それは、圧倒的な光景だった。100人あまりの殺し屋達が一人の少年によって蹂躙されている。
その姿はまるで悪鬼羅刹。その牙で肉を噛みちぎり、その手で骨と肉を潰し、その爪で肉を切り裂いた。
「グオルルルルァァァァァァァァァッ!!!」
ヨル、いばら姫が流麗かつしなやかな動きだとすれば、グリムは乱雑で、暴力的で、まるで獣のような動きだった。
「ひぃっ!!バ、化け物だ!!」
「あんなのと戦えるか!!」
殺し屋の何人かがグリムに恐れをなし、その場から逃げようとした。しかし、その殺し屋達の足元に光弾が飛んだ。
飛んできたのはカトル達の背後だった。そこには何体かの怪人が立っていた。
「キエェェェーーー!!」
「アビアビアビーーー!!」
「ウォォォォォォッ!!」
「グッフッフッ……!!」
ヒルとカメレオンの合成怪人「ヒルカメレオン」、シオマネキの能力を持つ「シオマネキング」、毒トカゲの能力を持つ「毒トカゲ男」、チーターとカタツムリの合成怪人「チーターカタツムリ」が並び、奇怪な叫び声で殺し屋達を威嚇する。
「何を逃げようとしている?」
怪人達が威嚇する中、カトルは冷たい目で殺し屋達に告げる。
「お前ら兵隊は黙って戦え。そして死ねっ!」
「ううっ……!」
「へへっ、見限られたみたいだなぁ?オッサンどもよぉ……!」
その時、殺し屋の肩にポンと手を置かれた。後ろを向くと、そこにいたのはグリムだ。
グリムは悪魔のような笑みを浮かべると、瞬時に殺し屋二人の首に噛みつき、その肉を噛みちぎった。
「いくらでも来いや……誰だろうが俺が潰してやらぁ!!」
「クハハハ……!いい度胸だなぁ……グラハム。」
返り血を浴び、全身真っ赤に染まりながらも自分達を睨んでくるグリムを見て、カトルはニヤリと笑った。
すると、カトルは指を鳴らした。それと同時に後ろに控えていた怪人達が前に出てきた。
「お前ら!遊んでやれ。」
『了解!!』
怪人達はじわじわとグリムに近づいてくる。グリムはいつでも立ち向かえるように身構えた。
(チッ、流石に怪人相手に生身はキツイな……ここは変身するしか、ねぇか……!!)
怪人は4体……いくらグリムが強くとも怪人相手に生身では流石に骨が折れる。かといって変身すれば命に関わるが……自分の命など、とうに捨てる覚悟はできている。
「へんし……!!」
グリムは腰の前で両腕をクロスさせて変身しようとした。だがその時、
「ムゥンッ!!」
怪人の一人、チーターカタツムリが触手のような左腕から紫色の粘液を発射し、グリムに浴びせた。
「ッ!?なんだこれ……!!?」
粘液はすぐに固まり、グリムの体を拘束してしまった。グリムはもがこうとするが粘液を剥がれない。
「グフフフ……どうだ?相手を捕えるカタツムリの粘液の力は!」
「クッソ……!!」
チーターカタツムリが自慢げに話す中、他の3体の怪人はそれぞれ光弾を放とうと力を溜め始めた。
「アビアビアビアビーーー!!」
「ウォォォォォォッ!」
「キエェェェッ!!」
そして次の瞬間、怪人達は一斉にグリムに向かって光線を発射した。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
光線が着弾すると同時に、爆発が起き、その爆発にグリムは飲み込まれた。
「フハハハハハハハッ!!ずいぶんあっけないなぁ!どうだ、死んだか?」
「待て4号、今……」
爆発により起きた煙が立ち込める中、毒トカゲ男は煙に近づいた。しかし次の瞬間、一筋の閃光が毒トカゲ男の体に走った。
「えっ?」
毒トカゲ男が声を上げた瞬間、その体は真っ二つに切り裂かれ地面に倒れた。
「なっ……!?」
「ハァッ……!ハァッ……!」
煙の中から出てきたのは、ルデスだった。光線が当たる瞬間、なんとか変身できたグリムはその光線になんとか耐え、ベルトから取り出したトマホークで真っ二つに切り裂いた。
しかし、体は限界に近かった。ただでさえ変身するだけで危険な状態なのに、その上攻撃されて、既に満身創痍になっている。
その様子にカトル達はほくそ笑んだ。
「クハハハ……!!なんとも不様だなぁ!もう終わりかぁ?」
「冗談言うな……まだ、終わるかよ!!」
ルデスはそう啖呵を切ると、手に持ったトマホークを…なんと自分の胸にある水晶……
「なに……!?」
(……アーニャの奴は自分の力をコントロール出来ずに暴走した。そして……あんな風になった。)
グリムの脳裏にとある光景が浮かんだ。
過去に、アーニャはアギトの力を暴走させ、アギトに似た黒い獣に変貌した。
(でも、俺なら……もっと上手く扱える!!)
