日本国最後の幸運艦   作:とある名無しの抜刀隊

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第二十六話 アパラチア監獄脱出戦

 

 

 

〜〜〜ゆきなみ近くの海域:日本国特務機関海上自衛隊霧島艦長・磯風優希一等海佐:鹵獲された19号哨戒艇に搭乗〜〜〜

 

 

 

 

 

______目が覚めると、見知らぬ天井。

 

 

 そして、ウゥゥゥゥゥゥゥゥと言う機関の音。

 

 

 

 右を見ると窓が見え、外は荒れた海が背景になっていた

 

 

 

___分かった、僕は今、船の中にいるんだ。しかも、見たことのある船の中...まさか、19号型哨戒艇の中にいるのか...?と思って前を見ると

 

「Zzz...」

僕に横たわって寝ている菜月がいた。...そうだ、思い出してきた。

 

 

 

 

 

〜〜〜数時間前〜〜〜

 

 

「クソっ全員散開!」

 

とウィリアムが叫ぶ。だが目標は腰にある拳銃用のホルスター...ではなく腰にはSMG用のホルスターが取り付けられており、そこからMP-5A5を取り出し、ウィリアムの部下に射撃する。兵士とは言え防弾チョッキなど来ていなければただの的。2、3名部下が撃たれ、よろける様に床に倒れる。菜月も持っていたM16を目標に構えて発砲、僕もM4A1(近くにあった銃弾を詰めたやつ)を持ち、すかさず応戦する。だが、目標にはヒットするがカキンカキンと言う音が鳴り、効果が無い。マジかよ...まさかの仮面ライダーとかに出てくるオルフ◯ノック(仮面ライダー555に出てくる怪人)とかそっち系か?とかバカな事を考えながら、退避を決断。なんか近くに扉があったのでそこに入ろうとすると___

「待ってそこは__」

と菜月が阻止しようとしてきたが

「え?」

と言いながら開けてしまう。...開けると大きな空間があり、中心には一つの大きな爆弾が置かれている。なんだろう?と思いながら近づくと菜月が

「...もう見ちゃったから仕方がないか。それはね、水力型破裂爆弾。核と同程度の威力を発揮する高性能爆弾」

と言いながら扉を閉め、簡単に入ってこれない様に斧でキツく閉める。

「水力型、破裂爆弾?」

「そう、元々ね私ちょっとした研究機関兼精鋭部隊で働いていてね...そこで開発されたの。」

「...」

「それはね、時限式でタイマーをセットすればもう後戻りは出来ない設定になっちゃっていてね。だからこんな頑丈そうな部屋に入れているんだ。」

「...そっか」

と言う前に急にドンと言う音が鳴り響く。びっくりしてドアの方を見ると...ドアが突き破られていた!まずい...!と思いながら爆弾の後ろに隠れる。だがそれに間に合わなかった菜月が

「きゃぁ!?」

後ろから銃弾を喰らい、ドタッと倒れる。嘘、だろ?と思い、後ろを振り向かおうとすると

「死にましたか...磯風1佐?そこに隠れているんでしょう?出てきなさぁい?」

と言う声が聞こえる。どうすればいい?僕に出来る事...ついさっきのでアサルトは使い切っちゃったし...いや、僕にはまだ拳銃が残っている。と思いながら拳銃を構えようとすると

 

ダァン

 

と言う砲音?が鳴り叫ぶ。いつのまにか、肩に1発、撃たれていた様だ。

僕はよろけながら倒れ、気が遠くなってゆくのが分かる。

 

クソっ、ここで諦めては話にならねぇ

考えろ

 

考えろ

 

考えろ

 

考えるんだ、磯風優希!!

 

 

 

___おい、磯風とやら、ちょっと俺から話があるんだがいいか?

 

すると、僕の脳内に話しかける様に誰かが言う。

 

だれだ?

 

___まあ誰でもいいんだ。お前の体少し借りるぜ。

 

...は?

 

___まあ、少しは休め

 

と言う声とともに、僕の意識は暗転した____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜同時刻:霧島菜月〜〜〜

 

 

 

___私は、意識が暗転したのち、もう一度意識を取り戻した。

 

 

 

 

 ついさっきまであった傷が、消えている。

 

 

 

 

 

実は、私は人ではない。艦そのもの。最近では艦◯れとか言うゲームが流行っている見たいだけどそう言う感じの人よ。だから、私には自己修復機能があって、死にたくても、死ねない体になっちゃったの。

でも...そんな...そんな...優くんが...

...死んじゃうなんて

...いやだ

いやだ

いやだ!

そう思っていたら自然と私から艤装と呼ばれる主砲などの兵装が勝手に優くんに近づくあいつに狙いをつけていた...絶対に、許さない...!そう思っていると急に優くんが動きだし

「貴様...死んでいたのでは無かったのか!?」

「___あ“ぁ”?知らねぇよ。と言うかテメェ鬼畜米軍だな?絶対にぶっ殺してやる...!」

と優くんの目つきが変わり、いつの間にか腰に付けていた日本刀を取り出し、奴に遅いかかる。奴は銃...いや、私と同じような艤装を展開して優くんに発砲するが優くんは華麗に避け、日本刀で奴に切りつける。奴はよろめき、倒れる。だけど優くんも___

「大和魂さえあれば銃なんて古臭いものはいらねぇんだよ...」

と言いながら倒れる。私は急いで

「優くん!大丈夫!?」

と言いながら寄りかかる。...優くんの脈とかを調べる。

 

 

__生きている

 

生きている

 

生きているんだ!

 

 

と思い、思わず嬉しくなるが

「...まさかやはり磯風1佐は覚醒したか...」

そう、奴が生きているのだ!私はびっくりして艤装で武装し、全砲門を奴に向ける。奴は目眩を起こしているのかよく分からない様子だ。だが、次の瞬間、奴の艤装が一つ動くのが見え、何かに照準しているのが見える。危ない!そう思った時、私の主砲...35.6cm2連装砲が火を吹き、奴に命中する。奴は、バタッと倒れ、動かない。すると

「イソカゼ!キリシマ!無事か!?」

と扉からウィリアムが出てき、近くに奴がいた為注意を引き払いながら私たちに接近し

「まずいぞ、米海軍の巡洋艦が一隻こっちに増援に向かってきてる。」

「到着は何時ぐらい?」

「1時間後」

1時間後...か。確か...

「近くの海軍港に鹵獲した哨戒艇1隻止まっていた筈...」

「OKそれで行こう。イソカゼの容態は?」

「不安定だけど大丈夫」

「分かった...!」

ウィ(イソカゼ...耐えろ...!)

 

 

 

 

 

 

〜〜〜現在:磯風優希〜〜〜

 

___肩に包帯が巻かれている。菜月がやってくれたのか...と思いながら菜月の頭を撫でる。菜月は

「えへへ...」

と寝言を言いながら寝ている。...よし、なんとか動けそうだな。と思いながら艦橋に向かったのだった...

 

 

 

 

 

 

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