間桐慎二は一人で暮らしたい   作:色々残念

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明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
という訳で今年初の更新です


カルデア編その3、訣別の時は来ない

ソロモンと名乗っていた何者かが待つ終局特異点とも言うべき時間神殿。

 

72柱の魔神柱達を倒し続けなければ侵入することすらできない時間神殿の内部。

 

倒しても蘇る魔神柱達を相手に手が足りていなかった僕達を助けたのは各特異点で出会った英霊達。

 

敵だった英霊も今度は味方として戦ってくれるようで、各特異点の英霊達が全員で魔神柱達を倒していく。

 

数多の英霊達に助けられて時間神殿の内部に侵入した僕達は、時間神殿の内部で、とんでもないものを目撃することになる。

 

「てごわかった」

 

それは明らかに瀕死なソロモンと名乗っていた何者かをワンハンド・ネック・ハンギング・ツリーで締め上げている人間並みにデカイがデフォルメされた2頭身の藤丸さんに似た何かだ。

 

ソロモンと名乗っていた何者かを倒すために時間神殿に来た僕達よりも先に、内部に侵入していた藤丸さんに似た何かによって既にソロモンと名乗っていた何者かは瀕死の状態だった。

 

これはどうすればいいんだろうかと思っていたら、藤丸さん似た何かにソロモンと名乗っていた何者かが、まるでゴミのように放り捨てられる。

 

警戒している僕達に近付いてきた藤丸さんに似た何かは、マシュの前に立つと口を開いた。

 

「うーん、寸胴なうちのなすびちゃんよりもグラマラスなボディ、ビューティフォー!」

 

間違いなくイカれた目でマシュを見ながらそんなことを言っていた藤丸さん似た何かからは敵意は感じない。

 

敵意は感じないが、明らかにマシュを性的な目で見ているのは確実だろう。

 

そして今度は藤丸さんのことを見た藤丸さんに似た何かは、じっと藤丸さんを見つめる。

 

「な、何ですか」

 

普通に戸惑う藤丸さんに、藤丸さんに似た何かは言った。

 

「こっちの私は随分と純真そうだなあ、興奮してきた。うん、そこのマシュともう1人の私。ここでちょっと休んでいこうか」

 

どう考えても性的に藤丸さんとマシュが狙われていたので、僕が対処することにして2人を庇う。

 

「おお、見たことないサーヴァントだ。星5なのかな。でもまあサーヴァント程度で止まる私ではないよ」

 

なんてことを言いながら拳を振るってきた藤丸さんに似た何かの拳を拳で迎撃していく。

 

「馬鹿な、私がサーヴァントと拳を打ち合わせた程度で痛みを感じるなんて」

 

「まあ、きみが変態だからだろうね」

 

「まさか、変態特攻のスキル持ちか!?」

 

「うん、何か持ってたよ変態特攻のスキルをA+で」

 

「サーヴァントが私の天敵となるなんて」

 

「自分が変態だという自覚はあるんだね」

 

そんな会話を行いながらも僕と藤丸さんに似た何かの攻防は続いていき、連続で拳を激しく打ち合わせていると突如として崩れ始めていく時間神殿。

 

どうやら瀕死だったソロモンと名乗っていた何者かが完全に死亡したらしい。

 

戦っている場合ではないと判断した僕達は、拳を止めて脱出を開始する。

 

時間神殿から脱出をしている最中に何故か時間神殿に来ていたロマニを発見したので、足がそれほど速くないロマニを俵担ぎで僕が運んでいった。

 

ソロモンと名乗っていた何者かは既に倒されていたことを僕がロマニに教えると、ロマニは物凄く驚いていたかな。

 

ちなみに僕の隣を走っていた藤丸さんに似た何かが倒していたということも続けてロマニに教えてみると「ええっ!?何かデフォルメされた立香ちゃんみたいな謎の生物が居るよ慎二くん!?」と更に驚くロマニ。

 

どうやらロマニは、ソロモンを名乗っていた何者かが倒されたことに驚き過ぎて藤丸さんに似た何かに気付いていなかったらしい。

 

結局僕達のカルデアまで着いてきた藤丸さん似た何か。

 

ソロモンを名乗っていた何者かを1人で倒したデフォルメされた藤丸さんに似た何かを危険視したロマニによって、唯一対抗できる僕が対応することになる。

 

ちょっと会話してみてヤバい奴だということは理解したので、藤丸さんに似た何かには、さっさと帰ってもらいたいところだ。

 

とはいえ何も渡さず手ぶらで帰すのも、ソロモンを名乗っていた何者かを倒してくれた相手に失礼かもしれない。

 

という訳で何か欲しいものがないか聞いてみると「こっちのマシュのパンツが欲しい」とか言い出す藤丸さんに似た何か。

 

やっぱり変態だとは思ったが「それ以外で欲しいものは?」と僕は根気よく聞いてみる。

 

すると「それじゃあガチャを回す為に聖晶石300個が欲しい」と藤丸さんのような何かは答えた。

 

ロマニに頼んで、ソロモンを名乗っていた何者かを倒した相手への報酬という形で聖晶石300個を用意してもらい、藤丸さんに似た何かに渡す。

 

「ヤッフゥウウウウウウ!ガチャ!10連ガチャ!いっぱいいっぱい回すのぉ!溶けるぅ!溶けちゃう!」

 

なんてことを言いながら袋詰めされた300個の聖晶石を持って、嬉しそうにカルデアから立ち去っていったデフォルメされた藤丸さんに似た何か。

 

結局あの藤丸さんに似た何かは何だったんだろうかと思わなくもないが、カルデアに誰も欠けることなく帰還できたのは、藤丸さんに似た何かのおかげかもしれない。

 

そこだけは一応感謝しておこうと僕は思う。

 

後は何故かマシュにフォウさんと呼ばれていた謎の生物がいつの間にか姿を消していたが、何かを知っていそうなカルデアに召喚されたマーリンは「あの子は、マスターときみのおかげでとても美しいものを見たんだろうね」と意味深な言葉を口にした。

 

「誰かの為に頑張っている人は、あの子にとってとても美しく見えたんだろう」

 

嬉しそうにそれだけ言ったマーリンは自室に戻っていく。

 

マシュにフォウさんと呼ばれていた謎の生物は美しいものを見ることができたようだが、マーリンの口ぶりだともうこの世には存在していないのかもしれない。

 

そんなことを考えていたら慌てた様子のロマニが「マシュの寿命が改善されて、正常な状態になってる!」と有り得ないことが起きたかのように驚き、戸惑いながらも喜んでいた。

 

ロマニは、どうやらそのことを急いでマシュに伝えに行くようだ。

 

長くは生きれない筈だったマシュの寿命が改善されたことは良いことだろう。

 

めでたい日である今日は盛大にお祝いをしてもいいかもしれない。

 

厨房を預かる1人としては、豪華な祝いの料理を作っておくとしようかな。

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