「なんでまぁ、こいつらが着いてきたんだよ」
「頭痛いわ…覚の妹が居たとはいえ…」
「ウマウマ^~」
「もうどうにでもなれェ^~」
頭痛い
俺は思考放棄してベッドに倒れ込みたい
でも机の上にいるこいつらがそれを許してくれない
多分思考放棄して寝たら問答無用で起こしてくる
紫ひとりじゃ多分話を聞いてくれないだろうからな
家主がいれば話を聞いてくれるとでも思っているのだろう
そいつ、俺が来るなって言ったのに来たからな
俺が言ってもなんの意味もないからな
にしてもあの桜色の人型はどれだけ食べるのだろう
既に菓子の半分くらい消え失せてんだが
野郎だけ昆虫入れるケースに入れてやろうか
そうでもしないと独り歩きして買って食材無くなっちまう
逆に言えば捕まえる時は楽か…
なんて餌を置けばあちらから歩み寄ってくれるからな
トラバサミかネズミ取りに菓子でも置いておこう
翌日、いや半日すりゃ1人はかかってる
確実にかかってる、こいつがいるからな
もうなんか疲れた
買ってきたじゃが^~りん半分以上無くなってら
あれ確かお前ら五六本で腹一杯になるデカさだぞおい…
もう…あぁ…
「ま、まぁ、バレなかったのよね?」
「いえ?家主のお友達にバレたわよ?」
紫、石化のお知らせ
そら固まっちまうわ
また胃薬が無くなっていきそうだ、こんど買っとこ
「…もう…なんなのよ…
というかどうしてバレたの?こいしがいるのに」
「どうも能力持ちっぽいわよ」
「…この外界に?」
あぁ、俺のついていけない会話をし始めやがった
能力持ちは恐らくこいしのような能力と言うやつだろう
多分化学が発展した外には居ないと思ってるんだろうな
…逆に言えば幻想郷にいるやつは全員もってんのか?
怖いなー、戸締りストII
「らしいわ、あの口ぶりから察するにね」
「口ぶりねぇ、多分油断ならない人物だわ」
あの会話だけでそこまで分かるとは
さすが紫、そして幽々子と言おうか
大食いとはいえ油断ならない知能があるらしい
「…多分他の家主のお友達も能力持ちでしょうね」
「どうかしらねぇ?会ってみないと分からないわよ」
あーはん?
よく分からないです( ᐛ)バナナ
まぁ、そんなあほ面してないでやること探さないと…
「ああ、もう頭が痛い
下行ってくるわ」
「分かったわ」
俺はため息を着きながら下に降りる
――また、か
妙な感覚、入ってくんなと言わんばかりの…
さてまぁ、俺の視点は基本下だ
下ばっか見てネガティブな思考しか出来ない俺ならではだがな
視点は下にしか行かない
まぁ、気付く訳だよ
何この紅色の霧
リビングに行くスライド式の扉の下から霧が出てんだけど
えぇ?どういう事だよ?は?えぇ…(困惑
加湿器なんて最近買った覚えは無い
「家主さん?どうかした――」
さとりがやってきた
後ろから、すーっと来たのだろう
そして多分俺の思考を読んで下の霧を見たのだろう
「あ」
「さて…」
ごきりと首がなる
なんともまぁ、舐められたもんだ
下で火災?多分違うだろう
なんともまぁヤンチャな奴らだな、HAHAHA
「灰汁さん顔が笑ってな…」
「イクゾー」
入る
個人的に入りたくは無い
しかし入らなければ無ければ待っているのは飼育ケースに入った彼女達である
もうなんでこんな尻拭いなんか
入った先はまさにこの世の終わりと言うべきだろう
世界が終わる時に始まる戦争がこれなら俺は納得出来る
綺麗な弾丸が辺りに飛び散る
後に知るがそれが弾幕ごっこという遊びの弾幕である
それが至る場所で起こっている
1番目を引くのは槍を持った幼女と魔理沙と霊夢が向かい合っている
弾幕やら槍を放つ幼女はとても楽しいそうだ、霊夢は落とす気満々の顔をしてやがる
はは、楽しそうじゃないか
館の前…門の前に2人の女性が倒れている
中華の格好をしているやつと羽が頭と背中から生えた奴
多分門番してたけどぶっ飛ばされたやろーなー
1部の奴がこちらに顔を向ける
しかしその一部が戦闘に戻る
楽しそうでなにより
ただまぁ、俺には言いたいことはある
楽しくやるんだったらまぁ家の傷つかない範囲
まぁ弾幕ごっこはいいほうだろう
ただまぁ、コンロの火がつけっぱじゃないことを除けば
面白いことに紅い館から何か伸びて行っている
それを辿れば台所にたどり着く
見てみればもう綺麗な火柱よ
点火するボタンに伸びた何かが絡みついている
消そうにもそれが邪魔して消すことが出来ない
「あのー、霊夢さんが解決してくれると――」
だったらやることは1つか
というかこれが魔法か、火をつけるボタンに幾何学模様が何重もある
こりゃ押せないわけだ
ああ、もう腹立つ
俺は歩く
ゆっくりではなく若干早歩きで
紅魔館に
「あ」
1部の奴がなんだアイツと変な目で見てくる
だが俺には関係ない
槍持った幼女がこちらをなんだお前、邪魔すんなよって目で見てくる
紅魔館の前に立つ、相変わらず変なものが台所に向けて伸びてる
めっちゃ睨んでくる、霊夢と魔理沙が怪訝な顔してるなぁ?
ま、しったこっちゃないけど
「すーっ――」
「あ(察)」
足をかるく135度程上げる
何かを察したさとりは紅魔館に向けて合唱する
さて、祈りは済んだな?
あとはさよならだ
全ての怨念を込めて思い切り紅魔館に向けて足を振り下ろす
俺の素足を邪魔するものは何も無い
簡単に館を分断してやった
「あぁ!?ちょっとお前何――」
「お前ら、机の上に座れ」
「はぁ!?」
「「私たちは異変解決に来たんだre」」
何かを言おうとする彼女達に俺はある場所に指を指す
その指の先に彼女達の視線が走るのがわかる
そしてその視線がそれに向けられた時に俺は声を続ける
ひっと怖気付いた声が出る前に
――お前たちもこうなりたいか?
そこには不幸にも俺の踵の下敷きになった紫の女がいた
死んでは無い、手を動かして誰かーっと助けを呼んでいる
流石におそらしくなったのか彼女達は顔を青ざめる
「さっさと直れ、ここに居るテメェら全員だクソ野郎共!」
「「「「「「「「…分かりました…」」」」」」」」
この時、いやこの後起こった出来事から彼女達に共通の認識が生まれる
彼女達だけでなく、幻想郷から来た者全員に
『あれは怒らせてはいけない、今の状態じゃシャレにならない
アレを普通の人間と思わずに同じくらいの種族と思え』
後に1番最初に犠牲となったレミリアが言った言葉である