がっこうぐらし!最高難易度???ルート 攻略 作:八丁味噌
思ったより評価が高くて正直ビビッてます
ウレシイ…ウレシイ…
多分このルートで一二を争う難易度の運命の3日目はーじまーるよぉー!
前回は生存者チームでの『影響力』アップイベントとモール内のイベントを消化して、スキル本を読んだところで終了しました
今回は前回から話した通りのモール出発フラグのイベント、『生存者チーム崩壊イベント』の発生日となります
このイベントは『ハードコア』における屈指の難関ポイントとなります
というのもこのイベントは生存者チーム内部からただパンデミックが起こるだけでなくモール内にいる彼らがここ避難所を目指して動き出すので大量の彼らから逃げ、さらに2人を守りつつ動かなければならないので判断をひとつ誤るだけで即ゲームオーバーとか笑えない難易度となります
しかし、それは何の対策もしなかった場合です
実は初動に関しては適切なフラグと手順を踏めば多少の難易度低下が見込めますが、それでもかなりの難所なのは変わりありませんが…
まあ、その辺の説明は追々しますので取り敢えずゲームを始めましょう
「先輩?朝ですよー?」
『ぅん…あと五分…』
「美紀どうしよう…このままじゃ先輩起きないよ?」
この2人に起こされるとかホント羨ましいなぁ…
でもって主人公はさっさと起きろ、呑気に寝とる場合かーッ!!
「…圭どいて、私がやる」
「う、うん」
おや?
何かみーくんが助走を毛布に包まる主人公くんに狙いをつけて…あっ(察し)
「えい!」
『ゴフゥ!?』
「先輩!?」
案の定主人公くんの鳩尾にダイブしましたね
これは死ねる(確信)
「おはようございます、先輩」
『み、美紀…それは駄目だろ…』
「知りません、先輩が起きないのが悪いです」
『…中々の重さブフォ!?』
「先輩、女の子に体重の話は禁句ですよ
今のは先輩の方が悪いので悔い改めてください」
主人公くんのデリカシーの無さに圭ちゃんもおこですわ、こwれwはwひwどwいwざまぁですわ(嫉妬)
『…二人とも手鏡を貸してくれないか?
寝癖を治したいんだ』
「はいどうぞ…ってそのナイフは何ですか?」
『髭が少し伸びてきたからこれで切る
…一応奴らには使ってないから大丈夫だ』
「いやそういう問題じゃないと思いますよ?」
前回拾った[アーミーナイフ]の出番ですね
この髭伸びイベントは一見何の変哲もないように見えますが、実はこれを放置すると見た目が悪くなる為『交渉』のパラメーターにマイナス補正が掛かる上に『感染症』のリスクも上がるので割と無視できません
一応[ナイフ系]の他にも[カミソリ]や[カッターナイフ]等で身だしなみを整えられます、因みに衣服に大量の血痕が着いててもこのデバフが発動するので身だしなみを軽視しては全員生存ルートは厳しいです
『よし、スッキリした』
「スゴイ器用ですね…それで何で怪我しないんですか?」
「…その内虫料理とか作りそう」
『オイ圭、流石にそこまで落ちてはないぞ?
虫料理…ディスカバリーチャンネルかな?
