21世紀に入ってから、中国海軍はフリゲート、コルベット、ミサイル艇の更新に熱心になり、その保有数も増加させていました。
史実ニクソン政権と同じく、対ソ連で中国を熱心に支援する勢力が米国内に存在し、そこそこの技術が中国に渡っていた影響でこうなりました。
尤も、日本解放軍の事もあり、中国に強い不信感を持つ勢力も大きく、日本からの強い抗議もあり、潤沢な支援とは行きませんでした。
渡った技術は主に軍事面でフィードバックされ、国全体としての影響は微々たるものとなりました。
翔鶴型
主力艦隊に配備されている航空母艦。
戦後日本の空母運用は、余剰となった改装エセックス級の購入と改造から始まり、次いで2隻の国産空母の建造と運用によってノウハウを積み、そして集大成として翔鶴型5隻が建造された。
STOBAR型で基準排水量6万5000tの中型空母であり、発艦にスキージャンプ方式を採用している。
艦載機は、戦闘機34機、哨戒ヘリ19機、早期警戒機5機を搭載している。
主力艦隊は水上打撃群と空母打撃群の2個戦隊から成っており、翔鶴型は空母打撃群の旗艦を担っている。
浅間型
主力艦隊に配備されているミサイル巡洋艦。
貿易摩擦対策の一環で米国から購入したイージスシステムを導入しており、5隻が建造された。
アーレイバーク級を元にしているが、基準排水量は1万5000tに及び、艦橋はオリジナルより一段高くなっている為、見た目はまや型に近い。
艦載機は、哨戒ヘリ1機を搭載している。
主力艦隊の内、水上打撃群の旗艦を担っている。
高雄型
主力艦隊に配備されている巡洋艦。
元々、空母打撃群の旗艦が主力艦隊旗艦を兼務していたが、リスク分散の観点から艦隊旗艦を別に用意する方針が決められ、5隻が建造された。
基準排水量は1万tであり、基本形は浅間型に近いが、イージスシステムは搭載しておらず、戦闘については汎用性を重視している。
艦載機は、哨戒ヘリ1機を搭載している。
主力艦隊の内、空母打撃群に所属している。
秋月型
主力艦隊に配備されているミサイル駆逐艦。
イージスシステムを目標に独自の防空システムを開発し、主力防空艦として20隻が建造された。
基準排水量は6000tであり、艦橋の形状はアーレイバーク級を元にしている。
艦載機は、哨戒ヘリ1機を搭載している。
主力艦隊の内、空母打撃群に2隻、水上打撃群に2隻所属している。
吹雪型
主力艦隊に配備されている駆逐艦。
対空、対艦、対潜全てに於いて高いレベルでバランスされた汎用性を重視しており、20隻が建造された。
基準排水量は5000tであり、秋月型に近い形状ながら、上部構造物はやや小さい。
艦載機は、哨戒ヘリ1機を搭載している。
主力艦隊の内、空母打撃群に1隻、水上打撃群に3隻所属している。
峯風型
地方隊に配備されているフリゲート艦。
戦闘は勿論、平時より海外派遣や哨戒等に積極的に活用する事を想定しており、性能よりも運用コストの低減を重視している。
昨今、中国のフリゲート以下の戦力が大幅に増強されており、物量的に平時に於ける対抗が難しくなりつつあると分析され、地方隊を増強した上で35隻が建造された。
基準排水量は3700tであり、その形状はアドミラルゴルシコフ級に近い。
艦載機は、哨戒ヘリ1機を搭載している。
地方隊に各5隻所属している。
一号型
沿岸防衛隊に配備されているミサイル艇。
沿岸へ接近する敵艦隊に対する最後の砦として配備し、平時にも近海をうろつく武装船を警戒して活動しており、10隻が建造されている。
基準排水量は220tであり、その形状ははやぶさ型とほぼ同一。
沿岸防衛隊に各2隻所属している。
巡潜二型
主力艦隊に配備されている潜水艦。
リチウムイオン電池を搭載した通常動力潜水艦であり、7隻が建造された。
水上排水量は3000tであり、通常動力艦としては世界一のサイズ。
艦名には、伊-200番台の数字が当てられている。
主力艦隊の内、空母打撃群に1隻所属している他、試験用として1隻、訓練用として1隻が利用されている。
海大七型
潜水艦隊に配備されている潜水艦。
AIPを搭載した通常動力潜水艦であり、36隻が建造された。
水上排水量は2900tであり、旧来の鉛蓄電池から脱却した初の実用潜水艦。
艦名には、伊-100番台の数字が当てられている。
潜水艦隊に各8隻所属している他、訓練用として4隻が利用されている。
対馬型
輸送隊に配備されている輸送艦。
外征団の輸送を主に想定しており、3隻が建造された。
国内では輸送艦で通しているが、全通甲板とウェルドックを装備した実質強襲揚陸艦であり、世界的にも強襲揚陸艦に類別されている。
基準排水量は30000tであり、その形状はアメリカ級に近い。
上陸部隊の司令部としての機能も負っており、通信能力が高いのも特徴となっている。
