Sword Art Online ~【道化の王冠】~   作:蘭丸・オブ・ザ・デッド

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黒「1回も投稿しない日があるなんて珍しいじゃないか」

白「作者のクソバカが財布なくしてバタバタしてたンだと」

黒「一大事のハズなのに、普段の悪行のせいで全く同情する気になれないのが凄いな」


019 「思います 見えます」

Side シロ

 

しばらくガチムチを見たくない僕は、

2層のフィールドを探索していた。

 

ちなみにユウキはと言うと、さっさと立ち直って

キリト、アスナと一緒に迷宮区でLv上げしている。

 

ミトが一番の重症で、普通の牛を見ただけでも発狂するようになり、

「美少年に膝枕してもらえば治るわっ!」とか抜かしたので、

キリトに膝蹴り(【弦月】(ゲンゲツ))してもらい気絶させた。

 

 

僕の探索の目的はと言うと、アルゴのお使いである。

 

なんと、この第二層で再び

“隠しログアウトスポット”の噂が広がっているのだ。

 

 

ただ、今回の出所はハッキリしていて、

町にいる怪しい雰囲気のNPCの爺ちゃん2人が

それっぽい事を言うのだ。

 

 

《体術スキル》の爺ちゃんのグラを使い回したNPCたち曰く、

 

狼族の住まう《獣の洞窟》と、

牛族の住まう《迷子石の森》には“真実の世界”があるそうな。

 

 

それぞれ西と東の真反対にあり、

詳しく話を聞けるのも別々のNPCと言うことで、

 

アルゴは東の“森”を調べ、

 

僕は西の“洞窟”を探してダラダラ歩いている訳である。

 

 

“真実の世界”ってのが、いまいち曖昧な表現だよな

 

“隠しログアウトスポット”って考える事もできるけど、

何かのクエストのフラグとかってのもありえそうだし……

 

 

つーか何なの?あのジジイ共?3つ子なの?

あんな可愛くない“みつどもえ”見たくねェよ

 

……やっぱ《体術》の爺ちゃんが次男なんだろうか?

 

 

そんな死ぬ程どうでもいい事を考えていると、

洞窟を発見する。

 

 

ちなみに洞窟を見つけたのは、これで4つ目だ。

 

アルゴは謎解き要素があって楽しそうだけど、

こっちは、しらみつぶしに洞窟を探し回るだけの単純労働である。

 

……絶対アイツめんどくさがって、こっちの仕事押し付けただろ…

 

 

洞窟の前に門番のように立っているのは、頭が2つある二足歩行の狼。

 

……つーか、そんなんオオカミじゃねえわ

 

 

その名も《オルトロ・リカント》。

 

…『攻略本』に書いてなかったモンスターか……

ひょっとするとひょっとするかもな?

 

 

《隠蔽スキル》を全開にしてギリギリまで接近し、

カトラスを藤色に光らせる。

 

ソードスキルの射程圏内まで近寄らせてくれるとは、

オオカミの癖に、なんとも鼻が利かないヤツである。

 

 

《体術》と《曲刀》の複合スキル【閃鞘・一仞】で

高速で肉薄しながら、片方の首めがけて思いっきり曲刀を振るう。

 

見事にクリティカル判定が出て、斬られた方の頭は

一時的行動不能(スタン)を起こし、体も体勢を崩すが、

もう片方の首が無理な姿勢から、僕に嚙みつこうと牙を剥く。

 

 

やっぱ、そういうモンスターか

 

 

口を大きく開けたマヌケな面を蹴り上げてやって、閉じさせる。

 

さらに、倒れるリカントの体に潜り込み、

胸を《体術スキル》【閃走・六鹿】で蹴り上げる。

 

何をしたかと言うと、

体のバネを使って勢いを上乗せしてやった、ただの突進膝蹴りだ。

 

 

ソードスキルの補正によって、

僕の軽い身体で蹴られたとは思えないくらい

“リカント”は大きく跳ね上げられて、洞窟外部の岩肌に激突。

 

 

勇猛果敢な“リカント”くんは、

落下しながらも2つの口で、僕を嚙み千切ろうとするが、

 

曲刀が、これから噴き出す鮮血のように真っ赤に輝き、

《曲刀スキル》回転2連撃【ダブル・サイズ】を発動。

 

 

“リカント”のそれぞれの首に一撃ずつ斬撃が叩き込まれ、

先に斬られていた方が、耐久限界を超え、切り落とされた。

 

 

身体の喪失に激昂し、怒り狂いながら向かって来るリカント。

 

 

僕は爪と牙の連撃を、軽いステップでヒョイと躱し、

旧友とハグするように“リカント”に抱きついて、

 

傷口のように赤いダメージエフェクトが残る首に

丁寧に刃を差し込んでやり、

 

死にゆく犬畜生の耳元で、そっと囁く。

 

 

「ざぁこ♡」

 

 

刺したカトラスをグリッっと捻じり、

“リカント”のHPは全損。

 

ポリゴン片となって散った。

 

 

 

 

 

……我ながら酷い戦いだった…

 

俊敏(AGI)極振りビルドの戦い方は

基本的に不意打ちと、そこからの立て直しをさせない連撃がメインの

暗殺者のような物になると僕は思う。

 

だから、《隠蔽スキル》や《クールタイム短縮》は非常に相性がいいのだ。

 

……うん…、…笑えるほど嚙み合ってたな………

 

 

いや?アレだよ?

