Sword Art Online ~【道化の王冠】~   作:蘭丸・オブ・ザ・デッド

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絶「みんな、大変だよ!通算UAが4ケタになってる!!」

閃「ユウキ、それは、このssが廃ペースで連載してるからであって、内容のお陰じゃないから、喜ぶような物じゃないの」

隊「つまり、ゴミを量産して【最終更新日時(新しい順)】の上位にずっといるからって事ね……」

鼠「迷惑行為以外の何物でもねーナ」


第2層 不憫な勇者のコント
013 「二つ名は、【キリにゃん】とかでどうダ?」


Side シロ

 

ユウキの折檻が終わり、フラフラの状態で眠りにつこうとすると、

部屋のドアがノックされる。

 

「あァ?回覧板ならその辺置いといてくれませンかねェ…!」ガチャ

 

イラつきたっぷりにドアを開けると、

黒いフードで顔を隠した男がいて、

 

 

「シロっ!一緒にエクストラスキル、取りに行かないかっ?」

 

幼馴染(キリト)がヤケに明るい口調で話しかけてきた。

 

 

「ようキリト、ますます【不審者】に磨きがかかったな」

 

「誰が【不審者】だ!?」

 

 

【不審者】とはキリトに付いた二つ名だ。

 

アルゴが出した新聞の号外で

『不審者が第一層フロアボスを撃破!』

って記事が、例の顔写真つきで一面を飾り、

【不審者】の名が瞬く間に全プレイヤーに浸透した。

 

ちなみに二つ名が付いたプレイヤーは、

ディアベルが自称した【騎士】(ナイト)を除けば、

キリトの【不審者】が初である。

 

 

……いや、その前に【ネズミ】のアルゴがいたか…

 

まァ、βテスト時代からあったのは除外したら

キリトが初である。

 

 

【隊長】?

アレはイジりみたいなモンだから……

 

流石にあれが二つ名としてSAO全体に広まったら可哀想だわ

 

 

「まァ、行かねーけどな?」

 

「何でだよ!」

 

「オメーがそんな明るい喋り方すんの、怪しすぎるし」

「だいたい何で顔隠してんだよ」

 

 

「ぐっ……!」

「…それはお前の為を思ってクエストのこと、教えに来てやったからだよ」

「顔は……そうだ! アルゴのせいで有名になったからだ!」

 

「いや。『ぐっ…!』っつったよね?」

「ぜってェなんか隠してるよね?」

 

 

「そんな事ないって!」

「…ほら!……取れるスキルは《体術》なんだが、AGI型のお前にはピッタリだろ?」

「お前は、幼馴染を思う俺の心を汲み取ってくれないんだな………」

 

「なっ…!……その言い方は卑怯だろーが………」

「じゃァ確認するけど、マジで他意はねぇンだな?」

 

「当たり前だろ?俺たち親友じゃないか!」

 

何かキリトが陽キャになってる………

 

キリトも知らない間に成長してんのかね?

 

 

 

 

 

そーゆー訳で、

《体術》を習得するためのクエストを受けられる高台にて、

 

 

「キリトの噓つきぃぃぃぃいいいいいい!!!!!」

 

僕はアルゴみてえなペイントを付けられてシャウトしていた。

 

 

「素手で岩を砕くまで」

「ヒゲは消えないし、武器も返してもらえないから頑張ろうぜ!」

 

フードを取ったキリト(ペイント付き)の野郎がやたらいい笑顔で

親指を立てやがった。

 

 

「歯を食いしばれ!バカキリト!!」

 

「おっと、その元気は岩にぶつけろよ?」

 

 

かれこれ1時間くらい岩を殴りながら

全ての元凶(キリト)に文句を飛ばしているが、

一向に割れる気配がない

 

こんなん剣あっても割れるか怪しいわ

アバン先生の修行(1週間コース)でも、もうちょい優しいぞ

 

 

「つーかよォ」

「……オメーどうやって、武器奪われた状態で、僕のこと誘いに来たんだよ…?」

 

「ん?俺も最近、《隠蔽スキル》を上げててな」

 

「………まさか、モンスターから隠れながら《ウルバス》まで来た……と?」

 

「あぁ、Mobから逃げ回りながら進むのは大変だったぜ」

 