艦載機は、STOVL機8機、ヘリ26機を搭載している。
輸送隊の旗艦を担っている。
天龍型
輸送隊に配備されている輸送艦。
外征団の輸送を主に想定しており、3隻が建造された。
国内では輸送艦で通しているが、ウェルドックを装備した実質揚陸艦であり、世界的にも揚陸艦に類別されている。
基準排水量は20000tであり、その形状はサン・アントニオ級に近い。
輸送艦の中では物資輸送を重視しており、人員輸送能力は低い。
艦載機は、ヘリ4機を搭載している。
輸送隊に各1隻所属している。
姫路型
輸送隊に配備されている輸送艦。
外征団の輸送を主に想定しており、3隻が建造された。
国内では輸送艦で通しているが、ウェルドックを装備した実質揚陸艦であり、世界的にも揚陸艦に類別されている。
基準排水量は25000tであり、その形状は071型に近い。
前甲板に76㎜速射砲を装備しており、輸送隊の中では高い自衛能力を持つ。
艦載機は、ヘリ4機を搭載している。
輸送隊に各1隻所属している。
琵琶型
補給隊に配備されている補給艦。
空母打撃群への補給を主に想定しており、5隻が建造された。
補給艦の中でも、米軍で言う高速戦闘支援艦に分類される。
基準排水量は30000tであり、その形状はサプライ級に近い。
艦載機は、ヘリを2機搭載している。
石狩型
補給隊に配備されている補給艦。
出撃している艦への補給を想定しており、10隻が建造された。
補給艦の中でも、燃料と真水を補給する給油艦に分類される。
基準排水量は20000tであり、一般的な給油艦と何ら差異は無い。
艦載機は搭載していないが、艦尾に着艦スペースがある。
香取型
練習隊に配備されている練習艦。
訓練生への訓練を効率良く行う事を目的に、4隻が建造された。
訓練課程修了後、すぐに実戦配備に就けるよう一線級の艦と同様の装備をしており、緊急時に実戦に出れる様になっている。
基準排水量は4000tであり、その形状はかしま型に近い。
専用の艦載機は搭載していないが、訓練時に1機搭載する。
F/A-18J
米国で開発された艦上戦闘機。
空母艦載機については未だ開発能力が低く、アメリカからのライセンス生産によって間に合わせている。
貿易摩擦対策としても都合が良く、当初はF-14と競合したものの、マルチロール性の観点から選ばれた。
カタパルトを有していない為、専用の発艦装備の削除、スキージャンプ方式への対応、国産装備への対応を行っており、日本仕様を示すJ型に分類されている。
F-35B
日米共同開発された戦闘機。
貿易摩擦の影響に加え、ステルス機の開発に関与したい思惑から米国へ共同開発を打診し、第五世代機の開発実績の蓄積に貢献した。
ただし、本機はブラックボックス化されている部分が多く、独自開発は未だ困難となっている。
本機は対馬型の艦載機として導入されたものの、数機が納入された時点で転移が発生してしまい、今後の見通しは不透明となっている。
E-2C
米国で開発された早期警戒機。
国産化を目指す意見もあったが、戦闘機にF/A-18を採用した影響でシステム的に対応可能か不安視する声があり、貿易摩擦対策も手伝い本機が採用された。
カタパルトが無いせいで運用にはかなり無理があり、発艦時には着艦スペースからの滑走を必要としている。
D型へのアップデートが計画されていたが、転移によって御破算となっている。
CH-53
米国で開発された輸送ヘリ。
大型の輸送艦や補給艦を多数保有する事となった結果、それに応じて輸送力に優れた大型ヘリを必要とする事となった。
当初は国産化する案もあったが、高い輸送力と艦載可能なサイズへの小型化を両立出来ず、本機の導入が決定した。
艦隊の縁の下の力持ちとして多方面で活躍している。
CH-101
英国で開発された輸送ヘリ。
前級のCH-53の旧式化に伴い、新たな大型輸送ヘリとして採用された。
更新中に転移が発生したが、ライセンス契約を結んでいたお陰で生産設備は国内にあり、予算確保が完了次第調達が再開される予定となっている。
SH-2
2004年に制式化された哨戒ヘリ。
貿易摩擦の影響で米軍のSH-60を採用すべきとの声もあったが、空母艦載機に米軍機を採用した事で十分と結論され、陸軍のUH-2の改良案が採用された。
空母を含む全ての戦闘艦の艦載機として配備されており、海軍で最も目にする機会の多い航空機となっている。
当初より対潜哨戒に力を入れて開発されたが、オリジナルと同じく汎用性が高く、救難ヘリとしても利用されている。
現在は複数のミサイルに対応した改良が進められており、戦闘力が大幅に向上している。
P-1
2006年に制式化された哨戒機。
前級の老朽化に伴い、正式な国産後継機として開発された。
本機は、哨戒機としては珍しくターボファンエンジンを採用しており、速度性能が優れているのが特徴。