僕もこんないやらしい戦い方、したくてしてる訳じゃないからね?

 

大体のスポーツの有利不利がフィジカルによって決まってしまうように、

VRMMORPGも、体格で得意な戦い方が分かれてくるのだ。

 

 

僕はどうしても……認めるのは癪だが…体が人と比べ…

………ほんの少しくらいではあるが…、小さい。

 

 

だから、ゴツい武器を持って鍔迫り合いするより、

懐に潜り込んで、急所をぶった斬るほうが強いのだ。

 

 

これは僕が悪いワケじゃない。

こんな戦い方をせざるを得ないのは、

リアルと同じ体でプレイさせてる茅場晶彦が悪いのだ。

 

…僕だって、嫌々やってるんだよ?こんな卑怯な戦い方……

 

 

え?嬉々として一方的に“リカント”を斬り刻んでたって?

あまつさえ「ざぁこ」とか言ってたって?

 

きっと、みんなの空耳だよ

 

 

そんなこんなで洞窟を探検しているのだが、

 

こういう所を調べる手段は主に2つある。

 

 

1つは《看破(リピール)スキル》で、探っていく方法。

 

もう1つが、ひたすら手探りで何か隠されていないか探る方法である。

 

 

熟練度以前に《看破》なんぞ、そもそも取ってすらいない僕ができるのは

当然ながら後者一択だ。

 

 

そんなワケで、洞窟内にポップする1つ首リカントや

四足歩行のオオカミを倒しつつ、壁をペタペタ触り、

何かないかと、しらみつぶしに探っていく。

 

 

え?《隠蔽》があるんだからMobから隠れて進めばいいだろって?

そんなん、アルゴに毛が抜けた程度の熟練度の僕がやったら

逆に危ないわ

 

 

何だよ?『毛が抜けた』なんて表現、使わないって?

 

でも考えてみてくれよ?

アルゴが無毛だったらめっちゃエロくね?

 

 

……いや…、……ボーボーなのも、

それはそれで大人って感じがして、ギャップがいいな…

 

 

『アルゴは、薄っすら生えかけが至高』という結論に達した僕は

岩で隠されてた、狭い通路を通ってさらに奥の部屋へ。

 

 

「オイオイ……コイツは…」

 

そこで僕は、とんでもない物を発見してしまう。

 

 

………いや、巨大エギルじゃなくって

 

 

 

 

 

そんな訳で《タラン》に戻り、

 

「収穫はあったようだネ、シロちゃん」

 

「おう、待たせたな、生えかk……じゃねーや、アルゴ」

 

「……なんて言いかけタ…?」

 

「“黒鉄宮”送りにされたくねーから言わねェ」

 

「ほんとに何て言おうとしたんダっ!?」

 

知らない方がいいと思うよ?

オメー、BUKKAKE事件で倒れるくらい初心なんだし

 

 

「とりあえずコレを見てくれ」

 

僕はさっきの洞窟にあった壁画のスクリーンショットを見せる。

 

 

そこには刀を持ったコボルトが、

湾刀を持ったコボルトを打倒している絵が。

 

 

「シロちゃん……これっテ…まさカ………」

 

 

「あぁ、コボルト族がVRMMOの起源を主張している図だ」

 

「違うだロ!?どこの万能壁画っ!?」

 

ほんとにアルゴは、いつどんなボケをしても

すぐ返してくれるよな

 

それに何よりツッコミが暴力として返ってこないのがいい

 

 

そんな訳で僕たちは、

もうひとつの謎が隠された《迷子石の森》へ向かう。

 

 

いざ!トーラス族の起源主張を食い止めに!!

 

 

「シロちゃん、オイラも怒る時は怒るからナ?」

 

すんませんでした

 

 

 

 

 

そんなこんなで、《迷子石の森》もとい

《体術スキル》の爺ちゃんがいる高台へ。

 

 

なるほどな、確かにこりゃ“石の森”だわ

 

もしかして《体術スキル》って、

ライダーキックとか出来るようになったりする?

