シンフォギアの世界では分煙がまだ進んでいないのか、未だにパチンコ屋でタバコが吸える。
つまりパチンコでニコチンを接種しながら儲けた金を使って風俗でチンチンを満足させる永久機関が完成しちまったなァアア! これでノーベルチンチン賞は俺のもんだ!
「でもマジカルチンポのせいで風俗いけない!ちくしょうめぇえええ!!」
俺はたった今当たりもせず800回転したパチンコ台に項垂れながらそう叫んだ。
パチンコの規制も緩いせいかえげつない勢いで金を吸い込むマシンと化しているパチンコ台に俺は今にもゲロを吐きそうだ。
どっちにしろ金銭適に風俗にはいけないだろというツッコミは聞いてない。
「ちくしょう……あそこで止めてれば……今頃焼肉にビールで気持ちよくなってたのに……」
成人病待ったなしな生活スタイルを強制的にモヤシ生活に変えるギャンブルは本当に駄目だと思う。
だがそこに夢があるなら追いかけるのが男なんだ。
夢だよ夢、パチンコってのはワンピースなんだよ、君の身近にもワンピースはあるんだよ、ほら虚ろな目をした心のワンピースが欠けたおっさんがパチ屋から出ていくだろ? それがワンピースです。
「よし、スーパーでモヤシ買って帰ろう」
結局なにをしようにも先立つものが無ければどうにもならん。
永久ちんちん機関も金が無ければ永久には回らないのだ。
シコリ過ぎて何も出なくなったちんちんのようだ。
まあ出なくなったのは俺の金だけど。
そうしてトチ狂ったことを叫んだ俺を警戒した店員に見守られながら俺はパチ屋を後にした。
出禁にならなくて良かったと思いながら俺はスーパーへと向かった。
「あっ、未来さんやんけ」
なんか未来さんが買い物してた。
今さらっと声にだして名前呼んじゃったけどこっちが一方的に知ってる有名人って感じだけど普通に一般人なんだよな。
気をつけないとどっかでボロ出しそう。
でも自分が知ってる有名人がいたら思わず呼んじゃうよね。
しかしなんだろうアニメだけじゃわかんなかったけど自炊なんだろうか?
寮生活なら普通に食事とか出そうだけどな。
「まあ俺が気にしたところで仕方ないか。結局の所俺には関係のない世界だし」
これから主に戦闘などでガッツリ関わるとは思うがそれでも彼女らの日常生活に関わることなんて特にないだろう、そう思いながら俺はモヤシを大量に購入し、モヤシの献立を考えるにであった。
が、そうは問屋が降ろさないのが転生者なのだろう。
何故か未来さんはこちらに気づいたような素振りをすると、笑顔で近づいてきた。
white何故?
「こんにちは店長さん。今日はモヤシのご飯ですか?」
「あ、ああ。お金がなくてね、これから暫くモヤシ生活だよ」
「相変わらずのギャンブルですか……?ダメですよ? しっかりしないと」
「あっはい。すいません」
何故だ。
何故こんなにも親しげなんだ―――ハッ!?
瞬間俺の脳内に溢れ出した存在しないはずの記憶。
………………………以前の俺ってばガッツリ関わってる!?
なんともおかしな話だが、中学生時代の未来と出会っていた。
しかも響ちゃんがイジメられてどうしたらいいのか分からない未来さんにアドバイスとかしちゃってる!
しかも響ちゃんに喜んで貰えるようなご飯の作り方とか享受してる!
手取り足取り腰取り関取教えてる!
しかも自宅に招いて!
ヤバイってデリヘル以外で初の女の子のが中学生ってヤバイって下手すりゃ捕まるって怖い。
でも理由はあるんだ。
お店の厨房を使うには衛生的にダメなんだ。
本人がどれだけ綺麗であっても検便などを衛生機関に提出しない限り入れる訳にはいかないんだ。
だからって自宅はやばいけど。
「ふふ、また響のために美味しい料理を覚えたいので時間があればまた教えてくださいね?」
「あ、はい。お金がないので暫くお店以外で忙しい時間はないですね、はい」
「なんで敬語なんですか?」
なんでやろな。
中学生を家に招いてる犯罪者だと自覚したからかな。
俺は冷や汗が全身から吹き出て止まらなかった。
こちんこ