「命懸けで、嫌がらせしてンじゃねェっ!!」

 

たまにキリトは、誰よりもバカになる事があると思う

 

 

「…はぁ……ちょっと寝るわ………」

 

「いいのか?ただでさえこのクエスト、時間かかりそうなのに」

 

「ソイツに誘ったテメーが心配してンじゃねーよ」

「コツコツ岩殴り続けるとかガラじゃねーんだわ」

「頭回らんから、起きてから何かいい攻略法考える……」

「…つーわけで、おやすみ」

 

そんな訳で、キリトが岩をぶん殴るのをBGMに

僕は地べたに寝っ転がって、一眠りすることにした。

 

 

 

 

 

「ほわ~ぁぁ………おはようさん……っと」

 

2,3時間ほど眠ってから目覚めると、

キリトはまだ岩を殴り続けていた。

 

ちなみに岩は、僅かな亀裂があるのみだ。

これマジで砕けんのか……?

 

 

「おぉ、おはよう、アルゴの太ももの寝心地はどうd「キー坊」……いや、何でもない」

 

第三者の声がしたほうを見てみると

僕やキリトと同じペイントを施した少女が。

 

 

「そのヒゲ、オメーも《体術》を……」

「………いや、だったら第一層からしてンのは、おかしいよな…?」

「……ん~…、……βテストの時に《体術》取ろうとして、そのヒゲが気に入ったとかか…?」

 

「まあ、当たらずとも遠からずってとこだナ」

 

「その様子だと、頭が回るようになったみたいだな」

「と言うか、アルゴはそんな簡単に教えてよかったのか?」

 

「もらう物はもらったから特別にいいゾ」

「シロちゃんの寝顔は高く売れそうダ」

 

「……オメー、僕が寝てる間に何した…?」

 

 

「つーか何?キリトは僕が寝てる間もずっと岩殴ってたの?」

「なんなの?マゾなの?」

 

「お前らが見せつけるせいで、いいストレス解消になったぜ」

「……おかしいな、βテストの時は、コツさえ掴めばすぐに割れたのに…」

 

「じゃァ、仕様が変わったンだろーよ」

「何でソードスキルも使わずに、素手で殴りまくってンだ」

「海王でも目指してンのか、テメーは」

 

「そんなこと言ったって、武器は取り上げられて……」

 

「武器なら、そこら中に転がってンだろーが」

「オメーが散々、岩殴ってくれたお陰でな……っとォッ!」

 

僕はキリトが砕いた岩の破片を

《投剣スキル》【シングルシュート】で投げつけると、

岩に、キリトが数時間かけて作ったのと同じくらいの亀裂ができた。

 

 

「そうか!《投剣スキル》なら!」

 

「そーゆーこった、とっととクリアしちまおうぜ?」

 

 

そんなこんなで、スキルを駆使して岩の破壊に挑み続けたところ

先に砕ききったのは、僕のほうだった。

 

 

「キリトは普段ピックばっか投げてっから、狙いが雑なンだよ」

 

「曲刀を投げる変態に言われたくない」

 

何でだよ、乱戦だと強いんだぞ?あれ

 

 

そんな訳で、新たに手に入れた《体術》の基本技

【閃打】(センダ)を使ってみると、ただの正拳突きでした。

しかも、武器持ってたら使えねーし

 

……なんて言うか、ドラクエの“素手”みたいなモン?

 

何でこの幼馴染の黒い不審者は、デスゲーム下で

こんな縛りプレイ地味たスキル取ろうとしたんだ……?

 

 

キリト曰く、熟練度を50まで増やして

《装備条件緩和》のスキルMod取って、

武器持ちでも使えるようになってからが、

《体術》の本領発揮なんだってさ

 

 

そんなこんなで、程なくしてキリトの岩も

あと一撃ってとこまで割れて

 

「よし!ラスト1回!!」

 

 

『ビュンッ!』←キリトが【シングルシュート】で石を投げる音

 

『サッ』←スキルの硬直時間で動けないキリトに、僕が“ネコミミ”を付ける音

 

『パシャッ』←アルゴがキリトの写真を撮る音

 

 

「何するんだ!?」

 

「いや、オメー【不審者】って言われるの嫌がってただろ?」

 

「ま……まぁ、そりゃ嫌だけど…」

 

