色々考えて今回は短め…とか言いつつ次回も短めになったらスマソ
【ハリカ】
「……………………」
心なしか、コハルちゃんにビビられている気がする。私今どんな顔してるんだろうな…*1まあ、そんなことはどうでもいいか。
「…なるほど。思ってた以上に
「腐っ…!?」
…百鬼夜行にて、
何事かと聞いてみたところ…どうやら、私がいない間にとんでもないことになっていたらしい。
なんでも、第二次特別学力試験前日になって試験範囲・合格ライン・試験会場・開始時刻が急遽とんでもない条件*3に変更され、慌てて急行したところゲヘナ側には全く情報共有がなかった、どころかコハルちゃんの装い*4からトリニティの襲撃と早とちりされ、美食研究会+αに助けられて*5なんとか会場にはたどり着けたものの…会場は温泉開発部に爆破され、回答用紙紛失により不合格になった……とのこと。なんだこの大惨事フィクションでも聞いたことないぞ。やはり事実は小説より奇…。
「…みんなごめん。私やっぱり這ってでも来るべきだった」
「そ、そんな!ハリカちゃんが謝ることじゃ」
「で、ただの補習授業でこんなこと、いくらなんでもおかしいんですが…先生?私に話してないこといっぱいありますよね?」
「…う、うん、いや、はい」
「敬語になってる…」
「ハ、ハリカ…?」
「まあ大方シャーレの通常業務もあるのに背負わせるわけには~ってところだったんでしょうけど。さあキリキリ吐いてもらいますよ先生?」
「お、落ち着いてハリカちゃん…!」
「私たちからも補足しますから…!」
曰く、ゲヘナ・トリニティ間で結ばれる『エデン条約』を妨害する裏切り者の噂がある。
曰く、"補習授業部"という名前は建前で、実態はその容疑者を
「思ってた数百倍は厄介な案件だった…」
「ハリカちゃん…エデン条約についても、あまりピンと来てない感じでしたよね…」
「だってミレニアムとか百鬼夜行ばっかり行ってたから、知るよしもないし…あぁでもゲヘナの風紀委員会では何回か聞いたかな」
「ハリカちゃん、風紀委員会にはよく訪れるんですか?」
「うんまあ…だからついていけばよかったって思ったんだよ。なんか、はっきり言って残念な人ばっかだし」
「えぇ…」
コハルちゃんからガチめの呆れ声が出たけど、実際残念な人ばっかなので仕方がない。
まあそれはさておくとして…第一次試験と第二次試験とで事態が急変したのはまあ、十中八九ナギサさんとやらの差し金だろうとのこと。
「よく
「そ、その言い方はちょっと、どうなんでしょうか…」
「ご無事でよかったってことです。申し遅れましたが」
「はは…正直僕も、よく無事だったなって思ってるよ…。えっと…それで、ひとまず僕は、またナギサと話し合いをしたいと思うけど…ハリカはまだ会ったことないよね」
「そうですね…まあついていきますよ。言いたいことはいろいろとありますし」
…しかしその後、ティーパーティーのナギサさんとやらには、どうやっても会うことができなかった。
そうして日も暮れて…先生、私、補習授業部一同はトリニティ別館に戻ってきていた。
「なんだかんだで戻ってくることになっちゃいましたね…」
「もうお別れかと思って出たのに、すぐこうなるなんて…やっぱり、人生はわからないものだ」
「感傷に浸ってる場合じゃないでしょこれからどうするの!?っていうか、本当にティーパーティーの偉い方たちが私たちを退学させようとしてるなら、どうしようもないじゃん!知恵を寄せ合ったところで何したって無駄なんじゃないの!?」
「一応、一週間後にある第三次学力試験が最後のチャンスではありますが…」
「まあまず間違いなく妨害は入るだろうね…それもたぶん昨日とは比べ物にならないやつが」
「あうぅ…」
忌憚のない意見を申し上げれば、ヒフミちゃんは縮こまってしまった。まあ第二次試験の会場は温泉の湧出を期待して爆破されてしまったそうなので*6、さすがにまたしても@ゲヘナなんてことはないだろうけども……ほんと、ただの補習授業だって思ってた間のなんと楽だったことか。
「そもそもどうしてこんなことになってるのよ!なんで退学にならなきゃいけないわけ!?『トリニティの裏切り者』とか意味わかんない!どうして私たちが疑われなきゃいけないのよ!?…もし退学になんかなったら…正義実現委員会には、もう……」
コハルちゃんはとうとう泣いちゃったし…うん、その正義実現委員会の真っ黒制服ずっと着てるもんね。
「…ごめん。僕がナギサにああ言ったせいで」
「いいえ。"私は私のやり方で対処する"…お話を聞く限り、先生は私たちのために言ってくださったのでしょう?むしろ感謝すべきことです。…もし私が居合わせていたら、あの
…ハナコちゃんはこの状況でもしっかりしてる。ハスミさんが荒ぶった話のときもそうだったけど、秀才だからか気配りも早い……というかあの、その"猫ちゃん"ってナギサさんのことだったりする?仮にも先輩なのでは…?*7
ただ…そうは言っても、立ちはだかる現実は非情なもので。
