ダンデ、キバナ、ソニアの昔馴染みのポンコツどく使い 作:剣盾に帰ってきたマン
あの後、マリィも目を覚まし(勿論ついてくる気満々であった)ソニアの呼んでくれたアーマーガアタクシーに乗ってキルクスタウンへ。相変わらずここ寒いな……
「相変わらずここは寒いですね。ソニア、マリィ、ユウリは寒くないですか?女性が身体を冷やすのは良くないですよ」
「お気遣いありがとう、大丈夫よー。こういうところ気を遣えるわね、誰かさん達と違って」
「大丈夫ですありがとうございます!もうテンションが盛り上がっちゃって熱いぐらいです!」
「あたしもよか」
「それなら良いですが……それでは、ジムに向かいますか」
「ああ、ヒガン達は先行っててくれ。俺はちょっとステーキハウスの予約をしてから行く」
「お、まさかオーナー様のオゴリかぁ?ご馳走様だぜ!」
「兄貴、流石だぞ!」
「……キバナとソニアには奢る気はなかったんだが」
「オォイ!なんでだよ俺ら親友で最高のライバルだろぉ!?」
「ええ!?私も!?なんでよレディーなんですけど!?」
「うるさい。お前たち大人だろう。ヒガンは帰ってきたことを記念して特別だ」
「「ぶーっ!!」」
「ほら、話も程々にしてジムに向かいましょう。ダンデは予約お願いします。あ、ちゃんとお金は出しますからね」
「む、お前の歓迎会だから気にする必要なんてないんだがな……後で必ず向かうから先へ行っていてくれ!なあに、すぐ行くさ!」
「……いや、やっぱりソニア着いて行ってあげてください。予約の後ジムに付かずに迷子になる未来が見えました……。ソニアの分も私が持ちますので」
「……そうね、私もおんなじ未来が見えたわ……了解したわ、行くわよダンデくん」
ソニアにダンデを任せて、ジムへ向かう。ジムの前には依頼主ことメロンさん、そして……
「うげ……」
「ちょっと、うげって何ようげって。久しぶりに会った可愛い後輩にそれはないんじゃないですかー?」
後輩で現みずタイプジムリーダー兼スーパーモデルのルリナがいた。なんでいるの、お前さん。
「……なんで居るんでしょうねぇ、貴女今確かモデル兼ジムリーダーでしょう?こんなところで時間を使う暇なんてあるんですか?」
「あーら残念、私はちゃんとジムリーダーとしての責務でいるから仕事なんですー。それより先輩……ロリコンだったんですか?」
私の両隣にいるマリィとユウリを見てジト目であらぬ疑いをかけてるくる後輩。なんと失礼な。
「貴女……それ本気で言ってます?」
「いやー怪しいとは思ってたんですよ?昔から私が揶揄ってもいっさい反応しないし……まさか
「あらぬ疑いをかけておいてなんて言い草ですか」
あいも変わらず生意気な後輩である。すると黙って見ていた両隣の2人がルリナに抗議をあげ始める。
「さっきから黙って見ていればなんて言い草ですかルリナさん……私たちを子供扱いはやめてください」
「そうやけん、マリィたちはそんな子供じゃなか」
ムッとした表情の2人。対してルリナは勝ち誇ったような表情で、
「そうやって反論する所が子供なのよ。まだまだね」
と、さらに煽る。何故に火に油を注ぐのか、オマエみずタイプ使いだよね?
この後輩は久しぶりにあっても昔のままのようである。
「はいはい、私に比べたらみんな子供だよ。若さってのは財産だからね、大事にしな。そんでさっさと中に入っておくれ」
スパッとこの無駄なレスバトルに終止符をうち、次へと進めてくれるメロンさん。うむ,これこそ大人である。
「見ましたか、3人とも。これが大人の女性です」
「「「ぐぬぅ……」」」
喧し姦し3人娘もこれには歯噛みする。まあ当然であろうが。
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ジムのバトル挑戦者の控え室に通されたので、一度みんな出して今日出す予定の子達のコンディションを確認する。
「さて、皆さん。思い切りやっていいとのことですので……久しぶりに暴れて大丈夫ですよ」
手持ちたちは皆やる気満々である。相手の力量次第だが、久しぶりこのコ達を暴れさせることができそうで、不幸中の幸いというかなんというか……
「それじゃ、いきますかね」
控え室からジムのバトルコートへ歩む。懐かしい感覚だ。
あの頃4人でジムを巡り、こうしてジムリーダーへ挑戦する前に歩んでいたことを思い出す。あの頃は柄にもなく緊張していたっけかな。
思いを馳せながらコートへ出ると、2人の男女がいた。
どちらも目立つ派手な服装をしていて、ホントにジムリーダー?と思ってしまった。
「えーっと……あなた方がメロンさんの仰っていたジムリーダーさんですかね……?どうも、今回テスト役を仰せつかったヒガンと申します。どうぞよろしくお願いします」
初対面なわけだし、しっかりと礼を尽くす。これは大人としては当たり前のことである。しかし、彼らは仲良くするつもりもないのか、腕を組み偉そうに名乗る。
「チッ。テストなんて面倒くさいだけですのに……ワタクシはセイボリー。エレガントなエスパータイプのジムリーダーです」
「はぁーあぁ。アタシも色々忙しいんだけどなぁ。あ、アタシはクララっていいますぅ。どくタイプのジムリーダーですぅ。あ、思ったよりイケメーン♡」
成る程、最新気鋭のジムリーダーというだけあって、そこまで年がいっている感じではない。それに……そこまでバトルに慣れているとも思えない。これなら……
「まあ挨拶もそこそこにして、早速始めましょうか……えっと、御二方で順番を決めていただいて……」