ぶっちゃけこの高校生サバイバル経験なしでここまで出来るのはむしろある1種の才能なんだろうなぁ…
とりまイベント発生まで武器の手入れでもしてましょう
『よし、ナイフは終わりと…』
「…先輩はアレと戦ってて怖くないんですか?」
『急にどうした?』
「いえ…先輩が奴らと戦う時、どんな事考えてるのかなって」
『…特に考え事はしてないな
割と目の前のことで手一杯になるからな』
「そう…ですか」
『ただ、怖くないと言えば嘘になるな
それでも2人を置いて逃げることは絶対出来ないからね』
「…」
このイベントは二人の前で武器の手入れをする時に確率で起こるイベントとなります、こういったイベントを重ねると2人も戦闘に参加してくれるので主人公のパラメーターが戦闘特化でない限りはフラグを立てて損はないでしょう
『武器の手入れをして[ナタ][斧][サバイバルナイフ]の切れ味が多少戻った』
はい、武器の手入れ完了です
ここでスキル『修繕』や[グラインダー]なんかの工具があれば耐久度を治しつつ強化も可能なのですが無いものねだっても仕方ありません
…とまぁこの様に時間を潰しているととある会話イベントが発生します
「ここは食料には困らないけど
やっぱり『着替え』が欲しいなぁ…」
『服か…俺も拭き取ってはいるが返り血が少し目立ってきたな』
「私も特に肌着系が…」
『…よし、2人とも少し待ってろ
岸田さんに着替えの類がないか聞いてくる』
はい、これが3日目の救世主
『外出イベント』です
このイベントは生存者チーム内での『影響力』を一定以上上げるとフラグの立つイベントで、これによって本来『生存者チーム崩壊イベント』の開始地点が彼らに囲まれた避難所なのに対して準備可能なモール内からのスタートとなるので難易度がかなり下がります
『岸田さん、少し聞きたい事が…』
「君か、悪いがこっちにも用がある」
『…どうかしたんですか?』
「実は昨日一緒に探索に行った金田なんだが…今朝から熱が下がらないみたいでな」
『なるほど…それで俺に頼みに?』
「あぁ、君なら2Fの[ドラッグストア]から[解熱剤]を取りに行くくらい訳ないだろうと思ってな
勿論タダでとは言わないが…」
『それじゃあ、俺の他にもう2人探索のメンバーに加えて欲しい奴がいる』
「何…いや、分かった
君の力なら二人増えたところで何の問題もないだろう」
『…思ったよりあっさり返事もらえるんですね
自分で言うのもあれですが大丈夫ですか?』
「君の強さは目の前で体験したからな…
それに何せ君には大きな借りもあるからな」
まぁ、あんな超人ムーブしてたら彼らごときに殺られるとは普通は思わんよな…因みに昨日のフードコートのくだりが無かったら『説得』が必要になるので『交渉』のパラメーターが低い人はこのやり方をオススメします
「ただ時間に関しては決めさせてもらう
14:00までには帰ってきてくれ」
『分かった』
という訳で『外出イベント』の準備をしましょう
現在時刻は10:00…11:00には出ましょう
と言っても主人公くんは準備出来ているので2人待ちになります
『…という訳で二人とも出かける準備をしてくれ
服を取りに行くぞ』
「…え、今から!?」
『すまん、時間も迫ってるから早めに頼む』
「というかよく許可取ってきましたね…」
『まぁ、色々あるんだよ』
そんなこんなで探索に行きましょう
一応目的地は2Fの[ドラッグストア]と3Fの[服屋]となっていますが女の子のショッピングは長いので先にドラッグストアに寄っていきましょう
『行くか…二人とも俺のそばを離れるなよ
何かあったら声を出さずに肩を叩くなりして伝えてくれ』
「分かりました…無茶はしないでくださいよ?」
『…善処はする』
「それ絶対無茶する返答じゃないですか!」
「因みにこのまま服屋に行くんですか?」
『いや、先に[ドラッグストア]に寄ってく
岸田さんから[解熱剤]を取ってくるように言われてるんだ』
現時刻は11:00
この時間帯だと
ここ5Fから2Fのドラッグストアまでには大して彼らはいません…といっても2、3体程度が固まって動いていたりするので落ち着いてスニークキルしていきましょう
ぶっちゃけ筋力値17とこの装備の主人公くんなら4、5体程度の集団ならなら何とかなるので進んで行きましょう
「先輩…なんか手慣れてきてますね」
『流石にそんな事ないだろ、圭?』
「いや、そんな必殺仕事人みたいな事されても…」
『ちょ、二人とも?!』
二人に人外扱いされる主人公くんぇ…
ぶっちゃけ主人公くんはメジャイ寄りなんですがまぁ、そんなことは置いといてドラッグストアに到着しました
「ここ…ですね」
『あぁ、壁伝いに商品棚まで近づくぞ』
「そのまま行かないんですか?」
『いや、棚の陰で奴らが飛び出しかねない
そうなると俺でも対処し切れない可能性がある
時間をかけて安全策を取るぞ』
既にここら辺一帯は漁っているのでここには[解熱剤]以外に用はありません…が、ここでガバりたくはないので安全策を取ってできるだけ2人の生存率を上げましょう
『薬はここか…[解熱剤]あった!
