ミトドケタ!(´∀` )
締め方迷子でした…
…で。久々にミレニアムに行ったら、ゲーム開発部with先生が襲撃されていた話する?
まあするけど。
「何やってんですか!?」
「あ、ハリカ!?」
「わかりません!部室にいたらいきなり狙撃されて…あ、『
「よかったねよくわかんないけど!?」
状況が全く読めないが、とりあえず部室がめちゃくちゃになるのは避けたいということで逃げ回っているらしい。そうして逃げ込んだ先は旧校舎だという建物*1。
「な、なんとか逃げ切れた?」
「これからどうする?」
「もうミレニアムプライスへの出品は終わったし、とりあえず結果が出るまで、このまま逃げ続けよう」
「
そんな声と一緒に弾丸が飛んできた…ぅわあっぶな!?
「なるほどな…どうりでいちいち良い判断だと思ったぜ」
…この声、どこかで…確か、どこかの薄暗い部屋の中で…!
「さっきこのチビたちを指揮したのも、ミレニアムの差押品保管所を襲撃したのもあんただったか……先生、って呼べばいいのか?」
…あハイ、まどろっこしい前置きは要りませんね。
私たちを追ってきたのはC&Cの部長、ネルさんだった。というか、アカネ先輩に先生の調査とか依頼してたんだ…
「身長はこっちのみんなと同じくらいじゃ…」
「先生??」
この状況で命知らず??いやこの人割と図太いんだったわうん。思わずスンッと真顔になってしまった。
「んなこたねぇよあたしは3年生だぞ!!?あたしの身長に言及したやつが最後にはどうなったか教えてやろうか!!?」
「落ち着いてリーダー」
「なんだかもはや新鮮ですね~まだネル先輩に対して身長の話ができる人がいるなんて…」
一方、向こうにはメイドが三人到着しており、(うち一人が)真っ赤になるネルさんをなだめていた。あの褐色金目の人は対面してないけど、携えている大きなライフルからして彼女が狙撃手のカリンさんだろう。…身長の話ができる人……
「…危うく冷静さを失うところだったが、そんな話はどうでもいい…おい、そこの無駄にデケェ武器持ってるあんた」
ネルさんは割とすぐ元の顔色に戻ってそう言う。…無駄にデケェ武器…それのことだろうな、"光の剣"とかいう名前の……持ち主もきょろきょろしてるけど。
「あんただよあんた!」
「?…アリスのことですか?」
「そうだ、あんたには用がある。C&Cに一発食らわせてくれたらしいじゃねぇか…ちっと
あ、分かったそういう用事か…そしてなんということでしょう、町中でヘルメット団の相手をしていたときにも聞いたことのない
「ア…アリス、このパターンは知っています……『私にあんなことしたのは、あなたが初めてよ』…告白イベントですね!ちびメイド様はアリスに惚れていると…スチル獲得です!」
わたしはくずれおちました。
「ふっざけんなこの野郎!!ってか誰が
ネルさんはまた顔を真っ赤にして、アリスちゃんはたじろいでいます。ほほえましいですね。
…とりあえず、アリスちゃんが恋愛ゲームも履修済みであることは明らかになった。先生笑うの耐えて。確かにメイド二人くらいもう撃沈してるけど耐えて。
「はぁ…なかなかイラつかせてくれるじゃねぇか…まあいい。誤解してるかもしれねぇから一応言っとくが、別にC&Cに一発食らわせた分の仕返しって訳じゃねぇ」
閑話休題。混沌とした空気がどうにか鳴りを潜めた辺りで、ネルさんはそう告げた…あれ、違うんだ…てっきり仕返しかと……。
「あちこち怪しい部分はあったが、こっちとしては正当な依頼の中での出来事だった。そっちはそっちで、あたしたち相手に目標を達成しただけだ…そこに恨みはねえが、俄然興味が湧いてきてな。確認、といった方がいいかもしれねぇが」
あーそういう感じか…ニヤリと不敵な笑みを浮かべて発せられた言葉からなんとなく察した。…要するにこっちもバトルジャンキーと。
「さあ、ちょっくら相手してもらおうか!あたしと戦って勝てたらこのままおとなしく引き下がってやる。お互いをよく理解するには、これが一番手っ取り早いからな。どうだ、難しい話じゃねえだろ?」
そう言って両手に銃を携えるネル先輩…威圧感がすごい。えっ怖…差押品保管所ではめっちゃいい人だと思ってたけどこんな「分かりました」…え?
「一騎討ちのイベント戦闘みたいなものですね、理解しました!」
「イベ…何つった?」
「あの時は狭かったですし、『鏡』を持って帰るという使命もありましたが、今なら…」
あれ、アリスちゃんやる気?なんか前は対面もしてないのに真っ青になってたような、っていうか待って?
「あ、アリスちゃ
「行きます!魔力充電100%………光よ!!」
ドカアアァァァン!!
