またしても一日に二話投げゆ
(唐突に投稿時間で遊ぶ図)
「"おかえり"って言って、"ただいま"って言わせよう」
つまり、ホシノさん救出作戦を決行することが決まった。どこかへ出掛けていた先生が、ホシノ先輩の居場所について掴んできたようだ。
「でも、今の私たちだけじゃ勝てない。誰か協力者がいれば…」
「便利屋は?」
「確かに私たちのことを助けてくれましたが…またお願いしてもいいんでしょうか?」
「大丈夫だって!またどこに行ったのか知らないけど、これまでさんざん迷惑かけられたんだから、これくらいのお願いは聞いてもらわないと!」
「あはは…まあ、それは確かに」
「その協力者の件なんだけど、僕に考えがある」
真剣な顔の先生がした提案は、突飛で…とても魅力的なものだった。
「…会ってたんですか…『黒服』とやらに」
シャーレに帰って早々、先生はいきなり今日出掛けていた先のことを明かしてくれた。『黒服』は、キヴォトスの外部の存在である『ゲマトリア』の一員であるという。
「交渉は決裂した。でも、ホシノの居場所は教わったんだ」
「…取り返せるなら取り返してみろ、ってことですかね?わかりませんけど…」
黙り込む先生。…どうやら本題じゃないらしい。
「…どうしてその話を、私に?確かに私は先生と同じように外の人間ですけど、大人同士の話に入っていけるほど出来た子じゃないですよ?」
「…『黒服』は、ハリカのことも把握してる」
「っ!?」
―――『ゲマトリア』は常にあなたのことを見ていますよ。
―――あの迷い子…『稲梓ハリカ』のこともね。
別れ際、そんなことを言われたらしい。
【悲報】ヤバそうな大人に目をつけられた。ウワ…今の状況下で一番避けたかった状況に一発でなっちゃっいや待ってどういうこと!??
「わ…私そんな、そこまで目立つようなこと、少なくとも表立ってした覚えはないですよ!?なのになんで!?」
「それはわからない…ただ、『ゲマトリア』は"観測者"だと言っていたから…恐らく、本当に
「居直りストーカーじゃないですかヤダー…それで、私も狙われるかもしれないということですね?」
「話が早くて助かるよ」
「まあ…」
…しかし、ただの迷子を気にかけますかね?と思いはしたけど口には出さなかった。相手は得体の知れないやつだというのに、そんなフラグにしかならないこと言うのは自殺行為が過ぎる。思うだけでもアウトかもしれないけど。
「…それじゃ、私はそろそろ」
「うん。…明日もよろしくね」
「もちろんですよ。では」
さて、翌日…
「…いけない、危うく「ただいま」って言うところだった」
私が先に言っちゃってどうする…とまあそんなわけで、私はゲヘナ学園を再訪していた。何をしに来たかというと、
「…先生。それにハリカも」
…目の前にいる風紀委員長が答え。あ、隣に倒れている行政官はおまけ。
「ハ、ハリカ…?」
先生は横で固まっている。そりゃまあ、部下が急に相手方の秘書のお尻を全力で蹴飛ばしたらそうなるか。
「ヒナさんには先に話を通していたので大丈夫です。そんなことより、本題に入りましょう」
床から睨まれた気がするけど知らない。気にしてる場合じゃないもの。
【ハリカ⇒ 】
『先生に教えていただいた情報によりますと、ホシノ先輩はカイザーPMCの、第51地区の中央辺りにいるはずです。一番安全なルートで案内します、行きましょう!』
ホシノを取り戻すため、アビドス砂漠に戻ってきた。態勢は万全、補給も十二分。取れる手立ては尽くした。
そして実際、ゲヘナの風紀委員会が動いてくれている。チナツがモモトークで伝えてくれた。
『前方に敵を発見しました!距離は2km、もうすぐ接敵します!戦闘の準備を、っ!?』
ズドン!!と大きな音を立てて前方で爆発が起きた。…PMCの一団が、ほんの一瞬で混乱状態に陥っていく。
「支援射撃…?」
『あれは…L118、トリニティの牽引式榴弾砲です!一体どうして…』
『あうぅ…わ、私です…』
アヤネが驚いているところへ、通信に飛び込んだ気弱そうな声。…よかった、どうやら狙いは成功したらしい。
「その声…もしかしてヒフ『ち、違います!私はヒフミではなくファウストです!』…うん」
「わぁ☆ファウストさんお久しぶりです!ご自分で名前を言っちゃってましたが、そこはご愛嬌ってことで!」
『あ、あれっ!?あうぅ…』
「…まあ…やりましたね、先生」
隣のハリカが小声で、ぐっと親指を立てて言うのにうなずき返して、わいわい通信している様子に意識を戻す。これくらいしかできなくて申し訳ない、とヒフミは言うけれど、充分助かったよ。
『敵は砲撃で混乱状態です、今のうちに行きましょう!』
『目標の座標地点に到着…この辺りに、ホシノ先輩が閉じ込められているはずです!』
ここが目指していた"カイザーPMC第51地区"、その中央部。砂嵐に埋もれた旧市街地の一部で、一見しては他の旧市街地と同じように見える。
しかしアヤネの言葉に立ち止まった僕たちの視線は、自然とひとつの建物に向かっていた。それは
「これって…学校?」
「もしかして、これが…」
「ああ、ここが本来のアビドス高校本館だ」
第三者の低い声。…忘れもしない、砂漠のただ中で聞いたもの。
「っ…あんたは…」
「よくぞここまで来たものだ…アビドス対策委員会」
カイザーの理事が、僕たちの前に再び立ちはだかった。
・ハリカ
先生の言い回しいいよね~
ゲヘナを再訪、せっかくなのでついでに別の用事も済ませておいた。トリニティには関わってない
オープンストーカーこあい…と思いつつ若干の開き直りもあったりする
・先生
初語り手回
とれる手立ては尽くした
ハリカのお陰で足舐めイベントは発生しませんでした(ハリカ「また近々お会いしましょう(アコの件で)」を回収した形なので)。よろしくお願いします
・対策委員会
▼ケツイがみなぎった。(それは別のゲーム)
・ゲヘナ風紀委員会
先生の要請を受け出動した。アコの件は3話前を参照。
・ヒフミファウスト
ピクニック(意味深)に来た模様
L118はトリニティのものですが、トリニティは無関係ですから!
・ゲマトリア
ハリカについてはまだ様子見。