グリムは自分も力を暴走させるつもりだった。そして、手に持ったトマホークを胸に突き刺した。
「うっ!!ああっ!!」
胸に突き刺さったトマホークによって、胸の
「グオァァァァァァァァァァァァッ!!!」
獣のような雄叫びがその場にこだました。その場にいた誰もが驚愕し、恐れた。
「兄者……俺がやるっ!!」
「ああ……いけっ!!」
三兄妹は顔つきを変えた。今のグリムは危険だと判断したのだ。
ザカを咄嗟に前に出て、カイザフォンの「9.1.3」のボタンを押した。
《standing by...》
「変身っ!!」
《Complete.》
カイザフォンをベルトに装填し、ザカはカイザへと変身した。
カイザは腰のカイザブレイガンを手にとって銃口を向けた。
しかし次の瞬間、黒い獣に姿を変えたルデスは音もなく姿を消した。
(消えた……!?)
その時、横から気配を感じカイザはそこに顔を向けた。するとそこにはルデスの姿が急に現れた。
「ウガァァァァッ!!!」
雄叫びとともに鋭い爪を振るった。カイザは咄嗟に剣で防いだ……が、ルデスの力は凄まじく、防いだにも関わらずカイザは遠くまで吹き飛んでいき、地面に転がった。
(な、なんだこの膂力は……!!これがあのグラハムなのかっ!!?)
「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
カイザが吹き飛ばされたのを見て、残った殺し屋達は銃をルデスに向かって撃った。
銃弾はルデスに直撃するが、ものともしない。
「ウルルルルォォォォォォォォォォッ!!!」
ルデスは雄叫びとともに口を大きく開いた。すると、またも姿を消した。そして途端に目の前に現れた。
「っ!!?」
「グオルルルルォォォォォッ!!」
そして、蹂躙が始まった。先程のグリムの乱闘とはワケが違う。
縦横無尽に動き回り、敵の体を切り裂き、嬲り、一木一草尽く葬り去るように黒い獣は全てを皆殺しにしていく。
さらにルデスは遠巻きにいた怪人3体も巻き添えにした。怪人達は断末魔を上げる間もなく細切れにされた。
「うっ……!」
その圧倒的光景に、カトルは思わず後ずさった。
(っ!?お、俺が後ろに下がった……!?恐れていると云うのか!?この俺が……グラハムなんかにっ……!!)
横を見れば、フランも恐怖を感じたのか腰を抜かして地面に座り込み、口を半開きにしていた。
「ウゥゥゥ……」
殺し屋と怪人の死体が転がる中、血みどろの黒い獣はカイザの方に目を向けた。
「コ、ロ、ス……コロス……コロス……!!」
まるでうわ言のように「殺す」と連呼するルデス。そこにはもう、グリムの意思はないように思える。
(……あれ?俺、何してんだっけ……?)
じわじわとカイザに近づく中、グリムは途端に、何故自分がこんなことをしているのか疑問に思った。
そんな自分の考えとは裏腹に、黒い獣は目の前の敵に攻撃を加えていく。
(なんで俺、こんなことしてんだ……?こいつ、誰だっけ?)
目の前の敵が何者なのか分からなくなっていた。明らかに記憶が抜け落ちていた。
(なんで必死になってんだっけ?あっちの二人も……誰だっけ?なんか俺と関係してたような……)
暴走化による副作用……力を酷使するほど、グリムの中から大事な物が消えていく。
同時に、体にピシッ…とヒビが入り、広がっていき、同時に激痛も襲ってくる。
(イッテェ……なんだよこれ……?やめろよ俺……分かんねぇけど、やめて帰ろうぜ……もう腹減った……みんなのとこに戻って……?アレ?みんなって、誰だっけ?)
