あれから「カートって何?」みたいな感じになったのでカートについて説明することにした。カートの事について知らなかったから説明しても興味なんて持つ訳ないと思ってたけど、意外なことにそこまで悪くない反応を示してくれた。
「へぇ〜!カートって凄いけどカペタ君も凄いじゃない!」
「あたしもそう思う・・・・。」
「だよね、だって相手は大人もいるんでしょ?それに15歳からなのに14歳で出場できるなんて凄いよ!!」
「すごーい!」
「折角アタシらのライブを観てくれたんだし、カートのレースがある時教えてくれよ!アタシら皆で応援しに行くよ!」
「あっ、良いね!行こ行こ!」
「あ、ありがとう・・・・!」
偶然ライブの音色に惹かれ観て聴いていたがまさかこんな感じに一緒に帰ったりレースを観に来てくれるとは思わなかった。
でも誰かが俺のレースを観てくれるのは嬉しいものだ。そういえばこの前は
「そういえばカペタ君は携帯持ってる?良かったら連絡交換しようよ!」
とひまりが携帯を出していつでも“連絡交換できるよ”と準備完了の状態だが、あいにくカペタは携帯を持ってない。カペタのお家事情により携帯が、というよりお金がそもそもない。所謂“貧乏”なのだ。そのことを伝えると、「そっか、ゴメンね…。」と謝ってきた。え?てか泣いてない!?
「え、えと気にしないでひまりさん。俺そういうの全然気にしてないし。それに携帯なくても会おうと思えば会えるんだからさ。ここ俺の地元でもあるんだし。」
となんとかひまりさんが泣き止んでほしくて必死に伝える。こんな可愛い女の子が泣くのは反則だろ…。と思ってるところに三竹さんが
「…夕方、あたし達5人で商店街やライブハウスにいる事多いから会ったら、また…一緒に帰らない…?」
「お〜蘭がデレてるー!」
「う、うるさい!モカ!」
「で、でも蘭ちゃんの言う通り同じ地元なんだしまた会えたら一緒にお話ししながら帰ろう!」
「うん、分かった。俺もバイトや買い物で商店街使うこと多いからまた会えるよ!じゃ、また・・・!」
「「「「「またね(〜)!」」」」」
伊藤さん家の犬の散歩を終えて帰るためカペタはサルッキーと一緒に走り去って消えた。
────
今日はいつもとは違う1日でした。商店街での路上ライブをしてそのまま“いつも通り”皆でどこかの店に寄って行こうかとしてた時にアタシ達と同じ中学生の男の子に出会いました。
てっきり同じバンドをしてる人かと思ったけど、彼はカートレースをしてるレーサーらしい。彼もアタシ達と同じ幼馴染とチームを結成して頑張ってるみたい。なんだか共通点が多く親近感が湧く。
僅かな時間で同じ年の男の子と話すことがなかったからあまり会話が出来なかったけど、また会えるといいな。
────翌日────
「カペタ!決まったよ!!」
「え?決まったって…?」
「商店街のイベント出演だよ!!夏祭り、商店街のイベント出演決まったんだよ!と、それだけじゃねぇぜ…?」
「…?」
「商店街の“羽沢珈琲店”さんが
「えぇ〜!?!?マ、マジぃ!?」
「あぁ!んで、その条件なんだけど…」
────閑話休題────
「今日練習休みだけどこれからどうするー?」
「どっか寄って行く?」
「今日はつぐの店に行ってゆっくりコーヒーでも飲もうぜ!」
「さんせ〜!帰りに山吹ベーカリーも行こー?ね、蘭〜?」
「ホント好きだよね、パン。」
今日もアタシ達Afterglowは一緒に帰宅してる。ひまり達が部活や用事がない時は、基本バンドの練習がなくても一緒に帰るのがお決まりになってる。
元々アタシ達は幼い時からずっと一緒にいた幼馴染だが、中学2年生の時アタシだけクラスが違い皆と一緒になることが段々減ってしまった。アタシもクラスで浮いて居心地が悪く授業をサボる事が増えていた。そんな時につぐみがアタシ達が一緒に居るためにバンドをしようってことが、全ての始まり。
つぐみの実家が「羽沢珈琲店」を経営してるから、今日はそちらに寄り道する事にした。
「いらっしゃいませー!」
と普段よく聞き慣れた言葉だが何か違和感を感じる。アタシ達が声をする方へ向くとそこには、
「あれ!?カ、カペタ君!?なんで!?」
ひまりが店内中には響きはしないが、それでも大きな声で驚いた。
というより何で羽沢珈琲店の服着てるの…?
このお話はAfterglowがメインですが、
モナミがアイドルとして活躍したのを考えるとパスパレとのクロスオーバー作品作るのも悪くないなって思ってしまう。
というより個人的に丸山彩ちゃんが好きだから描きたいけど、難しい。