勝利描写?ゲーム描写自体消えるよ
Enemycombatを幻想郷の住人に見せても、ねぇ?
「むぅ…」
「霊夢…謝った方がいいと思うぜ…」
「嫌」
「あのさぁ…」
霊夢はぷいとどこかを向く
それに対し魔理沙は額をペチンと叩く
ダメだこりゃ、謝る気配がない
「どうして謝りたくないのよ」
咲夜…紅魔館のメイドがそういった
悪魔の従者である彼女は、魔理沙の背中を叩く
慰めではなくこいつに何言っても無駄、と言う意味を込めてだ
「…嫌なのよ」
「理由になってないわ」
「嫌なのよ」
「理由になってない」
「本当嫌なのよ!」
「理由を聞いてんだろうがぁ!?」
メイドであるなんて事かなぐり捨てて叫ぶ
理由を聞いているのに返ってくるのは感情的ななんか
しかも「嫌」という不快感一文字だけで構成されている
そりゃキレるわとアリスらは目元を抑える
「なんで嫌なのよ、霊夢」
アリスはため息をつきながら霊夢に尋ねる
それを受けて、少し彼女は狼狽えるが直ぐに顔が戻る
そして何か言おうとして、また俯く
「…もしかしてだけど」
「…」
ある可能性が浮かび上がる
私としては一番博麗の巫女にやってほしくないことだが…
というか人妖平等の調整者がそんな事やるなって話だが…
アリスは、もしかしたらを胸に抱え、聞いてみる
「…あなたただ不快感かまあるから嫌だ、とかじゃ無いでしょうね」
「…ひゅーひゅぅー…」
ヘッタクソな口笛
指先と指先を合わせ、モジモジと体を揺らす
誰がどう見ても図星と分かる行動パターンだ
おっふとアリスは額に手をうちつけた
なんなら崩れ落ちそうになった、危なかった
これが博麗の巫女か…こんなのだっけ、霊夢は
少なくとも私が知っている霊夢はもっとキリとしたよう感じが…
「…ぜぇったい謝らないわよ」
「それで解決したら世の中全て上手くいくわ」
「…やーだ」
「あなたの一存で決めれないわよ」
「…やだ」
「あ"ぁ"?」
「はい、分かりました謝ります」
キレそうだった、というかキレタ
なんだよ、なんでそんな嫌なんだよ
あの家主に親でも殺されたってか?どういう事だよ
もう頭が痛い、なーんにもしたくない
ともあれ謝ってくれるだろう
そうでもしないと私の胃が死んでまう…
あれからあのオムライスしか食ってないのだ…もう腹が…
〇
「ふふ、もう少しで決行ね」
人影がベランダに居た
テーブルと椅子があり、椅子には女王、テーブルにはワインの瓶がある
そのちっちゃな夜の女王はグラスを傾ける
この館に貯蓄してあるワイン、しかもかなりの良い奴だ
うむ、とても美味しいと彼女は思った
「明日が満月のようですね」
「吸血鬼としての誇り、見せてあげるわ」
立ち上がり、グッと拳を握る
彼女にとってとても屈辱的で許せないことがあった
そう、そうだ、許してはならない
こんな卑劣な、そして傲慢な行いを
彼女はそう思い、なお拳に力を入れる
「ただ紅茶が無いだけじゃない」
「はぁ!?大問題でしょうが!?」
それを見て動かない図書館が鼻で笑う
ズズズと黒い液体…ブラックコーヒーを飲む
実を言えばこのもやし家主と秘密裏に交流しているのだ
それ故に少しこの世界を知っていて便利なツールの使い方も大体知ってる
とはいえそれを持ったことは無いんだがな
車とかあってもこの大きさじゃ運転できない
「紅茶とか…品がないわねぇ、イギリス淑女のつもり?」
「お前はここでその下品な泥水を飲むつもりか!?
もう少しで宴が始まるというのに!?」
「え?綺麗な天水?ありがと、更に美味しく飲めるわ」
「ぬわぁぁぁぁぁぁ!!!ちょっとこっち来い貴様ァァァ!!」
〇
「はい終わりっと」
ゲーム終了である、あれからアイテムは集めることができた
敵の奇襲という想定外はあったが、ま、気にする程でも無い
『お疲れSummer』
「んじゃ」
カチリとグループ通話を切る
楽しいとは言わんがつまらない訳でもない
言えば緊張感の凄いゲームだった…
「…お腹すいたな」
長くゲームをやりすぎたらしい、もうお昼だ
今日の昼はラーメンにしよう、それと買い出しに行こう
そろそろ食料が消え失せる、これ以上はアカン
そう思い、下に降りていく
下に行くと、何か嫌な予感がした
特にリビング前
入るなという圧が俺にひりひりと圧し掛かってくる
何故かわからんが凄く入りたくない、しかし入りたい
ただまぁ、どうでも良くなったのか俺は普通にリビングに入り込んだ
「灰汁か、ビックリするなぁ」
魔理沙がそう言ってきた
リビングを見れば前とそれほど変わっていない
パッと見ゴミが散乱しているとかそういうあれでは無い
それに、酷い圧も特に無かった
「何しに来たんだ?」
「飯食べに来ただけだ」
そう言ってヤカンを取り出し、水を入れる
溜まる前にカップヌードルを取り出して蓋を半分開ける
ふむ、久しぶりに見た気がするなこの形
最近は料理しているのにこいつらが来た途端ラーメンに変わってる気がする
まぁ、いいか
そう思いながらヤカンを火に当てる
既にコンロの火は付いていた
ポッドを買っている訳でもないので沸かさなければならない
あぁ、こんど買っておかないと…
「なんだ?この容器」
「カップラーメン、お湯を入れて3分間したら完成だ」
湧き上がったお湯を突っ込んでやる
少し飛び散った、それに近くにいた魔理沙が驚く
近くに来ているのは魔理沙だけじゃない、ほぼ全員だ
やっぱり物珍しいのだろう、興味津々の目をしている
特にそこの水色ツナギの女、目がガンギマリしておられる
「よし」
さて、この3分間何をしよう
無言を貫き通すのもいいが、なんか…遠くなる気がする
別に俺は無言はどうでもいいのだが。
手首の時計を確認し、本棚に歩み寄る
アカン天狗どもの視線がやべぇ
勝手に住処にしてるのに自治領主張してやがる、主に目が
とはいえそんな気にしなくていい
だってほぼ居ないんだから
実を言えば無名妖怪の殆どはスキマにぶち込まれている
理由は単純で出せば消滅してしまうからだ
大体恐れられているのだが、天狗でさえ出せば消滅する
この場にいるのは恐れが長く続いたもの達…つまり強者
ま、どうでもいいか
本棚から本を取り出す
適当な小説だ、暇を潰せればそれでいい
時計を見ればそれほど時間は経ってない、一分程度だ
久しぶりに続きでも読んでみようか
〇
「あぁ、もう4分か…」
久々に読んだ小説が面白くて一時間消すところだった
二分オーバー、まぁまぁそんなに麺は伸びん
一時間行ったらもはや麺らしいナニカになっているだろう
1回集中しててやってしまったことがある
…あの食感は忘れることは無いだろう
というか思い出したくもない、う、寒気が
「…よし出来てる」
ペラリと蓋を剥がせば
麺の上に乗ったサイコロ肉やエビに卵は美味そうだ
箸を取り、手を合わせて例の言葉を言って食べる
その食べてる間…正確に言えばゴミを洗ってる時まで酷い視線が俺に突き刺さっていた