「では、私からいかせていただきましょうか……」
ズイッと押しのけるように前に出てきたのは怪しげなピエロのような格好をした男。すごいファッションセンスだな……
「すぐに終わらせましょう。審判、開始の合図を!」
「ハイハイ、せっかちだねぇ。ヒガン!あんたは準備OKかい!?」
「ええ、大丈夫ですよメロンさん。いつでもどうぞ」
「それじゃ、両者ボールを構えて!ルールは事前に申告した通り、シングルの3vs3!降参も認めるよ!それじゃ、開始!」
「いきますよ、ギャロップ!」
「お願いします、クロバット」
相手が出してきたのはガラルのギャロップ。エスパータイプだが、フェアリータイプを複合しているため、余り有利不利は大きくない。ならば、ポケモンの練度次第。
「エレガントに決めましょう、さいみんじゅつ!」
いきなり催眠かよ。成る程、ギャロップの素早さからの催眠はなかなか悪くない手だ。だが
「クロバット、回避してクロスポイズン」
「ああっ、ギャロップ!」
俺のクロバットがそんなにあたるはずもない。
さいみんじゅつをかわし、クロスポイズンを叩き込んでやった。なかなかのダメージだ。
「くっ……まだです!サイコキネシス!」
「クロバット、かげぶんしん」
かげぶんしんによって的を絞りきれなかったギャロップはあたふたとしてサイコキネシスを叩き込むことができなかった。そこをウチのクロバットが逃すはずもなく。
「ギャロップ戦闘不能だよ、ほら次のポケモンを繰り出しな」
俺が指示するまでもなくクロスポイズンを叩き込み、ギャロップを戦闘不能に。さすがだぜ。
「クッ……いい気にならないでもらいましょう!次はアナタです!フーディン!」
次にセイボリーさんが繰り出したのはフーディン。速くて火力もある強いポケモンだ。でも、
「ああっ、フーディン……!」
「私のクロバットの敵ではないですね」
まさに瞬殺。俺が指示を出す前にクロバットがシバき倒していた。だが、しかし……
「あの……セイボリーさんでしたっけ?」
「……なんですか」
「ホントにジムリーダーですか?あまりにもポケモンの活かし方が……」
いや、ホントに。お粗末すぎないか……?マイナーってこんなもんなのか……?
「うわ、出た先輩の無自覚煽り。アレ無自覚なの怖くない?
「えっ、あれ素なのか……?うわホントにふしぎそうな顔してる……」
「私は生で見れて感動してますよ!オタクの誉!」
「兄貴もよくアレに怒ってたばい」
「〜〜〜!!なら見せてあげますよ!!いきなさい、ヤドラン!!」
急にすごく怒り出したセイボリーさんはヤドランを繰り出した、そしてあっ、そのモーションは。
「いきますよ、ヤドラン!ダイマックス!!」
恐らく切り札であろう、ヤドランをダイマックス。そしてそのままクロバットをダイサイコで仕留めた。
ダイマ技は仕方ない、ありがとうクロバット。
「メロンさん」
「なんだい。次のポケモンを早くだしな」
「ダイマックスは技を3回使用するまででしたよね?」
「そうだね。それがどうかしたかい?」
「圧勝というオーダーですが……ダイマ継続中に吹き飛ばしたらOKですか?」
「ふむ……まあ圧勝というか力の差を見せつける形にはなるだろうね」
「では、オーダーに答えましょう。お願いします、ゲンガー」
レディのオーダーに応えるために、相棒に託すことにする。
「おっ、ヒガンのゲンガーがでるぞ。てことは……」
「そうだな、終わらせる気だろう」
「うおっ、アニキ。ちゃんと予約できたのか?」
「ああ、バッチリだ!」
「て、言ってますけどソニアさん大丈夫なん?」
「予約はできたわよ……近いのに結構迷ったけど……」
「お疲れ様だぜソニア……」
「前向けお前ら。決着はすぐだぞ」
「誰のせいだと思ってるの!?」
なんだアイツらうるさいな。まあ、さっさと決めようか。
「おやおや、そちらもダイマックスですか?しかし私のヤドランを吹き飛ばすなど不可能でしょう!!」
確かに厳しいな。
「おそらく貴方は初めて見るものでしょうが……お見せしましょう、世界の広さを感じれば伸びますよ、きっと」
首から下げたネックレスを服から取り出す。その先には、
「……?なんです、その石は」
「カロス地方発祥とされる、ポケモンの潜在能力を引き出す石です。まあ、複雑な条件はありますけどね……そして、潜在能力を引き出すのはトレーナーとの絆です」
キーストーンに手を触れ、想いを込める。
「ゲンガー、メガシンカ」
ゲンガーは光に包まれ、姿を変える。
いつだって俺の想いに応えてくれるこのコには世話になりっぱなしだ。
「な、なんですかその姿わぁ!?!?」
ピエロさん死ぬほど驚いてるな…
「ほう、アレがメガシンカか……。ソニアが前教えてくれた……」
「そうなのか!?ソニア、あの姿はなんなんだぞ!?」
「アレは私達じゃわからないわよ……私も論文読んだだけだし。でもね……感じるでしょう?とんでもないエネルギーを」
「ああ、ギンギンだぜ……」
「すごい……ですね。ザシアンと比べても遜色ないレベルのエネルギー……」
「相変わらず規格外とかいうかどっかおかしいよね先輩…引くわ」
…観客席からの不当なドン引きには断固抗議したいと思う。
「……ゲンガー、シャドーボール」
「し、しかしヤドランは体力全開のダイマックス!シャドーボール如きでは──」
ズドン。
その音だけで、勝敗は明らかだった。
「ヤドラン、戦闘不能!勝者、ヒガン!」
「
これにて、教育終了。
逃げててごめん…また書くね…