大切な仲間達もだんだんとグリムの中から消えていった。犬猿の中だった青年も、自分を目覚めさせてくれた叔父も、かわいい甥っ子も、母親に似た女も、かわいい後輩も、自分を育ててくれた育ての親すらも……
だが、
「先……輩……」
一人だけ、消えなかった。いつもニコニコと聖母のような笑顔を見せてくれた、自分に生きる希望を与えてくれた、自分を人間にしてくれた……大好きな女性だ。
「ヨル……先輩……」
攻撃する中、ルデスはボソッとつぶやいた。その時、
「グリムくーーーーーんッッッ!!!!」
女性の声が響き渡った。忘れたくても忘れられない声だった。ルデスはその声が聞こえた方へ顔を向けた。
「あ……」
そこにいたのは、ヨル。その後ろには他の皆もいた。どうやらヨルは全てを知ったようだ。
「グリムくん……!!」
「先輩……ッ!!」
その時、下腹部に痛みが走った。
「ハァ……!ハァ……!油断したな……!!」
ザカは仮面の下で息を荒くしながらニヤリと笑った。グリムの目がヨルに向いた一瞬の隙を突き、ベルトにカイザブレイガンを突き刺しのだ。
その瞬間、ルデスの全身に走ったヒビが砕け、元のグリムの姿へと戻った。
「あ……?」
「グリムッ!!」
「グリムくんッ!!」
体を貫かれ、グリムはガクリと項垂れた。
それを見て、先程まで恐怖していた三兄妹はだんだんと笑みを浮かべていた。
「フッ、フハハハ……!!俺達の、勝ちだ!!」
三兄妹は自分達の勝利を確信した。だがその時、
《ERROR.》
カイザのベルトから電子音が鳴り響いた。
「なっ……!?」
ベルトには、グリムの拳が叩きつけられていた。拳によってカイザフォンは砕け、強制的にエラーを発生させていた。
「ありがとさん……おかげで目ぇ覚めたわ……」
刺された瞬間、グリムは意識を取り戻した。その時にすかさずベルトに拳を叩きつけた。
ベルトが壊れたことで、カイザの変身は強制解除された。それだけではなかった。変身解除されたザカの体から灰が落ちた。否、ザカの体が灰になり始めた。
「こ、これは……!?」
「へ、へぇ……タクミんとこのベルトって、壊されるとこうなんのか……一つ勉強になったわ……」
「俺が、ここで……終わるのか……!」
自分の体が灰になっていき、ザカは後ずさった。同時にカトルとフランの方に顔を向けた。
「あ、兄者……!すまない……!!フ……フラァァァンッ!!」
「ッ!!」
「兄者を……頼む……!!」
ザカは二人に向かって言い終えると、完全に灰になり…ベルトだけが地面に落ちた。
「お兄ちゃん……!?お兄ちゃん!!お兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
ザカが消えた瞬間、フランは泣き叫んだ。そしてサイガフォンを持ちながら、グリムを睨みつけ、
「へんし……!!」
「待てっ!!退くぞ!!」
変身しようとした…が、カトルによって止められた。
「離してっ!!離してよお兄ちゃん!!」
「バカが……!!こっちは兵隊が0だ!おまけに俺はまだスーツが治ってないんだ!!形勢は不利だ!!いいから立て直すぞ!!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!お兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
仇を取ろうとするフランを羽交い締めしながら、カトルはその場を立ち去っていった。
ヨル達は後を追わなかった。今はただ、グリムのことが心配だった。
当のグリムはカトル達が去ったのを見て、安心しきったようにため息をつき、ヨル達の方を見て笑いかけた。
しかし、ヨル達の方は何か驚いているような顔をしていた。自分の顔に何かついているのかと思い、顔に触れた。
すると、顔についていたのは……血だった。それも返り血ではなく、自分の血だった。
「あ……」
グリムの口から血が出ていた。口だけでなく、鼻からも出ていた。それに加えて目が真っ赤に充血し血の涙を流していた。
「やっべ……」
呟いたと同時に、グリムはその場に倒れた。
ヨル達はすぐさま駆け寄った。
「グリム…!グリムッ!!しっかりしろ!!」
「おいクソガキ!!」
「ぱいせんっ!!」
「グリムくん……!!」
皆が心配そうにグリムに声をかけ続ける。そんな中、グリムは笑った。
「ハハハハ……!なんだこりゃ……体中イテェわ……顎の筋肉動かすだけでイテェ……」
そう言ってグリムは笑った。今のグリムの体は危険な状態だった。ベルトを貫かれたことで完全にアギトの力を失い、全身の筋肉が壊死しかかっていた。
「しっかりしろ!今、病院連れてってやるから……!!」
フリッドはグリムの容態を見てすぐさま抱き上げて病院に連れて行こうとした。しかし、グリムはその手を振り払った。
「いいよ……」
「いいってお前……!」
「いいから……!自分の命だ……限界ぐらい分かってんだよ……」
グリムはもう自分の命が尽きてしまうことを予感していた。故に諦めて死のうとしていた。
しかし、それを許さないとばかりにヨルがフリッドを押しのけてグリムを抱き上げようとした。
「何を言ってるんですか!?死んだらダメです!!生きてください、グリムくん!!生きて……!!」
ヨルは目に涙を浮かべながら、息も絶え絶えのグリムを抱き上げた。
すると、グリムはフッと笑った。
「本当、優しいよな……アンタ……」
グリムは笑いながらヨルの顔に向けて手を伸ばした。ヨルはその手をすぐに取って握った。
「……あのさ、俺……先輩にずっと、言いたかった……ことが……」
「はい……!なんですか…!?」
グリムのその言葉に、その場にいた誰もが、ヨル以外は言葉を飲んだ。
ついに言うのだと。グリムの、ヨルに対する感情を、気持ちを全て伝えるのだと……
「俺、先輩のこと……」
そしてグリムは……
「へへっ……結構泣き虫な女だって思ったよ。」
グリムは言わなかった。
それと同時に、皆は驚き、言われたヨルは何故グリムがいきなりこんなことを言ったのか分からず、困惑した。
(へっ……とうとう言いそびれたか……でも、まぁいいや……)
言うことなど出来るはずもなかった。言ったところで、ヨルを困らせるだけだ。
グリムにはそれが分かっていたからこそ言えなかった。
言えなかったことに悔いはない……しかし、その目には一筋の涙がこぼれ、グリムはガクリと項垂れた。
『………ッ!!』
「グリム……!?」
「グリムくん……!?」
皆は大声でグリムの名を叫んだ。しかし、どれだけ叫んでもグリムは目を覚まさなかった。
グリムは意識を失ったが、息はまだあった。ヨル達は急いでグリムを病院へと運んだ。
(グリムくん……!!お願いです……!!生きてください……!!)
