Sword Art Online ~【道化の王冠】~ 作:蘭丸・オブ・ザ・デッド
黒「そんなに投稿しまくって、ストックもつのか?」
白「けっこうストックあるみてェだぜ?」
「攻略会議でディアベルが【騎士】を名乗るとこまで作ってるらしいから」
黒「それ、全く残ってないじゃないかっ!」
Side シロ
《はじまりの町》の路地裏で、
「クラインと会えて嬉しいよ!」
「ありがとなユウキぃ?こっちの白い悪魔には人の心がないから余計嬉しいぜ!」
僕は連邦の新兵器か何かか
別に僕だってクラインと会えて嬉しいんだよ?
ただ、素直に喜んでも、お互いこっ恥ずかしいだろーが
「シロの字だって俺様と会えて嬉しいのは伝わってるんだぜ?」
「このこのっ!可愛いツンデレめ!」
「ええい!肩を組むな!鬱陶しい!!」
「はいはいオメーと会えてよかったよ!これでいいかコノヤロー!?」
ああもう!顔が近い!!
キリトの時といい、コイツ、マジモンのホモじゃねーだろーな!?
お前が掛け算されんのはキリトだけでいいんだよッ!!
まぁアレかね?
この気さくさがクラインのいいとこなんだろーな
正直さっきの演説のせいで、胃がキリキリ痛んでたのが、
だいぶ良くなったし
……クラインは暑苦しいけどさ?
殺伐としたデスゲームで、こういうのは嬉しいよな
絶対、本人には言わねェけど
つーか“シロの字”って何だよ
アルゴの時といい、
僕は会うヤツ会うヤツに、変なあだ名を付けられる呪いにでもかかってんのか?
……アレだ
きっと、タタリ神を殺したせいで、呪いをかけられたんだ
「つーかよ、オメー、仲間には会えたのかよ?」
未だに、髭面をジョリジョリと摺り付けやがる野武士を
引っぺがしながら尋ねる。
「おうよ!……誰一人として欠けずに、ここまで来れたぜ…!!」
しみじみと頷きながら答えるクライン。
仲間も近くにいるそうなので、
そいつらに会いにいく事にする僕たち
「おう!コイツらが、俺が話してたシロとユウキだ!」
「さっき広場にいた剣士じゃないッスか!」
「クラインが言ってた通り、2人とも小さいんだね」
おい、ちょっと待て
野武士テメー、僕の事なんて言ってやがった
クラインの仲間の名前は、“ナックル”と“ヘイセイ”。
ナックルの特技は、脇をパンパン鳴らす事、
ヘイセイは、ゲテモノを顔色を変えずに食える事だそうだ
……死ぬ程どうでもいいって?
僕もそう思う
「なんだよ、アレ聞いてくれてたのに、名前書いてくンねーのか?」
「あぁ、俺たちで話し合ってな?」
「あそこには加わらない事にしたんだ」
クラインが答える。
ちょっと残念だけど、まァいいか
ツレを騙すのは気が引けるしな
「俺たちは、お前らと対等に【攻略組】を目指すぜっ!!」
……はい…?
「いつか肩を並べて戦うのに、お前らに助けてもらう訳には行かねえ!」
「リーダーの熱い所、俺、好きッスよ!」
「俺たち、きっと強くなるよ」
わーい、思ックソ影響されてらー
しかもよくない方向に
………大丈夫か?コイツら
変な宗教勧誘に引っかかったりしない?
