ちょっとは笑って! ホマレちゃん!   作:調味のみりん

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21.掲示板

 

 

 

 

 

 

 

【祝】シロツメホマレ 皐月賞制覇!

 

 

1:名無しの観客 ID:+rBTvCQAo

 おめでとう!!! 

 

 

2:名無しの観客 ID:XvyzSYHIK

 強かったわ

 

 

9:名無しの観客 ID:2FUcKHqT8

 途中なんど無理と思ったか

 

 

12:名無しの観客 ID:NmbQPXxgS

 やっぱホマレちゃんなんだよなぁ

 

 

13:名無しの観客 ID:NhFh6/Aw3

 めちゃくちゃシチー強しって言ってた癖に

 

 

16:名無しの観客 ID:J7VJXMWMs

 いや! ワシは初めからシロツメホマレが強いと踏んでおった! 

 

 

18:名無しの観客 ID:MVMBCZP6+

 皐月賞だと前塞がれたら終わりで中団に残るウマ娘ばっかだから無理って意見が大半だったのに

 

 

19:名無しの観客 ID:rvesbhDTa

 手のひらくるっくるで草

 

 

21:名無しの観客 ID:7bbBK1ADP

 シロツメホマレ最強! シロツメホマレ最強! 

 

 

24:名無しの観客 ID:Zovn8oqq+

 >>1 これ2スレ目? 

 

 

25:名無しの観客 ID:C438gDXeq

 >>24 そうだよ

 

 

28:名無しの観客 ID:+ysQ1WXgQ

 流れが……流れが早い! 

 

 

30:名無しの観客 ID:iMcsqltM5

 いやマジで熱かったわ

 最終直線声出して応援してた

 

 

33:名無しの観客 ID:j621t4Ms3

 わかるよ

 

 

35:名無しの観客 ID:bPGOL5Rij

 シチーも2着と食い込んできてるんだけど

 

 

36:名無しの観客 ID:IEIlwBgku

 スーパーヒュレーだってあんなにバ群にもがいてたのに3着だぜ……? 

 

 

38:名無しの観客 ID:zr94hvPNx

 おかしいわ

 

 

39:名無しの観客 ID:10JR7vsw3

 >>18 やっぱ前塞がれたら厳しいよな? 

 

 

42:名無しの観客 ID:jcvwP6qA7

 それはそう

 

 

44:名無しの観客 ID:t8FMVQ1A/

 勝ったのはいいんだけど、いっつも最後方からだから心臓に悪いわ

 

 

46:名無しの観客 ID:kJbed/guV

 シロツメホマレの2戦目

 出遅れた→10バ身以上の差だから、無理やろなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 なんで届いてるんです????? 

 

 

50:名無しの観客 ID:0Qxe8EEpJ

 弥生賞とか画面外からぶっ飛んできて笑ったわ

 もっと末脚解放して♡

 

 

51:名無しの観客 ID:beUvtCVFZ

 オレ気づいたんスよ あんなに末脚が使えるなら初めからやればもっと安定するんじゃないかって

 

 

55:名無しの観客 ID:FmidxW9SR

 >>51 バ群に入れないんだよなぁ……

 

 

56:名無しの観客 ID:S6/Do7av/

 >>51 ぶっちゃけホマレちゃん道中そんなに速く走れないんです

 

 

58:名無しの観客 ID:/uAvp7tjx

 真面目にやってないの? 気性けっこう荒いかんじ? 

 

 

60:名無しの観客 ID:ymIYwnksG

 >>58 頑張って走ってるやろ見ろや

 

 

61:名無しの観客 ID:6fmRK+i6m

 中央で戦えてる時点で真面目じゃない奴は居ない定期

 

 

65:名無しの観客 ID:aYt5H9ITG

 >>58 でもレース前のインタビューとか見る限り結構大変そうじゃない? 

 

 

66:名無しの観客 ID:npnsLWSR6

 別角度の映像とかで見ると最終コーナーまでかなり必死に腕と脚動かしてるんだよな

 

 

70:名無しの観客 ID:wM/6G+7b4

 長距離はキツイかー

 

 

72:名無しの観客 ID:kEhjrH2ZS

 菊花賞はムリ? 回避するん? 

 

 

75:名無しの観客 ID:ByB7sNwfK

 無理でも流石に出るやろ 

 クラシックやぞ

 

 

76:名無しの観客 ID:tFqkdfU5v

 まあ次はダービーなんやけどな! 

 

 

78:名無しの観客 ID:riQ/orEKi

 これは勝ったろ! 

 

 

79:名無しの観客 ID:lJXKNcLrm

 ウム……短い中山の直線でも後ろからのレースが出来ることは安心材料なんだなァ……

 

 

80:名無しの観客 ID:2whoIvJsP

 この子のぱかプチは無いんですか!? 

 

 

81:名無しの観客 ID:vvZIIqmOD

 気が早い

 

 

85:名無しの観客 ID:hB8yM4RcH

 ダービーに合わせて販売されると思われる

 

 

89:名無しの観客 ID:96SPeLQTR

 でも、そしたらどうするだろ

 片手? 