「す、すごい…」
「こんな火力、見たことない…!」
わーまぶしいなー……………はっ、いけないいけない。頭まで真っ白になってた。"魔力充電・100%"とやらの威力はもはや凄まじいの一言に尽きた。今まで見てたのはまだ本気じゃなかったのか…ユズちゃん尻もちついちゃったよ。
そしてアリスちゃんは、毅然とした表情で…
「やったか!?」
「アリスちゃん!その台詞はむやみに言っちゃダメ!」
…おめでとうございます立派なフラグが立ちました。いやそれこの戦いが終わったら結婚するとか、殺人鬼のいる屋敷になんか居られるか俺は帰らせてもらうとかの系列!どこで覚えてきたの…いや覚えてたらわかってるか…?
「あ、ネル先輩は3年生でした。言い直します…や、やっつけられましたか?」
「いや敬語の問題じゃなくて…!」
「むしろ悪化した気がする…っ!」
「ひゃあっ!?」
ほら弾丸が返ってきた!この煙がもうもうと上がる中で撃ち返してくるのすご…いや、精密に狙いを定めてるわけではない…かも?その場合私と先生がいる問題があるんですがまあ守るけど。
「確かに並大抵の火力じゃねぇが…それだけだ」
ともかく、煙が晴れた先にはネルさんが平然と立っていて……充電を待つ必要があるアリスちゃんめがけて勢いよく距離を詰めてきた。
「っ、きゃあ!?」
「てめぇの武器は確かに強い、だが一度引き金を引けば、次の発射まで最低でもコンマ数秒はかかる!その上強すぎる火力のせいで、ある程度間合いを詰められたら撃てねぇ!爆圧にてめぇまで巻き込まれるからな!」
「っ…!」
「そしてこの間合いであたしに勝てる奴なんざ、キヴォトス全体でもそう多くは…いや、一人もいねぇ」
…状況は一気にアリスちゃんの防戦一方になった。"光の剣"を盾のようにして銃弾の雨を凌いでいるけど、かなり苦しそうだ。モモイちゃんが叫ぶのもわかる…!?
「ぐっ…!」
「うっわ」
「銃身を振り回した!?」
「は、近接戦としちゃ悪くない判断だ、けどな、相変わらずこの間合いならあたしが圧倒的有利…てめぇは発射しようにも、あたしに照準を合わせられねぇ!」
「…照準は、必要ありません……行きます!!」
えっアリスちゃん、その状態で…あっ、まさか!?
「だから無理だって…ん?おいまさかてめぇ、あたしじゃなくて……床に!?」
「光よ!!」
…た、立ってられなかった…!数分ぶりの強い光、だけど向きが違ったから、如何とも形容しがたい轟音と一緒に衝撃波とか色々がこっちにも来て、怪我は…してない。先生も大丈夫そう。
顔を上げればさっきよりも濃い砂煙。急いで引き金を引いて取っ払えば、床が崩れてぽっかりと開いた大穴に双子が駆け寄っていく。
「アリス!!」
「肉体損傷、48%……後退を望みます…」
「僕が背負う」
「あっ先生!?」
先生は止める間もなく穴に飛び降りて…ヒヤッとした私をよそに、宣言通りアリスちゃんを背負って素早く上がってきた。危ない、と思ったけど…ぐったりしたアリスちゃんを見たらそれどころじゃなかった。
「保健室だね?」
「お願いします、急いで!」
ともかく、今はアリスちゃんが後退を望んだならそうするのみ。追撃に気を付けつつ、私たちは旧校舎から飛び出した。
【…】
「リーダー!」
「だ、大丈夫でしょうか!?」
「さっき一瞬アリスちゃんが見えたけど、だいぶダメージ受けてたよ?今ごろきっと、うちのちっちゃいリーダーもぺっちゃんこに」
「誰がちっちゃいって!?」
「わお☆さすがうちのリーダー!全然ピンピンしてるじゃん!」
「てめぇは一体どっちの味方なんだよ…!」
「リーダー、今のアリスは戦闘力を失った状態だけど、このまま追いかける?だいぶ負傷してたし、保健室に向かってるはず」
「はい、ミレニアムには二桁以上の保健室があるとはいえ…すぐに見つかるでしょう」
「………」
「…リーダー?」
「…ああ。いや、いい。追撃は無し。もう戻る。一通り暴れたらスッキリしたしな」
「「「…」」」
「目的はおおむね達成した。リオがゲーム開発部に興味を持つ理由もわかったし、それに」
「わかった!気になっちゃったんでしょ、先生のこと!」
「ば、違ぇよ!そういうんじゃなくてだな…!」
「ええ、気持ちはわかります。でも少し心配ですね、あの子達の体躯を見るに、先生の好みはおそらく…」
「少なくともリーダーにとっては悪い知らせじゃない」
「うるせぇいつまでもそういうこと言ってっとブッ飛ばすぞ!!だいたいもう一人いただろうがアカネぐらいのが!」
「あの子?そういえば私ミレニアムタワーで会ったけど、名前聞いてなかったなぁ」