また、低速性能も優れており、十分な追跡能力を持つ。
更に、対艦ミサイルを8発搭載可能であり、航空優勢を保持していれば敵艦隊へ飽和攻撃も出来る。
尚、本機の導入によって余剰となった前級のP-3Cの一部が空軍で試作機として再利用されている。
US-2
2004年に制式化された飛行艇。
小さな離島の多い日本では、迅速な人員の派遣に航空機が必要になる場面が多いが、飛行場が整備出来ない上にヘリでは航続距離が足りない事例が多く、現代でも飛行艇の整備が継続されている。
主に救難を目的としているが、緊急の戦力展開も想定しており、歩兵や物資輸送訓練も度々行っている。
前級で問題となっていた上空での安定性を改善しており、快適性が大幅に上がっている。
配備数が予備込みで20機余りと少ない為、訓練支援機と纏めて独立混成航空隊を編成している。
一号艦級計画
新世界に於ける軍事プレゼンスの強化を推進している日本では、この世界で理解されやすい戦力とは何かを検討した結果、戦艦が最も有効な威嚇効果が見込めると結論された。
また、実戦的な観点から見ても、誘導兵器を主兵装としている現有装備は、多くの場面でコストパフォーマンスが悪過ぎると評価されていると同時に、物量面で圧倒的な相手が多く、少数で多数を効率的に撃破出来る戦力を求められた結果、戦艦の整備が適当との結論に至った。
更に、将来的に交戦が想定されているラヴァーナル帝国は、米国すらも上回る戦力を有しているとの想定もされており、対抗するには打たれ強い艦が必須との判断もされ、戦艦を建造する事となった。
装備は、16~18in.三連装砲 2基、PVLS 120~160セル、対艦誘導弾 24~32発、20㎜CIWS 4~8基、三連装魚雷発射管2基、中口径電磁加速砲(後日装備予定) 6~10基
艦載機は、ヘリ2~4機を搭載予定。
建造数は5隻を予定している。
新型潜水艦計画
これまでの情報から、魔法帝国に潜水艦戦力が存在しない可能性が高いと判断した海軍は、対魔帝戦力として潜水艦に重点を置く事とした。
この計画により、潜水艦隊所属の艦を全面更新する他、原子力潜水艦の整備も行う。
通常型は、全個体電池を搭載した完全新規設計艦とし、排水量も過去最大となる予定である。
原子力型は、水中速力30㏏以上を目指した高性能艦とする予定である。
武装は、両型とも長魚雷と巡航ミサイルを発射可能とするが、原子力型は戦術核ミサイルも搭載可能とする。
哨戒艦計画
国防海軍では、平時からの活動の為に運用コストに優れたフリゲート艦を整備しているが、中世から近世の勢力が多数を占める新世界では、保有するあらゆる戦力が過剰で効率が極めて悪くなっている。
戦時に於いては圧倒的な戦力を投入する意義は大きいが、平時に於いては基本的に手持ち無沙汰である。
その上、1隻でも動かせば周辺国はその隔絶した戦闘力から動揺してしまい、迂闊に動かせなくなっている。
そこで、武装を極力削いでコストを極限まで圧縮し、平時の哨戒を主な目的とする小型艦の建造が決定した。
この哨戒艦は、多数の無人哨戒艇を統括運用する事で、極めて少数で広範囲を哨戒出来る様に開発されている。
装備は、76mm速射砲1基、30~40㎜機関砲1~2基、Sea Ram1基、三連装魚雷発射管2基、機関銃(遠隔操作可能)数挺
尚、魚雷は水上艦も攻撃可能な改良型となる。
また、必要に応じて対艦ミサイルの搭載も可能とする。
艦載機は無いが、無人機やドローンを運用可能とする予定。
建造数は、20~30隻を予定している。
無人哨戒艇計画
転移による周辺勢力や治安状態の変化と、防衛範囲の拡大に伴い、既存の人員や装備では対応が極めて困難となった。
増強を行っても対応は不可能と結論されており、その穴埋めに積極的な無人装備の導入が決定した。
哨戒艇は、平時の勢力圏内の哨戒を常時行い、哨戒艦と哨戒機と連携したシステムにより、隙間無く周辺海域を監視する。
本格的な戦闘は想定されておらず、装備は30~40mm機関砲1~2挺を予定している。
建造数は、予備含め100隻以上となる見込み。
コルベット艦計画
同盟国の独自戦力は全て帆船だが、情勢変化に伴い今後は通用しなくなる危険が非常に大きいと分析され、輸出用の戦闘艦を建造する事となった。
基本設計は計画中の哨戒艦を踏襲し、装備もそのままとする予定だが、ある程度各国の希望に沿った乗せ換えも可能とする。
無人哨戒艇に関する装備やデータリンクは省略されるが、国防軍へ要請すればその都度情報を送信する事で、情報共有を行う。
計画は各国へ公表されており、問い合わせが殺到している。
国防海軍主力艦隊は、海上自衛隊と同様のローテーションを組んでいます。
ただし、1個艦隊増強されているので、実戦配備状態は常時2個艦隊になっています。
非常時には3個艦隊が対応し、無理をすれば4個艦隊を動かせます。