SPY×AGITΩ   作:ぴりもに

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最後の辺りにグロイ表現が含まれています・・・ご注意ください。



PART.8 復讐するは我にあり

 

もう知ってる者もいるだろうが……俺の母さんは病気だった。

俺は母さんのために金を稼いだ。仕事を辞めて、地下格闘技で金を稼いだ。死んだ父さんから遺産の一部を受け取ったのも、母さんの手術代と入院費を少しでも稼ぐためだ。

 

「フリッド、ごめんね……」

「大丈夫だよ母さん。俺が、俺がずっと傍にいるからね。」

 

その時、ちょうど彼女と・・・フィオナと別れたばかりだったから、その寂しさを紛らわそうとも思ってた。もちろん、母さんは俺にとって唯一の家族・・・愛情は全力で注いだ。

母さんのためだったら、俺はなんだってできた。

だがある日・・・

 

「うわああああああああ!!!」

 

俺はトラックに撥ねられた。バイクごとな。

それからだ・・・俺の身体がおかしくなったのは・・・

 

「うっ……!ぐっ、うあああっ・・・!!うあああああああっ!!」

 

身体のどこにも異常がないはずなのに、全身が火傷を負ったかのような痛みが走った。入院している間、俺はずっとその痛みに苦しんだ。

だけど痛みと向き合ってる暇なんてなかった。俺と母さんは何度も病院を入退院した。その度に金がなくなっていった・・・今まで母さん一人だけだったのが、俺も加わって費用が2倍になってしまったからな。

父さんの遺産も残り少なくなっていった・・・そんなある日のことだった。

 

「母さん、もう寝る時間だよ。・・・母さん?」

 

自宅のリビングで俺は母さんを探してた。母さんを寝かせる時間だった。でも母さんはいなかった。

俺はトイレにでも行ってるのかと思って辺りを見回した。その時、テーブルの上に置かれた一枚の紙が目に入った。

俺は気になってその紙を手に取った。……俺は目を疑った。

 

「な、なんだよこれ……!?」

 

それは母さんが書いた遺書だった。見てはいけないと思って、俺は紙を二つ折りにして文章を隠した。

死に際の人間が遺書を書くなんて珍しいことじゃない・・・それは分かってるつもりだった。だけど、あの時の俺は気が動転してた。

動悸が激しくなって、呼吸が苦しくなった・・・

 

「フリッド・・・?」

 

その時母さんがトイレから戻ってきた。俺は慌てて遺書を母さんに突き出した。

 

「母さん!これどういうことだよ!?なんで遺書なんか書いてるんだよ!!?」

「……フリッド、私だってずっと生きられるワケじゃないのよ?人間はいずれ死ぬのよ。」

 

母さんは落ち着いて俺を諭そうとした。母さんの言っていることは正論だった。だけど俺は認められなかった。

 

「でも・・・!!」

 

その時、俺の頭の中に声が、悪魔の囁きが聞こえてきたんだ・・・!

 

『捨てられるぞ・・・』

「うっ・・・!?」

『お前を捨てた父親のように、あのフィオナのように……母親もお前のことを捨てようとしているぞ・・・!』

 

頭の中の怪物が俺に話しかけてくる・・・母さんがそんなことをするはずがないってわかってる。だけどもし、万が一俺を捨てようとしてるのなら、父さんの時と同じように捨てるのなら……

 

「嫌だ・・・!」

「フリッド?」

 

俺は母さんに掴みかかった。

 

「捨てないでよ母さん!」

「あなた何を言ってるの!?しっかりなさい!!」

 

その時、俺の身体から何か強い力がこみ上げてきた。その力が俺に命令をしてきた。「壊して、殺して、奪え」と・・・!

そして俺は・・・!

 

「うっ・・・うっ・・・!!ウオオオオオオオオオオオッ!!!」

 

俺は初めての変身を遂げた。ギルスに変わったんだ。そして気が付いた時には……

 

「……母さん?」

 

母さんは全身を真っ赤に染めて倒れていた。そして俺の身体も、母さんの返り血が付着していた。

その時俺は初めて自分の姿が変わっていることに気が付いた。

 

「なんだ・・・!?なんだこの体・・・!?俺が、俺がやったのか……!?」

 

取返しのつかないことをしてしまった。俺は母さんをこの手で殺してしまったんだ……!