「確かシャーレの一員で、"ハリカ"という名前なのはわかっているんですが…あまり情報が出てこないんですよね…」
「私も見た。どうやっても先生を巻き込みそうで撃てなかったけど、シャーレの仲間か…」
「マヌケそうな
「もちろん、調査はこのまま続行するつもりですよ?…まあ、もっと手っ取り早い方法もありますけど」
「…あぁ、なるほどな」
「ええ。ただ、シャーレはどうやらスカウト制を採っているようなので、簡単な話ではありませんが」
「真っ正面から敵対する形になっちゃってたし、難しいかもね」
「確かにこれでスカウトが来たら、あの先生はとんだ能天気野郎だ……さてと。思いっきり暴れたら腹減ったなぁ。ラーメンでも食いにいこうぜ」
「いいですね」
「賛成賛成~!」
「そういえば、リーダーは成長期だった」
「いい加減にしろやぁ!!」
【 】
「ええーっ!?」
昼下がりのゲーム開発部室。いつもより二人多い部屋に、大声がこだました。画面から顔を上げると、モモイがさっきまで手にしていたコントローラーを投げ出して、激しく困惑している相手…ハリカ先輩に詰め寄っていた。
「やったことない!?ゲームを!?こんなに来てるのに!?」
「いやまだ片手で数えられると思うけど…うん。あぁいや、パズルゲームなら…やったことあるけど、それでもあんまり…」
「信じられない…いったいどんな人生を送ったらそんなことに…!?」
「それもしかしてユウカのモノマネ…?あ、お家が厳しかったとか…ですか?」
かたかた震えるモモイをよそに、ミドリがもしかして、と質問した。…それに対し、ハリカ先輩は少し考え込む様子で。
「んーまあ厳しいと言えば厳しい家だったけど…どっちかというと、勉強が楽しかったからかな!」
「ぐはぁっ!?」
…あ、モモイにクリティカル。勉強苦手だもんね…ミドリも愕然としてるけど。アリスは不思議そうに先生を見上げて、先生は苦笑いしてる。
この6人が揃ったのは、C&Cの襲撃以来だっけ…思い出しながら何の気なしに顔を上げたら、賞状の入った額縁が視界に入った。
ギリギリで滑り込んだミレニアムプライス。私たちゲーム開発部の『テイルズ・サガ・クロニクル2』は、受賞することができなかった。
……通常の七枠では。
『
…嬉しかったな。"RPGの根本的な楽しさがしっかり込められた作品"…審査員からはそんなコメントがもらえた。それから、ユウカも『TSC2』をプレイして、良いゲームだって評価してくれた。昔ゲームをプレイしていた頃のことを思い出した…って。
それに、何より…
「あれ?ミドリこれ得意だったよね?」
「お姉ちゃん集中できないから黙って!えっハリカ先輩、ほんとに初心者ですか!?」
「いやこれはなんか見覚えがあって…タイトルは違った気がするけど」
「そんなこと…うわぁ!?なんでコンボがそんなに!?」
「すごいなーあのミドリがこんなに押されてるなんて」
「お姉ちゃんうるさい!!」
気がつけばミドリとハリカ先輩とでパズルゲームの対戦が始まっていて、劣勢のミドリと煽るモモイで口喧嘩になっていた。
「…ユズ?どうかしましたか?」
「ううん、なんでもないよ。ちょっと思い出してただけ」
少し心配そうに声をかけてきたアリスには、そう答えておいた。口に出すのはやっぱり照れくさいけど…
…この四人で一緒にいられる、こんな賑やかな日々が、いつまでも続けばいいな。
・ハリカ
今回は完全に巻き込まれ。ユウカと同じくらい百面相する
そして今回が本エピソードに於いて申し訳程度の特化型使用になっちゃった…ナンカスマン
ちなみにパズルゲームならやったことがあるのは
・アリス
ネルから熱烈な告白(違)を受ける。なお我々はスチル獲得できた模様。ミレニアムプライス当日には(身体は)完治してた
特別賞に歓喜。これからもよろしくお願いします!
・モモイ
特別賞に歓喜。いよっしゃあーーーっ!!
テストの点数が振るわないらしい。次元が違った…!
・ミドリ
特別賞に歓喜。やったよお姉ちゃん!!
思いがけないパズルゲーム仲間が。再戦したらなんとか勝てた
・ユズ
特別賞に歓喜。本当によかった…!
▼かけがえのない にちじょう が まもられた。
・ネル
再登場なC&Cリーダー(00)
アリスに告白肉薄した
途中で入ってきたやつが思いがけないブラックボックスで眉をひそめる
・アスナ
自由人な01
シャーレに興味津々
・アカネ
爆弾魔な03
私の中で認識が調査&爆破担当になりつつある…いやどういう担当???
・カリン
狙撃手な02
口調がわからない
めちゃくちゃリーダー煽るやん…
・先生
アリスを背負って保健室までダッシュ
なお、とんだ能天気野郎