それは異物であった。
この世界には人間には太刀打ちできない怪物がいる。
それはノイズ。
認定特異災害と呼ばれるそれは、子供が書いた絵のようなふざけた姿をしており、人間の持つ兵器や力を一戸だにせず、触れた人間を炭素変換する化け物。
それは異物であった。
そんな化け物を相手にするには聖遺物と呼ばれる古代の武器を使い、それに適合するもの探し、訓練を積み、やっとこさ土俵に立てる。
そんな理不尽の権化であるノイズが今、あっという間に殲滅された。
特異災害対策起動部二課にてノイズ対策の指揮を採っていた風鳴弦十郎はその報告を受けた時、我が目と耳を疑った。
アウフバッヘン波形。
聖遺物、あるいは聖遺物の欠片が、歌の力によって起動する際に発する、エネルギーの特殊な波形パターン。
それはガングニールのものであり、亡き天羽奏の波形パターン、それに重なるように生み出された。
それはちんこだった。
「イチモツだとぉ!?」
ちんこの形をしたエネルギーの波形。
まるでガングニールのアウフバッヘン波形を犯すかのように起立した不動のちんこ波形。
まるで新たな性癖を生み出すかのごとくエネルギー×エネルギーの新ジャンルに顔が引き攣る、何をどうしたらそうなるのか神のイタズラにしたってまだ遊び心があるだろ言いたくなる。
悍ましいそのエネルギーに二課の面々は唖然とするも、直ぐに正気を取り戻した風鳴弦十郎はその現場へと風鳴翼を送り込む指示をだした。
それと同時刻くらいにチンコ波形は消失する。
まるでコンセントを抜かれたテレビの如く、自慰中にオカンの顔を思い浮かべてしまったチンコのようにあっという間に消え去ってしまった。
「一体あれは何だというのだ良子くん」
弦十郎はまるで意味がわからんぞとでも言うかのように聖遺物の第一人者であり特異災害対策機動部二課の研究者、櫻井良子へと意見を向けるも、彼女も彼女で混乱していた。
「ごめんなさいね。流石にあんなの見たことないわ。全く新しい何かとしか言いようがないわね。そもそもアウフバッヘン波形に似たナニかとしか言いようのない完全未知のエネルギーなんですもの。わけわかんないわ」
「良子くんでも分からないか。参ったな。やはり接触してみないとわからんか」
「その方がいいわね。ノイズを倒したってことは私達とは敵対しないとは思うし一度話しの席を設けるべきね」
「ああ、その方向で進めよう」
そうして謎のエネルギーを生み出した。ナニカと対話をすることを前提に話は進む。
(しかし、また厄介な時期にイレギュラーがやってくるものだ)
櫻井良子、原作一期のラスボスフィーネは、あのエネルギーを生み出した謎のイレギュラー対策を考えるために頭の中で色々な思案を巡らせていくが結局のところスペックすら測りきれないと思い至ると一時思考を放棄した。
正直ずっと他人のちんこについて考えるのがアホらしくなったのが半分と結局身体検査と称して色々調べるのだから考えるのはそれからでもいいだろうという投げやりな思考であった。
「しかし、イチモツがあるということは乳房の波形もあるのかしら」
それは他二課の面々も思いはしたが、そんなものが出てこられても頭が痛くなるだけなのでマジで出てくるなよと心を一つにした。
唸るリビドーを力に変えたらちんこ殴られて気絶するクソダセーやついる? いねーよな! 俺だぁああああああ!!
取り敢えず目が覚めたら響ちゃんと翼さんのイベントは終わっており、どっか知らない医務室で目が覚めた。
まあ二課なんだろうけど。
いやでも良かったよ、いきなり翼さんに会わなくて。
彼女で5回抜いた後に本人とご対面とか罰ゲームもええとこやで工藤!
罪悪感でチンコも萎え萎えになるってもんだ。
本来なら響ちゃんと関わり合うつもりもなくてノイズ相手にちんちん無双をするつもりも無かったので平気でオカズにしてたのだ罰が当たったのだろう。
神様は見てるんだね、マジすいません神様。
いや神ってあいつじゃん、やっぱ死ね。
というか枕元に特命係長只野仁のDVDが置いてあるのはなんの気遣い?
嫌がらせ?
チンコで戦ってたからって安直過ぎない? もしかして弦十郎さんのマイDVD? 好きなんすねあの人も。
飯食ってシコって寝る。男の鍛錬はそれで充分だってことっすかね?
まあパチンコ広告の弦十郎さんよりマシだけど充分ダメじゃない?
飯食って風俗行って寝てた俺が言えた義理じゃないし飯食ってパチンコ打って寝てもいたダメな大人が口出しすることじゃないけどさ。
「とりあえず人のものだけど書類に紛れ込ましとこ」
あんなパッケージ裏がAVそのものみたいなもんいつまでも置いときたくない俺は恐らく櫻井良子、フィーネの管轄している部屋の書類入れの中に紛れ込ましておいた。
悪人には何してもいいとか思って無いよ、それは日本人の悪い癖だ。
俺は純粋に嫌がらせをした上でどうせ敵対するからセクハラし放題や! なんて思ってないんだかね! 本当だよ!
「しかしだ。今まで見て見ぬふりをしていたがこれは……」
どうにも俺のチンフォギアは覚醒以降出し入れ自在になったのか俺の意志でゴムゴムの実の如く伸縮自在になりおった。
こんなんゴムつけたって破れちゃうよ! 黒人チンポもビックリなビックボーイ! むしろ俺の身長超えてるから俺のほうが息子まである。
ルフィもビックリだぜ。
などと考えながら伸びたチンコでどこまで伸びるのか遊んでいると医務室の扉が開き、巨体の大男が入ってきた。
風鳴弦十郎その人であり、人類やめた超人が苦笑い気味で声をかける。
「目が覚めたようだな。その……元気そうでなによりだ」
俺の伸びたチンコを見てそう言った。
………人にちんちんで遊んでいるとこ見られた死のう。
ちんぽ