Sword Art Online ~【道化の王冠】~   作:蘭丸・オブ・ザ・デッド

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他作品をネタにした事が怖すぎるんで、連続投稿ですわぁ!!!!!


黒「怖いなら、そもそもやらなければいいんじゃ……?」

白「あいつバカだから、やらかした後にビビるンだよ」
「バカだから、やる前は何も考えてねェの」


018 「セクハラ男ぉぉぉおおおおおッ!?」

Side シロ

 

ここは、第二層の迷宮区。

 

 

少女はポニーテールの髪を揺らして走る。

 

背後から迫る、半裸の牛頭の大男から逃れるために。

 

 

表情は蒼白ながら、顔には汗が浮かび、

少女がかなりの恐怖心を抱いている事が分かる。

 

 

「嫌っ!…来ないでっ!……来ないでよ!!」

 

少女から明確な拒絶の言葉が発せられる。

 

しかし牛男は意にも介さないように、

息を荒げ、目を血走らせて、濃厚な殺意を相手にぶつける。

 

その様子はスプラッター映画のワンシーンのようで

これから起こる惨劇を予想させるには充分だ。

 

 

牛男は少女に追いつき、己の武器であるハンマーを強く握る。

 

次の瞬間ハンマーは光り輝き、ソードスキルが放たれるだろう。

 

 

「嫌あああぁぁぁぁぁぁああああああッ!!!!」

 

だがそれより早く、少女は握った鎌を紫に光らせ

牛男の足を切り裂いた。

 

 

「来んなっつてんでしょ!このセクハラ男が!!オラオラオラァ!!!」

 

転倒(タンブル)した牛男にマウントを取り

そのまま何度も切り刻む様子は、

僕の予想通り、スプラッター映画さながらだった。

 

 

「何で見てるだけで助けないのよッ!!」

「やっぱり、あのMob苦手だわ!!何よあの恰好!セクハラよっ!!」

 

牛男を惨殺し終えたミトが涙目でツッコむ。

 

泣きたいのは、あんな殺され方した上に

存在がセクハラ扱いされた牛男のほうだと思う

 

 

「だってオメー、ガチムチ好きじゃん」

 

ザンギエフ使ってるようなガチムチ好きが、何言ってんだ?

 

 

「持ちキャラとしては好きだけど、実際のガチムチは好きになれないのよっ!!」

 

「え?マジで…?てっきりオメーはエギル辺りに欲情してるモンだと……」

 

「無理、どうしても無理」

「エギルの人となりは尊敬するけど、あの筋肉だけは本当に無理」

 

こんな扱いされるエギルは、牛男と一緒に泣いていいと思う

 

 

「へぇ~、じゃぁミトはどんな人が好きなのかな?」

 

ガチムチ牛男を表情も変えずに倒して見せたユウキが

ニヤニヤして問いかける。

 

 

まさかバカのユウキの脳内に、

恋愛なんて概念が存在するとh「ぐばァッ!!」

 

「このアインクラッドで、ボクほど恋で悩んでる女の子はいないよっ!?」

 

「噓つけぇぇええ!!恋に恋する乙女は、人を凶器でぶん殴ンねェよ!!!」

 

ユウキに殴られてクラクラする頭で、

僕はシャウトした。

 

 

「あァ?ミトの好きなタイプだぁ?決まってンだろ」

「深夜にスウェットとキティちゃんサンダルで、ドンキ行くタイpぶげらッ!?」

 

「誰が不良よ!?」

 

あぁ、このバカ共に恋は似合わねぇな……

 

そんな事を思いながら、僕は意識を手放した。

 

 

「さぁ。これでシロが寝てる内に、思う存分、言えるね!」

 

「なっ…なんで、このバカが関係あるのよっ!」

 

「いいの?シロが起きてから、しつこく聞いても?」

 

「うぅ…分かったわよ……」

 

 

「前まではね?年上か同い年くらいがいいかなーって思ってたの……」

 

「へぇ~、それでそれで?」ニヤニヤ

 

「その笑いはやめなさい。……って言うか、ユウキにも後で聞くからね?」

「………今は……そうね…」

「年下の男の子もいいかな?って思ってるの………」

 

「具体的に言うと……?」ニヤニヤ

 

「誰でもいいって訳じゃないのよ……?」

「まず、ゲームが私と同じくらいには強くないと話にならないわね」

「…あと……小さい女の子みたいに可愛くて、バカな事しか言わないのに、時々すごくカッコよくて………」

 

「それってさ、つまりシr「もしもし?ポリスメン?」」

 

友人が間違った性癖(ショタコン)に目覚めつつあるので、

意識が覚醒した僕はミトを“黒鉄宮”送りにしようとしたのだが、

 

 

「何でそうなるのよっ!?」

 

