ダンデ、キバナ、ソニアの昔馴染みのポンコツどく使い   作:剣盾に帰ってきたマン

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アギャス!


再会

4人でお茶しながら沢山のことを話した。

ホップのジムチャレンジの話、ソニアの博士号取得の過程と苦労、チャンピオンダンデの初敗北。3人の話は面白かった。ブラックナイトとかいう現象も、お世話になっていたローズ委員長の話も聞いた。あの人が逮捕されたとは驚きだが、それでもガラルは前へ進んでいるようで一安心だ。

 

「でねー、ホップったらずーっとユウリちゃんに告白できないままで…ほーんと意気地なしなんだから!」

 

「おい、ソニア!なんで言っちゃうんだぞ!」

 

「はは、諦めろホップ。ヒガンは鋭いからどうせすぐ気付かれるだろうし一緖だろう」

 

「それでも気づかれるのと暴露では大分違うんだぞ!」

 

話はホップの恋愛話にシフトし、2人から弄られるホップ。そうかそうか、ホップも恋を知るお年頃になったか…

 

「ええ、まあ。ホップの事でしょうからすぐ気付きはするでしょうね、貴方達兄弟は嘘が下手ですから」

 

「だぞ!?」

 

「おれもか!?」

 

「あったりまえじゃない。ダンデくんも隠し事なんかできないでしょー?」

 

「おやソニア。人を揶揄っていますが貴女も隠し事は苦手ですし意気地なしでしょう?いつまで想いを秘め「わーっ!わーっ!わー!!」

 

「ん?なんかソニアも隠し事があるのか?」

 

「ダンデくんは黙ってて!!」

 

くすくすとホップと2人で笑い合う。ホップもきっとソニアの想いは気づいているだろうし、なんなら自分の兄の無自覚な想いも気づいてそうだと思う。こいつら早くくっつかねぇかなぁ。

 

「おや、お茶菓子がなくなってしまいましたか」

 

「美味しかったんだぞ!」

 

「ホップがモリモリ食べるから私あんま食べれてない〜…」

 

「え?ソニアもホップと同じぐらい食べてなかったか?」

 

「そんなことないもん!」

 

「…太りますよ?」

 

「うるさい!ヒガンのデリカシー無さ男!」

 

「ヒガン兄!もうお茶菓子ないのか?」

 

「そうですねぇ…ではとある地方で私が学んできたサンドイッチなんていかがです?」

 

「「「食べるー!」」」

 

3人の揃った声と笑顔を見ると、つい甘やかしたくなってしまうな。よし、それじゃあ腕によりをかけてご馳走してやろうではないか!

 

「なら少々お待ちくださいね、ソニア、キッチン借りま「ヒガンー!!!いるんだろぉでてこーい!」…またですか」

 

サンドイッチを作ろうと席を立つと同時に外から聞こえる大声。この声は間違いなく、この場にいないもう1人の昔馴染みだろう。

 

「クスクス。ダンデくんのブログ見たのかしらね?」

 

「そうだろうなぁ…ほらヒガン、迎えに出てやれよ」

 

「いや…家主はソニアなのですが…?」

 

「細かいことは言いっこなしだぞ!ほら早く早く!」

 

「はいはい、わかりましたよ…」

 

ドアの前で一つ呼吸を落とし、意を決してドアを開いた。すると、ドアの前にいたのは予想通りの彼で。

 

「おう!久しぶりだな、ヒガン!!」

 

「ええ。久しぶりです、キバナ」

 

そう言って2人で軽いハグをして、手を握った。

 

そうだよな、普通再会ってこんな感じだよな。

 

──────────

 

「いやあホントに久しぶりだなぁヒガン!お前がいない間にオレ様、遂にダンデに勝っちまったぜ!」

 

「ダウト。ダンデの公式戦初黒星の話はもう聞きましたよ」

 

「んげっ!?お前ら〜」

 

「はっはっはっ!残念だったなキバナ!」

 

「くそ〜絶対勝ってやるからな!」

 