シロさんちょっと心配だぜ
そんなこんなで、
その仲間の、わりかしイケメンな2人を連れて、
さっきの広場へ戻ったのだが……
「なんこれ……」
なんか人数が増えてんですけど
「な……なにこれ?……新手の大名行列…?」
一番最初に、アイテムの山に走ってきた
グラサンのオッサンに声をかける
「おっ、さっきの剣士さんか!」
「見ろよ!アンタの話を広めたら、こんなに人が来てくれたぜ!?」
えぇ……なんでやねんな………
「もう今だけで、200人も署名してくれたぜ!」
「いやー、こりゃ夕方まで、かかっちまうかもな!!」
………これ、コル足りるかなぁ…
とりあえず、グラサンにアゴヒゲの、
胡散臭い事この上ないクセに、
まさにダンディーなお声をしているプレイヤーには、
署名活動を切り上げてもらって、
僕たちと一緒に来てもらう事にする。
「マジでダンディーなおじさん、略してマダオだ!よろしくな!」
まるでダメなおっさん、略してマダオが仲間になった。
「“ダンディー”!!“マジでダンディーなおじさん”!略してマダオなの!」
ダンディーなヤツは「なの!」とか言わない
つーか地の文にツッコんでんじゃねーよ
「っつーワケでだ、一緒にクエストやってもらっていいか?」
「ここに来たのは、クエストの調査の為でもあるから」
僕がそう言うと、クラインたちがすぐに同意してくれる。
まァ、マダオは怖いわな
「大丈夫だぜ?町の中から出なくて、戦わないで済むヤツからやってくから」
「お、俺だって戦えらァ!」
「マジで夢も希望もない、ダラダラ生きてるだけのオッサンだった俺が、変われるかも知れねぇんだっ!」
「ほら、見てくれよ!この“バーチカル”!!」
そう言ってマダオが放った、
《片手剣スキル》【バーチカル】は、
見事なまでに真っすぐな振り下ろしだった。
「いくら真っすぐな剣でも本体のせいで台無しなおっさん、略してマダオだな」
「ねぇっ!?なんで君、俺にだけそんな辛辣なの!?」
「マダオだからだよ」
そうだなユウキ、
マダオだからだ
マダオに使わない装備をあげてみたのだが、
見てくれが変わってもマダオはマダオのままだった
装備を用意してやったが、相も変わらずマダオは芽が出なかった。
じっと虚空を見つめるだけの乾いた相貌からは、何も伺い知る事ができない。
地に堕ちた堕天使ルシファーの意を、神ですら変えする事のできなかったように。
僕はユウキからくすねたポーションを、無造作に奴に投げつけた。
マダオはいつになったら咲くのか、
天を仰ぐ僕を嘲笑うかのように、
アインクラッドの上空にはコンドルが旋回していた。
そんな感じでマダオをイジりつつ夕方を迎えると、
紙束に署名した人数は何と500名オーバー。
………こんなん、どないせぇっちゅうねん……
その後、2日かけて《はじまりの町》でクエストの調査をして、
攻略会議まで残り3日。
僕たちは、クラインたちとマダオを引き連れ、
《ホルンカの村》を目指す。
あぁ眠い………
僕だけ、アルゴに別口で頼まれてた仕事があって、
朝まで聞き取り調査してたからマジで眠みィ……
ちなみに《はじまりの町》には“ネコミミ”を手に入れられる
6人パーティ限定のクエストがあって、
メイド喫茶風の店で3人が働き、
残り半分が、ネコ耳メイド服を着たそいつらにもてなされるクエストなのだが、
メイドになったのは、
もてなされるこっちが冥途に召されるかと思うほどの地獄絵図だったので、
この記憶は、忘却の彼方に葬ろうと思う
でも今寝たら、ネコミミのオッサンとバカが夢に出てきそうだから、
今だけ頑張って起きよう