よし、二人ともここを出るぞ』
「…あ、ちょっと待ってください!」
お、これは『運搬イベント』ですね
原作キャラを探索に連れていくと一定確率でアイテムを収集してくれる上に主人公の積載量に関係なく物を持ち運び出来るので割と有用なイベントです
「…すいません、もう大丈夫です!」
『分かった、それじゃあ本題のショッピングに行くか』
「本題って…」
目的の物は手に入れたのでそろそろ服屋に行きましょう、幸いにもここから服屋はそこまで距離は無いので彼らと遭遇することは殆ど無いでしょう
という訳で服屋に到着しました
早速中に突撃ぃ〜〜!…する前に店の前で『分析』をしておきましょう
『…貴方は手動で降ろせそうなシャッターを見つけた、これを使えば外から来る奴らを閉め出す事が出来そうだ』
はい、集団探索の必須設備『シャッター』です
単独行動ではある程度戦闘出来るならほぼいりませんが、原作キャラと一緒に探索する際には彼らが居ない状態でないと生存率が著しく低くなります
その為、シャッターは外からくる彼らを遮断して安全な状態を作り出すのにほぼ必須になります
『よし、着いたぞ』
「…この感じだと中に何体くらいいますか?」
『多分、8体くらいか…?』
この服屋はそこそこの広さがあるので8体とはいえ殆ど孤立しているのでそんな彼ら如きに今更主人公くんも遅れはとりません、スニークキルで葬りさってあげましょう
『これでラストか…よし、今は12:00
今から1時間半はショッピングの時間にする、それまでにはここを出る準備を済ませるように』
「はーい、美紀行こ!」
「ちょ…引っ張らないでよ!」
という事でショッピングの時間ですが
ここで衣服の効果について少し説明します
このゲームにおける衣服の使い道は『体温管理』や『ショートカット枠の増設』等にあたります
厚着をすれば体温が上がり単位時間あたりの水分の消費量が多くなり、薄着をすると体温が下がり場合によっては移動能力にデバフがかかったりするので割とシビアになりますが基本は厚着でいいです、体温が高くなったら脱げばいいだけの話なので
ですが『ショートカット枠の増設』は割と利便性が大きく変わるのでそこは重視しましょう
『…冬服と夏服のコーナーがある、どちらにする? ▶冬服 夏服』
ここは冬服を選びましょう
薄着だと彼らの返り血を直に浴びることになり結果的に衛生環境に関わるの『伝染病』のリスクも必然的に上がるので厚着の冬服にしましょう
『…貴方は血だらけの制服から厚手の冬着に着替えた』
割と似合ってんな…
主人公くんもしかしてファッションセンス高めやな?
「先輩、少しいいですか?」
『どうした、もう決まったのか?』
「ちょっと服の事で先輩の意見が聞きたくて…」
因みに探索中にこのように原作キャラとの会話もあるのでここら辺でしっかり好感度を稼ぐのも一つの手です
『…似合ってると思うが?』
「そうですか!?」
『これもいいんじゃないか?