「ふふ。元気が良くて何よりですよ、キバナ」

 

急にやってきたもう1人の昔馴染み、キバナを加えて話す俺たち。

こうしていると、昔を思い出す。俺たち4人で色んなことに挑戦し、笑い合いながらガラルを回った日々を。

 

「そうです、キバナ。実は今からサンドイッチを作ろうと思っていましてね。貴方も食べますか?」

 

「ん、おお!勿論いただくぜ!ヒガンの作る飯はうめぇからな!」

 

「ふふ、期待に応えられるよう頑張りますね?」

 

そうと決まれば早速調理開始だ。先ずは大きめのパンをスライスして、ふたつに割る。そして中に挟む具材だが…

 

「ソニア!冷蔵庫の中身は使って大丈夫ですか?」

 

「あ、全然オッケーよ!なんでも使っちゃって!」

 

家主から冷蔵庫の中身使用の許可ぎ出たので、レタスやハム、トマトなんかもカットし、それとあまり物であろうハンバーグを一度温め直して…

 

「よし、具材の用意はOK」

 

バターを塗ったパンを置き、その上に点高く具材達を持ち…!

 

「パルデアチャンピオンのアオイ少女、ハルト少年直伝…!具材落としッ!」

 

レタスやピクルス、トマトをまずはシュッと!

 

ベチャ!パスっ!

 

「うん、上手く置けましたね。そして次は…」

 

ハンバーグを天空に構え…

 

ボスッ!ボスっ!ぽろっ!

 

「ああっ!しまった!むう…師匠達のようにはいきませんね…」

 

ちょっとぐちゃっとなってしまったし,ハンバーグが落ちてしまった。

まあそれもサンドイッチの醍醐味だと師匠たちは言っていたしいいだろう。そしてチーズなんかも乗せ、スパイスも忘れずに振ったところで最大の鬼門である。そう、パンだ。

 

「フーッ…よし、最大限の集中で………ハッ!」

 

ポロッ。

 

惜しくもパンは乗ることなく、落ちてしまった。

 

「くそう…ダメでしたか」

 

失意に沈みながらもプスっと刺して、完成である。皿に乗せて、淹れておいた紅茶と共に持って皆の元へ。

 

「はーい、お待たせしました…パルデア直伝!ボリュームサンドイッチと紅茶ですよ〜今きりわけますね」

 

「「「「………」」」」

 

テーブルに置いたサンドイッチをみて固まる4人。オイオイ、そんなに美味しそうかい?

 

「えーっと…ヒガン?これはサンドイッチなのよね?」

 

「?はい。本場(パルデア)*1で教えてもらった本格的サンドイッチですよ!」

 

「えっとだなヒガン…いや、美味そうだとは思うぜ?美味そうではあるんだが…ちょーっと映えが足りないかなってオレ様思うんだけど…?」

 

「映え?ああ貴方がやっているブログ用に絵になるかってことですか…それは申し訳ありません、今度はもっとカラフルで映えるサンドイッチを研究しておきますね」

 

そうか、キバナはそういうのも気にするのか。そういえばソニアもイマドキ女子、というやつだろうし、そこを気にしたのかな?

 

「今回のサンドイッチは『映え』を意識できませんでしたが次回は頑張ってみます!なので今回は『映え』より味を楽しんでいただくということで。ああそうだ、私ちょっと洗い物をしてきます。ソニア、切り分けはお願いしても良いですか?」

 

「え、ええわかった。任せておいて」

 

ソニアに切り分けをお願いし、使ったフライパンを綺麗にしようとキッチンへ。後ろでは身を寄せて話す彼らの姿を見た。ふふ、大きめに切り分けてもらうための交渉かな?