俺はその場にいるのが怖くなって、逃げ出した……

バイクに乗って、できるだけ遠くまで逃げた。

 

「どうなってるんだ、俺の身体は……!!?」

 

俺は道の途中にあった、潰れたスタンドの中に逃げ込んだ。トイレの鏡の前で、俺は改めて自分の姿を見た……

緑色の身体に、真っ赤な瞳・・・まさしく化け物と呼ぶべき姿だ。

 

「体の中から獣の唸り声がする……何故そんな声が聞こえるんだ……?人が死んだのに……母さんを殺したのに、何故俺は平気でいられるんだ!!?」

 

自問自答をしながら俺は叫び、拳を突き出して目の前の鏡を割った。拳に破片が刺さっても痛みを感じなかった。俺は化け物なんだと嫌でも自覚してしまう。

その時俺は、あの子の顔が頭に浮かんできた……

 

「ダミアン……!」

 

────────────────────────

 

「そして俺はダミアンに会いに行き・・・初めてアンノウンと戦った。そして津上君やロイド君達と出会い……今に至るというワケだ。」

 

フリッドは過去のことを全て話し終えると、ロイドが淹れてくれたコーヒーを飲んだ。

フリッドの話を聞き、その場にいた全員は黙り込み、シンとした空気が流れた。

 

「……それは、お前のせいじゃない。」

 

最初に口を開いたのはロイドだった。それに続くようにヨルが口を開く。

 

「そうですよ・・・!フリッドさんは悪くありません!」

「そうだよ!だって、その時はフリッドさん・・・力に目覚めたばかりでしょ?だったら無理もないですよ!」

「ああ・・・事故みたいなもんだろ!」

 

続いてユーリとグリムが口を開き、皆フリッドを慰め、励まそうとする。しかし、フリッドの表情は暗いままだった。

その時、フィオナは席を立った。そしてそのまま、逃げるように店から出ていってしまった。

 

「あっ、フィオナさん!?」

「お、おい!待てよメカクレ女!」

 

皆が呼び止めるが、フィオナは聞かずに出て行ってしまった。その後ろ姿を、フリッドは力なく笑いながら眺めていた。

終わった、そう思った。彼女との奇妙だけど幸せだった共同生活が終わった、彼女は全てを知った今、自分の前から姿を消す。フリッドはそう思った。

 

「・・・確かに、アレは事故だったかもしれない。でも……もし君達が自分のあり余る力で、暴走した力で大事な人を殺してしまったら……!それを事故として片づけられるか?」

 

フリッドのその言葉に、ロイド達は何も言えなくなった。フリッドの言うことはもっともだった。もし自分が同じ立場になれば、フリッドと同時に自分を責めるだろう。恥じて、呪って、惨めになって、永遠に悔やみ続けるだろう。

フリッドは席を立ち、フィオナと同様店を出ようとした。しかし、その時フリッドはドアの前で止まった。そして静かに口を開く。

 

「俺、抜けるよ・・・アギトの会。」

 

去り際に放たれた一言。それを聞いたロイド達は思わず目を見開いて驚いた。

それを察したのか、フリッドは背を向けながら続く一言を言い放つ。

 

「……ごめん。」

 

言い終えた後、フリッドは店を出て行った。しかし、すぐに足が止まった。

 

「……神さん。」

 

目の前には神 敬介が立っていた。事情を知ったのか、険しい顔をしている。

 

「盗み聞きする気はなかったが……すまん。」

「いえ……」

「フリッド、お前はこれからどうするんだ?」

「……分かりません。でも、これを機にバイクで世界中を旅するのもいいかもしれません。」

 

フリッドはそう言うと、敬介の横を通り過ぎた。すると、敬介は後ろを振り向き、通り過ぎたフリッドに向かって叫んだ。

 

「バイクはお前の逃避行のための道具じゃないぞ!!」

 

敬介の叫びに、フリッドの足は止まった。敬介は続けて言った。

 

「俺はお前のことをよく知らない!だが、お前は今まで戦ってきたんだろう!?仮面ライダーとして!」

「………ッ!!」

「お前は逃げるために生きてきたのか!?逃げるためにここまで戦ってきたのか!?どうなんだ!!」

 