ヨルはただただ願った。グリムが無事に助かることを。
どうか、この少年を…生意気ではあるが優しい、この子を助けて欲しいと神に祈った……
「……マズイことになった……」
皆は気づかなかった。遠巻きにローブを着て顔を隠している男が、遠巻きから見ていたことを。
男は誰にも聞こえない声で呟くと、何も無い空間から剣を出現させた。その剣は灰色に染まっており、持ち手の部分まで灰色だった。
「やっぱり……これしかないのか……!」
おまけ「紛らわしい」
フリッドは今、とある状況に遭遇していた。それは……
「おお、すげぇな・・・」
「や、やめてよアニキ・・・んぁ・・・」
(な、何をしてるんだ二人とも……!?)
壁の向こうから甥っ子のグリムとダミアンの声が聞こえてくるのだ。しかし、どうも様子がおかしい。さっきからダミアンが嫌がるような声を出しているのだ。
「柔らかい……いや、プニプニしてんなぁ……」
「やぁ・・・ダメだってばぁ・・・」
(プ、プニプニしてるだと!?グ、グリムは一体どこを触っているんだ……!?ま、まさか、あんなところやこんなところを!!?)
フリッドはよからぬ妄想をしてしまった。しかし、ダミアンの声の感じからしてそうとしか思えなかった。
「あんま変な声出すなよ。」
「だ、だって・・・痛いぃ・・・」
(も、もう辛抱たまら・・・じゃない!止めないと!!)
居ても立っても居られなかったフリッドは、すぐさま二人の前に現れた。
「コラァ!何してるんだ二人とも!!」
「何って……俺はこいつのホッペを触ってただけだけど?」
「ほ、ほっぺ?」
その言葉通り、グリムはダミアンの頬を好き放題触っていた。自分の膝の上にダミアンを座らせ、後ろから頬に手を伸ばして、パンを捏ねるように揉んだり、指でつついたり、つまんだりと、好きなように。
「も、もうやめてよぉ・・・叔父さんが見てる・・・」
「知ったこっちゃねぇだろ。しかし癖になるなぁ♪」
全ては自分の勘違いだった・・・それに気づいたフリッドは安心してホッとため息をついた・・・と思いきや、
(もう~~、紛らわしいなぁ!お前達は!)
「んもぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!可愛いんだから俺の甥っ子どもぉぉぉぉぉぉぉ!!」
二人がじゃれ合っている様が愛おしすぎるあまり、フリッドは本音と心の声が逆になっていた。
「お、叔父さん?どうしたの?」
「ほっとけ。いつもの病気だ。」
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シリアスになればなるほどギャグを挟みたくなる・・・病気かな?
以下、ルデスの暴走形態のプロフィールなど。当初暴走形態を出す予定はありませんでしたが、より危険な状態に追い込みたい気持ちがあったので登場させました。
仮面ライダールデス 暴走形態
ルデスが自らのアギトの力を暴走させた形態。クラッシャーはなくなって歯はむき出しになり、全身は真っ黒に染まり、両手両足は肥大化して鋭い爪が生えている。
アーニャの時とは違い、自らの意思で暴走したため理性は残っているが、ベルトにヒビが入った状態で暴走したため徐々に理性がなくなっていく。
全体的にスペックは通常のルデスを大きく上回っており、パンチ力キック力だけでも約5倍の力がある。さらに巨体に似合わず、スピードは速くマッハ3で移動できるが、ベルトにヒビが入った状態で暴走形態になったため高速移動の度に激痛が走る。
必殺技はマッハ3による高速移動をしながら複数の敵をバラバラに引き裂く大技「ホロコーストシャドー」。なお技名は叫ばない。