日本国最後の幸運艦   作:とある名無しの抜刀隊

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第三十話 第二次ハワイ沖海戦

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜霧島・CIC〜〜〜

 

 

艦隊は、無事合流に成功。

恐らくいると予測される海域へ突入した。

「____艦長、臨戦海域に到着。」

「...よし、総員臨戦体制。第一種戦闘配備」

「了解、総員第一種戦闘配備____」

カーンカーンという音が艦内に鳴り響く。その後、対空レーダーには60個の新たな目標が映し出される。

「対空目標探知!本艦11時の方向、距離80マイル、マッハ3、ハープーン急速接近!」

「よし!対空戦闘!CIC指示の目標、VLS攻撃始め!」

「了解、ブラボー群目標、1セルから8セル、65式迎撃始め!」

「サルボー!」

すると、霧島の艦橋と第二砲塔の間にあるVLSが火を吹き、65式艦対空ミサイルを8発発射、所属艦からも次々とSM-2などの対空ミサイルを発射に成功。目標に近づき、爆破。第一弾迎撃成功。

「次弾来ます!」

次の艦対空目標はトマホークが80セル。トマホークは低空で飛行していたので反応が遅れ___

「シースパロー迎撃開始!近接対空防御...!」

「1、ゆきなみに急接近...!」

「なんだと___」

 

 

〜〜〜ゆきなみ・CIC〜〜〜

「SPY-2に反応、本艦に敵巡航誘導弾1急速接近!」

「主砲で対処___」

ゆきなみのOTOメラーラ社製127mm単装砲がトマホークに向けて火を吹きながら射撃を開始する。迎撃は成功。だが____

「ターゲットキル!」

「本艦12時方面から1、マッハ6急速接近!距離600、低空飛行していたかと思われます!」

「CIWS対処!...まずいな、回避行動と共に衝撃に備え!」

搭載されている高性能20mm機関砲...略してCIWSはダララララと言う音と共に発砲開始する。だが、目標が小さく、速度が速い挙句___

ドォン

ゆきなみの艦橋付近に命中。SPY-1...通称スパイレーダーが損傷し、死傷者は14名。ゆきなみは霧島とかに付けられる特殊装甲を試験的に運用していた為撃沈には至らなかったものの、戦闘不能となってしまった。だが、その被害はゆきなみ以外にもあった。護衛艦ゆうなぎにもトマホーク1発被弾、後部主砲群全滅。そして戦艦比叡にもソニックアローが2発受け、2番砲塔が大破、そして中部甲板にも一発被弾し左舷対空砲群4機大破した。だが、敵となるアメリカ海軍は特務機関の攻撃を一発も受けていなかった。何故かと言うと___

 

 

〜〜〜米海軍第1艦隊所属・ジュノー〜〜〜

「ターゲット、キル。我が艦隊に刃向かおうとする対艦ミサイル、巡航ミサイルを全て撃墜に成功。」

「よくやった砲雷長。ふぅむ、日本にはヤマトダマシイと言う文化があるみたいだがなんだ?予想していたよりも弱いでは無いか。」

とジュノー艦長がそういう。そう、アトランタ級防空巡洋艦が2隻配備されていたのだ。アトランタ級とは太平洋戦争に建造された防空巡洋艦をモデルとして建造されたミサイル特化の巡洋艦と前の話に書いていたと思う。そう。この船のせいで殆どの対艦ミサイルは全て撃破されていた。

 

 

 

 

 

〜〜〜そして戻り霧島・CIC〜〜〜

 

 

「____ゆきなみに被弾!」

ゆきなみに被弾だと?あの、イージスシステム搭載艦だぞ...?と思っていたが僕は無意識に艦隊無線に手を掛けていた。

「犬神!?大丈夫か!?」

 

 

 

 

〜〜〜ゆきなみ・CIC〜〜〜

ドォン

ゆきなみと言う艦の全体に振動が来る。...どうやら本艦にミサイルが命中したようだ。

「被害報告!」

「イージスシステムに損傷!」

「スパイレーダー1エラー!」

<<艦橋に被弾!火災発生!>>

クソッ艦橋に被弾したか...!まずいな...!