フリッドは悔しそうに拳を震わせ、唇を噛んだ。「違う!」と声を大にして言いたかった。だが、今の自分はそれを言えるだけの器じゃない。

そう思ったフリッドは悔しい思いで停めてある自分のバイクに跨った。

 

「……俺は、仮面ライダーには相応しくなりません!!」

 

フリッドは叫び、同時にアクセルを思い切り捻り、全速力でバイクを走らせその場から逃げ出した。

 

「フリッド……」

 

敬介はその後ろ姿を、ただ眺めることしかできなかった。

 

────────────────────────

 

そのころ、

 

「マードックとやら・・・我が教団への支払いがかなり遅れているようではないか。」

「も、申し訳ありません大司教様!」

 

神化教団の教会にあるとある一室にて、マードックは大司教アポロンことアポロガイストに頭を下げていた。その周りにはグレン、ペルラン、アイゼンの三人組に加え、Kもいた。

どうやらマードックは教団への支払いが遅れているようで、その件で尋問されているようだった。

 

「で、ですがもう金が……!銀行の貯金ももうわずかで……」

 

マードックの言っていることは本当だった。マードックは教団にかなりの額の金を支払ってきた。それこそ家財や趣味の物を売り払うほどに。

 

「お前がこの教団に入信した目的はなんだったかな?」

「に、入信すれば、望むものが全て手に入ると・・・聞いたから・・・!」

 

マードックは最初から教団を崇拝などしていない。嘘のような甘い言葉に騙されて入信しただけの、欲深い理由だった。

 

「このまま支払いが滞れば・・・望みは叶わんぞ?」

「そ、そんな・・・!」

「教団の規則に則り、支払いができなくなった信者は愚者として処刑する!」

 

アポロガイストの言葉にマードックは青ざめた。そして命乞いとばかりに慌てて声を上げた。

 

「ま、待ってください!!聞いて欲しいことがあるのです!!」

「ほう・・・?」

「あ、あの男の・・・フリッド・リードの弱みを見つけました!じ、実は探偵を使って調べたのですが……」

 

マードックは自分が手に入れたフリッドの情報・・・親を殺したという過去を洗いざらいアポロガイスト達にぶちまけた。

 

「あの男は何かと厄介です!奴を廃人同様にすれば、あなた方も何かと都合がいいでしょう!?」

 

マードックがフリッドを陥れようとした理由はこれだった。自分が助かるために、フリッドを陥れ、何もできない廃人に変えようとしたのだ。そうすれば教団の活動も円滑に進み、教団に恩を売ることができると思ったのだ。

すると、アポロガイストは急に笑い始めた。

 

「ふっふっふ……フハハハハハ!!そんな情報、何の役にも立たんわ!」

「そ、そんな・・・!この情報はワシが必死に突き止めて……!」

「一つ教えてやろう。」

 

マードックの言葉を遮るように、アポロガイストは大きな声を上げた。

 

「その情報を探偵に教えたのは……私だ。」

「は……?」

 

声を上げ、マードックは茫然とした。アポロガイストの言ったことが一瞬理解できなかった。自分が必死に掴んだ情報を、向こうはもう知っていたのだから戸惑うのも無理はない。

 

「気に食わないが、私も貴様と同じ考えに達したのだ。教団の活動を円滑に進めるために奴を精神的に追い詰めようとな。」

「な、なら何故探偵に情報を教えたのです!?」

「実はだな……お前の処刑はもう決定事項なのだ。」

 

その言葉にマードックはまたも呆然としてしまった。構わずアポロガイストは続けていった。

 

「貴様からはもう搾れるだけ金を搾り取れた。もうお前に利用価値はない。だが……簡単に処刑してはつまらん。希望を抱かせ、最後の最後に絶望を味合わせてから処刑した方がいい……と、グレンが言うのでな。」

 

わなわなと震えながら、マードックはグレンの方を見た。グレンは表情を変えなかったが、心なしかほくそ笑んでいるようにも見えた。

 

「貴様のおかげで教団は潤った。それだけは誇るがいい。」

皆の者ッ!!!

 

アイゼンは耳が裂けそうなほどの大声を上げた。その声を合図に、部屋に他の信者達が入ってきた。

入ってきたのはただの信者ではない。黒い装束を纏った戦闘員達だった。戦闘員達は列を乱すことなく、マードックを囲むように並び始めた。

 

「この者は我ら神化教団に多大な貢献をしてくれました!!そして今、この者はさらなる高みを目指すため"死"へと挑むのですっ!!!さぁ・・・皆、この者の門出を祝いましょう!!!おめでとうっ!!!!