「だったら、別のイメージをお前に持つようにしたらいいンだよ」

 

「二つ名は、【キリにゃん】とかでどうダ?」

 

「それ採用」

 

「採用じゃないから!」

「そんなの恥の上塗りでしかないから!!」

 

 

「いいからさっさとNPCの爺ちゃんに話しかけて」

「《体術》もらって来いよ、【キリにゃん】」

 

「早くしろヨ、【キリにゃん】」

 

「誰が【キリにゃん】っ!?」

 

 

キリトもとい【キリにゃん】が《体術》を取得してから振り返ると、

 

 

「シロ!アルゴ!あの写真は消してもら……」

 

僕とアルゴは俊敏(AGI)と《隠蔽スキル》をフル活用して

既にその場から、煙のように消えていた。

 

 

「あ・い・つ・らぁぁぁあああああ……ッ!!!」

 

【キリにゃん】は《索敵スキル》を上げようと

心に誓ったのだった。

 

 

 

 

 

キリトを全力でイジった後に

《ウルバス》に戻る僕とアルゴ。

 

しかし道中で、2人の男に声をかけられる。

 

「「今日という今日は逃がさないでござるよ!!」」

 

「いっけネ、オネーサンこいつらから逃げてきたんだっタ」

 

 

この“ござる口調”の2人組は、《風魔忍軍》という自称ギルド。

名をコタローとイスケ。

 

なんでも、《体術》を習得できるクエストの情報を

アルゴから買いたいんだってさ

 

 

「値段の問題じゃないヨ!」

「情報を売った挙句に、恨まれるのはゴメンだって言ってるんダ!!」

 

「なぜ拙者たちが貴様を恨むのだ!?」

「金も言い値で払うし、感謝もすると言ってるでござる!」

 

 

「あのスキルは、拙者たちが完成するのに絶対必要なのでござる!」

 

「分っかんないやつらだナ!」

「何と言われようと、アレの情報は売らないでござr」

「……じゃないっ!売らないんだヨ!!」

 

“ござる”って言いかけたアルゴが可愛い件について

 

 

「エクストラスキルってェと、《体術》の事かィ?」

 

「そうでござる!」

「もしや、貴様も情報を買いに来たでござるか?」

 

「いや、ちげーでごz……じゃねーや、……この口調、めっちゃ伝染りやすいな…」

「ちげーから、僕はもう《体術》持ってっから」

 

このエセ忍者たちに【閃打】を見せてやる。

 

 

「おぉ!!それが《体術》でござるか!」

 

「それさえあれば、我らも忍者として完成するでござる!」

 

「おーっし、ほんじゃァ、クエスト受けに行くかァ」

 

「ナっ!?そんな事したラ!「いーンだよ、やりてェってンなら、やらしてやりゃあ」」

 

 

そんな訳で再び、《体術》を教えてもらえる高台にて。

 

 

「いいのかナぁ……」

 

「ほれ、あの爺ちゃんに話しかけたら、クエスト開始だ」

 

 

「かたじけない!貴殿、名はなんと申す?」

 

「拙者たち、《体術》を取得したら、必ず礼をするでござる!」

 

「………キリトだ。…【キリにゃん】でもいいぞ」

 

 

「キリト殿!この御恩は忘れないでござる!」

 

「【キリにゃん】殿!これで晴れて拙者たちも忍者でござる!」

 

「いいからさっさとクエスト受けろよ、“ござる”共」

 

 

そうして、岩を殴りだした“ござる”たち。

 

 

「あの……この岩、一向に割れる気配がせんのでござるが…」

 

「そォか、頑張れ」

 

「いや……頑張れって言われても…」

 

 

「ちなみに、このクエストには裏技があってな?」

 

「教えて欲しいでござる!」

「頼むでござる!「いや、教えねーけど?」……え…?」

 

 

「情報屋殿!拙者たちに裏技を「その情報は100万コルだナ」スタスタ ……へ…?」

 

「だそうだ、まァ正攻法でやっても、いつかは割れンだろ」スタスタ

 

 

「「……………ご…ござるぅぅぅぅぅううううううう!?」」

 

 

その後、全てを諦めた《風魔忍軍》によって

この高台は“ネズミ隠れの里”と呼ばれるようになるのだが、

それはまた別のお話で……

(する訳ねーけど)

 

 

あと、鬼畜ネコミミ女装少年【キリにゃん】の伝説が

ここから始まったのも別のお話で………

(こっちもしねぇけど)

 

 

さーて、《体術》の熟練度でも上げますかー

 




おしえてっ!奈っ代せんせ~い!!