 

 

92:名無しの観客 ID:c1//H79MD

 そーいやホマレちゃん片手なんですよね

 

 

94:名無しの観客 ID:nj/bxyq/0

 >>92 そこを忘れるヤツおらんやろ

 

 

96:名無しの観客 ID:o8gDFCJbQ

 新しく製造レーン作るの? 

 

 

97:名無しの観客 ID:mZz5UQ0xU

 他のぱかプチで何か物持ってたりするから、アタッチメント的な感じで作るんじゃない? 知らんけど

 

 

98:名無しの観客 ID:FpH50qsAP

 うおおおお! ダービーでもシロツメホマレ! 

 ダービーでもシロツメホマレ! 

 

 

101:名無しの観客 ID:mzQSLOap0

 本人も結構意識してるっぽいし、怪我なく走ってくれや

 

 

 

 

 

 …………

 

 ……

 

 

 

 

200:名無しの観客 ID:ksH5+BKKf

 >>200 ならシロツメホマレが勝つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにっ!? 取材許可が降りた!?」

 

 事務椅子に腰を下ろしていた男は、目をくわっと見開き報告してきた部下へと身を起こした。

 

「は、はい。3日後の土曜なら、と」

 

 対して部下の男はメモ帳の切れ端を手に、上司の反応の大きさに身を若干のけぞらせながら答える。

 

「────っ! 大手柄じゃないか! シロツメホマレと言えば、超新星の如く皐月賞を制し、そのくせ取材許可がなかなか下りないって頭を抱えてたんだぞ」

 

 事務椅子の男はそう言いながら拳を何度も固める。

 よし、よし、と空気を握りしめるようだ。

 そうしてひとしきり喜んだ後、ふと疑問が浮かんで部下に尋ねた。

 

「どんな手を使ったんだ?」

 

 それは悪気はなく、ただ興奮からくる質問。

 尋ねられた男は頬をぽりぽりと掻きながら思い出すように目線を上に向けた。

 

「いえ、ただ、シロツメホマレさんと、愛(・)川(・)ト(・)レ(・)ー(・)ナ(・)ー(・)の話を聞かせてほしい、と」

 

 はぁ、と上司は相槌を打つ。

 少し離れたデスクで電話が鳴って慌ただしく受話器を取る音が聞こえた。

 

「電話口で、最初は断られそうになったんですけど、途中いきなりシロツメホマレさんに代わって、練習時間は削れないからその時間でもいいなら、と」

 

「んー? なんだそりゃ……。ま、良いけど……いや、ホントに良かった! いま彼(・)女(・)に話を聞きたい所なんてごまんとあるんだ。しっかりやって来い! 何か必要ならいつも通りメールで送っといてくれ」

 

「わかりました」

 

 部下の男はそう言って一礼をし、デスクを離れていく。

 そのいかにも平凡そうで、人に取り入る技術などないように見える背中に上司の男は思わず首を傾げた。

 

「な、なんでオーケー出たんだぁ?」

 

 

 

 

 ◆

 

 

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皐月賞を制したシロツメホマレ。そのトレーニング内容とは!?

 

9時間前

 

 

 皐月賞は最も“はやい”ウマ娘が勝つ。

 そんな謂れをご存じの方も多いだろう。

 かの『皇帝』シンボリルドルフが皐月賞で行った、鮮烈なレースが残っている方も多いかもしれない。

 我々は、先日そのレースを制したシロツメホマレさんと彼女のトレーナーである愛川ナツノさんへ練習風景を取材させていただく事が出来た。

 

 

 ▫️筋力トレーニング

 まず取材者が許可を得て、トレセン学園内の待ち合わせ場所であるマシンジムへ行くと、その隅で皐月賞を制した彼女がダンベルを使ってトレーニングをしている最中であった。

 

 

【写真】

 

 ▲大きなダンベルを使ってトレーニングをするシロツメホマレさん(左)

 

 

 その表情は必死そのものであり、見ている取材者が思わず息を呑むほどであった。一度腕を上げるたびに彼女の口の端から漏れる息はそのトレーニングのハードさを物語っている。

 何キロのものを使っているのか、と尋ねると80キロを超えていると言うのだから驚きだ。

 マシンジム内にはベンチプレスやデッドリフトが出来る設備もあるが、彼女はダンベルのみを使用する。

 愛川トレーナーによると、特別な器具を使えば彼女もそれらのトレーニングが出来るそうだが、重しを付けて行うトレーニングである為、危険性を考慮してやらない方針のようだ。

 

 

 

【写真】

 

 ▲片手でチンアップをするシロツメホマレさん

 

 

 マシンジムでのトレーニングが一通り終わると、愛川トレーナーのマッサージと触診を受けながらシロツメホマレさんは気持ちよさそうな声をあげていた。取材者が尋ねると『なかなか良いわ』とのこと。