そんで夢も見ないほど、泥のように爆睡しよう……
そんなこんなで《ホルンカの村》。
「おっし、到着!!」
「クラインズには、ここで“ある”仕事をしてほしいンだ」
「クラインズって、シロの字なぁ……」
「そりゃ俺たち、クラインの仲間だけど」
「もっと個性を見てほしいっていうか……」
何が個性だ、お前らなんか、この話で出番終わりだわ
「「ええっ!?」」
たりめェだろーが
この作者の表現力のなさを考えろよ
原作キャラですら、性格掴めてねーんだぞ
オリキャラなんてポンポン出せるか
「オリキャラって言っても」
「俺たち、パクり元あるんだし……」
うるせえ
そんなに出番が欲しけりゃ、
大量のオリキャラがギルド作って、【道化師】が主人公やってるSAOの二次小説あるから、そっち行って来い
向こうも紫髪のバカがヒロインやってンだから、似たようなモンだろ
蒼も白も似たような色だし
「シロ…いい加減、怒られるよ……?」
前の話がシリアスで、
どうせ次からもボス倒す為にシリアスになんだから、
ちょっとくらい息抜きさせろや
出番のないオリキャラたちを他人様の小説にぶん投げつつ、
話を本題に戻す
「ほれ、バイト代は出すぜ?」
クラインにコルを手渡すと、
「ハァ!?3万コルぅッ!?」
「お前なぁ……助けはいらねぇって言っただろ?」
それくらいの仕事、任せンだって
「助けでも何でもねーよ」
「オメーらにはここで、いくつかのクエスト報酬を集めてほしいンだ」
『攻略本』のページをパラパラとめくりながら続ける。
「まず最優先で集めてほしいのは“アニールブレード”な」
「ただしコイツは、けっこう危ねェから気ィつけてな?」
「“アニールブレード”ってぇと、ユウキが使ってる片手剣だよな?」
「そうそう、キリトが言うには、上手く強化すりゃ3層まで使える武器なんだと」
「そっちのメガネのほうの……えーっと、“レイワ”だったけ?は片手剣だろ?」
「“ヘイセイ”ね…?」
Oh……“ヘイセイ”がピキってる…
このサイコ様、怒らせたら怖そうだな………
「っと…、……とにかくだ!!」
「オメーらの強化も図れるし!」
「例の計画に賛同してくれてる連中に、特にやってほしいのは【鍛冶職人】だ!」
「それにフィールドに出てくヤツにも強い武器が渡るし、いい事ずくめだろ!?」
モブサイコ様を怒らせないようにしつつ、
早口で誤魔化すように続けると、
「お前、ほんとにいいヤツだよなぁ……!」
「分かったぜシロの字!俺たちに任せてくれ!!」
「だァァァアアアッ!分かったから引っ付くんじゃねェ!!」
クラインとナックルに肩を組まれ、ヘイセイに頭をなでられる。
「薔薇の花が咲き乱れてるね!」
ぶっとばすぞ、バカユウキ
3人のホモを引っぺがした僕は、
『森の秘薬』のクエスト情報や、
“リトル・ネペント”の危険性を教えつつ、
話を先に進める。
「まァ、そーゆー訳だ」
「報酬集めは、他のプレイヤーの邪魔しねェ程度で頼まァ」
「もちろん金額以上に働いてくれたら、追加報酬は惜しまねェぜ?」
クラインのLvは6、他の再登場の機会なんてありえないモブ2人も4あるから、
この辺のモンスターくらいなら問題にならないだろう
「おう!ここで強くなって、お前らに追いついてやるぜ!!」
クラインは、いつかキリトを見送った時のように、
親指をグッと立てて元気よく答えてくれた
……あ、そうだ………
いい事、思いついた
「なぁクライン、あそこの店では、牛ステーキが食えるンだぜ?」
「「「「ステーキだとッ!?」」」」
男共の目が輝く。
そりゃずっと《はじまりの町》で暮らしてりゃ、肉が恋しくなるよな…?