「しかし…この一週間で、90点以上をとれるようになれだなんて…」
「そうですね…それに、これ以上ナギサさんが良からぬことをしないよう見張る必要もありますし…」
「無理、絶対無理よ…ここまですっごい頑張ったのに、これ以上なんて…!頑張ったもん…でもこれ以上、私にはもう無理ぃ…!」
…合格ライン90点。見たことないぞこんなの、どこのスパルタ学習塾…にも存在しないかもしれない。何回見ても絶望的な数字だ…そんなの私だって銃の設問がなくても厳しい。この中でできそうなのは、実績があるハナコちゃんだけか…実際、コハルちゃんはもう心が折れてしまったらしい。
それで、私は……端末を起動、モモトークを開いて………まあ、こんな感じかな。
「…決めました。私もここに滞在します」
「えっ!?」
「…ハリカ、」
「大丈夫です。人が増えた分負担は少ないですし、特にイコイちゃんが有能なので。近くの案件だったら引き受けるつもりですし…そもそも私は"特別部員"なんて肩書きが立派なだけで、ただのいち部員に過ぎないでしょう?」
心配そうな、そして申し訳なさそうな先生をそう制しておく。活動の中心になる場所を変えて、ここに関わる時間を増やすだけ。広い目で見れば私がやることはさほど変わらない。…シャーレビルのほうは、主に私よりキャリアが長い4人に任せる形になるけど。
そう、さっき開いたのはシャーレ部員のグループトーク。驚かれたはしたけど、その程度で済んだ。なにせ先生の身に起きたことも録音して突っ込んでおいたので。一部が殺気立ってるみたいに見えたけどまあ問題ないだろう。
「っと、とりあえず今日はもう休みませんか?何か、何かしらきっと方法はあると思います…いえ、あるはずです!頑張って見つけます!それに先生もハリカちゃんも、手伝ってくれますし…」
「ヒフミちゃんもきちんと休むんだよ?」
「ええ、ハリカちゃんの言う通りです。ヒフミちゃん、ここまでずっと無理されてましたし」
「で、ですが今頑張らないと…」
「私も一緒に考えますから。コハルちゃんの勉強も、ヒフミちゃんのことも手伝います」
「苦しい状況こそ、仲間との協力が不可欠…そういうものでしょ?これからは私もいるから、たくさん頼ってくれていいよ」
思い返せば、アビドスの件もゲーム開発部の件も協力が欠かせなかった。それこそ昨日の百鬼夜行のイベントだってそうか。主にイズナちゃんの機動力とイコイちゃんの人脈が火を吹いていた。葦之原のほうの治安組織までしれっと出てきたときはもう驚いたよね…。
そして今回…ほんっとつくづく未成年が直面していい逆境じゃないと思うんだけど…力を合わせて模索する。やることは変わらない。…まあ正直、知らなかったとはいえ今まで浅い理解で関わっていたことに申し訳なさを感じているので、そのせめてもの罪滅ぼしみたいなところもあるけども。
「とにかく今日はもう遅いですし、一旦休むとしましょう」
「そう…ですね、はい」
…そんな感じでその日は終わって。
以前と同じように先生の隣の部屋を借りて、合宿同伴の日々が始まった。
・ハリカ
踏んだり蹴ったりな顛末を知って表情が抜け落ちた
⇒全てを知ってしまった稲梓ハリカさん参戦!!
・ヒフミ
やってること考えると過労気味だからしっかり休むんだよ…
・コハル
ひときわ感情がゆたか
心がポッキリいったけど、みんなに支えられてがんばる
・ハナコ
(下ネタ乱発に目を瞑れば)冷静で便りになる秀才
・アズサ
すっかり存在が空気になってしまった…チャントイルヨ……セリフも一応あるよ………
・先生
配慮で伏せておいた結果、ハリカが怖かった
・ナギサ
株が下がり続けている
・美食研究会+α
強かで物騒すぎる準コメディリリーフ(と作中屈指の不憫枠)。
・【生徒用】シャーレ部員間連絡網
先生が心配になったし、ハリカが決めたことなら…。
ちなみに殺気立ってたのは主に温泉開発部と因縁のあるメンツ。
「流れ星の正体」的タイトル
丁度いいやと思ったので学校名だけフライングするなどした
なお舞踊研の登場予定は未定
【???】
「っ、誰だ!」
「っっ!?すっすみませんあの怪しい者じゃ、いや怪しいと思いますけど…っ、D.U.から来た、」
「稲梓、ハリカ…?」
「へ?なんで知って、ああいやそっかニュースか…じゃなくてあの、ほんと近道になるかなって、たまたま迷い込んだだけで!」
「…本当か?」
「はい、ほんとに…お騒がせしました。…ところで、その…」
「っ…何だ」
「大丈夫、ですか…?すごく、傷だらけですけど…」
「…心配される義理はない。これくらい、いつものことだ」
「そ…うですか…ずっと平和な街だと思ってましたけど、やっぱり裏はあるものですね…あぁ、ほんとに失礼しました!私、用事があるのでこれで!」
「分かっ…速いな……」
「…名前は頭に入れておけ、と言われてはいたが……戦闘慣れしている様子ではなかった。なんだったんだ…?」
「……"大丈夫"、か………」