「うるせェ!今ならまだ間に合う!!早く、あの腹筋に頬ずりして来い!!」

 

「ギャァァァァアア!!セクハラ男が復活してるぅぅぅうううう!?」

 

 

僕がミトを、牛男に向かってぶん投げると、

 

 

「私……現実に帰ったら、ブリジット使ってみるんだ…」

 

ミトは、何かを諦めたような顔で飛んでいった。

 

 

 

 

 

ミトの心に深いトラウマを植え付けつつ

無事に(?)ガチムチMobを狩り終えて。

 

 

「お、何かドロップした」

 

「えっ、なになに?ボクにも見せてよ」

 

「うーん、……あのセクハラ男のドロップは何だったかしら………」

 

 

「男限定の上半身の革防具だな、軽くて筋力(STR)にバフがかかるやつ」

 

「シロのステに合ってていいじゃん、装備してみたら?」

 

「……男限定…STRにバフ………まさかッ…!!」

 

 

僕が装備したのは、

身体に革をX《クロス》状に巻き付けただけの、鎧とは疑わしいナニカだった。

 

スパルタクスの第2再臨みたいな感じと言えば分かりやすいだろうか?

 

 

「いいンじゃねーか?動きやすくて」

 

「あんたバカなの!?自分の性別を考えなさい!!」

 

「考えるまでもなく、男限定の装備なンですが!?」

 

 

「そうだよ!こんなの着て町を歩いたら、シロが色々大変な事になるよ!?」

 

「え…えぇ……そんじゃァ、やめとくわ………」

 

よく分からんが、身の危険を感じたので装備を戻すことに。

 

 

この鎧的な何かはエギルにあげよう

そんで、それ着たエギルにミトをぶん投げよう

 

 

(ねぇ、……撮った…?)ボソボソ

 

(うん、ミトも撮ったでしょ?)ボソボソ

 

(ええ、……それにしても綺麗な肌だったわね…)ボソボソ

 

(肌も綺麗だし、…その……2つのアレも綺麗なピンクで、どうしたらああなるのさ…)ボソボソ

(女子を馬鹿にしてるとしか思えないよ……)ボソボソ

 

 

バカ2人が何かバカ話してるのを無視して迷宮区を進むと、

 

 

 

 

 

「おっ、なんや、ジブンらもおったnうぉおおっ!?」

 

醜悪なMobが発生したので、

これ以上ミトのトラウマを増やさないように切りかかったのだが

躱されてしまった。

 

 

「ワイまたモンスター扱いされとんの!?」

「2層まで上がっても、頑なにモンスター扱い!?」

 

このMobの名は、《サボテン・オブ・サボテン》。

見ての通り、醜いサボテンである。

 

 

「それもうサボテン型のモンスターっちゃうやん!?」

「ただの1本のサボテンやん!?」

 

まさか人語を介するMobだと!?

第二層にして、こんな高性能な雑魚敵を!

 

さすが茅場晶彦だ……!

 

 

「やめなさいシロ」

「こんな不細工のせいで、あなたがオレンジになる必要はないわ」

 

「そうだよ、キバオウは不細工だけど、一応生きてるんだよ?」

 

「なぁ……ワイ、泣いてええか………?」

 

不細工に泣く権利などない

 

 

 

 

 

泣き崩れてしまった不細工(キバオウ)を、

彼のパーティメンバーが介抱するのを見届けてから

さらに迷宮区の奥へ。

 

すると、階下に見慣れた人影が。

 

 

「ヌハハハハ!ダレイオス3世殿!!見事な斧捌きである!!!」

 

「いや…俺はエギルって名なんだが……」

 

「いや!そなたも勇者!!故にダレイオス3世である!!」

 

相変わらず意味が分からんオッサンである。

 

しかし、強化詐欺の被害者であるエギルと仲良くなったようで何よりだ。

 

……【伝説の勇者】(レジェンド・ブレイブス)っつったら、ネズハの修行は進んでるかね?

上手くチャクラム使えるようになったらいいけど

 

 

そう言えばエギルは、お詫びに渡した斧が重いって言ってたな……

何とかしてアイツのSTRを強化できないだろうか?