「飯に行く前に『逆襲の雄牛』をやってみたらどうだ?」
「『森の秘薬』よかァ、安全にできるしな」
「報酬のクリームも集めて欲しいしよ?」
「クリームかぁ………?」
「俺、甘い物はなぁ……」
「俺は、タガメの素揚げが食べたい」
ゲテモノ食いは黙ってろ
「いいじゃねーかよ、ステーキは運動した後に食ったほうが美味いぜ?」
「それにだ………《はじまりの町》で食えないモンを持ってってやったら、みんな喜ぶと思うぜ?」
「……特に女の子とかな?」
「女…の子、……だと…!?」
クラインが生唾を飲み込む。
「そりゃそーだろォよ?」
「《はじまりの町》で絶望に打ちひしがれる中、」
「颯爽と、甘い物を持って現れる剣士様!」
「あ゛ーァア゛!!そんなヤツ、僕が女なら惚れちまうなァ!?」
「野郎共ォ!!まずはクリームだァァァァアアアアア!!」
「「オオオォォォオオオオッ!!!!」」
「そのクエも、モンスターと戦うから、準備してからやれよー?」
「うおおおぉぉォォオオオ!!やるぞ、お前らァァァアアアア!!!」
「俺が一番モテるんじゃァァァアアアアアア!!!」
「俺は、牛のペニスの煮込みが食べたい」
平成ノブシコブシを《ホルンカの村》に放牧した僕は、
モテない男の怒号を背に受けつつ、
ユウキとマダオを引き連れて《トールバーナ》を目指す。
「何でシロはそんなに性格が悪いのさ……」
何言ってんだ
僕はクエストの情報を教えた上に、
美味しい店屋まで紹介したんだぜ?
さて、明日は攻略会議か…
一体どうなりますかねェ………
そんな事を考えていると、マダオに話しかけられる
「なぁシロ、俺もステーキとクリーム食いたかったんだが…」
「トラウマになりたくなけりゃ、やめとけ」
「は…トラウマ……?」
マダオは疑問符を浮かべた。
一体どうしてだ?なにが疑問なんだ?
アインクラッドの上空は、今日もコンドルが旋回していた。
おしえてっ!奈っ代せんせ~い!!
絶「シロ……自首しよう…?」
白「いきなりどうした!?オメーはどこの犯罪犯した子供の母親!?」
絶「シロは実際それだけの事したんだよ?」
「他の小説に迷惑かけるなんて、完全にAUTOだよ……」
白「使い古されたボケしてンじゃねーよ」
「何がAUTOだコノy「今はボケてる場合じゃないよ」オメーが先にボケたンだろーが!!」
閃「そんなやり取りしないで早く謝りましょう」
白「えっ!何で、こんなに真面目な流れになってンの!?」
黒「お前と過ごした時間、けっこう楽しかったぜ………」
隊「短い付き合いだったけど、あんたの事、忘れないからね……」
鼠「シロちゃん、刑期を終えたらまた遊ぼうナ………」
白「なにこのメインキャラ総出演の展開っ!?まさかこのss消されンの!?」
「つーか、帆坂は初登場がこんなンでいいのかッ!?」
絶「消されるかもしれないけど、一応、次回予告するね………」
~次回予告~
突如ハーメルン様からの御意向で、ゲームどころか現実世界全体が消える事になった!
シロたちは世界崩壊の前に茅場を倒すことが出来るのか!?
コボルト王「HPが減ると武器を変えると言ったがアレは嘘だ!」
フロアボスたち「《コボルトロード》は我ら99人の中で、最弱のボs…ぐわぁぁァァアアアッ!?」
茅場「私は《二刀流》がないと倒せないと言ったが、別になくても倒せるぞ!!」
キリト「俺には血の繋がらない妹がいた気がするけど、別にそんな事なかったぜ!」
「うぉぉぉおおおォォォオオオオッ!!行くぞ、茅場ぁぁァァアアアッ!!」
茅場「さぁ来い、キリト君!!」
―――キリトの勇気が世界を救うと信じて…!―――
次回、ソードアートオンライン【道化の王冠】第8話
『キリト大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!!』
白「嫌だ!消されたくない!!」
「僕を置いて行くなぁぁぁァァァアアアアアア!!!」