「おめでとう♪」

「おめでとうございます・・・・」

 

アイゼンの大声とともに、ペルランとグレンは続いてマードックに祝いの言葉を投げかけ、同時に拍手をした。そして周りの信者達も同時に拍手をし始めた。

 

『おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう』

 

無造作に投げかけられる祝いの言葉。信者達の声はどこか無機質で、「どうでもいい」とでも言いたげだった。

その時、わなわなと震えていたマードックはついに声を上げた。

 

「ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!ワシが貴様らにどれだけ金を使ったと思ってるんだ!?それなのに・・・ま、まだ足りないだと!?何が神化教団だ!何がアギト神だ!貴様らさえ……貴様らさえいなければぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マードックは怒り狂った。それもそのはず、さんざん金を払ったにも関わらず、自分の願いは叶わず、最終的に処刑されるとなっては怒るのは必然だった。

マードックは半狂乱になってアポロガイストに襲い掛かろうとした。しかし次の瞬間、グレンはマードックの後頭部を掴み、そのまま床に顔面を叩きつけた。

 

「うぐっ!?」

「ふん、追い詰められた人間は滑稽だな。」

 

顔面を叩きつけられ、床を舐めるマードックを見下しながら、アポロガイストは席を立った。

 

「後はお前が処刑しろ、グレン。」

「……よろしいのですか?」

「ああ、煮るなり焼くなり殺すなり……好きにしろ。」

「……はい。」

 

グレンの口角が上がった。グレンは笑っていた。どこか暗い雰囲気を醸し出していたグレンが、ニコッと笑っていた。

その笑顔を、ペルランはまじまじと見ていた。

 

(笑った……グレンが初めて……)

「ペルラン君、行きますよ。」

「は、はい!」

 

アイゼンの言葉にペルランはハッと我に返り、アイゼンとアポロガイストの後を追って部屋を出て行った。

戦闘員達も出ていき、部屋に残されたのはグレンとマードックだけとなった。

グレンはポケットからあるものを取り出した。それは、なんと裁縫に使う針と糸だった。

 

「フフッ、ようやく二人きりになれた・・・この時が来ましたよ。"先生"・・・」

「せ、先生・・・?き、貴様まさかイーデン校の生徒か!?い、一体誰だ!?」

「……忘れたんですか?この僕を。15年前に、あなたの太ももをハサミで刺した男を。男の癖に編み物をしていた、この僕を……!」

 

グレンはニコニコ笑いながら言った・・・が、その声色には怒りが滲んでいた。そしてマードックは途端に青ざめた顔になった。思い出したのだ、15年前のあの事件を。そしてあの少年のことを……

 

「ま、まさか……!?イグニス……なのか……!?」

「覚えていてくれて嬉しいですよ。まぁ、忘れがたいですよね。痛みを与えてやったんだから・・・!」

 

その時マードックは全身に鳥肌が立つのを感じた。そして、マードックは土下座をし、グレンに向けて頭を下げた。

 

「す、すまなかった!ワシが悪かった!ひどいことをしたと思っている!!謝れというならいくらでも謝る!すまん!すまんっ!!」

 

マードックは必死に頭を下げて謝罪を始めた。このままでは殺される。昔の教え子に殺されると思ったからだ。

すると、グレンは優しく肩を叩いた。

 

「誤解しないでください。今の僕があるのは、先生のおかげなんです。だから僕はそのお礼がしたいんです。この、針と糸で・・・ねっ!」

 

グレンは一瞬ドスの効いた低い声を出すと、下げているマードックの頭を無理やり上げさせた。そして、糸が通された針をゆっくりとマードックに近づけていく。

 

「ひっ……!」

「僕、随分上達したんですよ、裁縫の腕。マネキンや教団に仇なす愚者ども使って練習しましたから・・・」

 

マードックは恐怖のあまり固まり、逃げようとしても逃げられなかった。そんな中、グレンの針糸は迫り、唇に……

 

「ずっっっっっっと!考えてました!どうすれば貴方に"お礼"ができるのかと。そして分かりましたよ。今の僕ができる、最大最高のお礼が……!!」

 

