージュは炎を剣のように変化させ、それでアベルの胸を貫いた。

 

「ごふっ……!!ぐうぅぅぅ……!!」

 

しかし、アベルは倒れなかった。決して力を緩めず、限界まで力を振り絞った。

 

「何故だ……!何故そうも動ける!?」

「フフッ……」

 

アベルは笑っていた。まるで勝ち誇ったように。体中ボロボロのはずなのに、その勝ち誇った笑顔を崩さなかった。

 

『爆発まで、後20秒』

「お前は、神でありながら、人間を創った存在でありながら……人間のことを何も知らない……!アギトは可能性だ……!人間の、無限の可能性だッ!!」

 

勝ち誇った顔で、アベルは叫んだ。その気迫に、ミラージュは身震いした。それは恐怖に近いものだった。

 

(震えただと……!?私が人間ごときに……!?)

『爆発まで、後10…9…』

(津上君……すまなかった。君の記憶を消してしまったことを……君は実験に協力してくれただけでなく、アーニャやソニアと仲良くしてくれたのに……)

 

爆発までの時間が迫る中、ミラージュは逃げようとアベルを引きはがそうとするが、アベルは梃子として動かない。そんな中、アベルは頭の中で懺悔していた。

 

(アーニャ……私はお前に何もしてやれなかった。ソニアも死なせてしまった……私は父親失格だ。だが、だがせめて……幸せに、なってくれ……アーニャ……!!)

 

アベルはアーニャの、娘の幸せを願った。父親として何もできなかったことを悔いながら……

その時だった。

 

「パパッ!!」

 

どこからともなく声が響いた。それは紛れもなくアーニャの声だった。しかし、辺りを見回してもアーニャの姿はない。

しかし、その声を聞いた瞬間、アベルは笑った。

 

『3…2…』

「……ありがとう……」

 

その声は幻聴だったのか、それとも本物だったのか……真実は、アベルにしか分からない。

そして……

 

『1……』

 

最後のアナウンスが流れた瞬間、地下室が爆発を起こした。

アベルとミラージュはそのまま爆発の中へ飲み込まれていった……

 

────────────────────────

 

屋敷から脱出したロイド達は、外に停めてあるG3トレーラーに乗り込み、その場から逃げるように去った。

それと同時に、屋敷の方から爆音と爆風が巻き起こるのが見えた……

 

「……俺達、負けたんだな。」

 

トレーラーの中で沈黙が走る中、左腕を失ったグリムは静かに呟いた。

敗北……それは紛れもない事実。その事実に皆は打ちのめされた。

 

「……ああ、きれいさっぱりな。」

「私……何もできませんでした……!」

 

グリムに続いてロイドとヨルが口を開いた。翔一が戦っている中、二人は恐怖のあまり何もできなかった。

そのせいで翔一が傷ついてしまったと思っていた。

しかし、そう思っていたのは二人だけではなかった。

 

「僕も……何もできなかった……!!」

 

ユーリはうつむき、頭を抱えた。あの時、いくらでも後方支援できたはずなのに、それができなかった。ユーリは翔一をサポートできなかった自分を責めた。

 

「父上が、父上が……!」

 

そしてダミアンは自分の父親がアンノウンの親玉だという事実に打ちのめされていた。それを慰めるように、フリッドはダミアンを自分の方へ抱き寄せた。

そんな時、フィオナはフリッドに尋ねた。

 

「……ねぇ、アイツに勝てる可能性は……?」

「……ないな。その希望も、あるにはあったが……」

 

フリッドは首を横に振ったかと思うと、翔一の方を見た。

翔一は横長の椅子をベッド代わりに寝かされていた。

あの時、翔一だけが最後の希望だった。唯一勝てる可能性があった。だが、それも潰えた。もはや希望は残されていなかった。

しかし・・・

 

「キボウはあるっ!」

 

アーニャだけは違った。アベルから託された包みを握りしめながら大きな声で言い放った。

すると、まず最初にグリムがため息をついた。

 

「……見てなかったのかよ。ボロクソに負けたじゃねぇか!俺達!」

「これ、まだのこってる!」

 

アーニャは包みを開け、中身を見せた。皆、その包みに入った、粉々の石を見た。

しかし、それは今となってはただの石にすぎない。とても希望と呼べるものとは呼べなかった。

すると、ダミアンはアーニャの肩を掴んできた。

 

「そんなのなんだって言うんだよ!?」

「ダミアン!」

「そんなのあったって……なんにもならなかっただろ!!ゴミ同然だろ!!」

 

急に肩を掴まれ、アーニャは包みを床に落としそうになった。しかし、咄嗟にギュッと握って離さなかった。

そして、ダミアンに向かって叫んだ。

 

「ゴミちがうっ!!これは……ママの、イシ!ママがアーニャたちにのこしてくれた!」

 

一番悲しいのはアーニャのはずだった。

ソニアだけでなく、アベルも死んだ。二人はアーニャの本当の両親……それが死んで、本当ならアーニャは泣きたいはずだった。しかし、アーニャは泣かずに乗り越え、前を向こうとしている。

 

「……そうだな。お前のお母さんが遺してくれたんだもんな。」

 

その時、ロイドは微笑み、アーニャに寄り添いながら手を握った。

 

「きっと、まだ勝てるチャンスはあります。」

 

ロイドに続いてヨルもアーニャに寄り添い、手を握った。

 

「でも……八方塞がりじゃない……」

 

フィオナは不安げに呟いた。すると、フリッドはそんなフィオナを抱き寄せ、落ち着かせるように頭を撫でた。

 

「だから?やることは変わらないさ。」

「そうですね……無駄でもなんでも、やれることをやりましょう!」

 

フリッドとユーリは誇らしげに笑って呟いた。そこにグリムが続いて言った。

 

「左腕のカリも返さねえとな……!」

 

アーニャは、子どもは前を向こうとしているのに、大人である自分達が絶望するわけにはいかない。

ロイド達はそう思っていた。だからこそ、皆前を向こうとしている。翔一が目を覚ましていれば、翔一も同じことをしていただろう。

その時、アーニャの手に握られた賢者の石(ワイズマン・モノリス)が、密かに光り輝いていた……

 

 

 

 




おまけ「それは俺の十八番」

「み、みんな逃げろ……!」

アベルはミラージュの攻撃を念力で防いでいた。しかし、体は限界だった。足は震え、前に突き出している両手は血管が浮き出て切れそうになり、さらに鼻血と吐血を噴き出して……

「ストーーーーーップ!!」
『へ?』

その時、フリッドが大声を上げた。突然のことにロイド達・・・だけでなくミラージュさえも声を上げた。

「アベルさん……吐血ネタは俺の十八番なんで、パクらないでもらえませんか!?」
「言ってる場合かッ!!!」

―――――――――――――――――

ギャグシーンないので補給。

前回、なんか勝てそうな雰囲気で終わりましたが・・・今回さらに急降下。
これには理由があって、そもそも僕の執筆(制作)スタイルは、「読者に愛と勇気をね!与える前提で、まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーーん!!一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!」……という富士鷹ジュビロスタイルでやってるので、絶望的展開が多いです。

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