白「はい、というワケで、久しぶりのギャグ回でしたー」

鼠「《風魔忍軍》の2人ハ、牛に追っかけられるより酷い目にあってたネ」

白「つってもよォ、Mobけしかけるよか、命の危険はねェんだぜ?」
「……あそこって、原作でオメーが結城に牛をトレインしてたヤツみてェな事しねェ限り、敵は来ねェんだろ?」

鼠「そりゃそーだけド………」
「……あそこにずっと捕らわれるくらいなら、牛に追っかけられた方がマシだと思うのはオレっちだけかナぁ…」


鼠「そんな鬼畜なシロちゃんに質問ダ。」
「オレっちは色んな人の写真を撮ってるけド、この世界では情報以外に写真も売ってるってことカ?」

白「そーゆーこったな。」
「オメーは某バカでテストなラノベの”商会”的な事もやってンだよ」
「よかったな、さらに金儲けが出来るじゃねーか」

鼠「いヤ…、……まぁ、オイラからしたら、それはそれで構わないんだけどサ………」


鼠「じゃア、2つ目の質問をするゾ?」
「シロちゃんは今回で《体術スキル》を取ったんだよネ?」

白「そーだな。ソイツがどうかしたか?」

鼠「シロちゃんっテ、今、どれだけスキル持ってたっケ……」
「《曲刀》に《料理》、《投剣》《隠蔽》、それから今回の《体術スキル》だロ?」
「この段階でハ、ちょっと空きスロットに無理がないカ?」

白「そんじゃァ、この世界では初期スロットは3つにしまーす」

鼠「………ハ……?」


白「だから初期スロが3つで」
「そっから6Lvごとに空きが増えてけば不自然じゃねーだろ?」

鼠「初期スロットが原作より1つ増えた事が不自然極まりないんだけド」

白「しょーがねーだろーが」
「あのバカ、何も考えずにポンポン新しいスキル取らせやがんだから。」
「プログレで桐ケ谷がLv18になって、どこぞの配管工のオッサンみてェな小躍りするとこ思い出して、作者が頭抱えながら今思いついた苦肉の策だ」

鼠「何が”苦肉の策”…?……ただの開き直りだロ」


白「まァ、そうとも言うな。」
「作者が相変わらずバカな事がバレたところで、次回yぶるわァッ!?」

絶「感想欄でアルゴまでメインヒロイン扱いされだしたんだけど!?」

白「お……落ち着けって………まずはタグを見t「そのネタは、もういいよっ!!」」


絶「しかも今回はアルゴが膝枕!?正ヒロインたるボクを差し置いて!」
「シロ!!目をつぶって歯を食いしばれ!」

白「ちょっと待てぇぇぇええ!?何する気だテメー!!」

絶「何って、ボクも膝枕してあげるだけだよ!!!」

白「ごぶァッ!?どこがだ!それ!?ただの!?膝蹴り!じゃねー!か…ぶべらァッ!!」

絶「シロが!落ちるまで!!膝枕をやめない!!!」

鼠「ユーちゃん!!シロちゃんが痙攣してるから、それ以上は駄目ダっ!!!」
「”落ちる”が別の意味になるかラ!!!」


白「ゴメンって!次は作者の野郎、脅してでもオメーをヒロインにするからァ!!!」

絶「それはそれで、無理やり勝ち取ったみたいで嫌なんだけどねっ!?」

白「もし14話で紺野がヒロインしてたら、」
「作者が”アニールブレード”で脅されたと思っといて下さい。」
「そんな感じで次回予告だ」



~次回予告~

高校の卒業式を迎えたユウキは、
3年間の秘めたる思いを伝えるため、シロを呼び出す。

伝説の樹の下で、2人の恋は実るのか!?


次回、ソードアートオンライン【道化の王冠】第14話

『ときめユウキメモリアル』



絶「次回だけはヒロイン扱いしないでぇぇぇぇえええええっ!?」
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