圭にはコッチも合うと思うぞ』
「あっ、ホントだ!」
主人公くんめっちゃ楽しんでるじゃないすか
ワイもこんな美少女達とショッピングしたい人生だった…ここで主人公くんにはいい感じで時間を潰してもらいましょう
『そろそろ時間だ
二人とも荷物をまとめて準備するんだ』
「分かりました」
「先輩はその厚着で良いんですか?」
『奴らと戦うならこの格好が一番良いからな
というか二人とも多くないか?』
「女の子は色々必要なんですー!」
主人公くんデリカシー無さすぎて草
まぁ、他キャラが持つぶんには移動速度以外にデバフはかからないので問題ありませんが
という訳で避難所に帰りましょう
道中は不自然なくらい彼らがいません
なんででしょうねぇ…?(すっとぼけ)
まぁ、勘のいい初見プレイヤーがいるならこの後何か起こるのはほぼほぼ察せられるでしょう
「…!?先輩あれ!」
『あれは…岸田さん!?』
避難所の前で岸田さんが血塗れでぶっ倒れてますね、この人はもう助からないので見捨てましょう(無慈悲)
『…岸田さんの血痕が避難所に続いている
中を見てみる? ▶はい いいえ』
ここで避難所の様子を見ましょう
精神値はもれなく減りますがここで見れば先手が取れ生存率に関わるので頑張りましょう
『…中には奴らがいた
服装や背格好から見て避難してきた人達で間違いないだろう、彼らが変わり果てた姿となり死体を貪る光景に絶望を感じた 精神値-6』
Oh…これはちょっと不味いですね
このゲームは一度に精神値が5以上減ると戦闘においてデバフが掛かります…が昨日獲得したスキル『覚悟』は味方キャラが同行してる時に限りそのデバフを軽減してくれますがそれでも完全になくなる訳では無いのでかなりキツイです、一先ず戻りましょう
「せ、先輩…?大丈夫ですか?」
『避難所が壊滅した…』
「…え?中にいた人は?!」
『…生き残りはいなかった』
「そんな…」
『一先ずここを離れよう、関係者用の休憩室があったはずた』
二人の精神値減少も中々ですが直接見るよりは減少量は低いので何とかなります、ここからはスピードが命なのでなるべく急ぎましょう
「何でこんなに奴らが…?!」
『取り敢えず走れ!』
はい、このイベントではただ生存者チームが崩壊するだけでなくそれを皮切りに大量の彼らが襲来するという理不尽イベントになります
ここでは2人を庇いながら避難所とは真反対の方向にある休憩室に向かいます、勿論戦闘もあるので場合によってはここで詰みます
『前に6体か…!』
「後ろからも来てる!」
『仕方ない…強行突破だ!』
迂回する時間はないので基本は正面からの戦闘になります、両手にサバイバルナイフとナタを構えて突撃します
先頭にいた奴にナイフで頭を一刺し
そして横から襲い掛かる奴にはナタで下顎から頭に一突きします、さらに初めに殺った彼らの死体を蹴り飛ばして後方の彼らを仰け反らせつつ倒れた一体にナイフで確殺して残りの2体の頭を潰して最後にナタで頭を突き刺して終了です
『よし、二人とも行くぞ!』
「は、はい!」
これで一先ずは切り抜けました
後は―――
『足に違和感を感じた
…視線の先には奴らが自分の足を齧っていた』
…ウッソだろお前!?
おま…ここまで来て感染イベントとかあるぅ?!
マジでふざけんなよ!!
…はい、少し取り乱しました
戦闘終了後に一定確率で起こる『強制感染イベント』になります、このイベントは基本的にハードコアでも中々起こらない理不尽イベントでデバフスキルの『不幸』でも無い限り殆ど起こりえないレベルなんですが…序盤の豪運のツケがこれですか…
まぁ、ここまで来たら死ぬまでやりますが…
「先輩…?!その足…」
『…急げ!奴らが来るぞ!』
このイベントを始めとした『感染イベント』は学校の地下にある[ワクチン]を使えば治療可能ですが基本的に即死なので殆ど助かる見込みはありません(無慈悲)
つまるところここでおしまインザミラーです
一応目的地には着きましたがもうどうにもならんわこれ
「美紀早く!中に奴らは居ないよ!」
「わかってる…先輩も早く!…先輩?」
『…悪い、俺は無理だ』
「…え、ちょ!?」
ここで本来なら主人公くんも一緒にここに立て篭もるのですが持ってるリュックサックを美紀ちゃんに託して扉を閉じます、ぶっちゃけ感染してるからあってるっちゃあってるんですが…
『扉の前にバリケードを作れ!
机でも何でもいい!』
「先輩?!何行ってるんですか!?」
「早く部屋の中に―――」
『もう無理だ…足を噛まれてるから時間と共に奴らみたいになる、そうなったらここで全滅だ
…それにこの大群、扉が破られてもおかしくない
奴らを引きつける役が必要だ』
「そんな…」
『…ごめんな二人とも、許してくれ』
はい、主人公くんは2人を庇ってここでゲームオーバー…になるはずなんですが終わらないのなんでぇ?