 

「ねえ、コレってホントにサンドイッチ?」「いや、そうは見えないんだぞ…」「そもそもパンに挟まれてねぇしな…」「そうよね…やっぱこういうとこポンコツよねヒガンって」「ハンバーグがあったらハンバーガーじゃないか?」「「「そこ!?」」」

 

会話は聞こえないが、盛り上がっているようである。ふふ、作った甲斐があるというものだ。可愛い奴らである。

 

────────

 

洗い物を終えて席へ戻ると、切り分けたサンドイッチをモグモグと頬張る4人の姿があった。男3人に比べてソニアの分が小さいのはきっとスタイルなんかを意識しているのだろう。そんなことしなくても抜群のスタイルなんだがなぁ。

 

「どうです?お味は」

 

「ングング…とっても美味しいんだぞ!

 

「ゴックン…ああ、これは美味い。いくらでもいけるな!」

 

「ズズ…味はとってもよかったわ、味は。」

 

「モシャモシャ…そうだな、こりゃ絶品だ。見た目は兎も角」

 

好評のようで一安心である。しかしキバナ、ソニアの『映え』を気にする『イマドキ』の2人からは御指摘をもらった。くそう、次は『映え』まで完璧にしてやるからな。あとでアオハルコンビに映えるサンドイッチについてアドバイスをもらっておこう…

 

「あ、そうだキバナ。ちょっとお願いがあるのですが…?」

 

「ん、どうしたんだ?オレ様にできることなら協力するが…」

 

「ひさしぶりに『あの子』に合わせてくださいよ。まだパーティにいるでしょう?」

 

「ああ、勿論だぜ。ソニア、ここで出して大丈夫か?」

 

「ちゃんと後始末するんだったらいいわよー」

 

「わかりました、私がしておきます。それじゃあキバナ、お願いしますね?」

 

「おう、出てこい!ヌメルゴン!」

 

キバナがボールから出したのはヌメルゴン。何を隠そう、昔俺からキバナへ送ったヌメラが進化したコである。

 

「久しぶりですねぇ、ヌメルゴン。元気にしていましたか?」

 

そう言って頭を撫でてやる。ヌメラの時から可愛いやつだった。

じゃれついてくるヌメルゴンを存分に撫でまわし、一通り満足したところでキバナにボールに戻してもらう。

 

「はあ、相変わらずいいコですねぇ…キバナも大切にしてくれているようで何よりです」

 

「へっ、いまや立派にオレ様の主力だぜ!」

 

「いやあ,本当に優秀だぞ。なんとあの耐久力に手を焼いたことか…」

 

「兄貴のリザードンの攻撃を受け止めるの、カッコいいんだぞ!」

 

「ほう、そこまでですか…ふふ、『おや』として鼻が高いですね」

 

「それより、ヒガン貴方大分ぬめぬめになってるわよ?シャワー貸してあげるから浴びてきたら?あ、キバナは床掃除しといてね」

 

「おや、そんなにですか…それじゃあお言葉に甘えてシャワー浴びさせてもらいますね」

 

「え?!掃除すんのオレ様なの!?

 

着替えをキャリーから出し、シャワーを浴びるためにバスルームへ。

ヌメルゴン、元気そうで何よりだったな…

 

「…ホントにオレ様が片付けるの!?」

 

────────

 

「ねえ、マリィ?」

 

「なに?ユウリ」

 

「マリィはさ…ヒガンさんに会ったらまずどうする?」

 

「…まず話してみてから考える」

 

「あはは、奥手だねぇマリィは」

 

「しぇからしか。ユウリはどうすっとね?」

 

「私?私はそうだな〜、とりあえず抱きつこうかな」

 

「あ、ズルい。やっぱあたしもそうすっとね」

 

「うんうん、それがいいよね。もう子供じゃないってとこもわかってもらわないとだし、妹扱いもやめてもらわなきゃ」

*1
しかし教えたのは下手くそ部である




やっとポンコツ要素出せたな…(ただのサンドイッチ下手くそ部)
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ストック()尽きたんで最遅ツボツボ並の速度の更新になります。週一ぐらいは投稿したいな…

ヒガンくんの相棒は?※全員手持ちの予定ではいます

  • ゲンガー
  • ドラミドロ
  • ストリンダー
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