幻想郷in my house   作:回忌

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停滞

なんだかアイツらがおかしい

幻想郷の奴は元々おかしいから違う

俺が言いたいのは斬鬼とかの動機の奴らだ

 

学校であった途端

 

「お前、そんな趣味だったんだな」

 

と斬鬼にいきなり嘲笑された

本当に意味がわからんかったから聞き直した

 

「自分に聞いてみろ」

 

更に意味が分からなくなった

それ故に他の奴らにも聞いてみたのだが

 

「そりゃないね」

 

「自覚をぶっ飛ばして行ったか?」

 

ジョンと霊覇にも嘲笑された

いやマジでどういうことやねん

自覚をぶっ飛ばしてきたって…いやどういうことだよ

何?何をしたって言うんだよ俺が

 

それを考えると不思議と時間は過ぎていく

幸運にも先生に当てられることも無かったから尚更だった

延々と悩み続け、荷物をまとめる

 

そして、部室に向かった

 

「一体何が…」

 

「あ、ホモだ」

 

「ロリコン」

 

「(自主規制)好きとかぶっ殺すぞマジ」

 

入った瞬間の非難

というか一つ一つの単語の破壊力が凄まじい

ホモ?ロリコン?そして「自主規制」!?

 

「どういう事だよ!」

 

「…トーク内容見てみろ、寝坊助」

 

斬鬼にそう言われ、携帯を取り出す

そういえば今日一度もトーク内容を見ていなかった

俺は嫌な予感がした…本当に嫌な予感がした

 

「…」

 

意を決して斬鬼のトークを開く

 

 

灰汁

『おれ、ホモなんです』

 

斬鬼

『ウッソだろお前!?』

 

灰汁

『やらないか』

 

斬鬼

『こんの土方野郎が』

 

「…えぇ」

 

困惑してしまった

いやどういうトーク内容だよ、小3男子か

というかいきなりなカミングアウトだな

 

「多分お前とこの小人がイタズラしたんだろ、な」

 

「だろうね、僕達全員に来てたよ」

 

「まさかっ――」

 

こいつら以外にも送ってないよな、という懸念は幸運にも当たらなかった

他のトーク履歴を見てもアホみたいな会話は無い

どうやらこの三人のみに送り付けたらしい

俺は音速でジョンのトークを見る

 

灰汁

『ロリっていいよな、ウチにいっぱい居るんだグヘヘ』

 

ジョン

『うっそーん、君誰だよ』

 

灰汁

『そこら辺に居る小石だよ』

 

ジョン

『小石らしく黙っとけ』

 

 

「こいしのヤロー…」

 

「あれやったの君じゃ無いでしょ、そんな会話携帯じゃやらないし」

 

ジョンはそう言った

察しが良くて助かる、こいしは今日オヤツ抜きだな、ヘヘヘ

霊覇はどんなのだろうか、俺はトーク内容を開こうとする

 

「お前マジでキモイ。アレだからな、規制入るからな

 タグが一つ増えるぞコノヤロウ」

 

「そこまで酷いもの――」

 

霊覇の警告を無視してトーク内容を開く

そこにはもうおぞましすぎて書けない物があった

俺はソッと送信取り消しをして何も見なかったことにした

 

こりゃタグが増えるわ、書けんわ

というか一部の人が一生来なくなるわ

 

「俺は気持ち悪すぎて夜寝れなかったぜ」

 

「そりゃすまんことをした…」

 

いや俺がした訳では無いんだがな、うん

というか何でこんなことに…

 

「まぁ、いいさ…面白かったからな」

 

斬鬼は軽くわらう

そのわらうが笑うなのか嗤うなのか分からん

どちらとも言えない顔してるし

 

「まぁ、いいさ」

 

そうして俺は三人に目を向けた

俺は一つ、いうことがあったのだ

 

そう、会話をしているならばするべきこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一手くらい止めて話せよ」

 

「嫌だわ今コイツの陣営ボロボロにしてんだから」

 

「もう金一個しかない…」

 

将棋の手を止めて話をする

何か話しを聞くんなら手を止めるのが普通だ

なおこいつらはアタオカなのでそんな事しない

というかアタオカじゃないと敵の玉以外取ろうと思わない

 

「何!?生殺し!?玉と金だけでどうしろと!?」

 

「お前を囲って何も出来なくしてやるわ」

 

「止めて!お前もう龍二体いるんだぞ!

 それに馬も二体!、止めてくれ!」

 

「何も出来ない奴を虐めるの楽しいわ

 幽香の気持ちが分かるぜコレ」

 

絶賛斬鬼が霊覇をボコボコにしている

一瞬で潰すのは面白く無いので嬲り殺しにしている

見ていてやってほしくない戦法しかしてねぇ

 

「ジョン、お前はしないのか」

 

「将棋苦手、というかオセロとかチェスとかそういうの嫌いだよ」

 

「そうだったな、お前はそういうの嫌いだった」

 

ジョンはこういうのは苦手である

相手の感情を読み取るのがクソほど苦手である

それ故に鈍感を超えた鈍感と影から言われたりするとか

 

「待って!助けて!灰汁!何か助言して!」

 

「死ぬがよい」

 

「助言じゃない!それただの死刑判決や!」

 

「そうだよ」

 

「そうだよじゃねぇよ!」

 

実際ここまで来ると詰みである

相手が玉の範囲内に入ってくればなんとかなるがそれは無理だ

斬鬼は後ろで金を動かすことによりターンを消費している

詰まるところデッドエンド、霊覇の負けである

 

「というかルール的にもう終わってるだろ」

 

「え?」

 

「それ言うなよ」

 

詰みになったら負けである

即座に負けとなる為こんなに続くことは無い

 

というか霊覇はそのルール知らなかったのか?

 

「先に言えよ」

 

「面白くないだろ」

 

そう、全てはそれに回帰する

故にこいつに言う必要は何にもない

 

そういえば忘れかけていたがこいし達のお菓子は買わなくていいな

今日の帰り、買ってやる予定だったが別にいいだろう

 

俺はそう思いながら席に座り、二戦目を始める2人を眺めたのだった

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