 

 

「お2人とも、そんなに慌てた様子でどうしたんですか?」

 

走ってくる僕たちに気づいて手を振るネズハを、

 

 

「見て下さい!僕のほうは、あと1発で「ちょいサーッ!!」」

 

アルゴは無視して駆け抜け、ネズハが殴っていた岩を破壊した。

 

 

「何すんすかぁぁぁぁあああああああ!?」

 

 

「やったヨ、シロちゃん!オイラもこれで《体術》使いダ!!」

 

「スキルが増えるよ!やったねアルゴ!」

 

数日かけた努力の結晶が、無残にも横取りされ

叫ぶネズハを尻目に、

るんたった、と踊って喜びを表現する僕たち

 

 

orzの体勢で膝をついて項垂れるネズハに

僕たちは歩み寄って、

 

 

「あのなァ、ネズハ……僕たちが何の理由もなくこんな事すると思うか?」

 

「ナー坊は、オネーサンがこんな事して喜ぶ人間に見えるのカ?」

 

 

「思います 見えます」

 

僕たちは、

勇者から名探偵にジョブチェンジしたネズハをぶん殴った。

慈悲はない。

 

 

ひとしきりネズハをリンチしてから事情を説明する僕たち。

 

 

「っつーワケで、あの爺ちゃんが座ってる石を壊してくれや」

 

「ボス攻略のためダ、頼むヨ、ナー坊」

 

「はい!任せてくだs………」

「……って、それ僕の岩をわざわざ壊して、やり直しさせなくても良かったんじゃないですか?」

「…例えば、他の人に頼んでも……」

 

 

「「……チッ…」」

 

「今舌打ちしましたか!?しましたよねぇ!?」

 

勘のいい勇者は嫌いだよ

 

 

「やっぱりあれ、おかしいですって!」

 

「まァまァ」

 

 

「いや、『まあまあ』じゃなくって!」

 

「細かい事は気にすんナ」

 

 

「細かくないですから!3日くらいかかるヤツですから!!」

 

「「じゃあな(ナ)」」

 

よく分からない事を叫ぶネズハを尻目に、

僕たちはAGIと《隠蔽》を駆使して、

その場から消え去った。

 

 

「クソがぁぁぁぁぁあああああああああああッ!!!」

 

勇者の咆哮は、《タラン》まで聞こえてきたとか、

聞こえてこなかったとか

 




おしえてっ!奈っ代せんせ~い!!


黒「おい、またやりやがったな」

白「今度は何だよ!?“やりやがった”だけじゃ、心当たりありすぎて分かンねェよ!!」


黒「《複合スキル》って何だよ。」
「そのオリ設定は百歩譲って置いておいても、何で“七〇暗殺技法”使ってるんだよ?」

白「ほら……一応、『オリスキルあり』のタグは付いてるしね………?」

黒「どこがオリスキル?パクリでしかないだろ」

白「いや………ほら……SAOにありそうな技ばっか使ってても、オリ主としてハクが付かないって言いますかね…?」
「それに、元ネタある技のほうが、何やってるのか想像しやすいじゃん…?」


黒「にしたって、もうちょっと元ネタが分かりやすい技使えばいいのに………」

白「そこは作者が厨二だって事で許してくれや」


黒「ところでお前、色んな技使うけど、どんなスキル構成になってるんだ?」

白「スキルについては13話でやったから、今回は熟練度についてやってくか。」


白「まず、1層辺りで稼げる量だが、」
「原作の2層で桐ケ谷が《片手直剣》が100になってたの喜んでた事から。1つのスキルにつき50前後稼げるって感じにするな?」
「そンでLvと一緒で、高くなればなる程、上げにくくなるみたいな」


白「そんな前置きを挟みつつ、こちらが僕の今のステータスになりまーす」


シロ Lv13

曲刀:85 《Mod:“クイック・チェンジ”》

料理:103 《Mod:“分量調整”,“色補正”》

隠蔽:56 《Mod:“忍び足”》

投剣:74 《Mod:“クールタイム短縮”》

体術:52 《Mod:“装備条件緩和”》


白「ってなのが、僕のステになりまーす」

黒「色々ツッコみたいところはあるけど、何で趣味スキルが一番高いんだよ…」

白「そりゃ、圏内でも外出てても、料理はするからな」
「そんな感じで次回予告だ」



~次回予告~

ついに始まる第二層フロアボス戦。

巨大な牛男を倒すため、ついにあの【勇者】が立ち上がる!

【勇者】は見事、妖魔帝国の魔の手から世界を救うことが出来るのか!?


次回、ソードアートオンライン【道化の王冠】第20話

『輝け!不死身のライディーン』



白「ライディ~↑ン♪ ライディ~↓ン♪」

黒「ライディーーーーーーンッ!!!」

哪「何でその『勇者』!?ネタが古いにも程がありますよ!!」
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