「艦橋に大振動ー!」

「第三分隊も火災消化活動に___」

と言っていると

<<犬神!?大丈夫か!?>>

...どうやら親友から連絡が来たようだ。俺は瞬時に

「___ああ、まあ大丈夫かどうか言えない状況さ」

<<援護に回るから消化でも___>>

「...本艦の被害としてはスパイレーダーが一機故障、艦橋が破壊した。現在は緊急操作版を使って航行中。いいか磯風、俺たち...いや、俺の感想だがあの最新鋭戦艦、只者じゃねぇ。接敵まで衛星写真を見ていたのだが、こっちに向かって来た対艦ミサイル、或いは巡航ミサイル。殆どあいつが撃っているに違いない。」

<<...え?140発もの、ミサイルを?」

「...ああ、それにな、あいつは霧島とは違う。いやアイオワ級でもノースカロライナ級でもない。46cm砲4機12門、大和を超える大戦艦...モンタナ級だ。あの試作段階で終わったモンタナ級が現代改装してここにいるに違いねぇ」

<<...嘘だろ?>>

「嘘だ。そう言いたいがな。生憎本艦は戦闘不能だ。ドック型輸送艦とかあったらいいのだがな...すまない。」

<<...分かった。犬神、ありがとう>>

「ははっお互い様ってもんだぜ」

プチッと言う音と共に艦隊無線は切れる。

犬(磯風も、霧島が被弾した時って、こんな気持ちだったのだろうか...?)

なんだ?今までにない、この虚しい気持ちは...!クソッ...責めてイージスシステムが生きていたならば...!その思いを片隅に置き

「航海長、艦隊の後方に回り込め」

<<了解...!>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜霧島・CIC〜〜〜

 

 

 

霧島では、この巡洋艦をどうやって撃破すれば良いのだろうか?と言う会議を行なっていた。

「こいつが例の最新鋭の防空巡洋艦か」

「そうですね」

「...確かあの誘導弾、まだこの船に搭載されていたよな?」

「ええ、そうですが...まさか?」

「ああ、あれをこの巡洋艦に発射するぞ」

「!?ですが、あの誘導弾は最新鋭戦艦用として造られたものであり、この巡洋艦はイージスシステム搭載艦、そしてBMD能力も付与されている可能性ありと上層部から報告が...!」

「航空隊と連携して飽和攻撃だったらいけるだろ?」

「ですが2隻配備されていると...」

と伏見は反論しようとするが

「まあ行けるさ伏見」

と熱海が励ます。知島も

「じゃあ決まったんだったら作戦名決めましょ?」

「うーん...」

磯(2隻同時に撃沈させる...あの誘導弾を使いながら...ん...?確か同時に撃破させれる仮面ライダー居たような気が...!)

「ボソッファイズ...ファイズ作戦、と言う作戦名はどうだろう?」

「いいですねそれ!ファイズ...仮面ライダーファイズからでしょうか?」

「ああ、そうさ。んじゃ通信士は第三艦隊に暗号お願い。米ノ犬ニ攻撃ヲ開始セヨ。とね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜同時刻・米海軍巡洋艦ヨークタウン・CIC〜〜〜

 

「...敵艦隊、以前沈黙」

「結構な数のミサイル撃ったからな。被害は小さくてもあるだろう」

と言いながら艦長はコーヒーを飲む。すると...

ビィィィィィ

大きな音のベルがCIC内になり響く。そう

「対空目標探知!敵艦隊から約80発の対艦ミサイル___」

「両舷対空戦闘、中国はもう我々の領地。贅沢に使うぞ」

「了解!SM-3、8セルから17セルホールド解除!」

「SM-3攻撃始め」

「ファイヤ、サルボー!」

その1声で合計90隻に及ぶ巡洋艦、駆逐艦から一斉にミサイルが放たれる。一つの船からはSM-2、一つの船からはテリアと言う冷戦時代を耐え抜いた対空ミサイルが一斉に放たれ、海自から放たれた対艦誘導弾群に向け飛翔、レーダーには複数の点に重なり、消滅。

「迎撃成功___」

と言った瞬間、また新しい目標がレーダーに映る。小さな目標...漁船か?渡り鳥か?いや、まさか____

だが、それを気づくのが遅かった。2本の特務機関特製の新型ミサイル...10式艦対艦誘導弾は真っ直ぐジュノー、サンティエゴに直進。各艦はそれに気付きCIWSで弾幕を貼るが10式はホップアップ、そのまま直進し、命中。大爆発を起こす。10式には1発の火薬量がえげつない事になっているため、被害が軽微という船はまずいないであろう。

サンティエゴには艦橋付近に命中しコントロール不能に陥り、ジュノーは機関室に一直線に命中。ジュノーはここで最後を迎えるのであった...

その後、自衛艦隊は一時的に離脱、ミサイル・主砲無人島群がアメリカ軍を急襲。敵超巨大戦艦一隻を除き、護衛艦隊が全滅に等しい被害を出したのだった...

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ...ふははははは!そうさ...戦争...これが戦争なのだ!さあ日本軍...聖なる戦いを始めよう...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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