間桐慎二は一人で暮らしたい   作:色々残念

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第1話、僕の家族

僕の名前は間桐慎二、冬木では何故か名家だと思われている間桐家の一員だ。

 

間桐という家は、魔術師の家系であり、間桐の魔術はお祖父様から雁夜叔父さんに受け継がれているらしい。

 

遠坂から養子になり間桐家の一員となった桜は、間桐とは違う魔術をお祖父様によって教えられて育てられているようである。

 

僕は魔術を知ってはいても魔術回路が機能しないらしく、魔術に関しては教わってはいなかった。

 

それでも僕が、間桐家の最高傑作と臓硯お祖父様に言われていることは確かだ。

 

魔術を使えない僕が間桐家の最高傑作と呼ばれる理由は、数多の蟲の能力を生まれながらにして持っているからだろう。

 

蟻の筋力、飛蝗の脚力、それ以外にも使おうと思えば数多の蟲の力を使うことができる僕は、普通の人間とは程遠い。

 

そんな僕が、望んでいることは、ただ一つ。

 

間桐家を出て、一人暮らしをすることだ。

 

正直に言えば僕は間桐家の面々と、これからも一緒に暮らしていきたくないのでさっさと一人で生きていきたいと思っている。

 

何故なら間桐家の面々には様々な問題があるからだ。

 

まず最初に臓硯お祖父様は、外見が少年で中身がジジイというショタジジイであり、物凄いドSである。

 

基本的に雁夜叔父さんが標的にされているが、凄い愉しそうに臓硯お祖父様は相手を苛めていた。

 

そんな臓硯お祖父様は孫である僕を何故か溺愛しているので、お小遣いの額が桁違いだったりもするし、スキンシップも激しい。

 

正直恥ずかしいので、ちょっとやめてほしいと思ってもやめてくれないのが困りどころだ。

 

次に雁夜叔父さんは、基本的には夫を亡くした未亡人である遠坂葵さん狙いだが、桜のことも性的な目で見ているので、ヤバい人であることは確かだ。

 

葵さんに似ていればそれでいいらしいのが、明らかに拗らせているが、使用済みの桜の下着を更に別の意味で使用済みにした雁夜叔父さんを変態だと僕は思っている。

 

次に桜であるが、ヤツはショタコンだ。

 

桜は臓硯お祖父様を性的な目で見ているし、僕の友人で、何らかの理由で成長が止まっている為にショタにしか見えない衛宮士郎のことも性的な目で見てやがった。

 

「先輩は合法!だからエッチなことをしても良いんですよ!」と親指を立てながら笑顔で言った桜の頭を掴んでアイアンクローをかました僕は悪くないと思う。

 

アイアンクローを喰らって「イッタイ!アタマガァー!」とか言ってた桜に、僕も頭が痛かった。

 

最後に、僕の父親である鶴野父さんは、アル中だ。

 

常に酒飲んで酔っ払ってる父さんが一番無害って、どういうことなんだろうか。

 

という訳で、こんな家族に囲まれて日々を過ごしている僕は、雁夜叔父さんと義理の妹の桜によるストレスで、どうにかなってしまいそうだ。

 

僕がストレスでおかしくなってしまう前に、間桐家をさっさと出ていきたいが、聖杯戦争が起こることは確かであり、令呪に選ばれてしまっていた友人の衛宮のことも心配なので、まだ冬木を出ていくことはできない。

 

できることなら、こんな家早めに出ていきたかった。

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