…え?もしかして生き延びちゃう奴ですかコレ?
『…奴らは目の前に数十体、間違いなく死ぬだろう
だが何故だろう、体の底から力が湧いてくる』
ちょっと待ってください
こんなルート知らないんですが…もしかしてアレですか、DLCで追加された隠しルートですか!?
というかここで画面暗転って嘘やん…
モール内の休憩室
そこはつい数分前までかれらのうめき声がこだましていたが今ではそれが嘘のように静けさだけが部屋を満たしていた
そこにいた美紀と圭はただひたすらに現実を受け入れられずにいた
連日のパンデミック騒動によってかつての日常は崩れ去った、それでも今まで正気を保ちながら生きようと思えたのは他でもない彼女たちの先輩によるものだろう
「せん…ぱい」
「美紀…」
目の前で自分たちを庇った少年海斗はの生存はもはや絶望的であり、あの彼らの大群に貪られたと考えるのが普通だったがそれが受け入れられるものである事はまた別の問題である
(もういやだ…)
二人の目元には乾いた涙の跡が付いており、この絶望の中で失った心の支えをお互いに必死に慰め合っていたがそれも限界に近く、自決すら考えていた頃だった
美紀…圭…誰か…
「…先輩?」
「ねぇ…今のって」
それは本来居ないはずの人間の声だった
つい数時間前までは当然のように目の前にいた聞きなれた声だった、勿論二人とも幻聴だと直ぐに聞き流したが…
ドン…ドン
誰か…いないのか…?
「やっぱり幻聴じゃない…!?」
「っ…先輩!少し待っててください!」
2度の問いかけとノックの音で2人はこれが現実であると自覚し直ぐに扉の前にあった机やダンボールを退かそうと運び出し、扉を開ける
「せんぱ…い?」
「え…」
そこには確かに先輩である海斗がいた
しかし、その変わりように二人も言葉を失った
着替え直したジャケットは返り血か自分の血かも分からないほどに真っ赤に染まり、健康的だった肌色は色白に変わり果てていた
そして何よりも異質だったのは半開きの右の眼球だけがかれらのように白く染まっていた
「―――」
「先輩…?」
「大丈夫ですか…?」
まるで視線の定まらない様子に二人ともおそるおそる声をかける…しかし、その直後にその体はまるで電池が切れたかのように倒れた
「先輩?!大丈夫ですか!しっかりしてください!」
「ひ、一先ずソファに寝かせよう!」
倒れた海斗に二人とも慌てながらも部屋の真ん中にあったソファに海斗を運び美紀は鞄の中から包帯と消毒を、圭はリュックサックの中から毛布を見つけ出し被せた
「取り敢えず怪我の治療…は足だけ?」
「他の所は噛まれてないの…?」
「う、うん…後は返り血でみたい…」
「そんな訳―――」
服を捲りながら身体の怪我を探すがどこにも見当たらない事実にほっとしていた美紀だったが、圭はその額を触ってその異常な事態に気付いた
「何コレ、冷たい…!?」
「え?嘘…もしかして30℃も無い!?」
「で、でも…呼吸と脈はちゃんとある…」
通常、人間の体は35度以下になると低体温症になり死に至るおそれがあるが海斗の呼吸や脈には異常はなかった
「大丈夫…なのかな?」
「でもこれ以上出来ることはない…」
足の噛み傷に消毒を行い包帯をまく
今の2人にはそれくらいのことしか出来ず、自分たちの無力をこの時は呪っていた
「美紀…私決めた、戦うよ」
「…え?」
「今まで先輩1人に頼り過ぎて、もしかしたらまた今日みたいな事が…だからもう足でまといになりたくないの」
「圭…私も戦うよ
先輩が起きたら、それで戦い方とか一緒に…」
「…うん」
そう言い同じ毛布に包まりながら2人は眼を閉じた、その表情には涙は無く年齢相応の幸せそうな顔をしていた