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気が向けば番外編を書くかもしれません
時が過ぎて高校を卒業した僕は、大学に進学したが、念願の一人暮らしをする為にアルバイトを探していた。
僕の身体能力があれば、肉体労働関係のアルバイトなら活躍できることは間違いない。
という訳でチェックしたアルバイト先に履歴書を書いて送ってみると、面接をすることになる。
面接を終えて、アルバイト先が決まった僕は肉体労働関係のアルバイトを行っていった。
普段とは違う環境にも慣れて、力加減を間違えないように気を付けながらアルバイトに励んでいく。
家賃と食費に光熱費を安定して稼げるようになったところで、家族に「一人暮らしをしてみたい」と言ってみることにしたが、お祖父様が大反対してきて「嫌じゃ嫌じゃ!慎二とずっと一緒に住むんじゃあ!」と駄々っ子のようになってしまったお祖父様。
間桐家で一番発言力の大きいお祖父様を説得しないと一人暮らしは出来そうにない。
とりあえずお祖父様を宥めてから、ずっと一人暮らしをしたかった理由をしっかりと語ってみることにした。
雁夜叔父さんが桜の下着で、そういうあれなことをしているのを頻繁に目撃することや、ショタコンな桜の暴走を止めるのに疲れてきていることを語っていくと、雁夜叔父さんと桜に対して怒り始めた臓硯お祖父様。
あとついでにライダーからも狙われていることも追加しておくと、僕が一人暮らしをしたいと思うのも当然だと考えてくれたお祖父様は「わしの知っておる場所でならば一人暮らしをしても構わんぞ慎二」と条件付きで一人暮らしを認めてくれたようだ。
ついに念願の一人暮らしができると喜んでいた僕は、お祖父様に紹介してもらったアパートに入居することが決まったその日に、ジュースで祝杯を上げる。
一応衛宮とアーチャーにも僕が入居しているアパートの部屋を教えておき、何かあった時は呼ぶようにと伝えておいた。
アパートに入居した当日に、教えてもいないのに現れたギルくんが泊まっていったりもした翌日。
実は隣の部屋に住んでいたランサーに引っ越し祝いを渡しにいったりもして、しっかりと挨拶をしておく。
それから新生活での一人暮らしを満喫しようかと思っていたら、衛宮を抱えたアーチャーが逃げ込んだりもしてきて騒がしい日々を過ごすことになったりもしたが、心穏やかな生活ができていたことは間違いない。
買い物をしにスーパーに向かったところで遠坂葵さんと久しぶりに顔を会わせることになる。
雁夜叔父さんに執着されている遠坂葵さんは、年齢を感じさせない容姿の綺麗な人だ。
第4次聖杯戦争で夫の遠坂時臣さんを亡くしてから、女手一つで遠坂を育ててきた遠坂葵さん。
葵さんの荷物が重そうだったので手伝いを申し出ると「ありがとう慎二くん」と言って笑顔を見せてくれた。
遠坂家にまで荷物を運び、お別れしようとした僕を引き留めた葵さんは「お茶でも飲んでいって」と僕を遠坂家に引き入れていく。
「今お茶を用意するわね」
そう言って台所に向かっていった葵さんを、椅子に座って待つこと数分。
お茶を持って戻ってきた葵さんが滑って転びそうになったので受け止めると、湯呑みに入っていたお茶が僕のズボンにかかる。
「大変!火傷しちゃうわ!」
僕のズボンを急いで脱がそうとする葵さんに「この程度なら火傷はしませんよ」と僕が落ち着かせようとしても、葵さんは僕のズボンから手を離そうとしなかった。
「さあ早く脱いで慎二くん!」とか言いながら、やたらと僕のズボンを脱がそうとする葵さん。
これはちょっとおかしいぞと思った僕は、とりあえず葵さんから距離を取ってみる。
すると素早く距離を詰めてきた葵さんは迷わず僕のズボンへと手を伸ばした。
しばらく攻防が続き、葵さんからズボンを死守した僕は「お邪魔しました!」とだけ言って遠坂家から脱出。
「おばさんは諦めないからね!慎二くん!」
なんて声が遠坂家から聞こえて、葵さんもヤベー人だったことに気付いた日。
とりあえず僕はズボンを死守できて良かったと思った。
一人暮らしを始めて2週間が経過した頃、男の溜まり場みたいな場所になっていた僕の部屋。
よくお祖父様や衛宮にアーチャーとランサーにギルくんが訪れる僕の部屋には、何人か泊まれるように余分に寝具が用意されていた。
今日もまた誰かが僕の部屋に泊まりに来て、賑やかな朝を迎えることになるだろう。
念願の一人暮らしをしても、人との繋がりは切れることはない。
それがわかっただけでも一人暮らしをしてみて良かった。
今日も僕は、冬木で日々を過ごしていく。
まあ、間桐の家から出られたことは良いことだ。
そんなことを思っていると僕の部屋に逃げ込むように飛び込んできたアーチャーと衛宮。
衛宮は今日も変態達に追われてきたらしい。
僕は外で待ち構えている変態達を駆逐する為に外へと飛び出す。
予想通り、外には桜と遠坂にセイバーとアインツベルンの姿があったので、容赦なく数多の蟲の力を解放した。
「ヒィッ!兄さんがいつになく本気!わ、私はちょっと先輩を暖めてあげようとしただけで、えっちなことをしようとは、ちょっぴりしか思っていませんよ!」
「衛宮くんをスハスハしたければ、間桐くんを倒すしかないのね!八極拳と魔術を合わせた奥義を今こそ見せる時だわ!来なさい間桐くん!」
「シロウのお尻は私のものだと決まっています!立ちはだかる壁はこの剣で斬り裂くまで!」
「弟はお姉ちゃんと結ばれるものだと古事記にも書いてあるのよ!私は詳しいの!退きなさいマキリの蟲!私が来た!」
各々が好き放題なことを言っているが、変態を自由にさせるつもりはない。
「少し、頭冷やそうか」
そう言って僕は一瞬で変態達の前に移動した。
変態達の悲鳴が冬木に響いたのは言うまでもない。