 

 

「そうだ!……エギル!これを使え!!」

 

「ん?シロか?」

「……おぉっ!これはいい防具だな!ありがたく使わせてもらう!!」

 

そう言ってエギルが身につけた装備は、

例の牛男のドロップ品だった。

 

 

「ギャァァァァアア!!セクハラ男ぉぉぉおおおおおッ!?」

 

「せっ……セクハラっ!?」

 

ミトの叫びを聞いたセクハラ男(エギル)の目尻には涙が浮かんでいた。

 

 

 

 

 

さらに迷宮区を進むと、僕たちは大変な物を発見する。

 

「なァ……これって………」

 

「うん…見つけちゃったね……」

 

「どうする?ちょっと覗いて行く……?」

 

僕たちはボス部屋に辿り着いてしまった。

 

 

「そンじゃァ、開けるぞ……?」

 

「ミト、2層のフロアボスはどんなのだった?」

 

「βテストの時、私は勉強で攻略できてないんだけど」

「確か“バラン将軍”と“ナト大佐”ってハンマー………使……………い」

 

 

ボス部屋にいたのは、身長5mを超えようかという程の

ハンマ―を携えた、2人のガチムチ牛男だった……

 

 

「「「ギャァァァァアア!!!巨大セクハラ男(エギル)ぅぅぅぅぅうううううッ!!」」」

 

 

僕たちはしばらく、エギルに会うのがトラウマになった。

 




おしえてっ!奈っ代せんせ~い!!


白「どーもーシロで~ぃす」
「しかしこの作者、ギャグ回になると異様に筆が早くなるな」

黒「あぁ、楽しそうに書いてて、悪ノリしまくってるのが目に浮かぶようだ」


黒「もう前回で“強化詐欺”は一応の解決にはなったって事か?」

白「そォだな。」
「あとはフロアボスに行くまではギャグが多めになるンじゃねーか?」


黒「じゃぁ久しぶりに、真面目な質問をしてみようか」

白「何の『じゃぁ』なのかは分かンねェけど、最近酷かったからな」
「特に前回はシャレになってなかったし……」
「………アレは、シリアスばっか書いちまった反動くれェに、笑って許してくれたらなァ……って思います。マジで」

黒「古〇門じゃなくてもいいけど、どこか弁護士さがさないと、その内大変な事になるかもな?」

白「えええええ、縁起でもねェこと言ってンじゃねェっ!」
「僕も作者もマジでビクビクしてンだからなっ!?」
「………っつーか、質問あンだろ?頼むから質問して話題を変えてくれ…」


黒「だからビクビクするくらいなら最初からやるなと………」
「…じゃぁ質問な。」
「お前の喋り方と、『僕』って一人称、合わなすぎないか?」

白「よりにもよって、そンな質問かよ……」
「ソイツは、まずメタ的な視点で言うとキャラの書き分けだな」

黒「いきなりメタな話をするのか………」


白「そもそもメタな質問なンだから、そンな話にもなンだろ……」
「“書き分け”としてだと、僕と同じよォな喋り方するキャラが、『SAO』にゃァいねェし、」
「一人称のほォは、『俺』って言うヤツが多いだろ?」
「だから、学園都市最強と、どっかのダメ侍が合わさったよォなハイブリッドチンピラ口調の男の娘キャラとか言う、ワケ分かンねェ存在が出来上がったって事だな」

黒「にしたって違和感バリバリだけどな………」
「つまり、お前の喋り方は“銀さん”の口調に、“一方通行”の法則を当てはめた感じか」

白「まァ、そォなるな。」
「っつっても、作者もそこまで意識して書いてるワケじゃねーけどな?」

黒「それはそうだろうな。だってあいつバカだし」

白「そォだ。作者はただのバカだ」


白「あとは、僕のキャラ設定的な意味もあンだけどな?」
「……3話か何かで、オメーに泣きついた事があったろ?」
「普段はカッコつけってけど、素の口調はあっちみてェだぞ」

黒「って事は、お前のメッキが剝がれる展開もあると」

白「そォだな。一応、そォなる話も考えてるらしいぜ?」
「つっても、だいぶ先にはなるけどな。具体的に言うとモルテ絡みで」

黒「早くても、3層も後半あたりか……」
「そもそも、そこまで辿り着けずにエタる可能性の方が高いな………」

白「そォ言うこった。まァ、気長に待っといてくれや」
「そンなワケで天気予報だ。」
「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!そォォォォォらァァじィィィろォォォォォオオオッ!!!」

黒「何を呼ぼうとしてるんだっ!!」
「次回予告な!?それじゃ、ここからは次回予告になりますッ!!」



~次回予告~

なんとキリトは“ネズミ隠れの里”に侵入した際、
“ペイン”に殺害されてしまった!

そして《タラン》に攻め込もうとする、
コタローとイスケの“ペイン”二道!!

シロはキリトの想いを引き継ぎ、
“タラン隠れの里”を守るため、
弟弟子として“ペイン”たちに挑む!!


次回、ソードアートオンライン【道化の王冠】第19話

『仮想世界に降り立つ暁の忍』



黒「だから、他作品ネタはやるなって言ってるだろ!!」
「しかも、このタイトル、前々回にやったヤツだしっ!」

白「僕が諦めるのを、諦めろッ!!」

黒「そこだけは、お前の方が諦めてくれぇぇぇェェエエエエっ!!!」
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