15年前、グレン・・・イグニスは自分が裁縫や編み物をすることをマードックにバカにされた。それに対する最大の復讐は、マードックの身体に、"自分が得意としていることをぶつける"ことだった。

今、15年分の怒りと憎しみが、マードックの体にぶつけられる……

 

「や、やめ・・・!!」

 

ぷすっ……

 

瞬間、悲鳴がこだました。グレンは構わず"裁縫"を続けた。

針の一つ一つに恨みを込めて・・・

 

「動かないでくださいね、動くともっと痛いですよ。」

 

その口が僕を罵倒する。

 

「どうでしょうか、昔よりもだいぶ上手くなったでしょう?」

 

その目が僕を蔑む。

 

「おっと・・・動かないでと言ったでしょう。仕方ない・・・切り落としますか。」

 

この手が、指が、足が・・・この男の全てが僕を苦しませた。

 

「出来上がり・・・っと。」

 

グレンはフッとため息をついた。その前には変わり果てたマードックの姿があった。グレンの針糸と裁縫技術で、見るも無残な"達磨"になったマードック。だが、復讐はこれで完了ではない。最後に大切なことがある。グレンは耳元に顔を近づけた。

そして言い放つ。自分の人生を大きく狂わせた、この男が言ったあの言葉を。

 

「お前の人生、意味なかったな。」

「……ッ!!」

 

その一言を聞いた瞬間、マードックは気が抜けたようにその場に倒れた。死んだわけではない。ただ気を失っただけだ。

グレンは満足そうに笑っていた。マードックの末路を、この先のこの男の人生を思い浮かべただけで笑いが止まらない。

マードックは死ぬまで、永遠に"達磨"にならなければいけないのだ。そう思うだけで笑みがこぼれた。

 

「フーっ・・・さて、計画の最終段階。」

 

グレンは針についた血を拭いポケットにしまうと、その場に膝をつき、天を仰ぎながら手と手を組み合わせた。

 

「ああ、我が主よ……もうすぐです。もうすぐ僕は、天使に……炎の天使へと生まれ変わります。その時こそ、その時こそ!我が人生を汚濁にまみれた汚物に変えたイーデン校を、粛清するッ!!!」

 

 

 





当初の展開ではマードックは殺すつもりでした。というか殺したい。しかし仮にも原作で名前のあるキャラ。原作キャラは殺さないというのを信条にしてるので仕方なく生かしておきました。その代わり、精神的に死んでもらおうかなーと。

さらに元々考えていた展開では、グレンことイグニスは過去にその中性的な見た目をマードックに目をつけられ、無理やり女装をさせられていた・・・という過去持ちにするつもりでした。でも流石に無理でした。
イグニスがあのクソ野郎に辱められるとか考えたくないので不採用。


※ここから先は読まなくていいです
えー・・・ここまで散々マードックの野郎をこき下ろしてきましたが、僕は本当にあのクソ野郎が嫌いです。
理由は単純で、あの野郎は僕の推しであるヨルさんをバカにしやがった!!ヨルさんに恥ずかしい思いさせやがってあの時代錯誤男!!!おまけにアーニャを、子どもを泣かせてニコニコしてるとか論外なんですけどーーーーっ!!?僕は前から子どもをわざと泣かせるようなクズは死んでいいと思ってるんであのクソはくたばってほしいよマジで!
それから、某サイトでヨルさんのイラストを見てたら、エッッッなイラストも検索結果に出てくるんですけど・・・その中にあの野郎が混ざってるのがすっごい嫌なんですよ!!いや、他人の性癖や絵師様をバカにするわけじゃないですけど、なんでわざわざあの男を選ぶ……!!それなら名無しモブの方がまだマシ……!!アイツとヨルさんが絡んでるとか、それだけで脳が壊れる!!焼ける!!死ぬ!!でも絵師様は何も悪くない!全部あのクソ野郎が、悪いッッッ!!!

・・・吐き出したら落ち着きました。忘れてください。

グレンがマードックにしたことと、これからやろうとしてることをどう思う?

  • 同情する。もっとやれ!
  • 同情できるけど、やりすぎ
  • 同情したいけど同情できない
  • やりすぎだよバカ!加減しろ!
  • フリッドが気になってそれどころじゃない
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