 

 そしてその日は終わりかと思いきや、続いては屋内プールへ。

 愛川トレーナーがタブレットでトレーニングメニューを操作しながらプールサイドでストレッチを始める。

 取材者が、愛川トレーナーに『一度にどのくらいの量のトレーニングメニューを作成するのか』と伺うと『10個から15個。そこから彼女(シロツメホマレ)の調子に合わせて一日5回くらい調整する』と教えて頂いた。

 才媛と評される愛川トレーナー。その綿密ぶりには舌を巻くばかりだ。

 

 

【写真】

 

 ▲右手で器用に泳ぐシロツメホマレさん

 

 

 

 結局、その後1時間半ほど泳いだところでプールトレーニングは終了。昼食の時間となった。

 

 

【写真】

 

 ▲2杯目の丼に手を伸ばすシロツメホマレさん

 

 

 午前中に密度の濃いトレーニングをこなした彼女は、食事もまた取材者を驚かせた。

 成人男性一人分はゆうにある親子丼を一人で全て食べ切ると愛川トレーナーから二杯目の追加がされたのだ。

 シロツメホマレさんはそれを、少々苦しそうにしながらも1時間後には全て完食してしまった。

『すこし無理にでも食べないと体がついて行かない』

 そう語る愛川トレーナーの目は何度も栄養表とシロツメホマレさんの間を行き来していた。食事での意識の高さも彼女が大舞台で勝負ができるウマ娘であることの源なのかも知れない。 

 

 

 昼食の後は20分ほどのパワーナップ(短い昼寝)を行い、今度は愛川トレーナーの車に乗車した。

 

 

【写真】

 

 ▲車中で眠るシロツメホマレさん

 

 

 一時間ほどかけて向かったのは道路が整備された××山。

 愛川トレーナーによると、ここでヒルクライムを行うという。坂を登る際の激しい運動で心肺機能の向上と下りに姿勢を維持する必要から体幹の強化を見越してのトレーニングとの事。また、インナーマッスルや体幹の強化で、レース中の無駄な体力消費を抑える目的もあるという。

 なぜヒルクライムなのかと言うと、急な坂を登る事はそれだけで負荷であるため、スパート以外はあまりスピードを出せない彼女でも十全に鍛えることが出来るからという理由だそう。

 

 

 

(中略)

 

 

 

 これだけやるのは、次回(日本ダービー)への秘策ですか、と取材者が尋ねると愛川トレーナーは『そうではない』と否定した。

『これは何時もやっている事です。これだけやって(シロツメホマレは)ようやく普通よりちょっと下になれます。確かに彼女はGⅠを獲れるくらいに速い子ですが、ハンデは確かにありますし、それに小柄な彼女ですから。出来る限りのトレーニングを出来る限りの強度でやり続ける必要があります』

 

 

『それにレースに出るウマ娘はみんな同じように頑張っています。こちらだけ増強するという事はありません』と愛川トレーナーは語った。その目は真剣そのもので慢心など微塵もなくタブレットを見つめ続けていた。

 シロツメホマレさんのトレーニングがハードな理由が垣間見れた瞬間だった。

 

 

 

(中略)

 

 

 

 シロツメホマレさんのレースは奇跡と評される事がある。それはレース後半、とても無理だと思われる位置から差し切って(抜かして)しまうからである。しかし、シロツメホマレさんと愛川トレーナーは『奇跡』なんて無いとばかりに、日々堅実なトレーニングを積み重ね、次の戦いに備える姿がそこにはあった。

 それこそが、皐月賞という最高峰のレースの一つを手にした秘訣なのかもしれない。

 

 次回の日本ダービーへの期待も高まる一方である。

 どのようなレースを見せてくれるのか、待ち遠しい限りだ。

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

●石窯DE-プリン

@pudding_oisiyona 1日

 

シロツメホマレさんがプリンを買いに来てくれました〜!!

写真をお願いしたらカメラマンの役をお願いされたと勘違いされたらしくお店の外観を何枚か撮ってもらっちゃいました(^^;;

(その後ちゃんと写真を撮らせて頂きました)

 

【写真】

 

 

1万件のリウマート240件の引用ウマート

3万件のウマいね

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

「ねぇ、ナツノ、わたしの写真がネットに載ってるらしいわ」

 

 狭いトレーナー室で、トレーニングメニューの紙を読みながら、シロツメホマレが声を上げた。

 それに対して机でパソコンと睨めっこをしていた愛川はきょとんと顔を上げる。

 

「えっ? そりゃぁ……いくつかは載るよ?」

 

 取材許可した……よね? と愛川が尋ねる。

 シロツメホマレは頷いた。あまり興味も無さそうだった。

 

「そう。まぁ、いいわ」

 

 彼女の視線は既にトレーニングメニューに移っており、先ほどの疑問は薄れた霧のように残っていない。

 

 

 

 

 彼女にとっては運命の、ダービーを1週間後に控えた、変わらぬ景色の日だった。

 

 

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