設定に胸糞有かも。
ある日の深夜。人類最後のマスターと呼ばれる少女・藤丸立香は、就寝しようとマイルームのベッドに横になっていた。だが、今日は特に体力を使う様な事柄も無かった為、体力が余って中々寝付けない。
どうしようかと思っていると、入り口のドアが控えめにノックされた。
「はーい」
「私です。入っていいですか?」
「どーぞー」
立香が気軽に返事をすれば、入って来たのは赤い髪の少女だった。
生前通っていたらしい学校の制服に身を包んだ少女──相田マナは申し訳なさそうな表情で枕を抱えている。
「中々寝付けなくて。マスターさん、一緒に寝ていいですか?」
「いいよ。私も中々眠れなかったとこだし」
立香はそう言ってマナをベッドに迎える。するとマナは一瞬ビクッと身を強張らせた後、「し、失礼します」と言ってベッドに上がって寝転がった。
そこから十分程話をして、ついマナが可愛くなって頭を撫でていると、いつの間にか彼女はすぅすぅと寝息を立てていた。
そんなマナを見て、立香は微笑ましくなると同時に不思議に思った。
このマナという少女、どこからどうみてもただの学生にしか見えないが、これでもれっきとしたサーヴァントであり、その戦い方はイリヤ達魔法少女のそれに近い。
ところが驚いた事に、彼女のクラスは何とアヴェンジャーである。その上狂化スキル持ちであり、しかもランクはEXだ。
彼女に一体何があったのか、当の本人はあまり話したがらない。しかしそれなりに一緒に過ごしてきた事で、何となく分かってきた事もある。
先ず彼女は、無意識下で男性との接触を避けている。男性職員やサーヴァントの気配がしたり、声が聞こえた、視界に入ったりした時、彼女はほんの僅かではあるが顔が引きつっている。
次に、悲しい事だが恐らく私の事をどこか怖がっている節がある。今こうしているのも、どちらかと言えばご機嫌取りの様に感じるのだ。それに彼女と接している時、いつも彼女の視線は令呪に向かう事が多々あった。もしや命令されるのが怖いのだろうか。
「んぅ……」
そんな事を思っていると、寝ぼけた彼女が服の裾を握ってきた。その途端、立香はゴチャゴチャとした考え事を頭の隅に追いやった。
今、彼女はこうして自分と同じベッドで寝ているのだ。その顔は実に穏やかである。彼女は大切な仲間、その事に違いは無いのだ。ならばそれでいいではないか。
そう思い、立香はベッド照明を消し、枕に頭を預け瞼を閉じた。
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相田マナ/キュアハート
クラス:アヴェンジャー
とある世界において、救世を成し遂げた英雄。……なのだが、その事を彼女はあまり話したがらない。本能的な部分で令呪、延いてはマスターを恐れている。
筋力 B- 耐久 C++
敏捷 B 魔力 D
幸運 D- 宝具 A
身長/体重:159cm、不明
出典:ドキドキ!プリキュア
地域:日本
属性:秩序・善 性別:女性
クラススキル
対魔力:C-
魔術が無い世界の現代生まれであるが、神秘を纏う存在であった為に少しランクアップしている。
単独行動:E++
生前、疑似的な物とはいえ弓を扱っていたというエピソードから。
陣地作成:E
素養はあるが、生前において魔術に関する知識やエピソードが無かった事からランクは最低値。出来て自身の肉体に作用する程度。
道具作成:E
同上。
狂化:EX
普段は積極的で誰とでも仲良くなれる彼女だが、ふとした拍子に正気を失い制御不能の恐慌・暴走状態に陥る。そうなれば意思疎通は完全に不可能であり、気を失うか魔力切れ以外では、令呪を使わない限り止まる事は無い。
復讐者:B++
生前、特に晩年のエピソードにより、彼女はとても高い適性を持つ。彼女はそんな自分も嫌っている。
忘却補正:A
アヴェンジャーとしての適性と、生前の優秀さが相まって非常に高いランクを有している。しかし皮肉な事に、これが原因で自身の最期が常に彼女の心を苛み、高い狂化スキルの原因となっている。
自己回復(魔力):C
本来彼女の魔力適性が低い為最低ランクなのだが、アヴェンジャー適性によって底上げされている。
領域外の生命:D
彼女はこの世界の存在ではない為、このスキルを有している。だが外宇宙の神と繋がっている訳ではない為、ランクは低め。
妖精契約:A+
妖精から力を得て戦士になった証。ランクが高い程契約した妖精との信頼関係を表しており、またその分受けられる恩恵も大きくなる。
聖なる戦乙女:A-
彼女の世界の戦士が持つ共通スキル。ランクの高さはその者の戦士としての適性を示しており、このランクまで行く者はそういない。
固有スキル
漲る愛:A++
ハートを冠する彼女は、博愛精神を以て戦いに臨み、相対した敵とも手を取り理解しあえると信じていた。その精神性がスキルに昇華されたもの。
カリスマ:B
人を纏める才能。このランクならば、一国を率いるのに十分な程。
歪曲独裁:A++
カリスマが変化し、無辜の怪物が合わさった様なスキル。彼女を快く思わず、貶めようとした者達によってその偉業を歪められてしまったという逸話がスキルになったもの。
善性の理想論:B
人間の性善説をどれだけ信じているかというスキル。彼女の世界の戦士は大抵このスキルを有しており、このランクならば少々盲目的とも言える。
蹂躙された尊厳:EX
善性の理想論が変化した、精神汚染に似て非なるスキル。悪意ある者によって心身共に辱められ、衆目の面前に晒されたという彼女の逸話がスキルとなったもの。発動すれば彼女は即座に狂乱し、凄まじい攻撃性と引き換えに一切の防御性能を失い敵味方区別無く強力な呪いを撒き散らす。
またこのスキルにより、彼女は毒・薬物に対する耐性が著しく低下している。
『貴方に届け、穢れ無き純粋な愛』
ランク:EX 種別:対欲宝具
レンジ:1~100 最大補足:100人
マイ・スイートハート。
悪意に対して多大な威力を発揮する浄化の光。本来は精神に作用する宝具である為、物理的な影響力は無きに等しかった。
だがアヴェンジャーとしての召喚に際し、元より備えていた混沌・悪・人・魔性に加え、男性特攻を加えた物理的全体攻撃宝具へ変化している。威力はその時々で変動する。
特殊な効果を持っており、この宝具が効かない、または敵を倒し切れなかった場合、その度に威力が下がっていき、代わりに狂化・復讐者スキルのランクが上昇し、より攻撃的な性格に変貌していく。
年若い少女の姿で召喚された彼女は、その姿が全盛期であると同時に晩年の姿であるらしい。若くして世界を救った彼女は、後に自身が守った人々によって貶められ、身も心も惨たらしく辱められ、その果てに自ら命を絶ったのだという。
そんな最期の記憶により、彼女は男性、延いては人間そのものに恐怖心を抱いている。しかし生来のお人好しな性格によって、彼女は人を救う為に行動してしまう。
また、詳細は不明だがクラス相性に関係無くアサシンに弱いらしい。
この作品のマナは、分かりやすく言えば「薄い本展開の末に自殺した」様なものと考えて下さい。