僕のヒーローアカデミア Legend of Chimera   作:夢野飛羽真

14 / 20
年末最後の投稿です!
2022年終盤に始めさせていただきましたが少しずつ見ていただけて嬉しいです。
来年度も頑張っていただきますのでよろしくお願いいたします!


第13話 地獄と化したUSJ

敵の襲撃を受けた雄英高校ヒーロー科1年A組

八百万ら3名が一般のヴィラン達相手に創造した武器や耳郎のイヤホンジャック、上鳴の身体に纏われた電撃を使い敵の数を少しずつ削っている中、2体のデッドマンが1人の仮面ライダーと鎬を削っていた。

 

「流石に2対1は不利か…」

 

仮面ライダーキマイラに波状攻撃を仕掛けていくのは赤色のボディで頭部がハンマーの様な形になっているシャーク・デッドマンと青色のボディで胸には象の鼻と牙の様なものが生えているエレファント・デッドマンである。

彼らが次々と繰り出す攻撃を、龍也が変身する仮面ライダーキマイラは避けつつ、攻撃の隙を伺っていた。

 

「そこだ!」

 

シャーク・デッドマンが腕を大きく振るって龍也の頭部を狙えば、それを屈んで避けた龍也は攻めに転じる。

態勢を低くしたまま敵の左太腿目掛けて突進し、大腿部を掴み上げて上方向に持ち上げてしまい身体を地面に転倒させれば胴体部にのしかかりマウントポジションから敵の頭部に向けて拳を何度も打ち付ける。

 

「君はちょっと眠っててね。」

 

エレファント・デッドマンも相方がピンチならば動かない筈がない。

倒れる相手の頭部を何度も殴るパウンド中の龍也に向かって突進してくるが、それに龍也が気付かない筈がない。

シャーク・デッドマンの身体の上から受け身を取りながら降りれば、身体の回転と共に敵の牙を掴み投げ上げる。

 

「はあッ…!」

 

人間ではなく悪魔や怪人が相手ならば龍也も容赦なく蹴り上げる。

立ち上がってすぐにエレファントデッドマンの頭を地面に落ちているサッカーボールの様に蹴り上げる。

 

「後ろからッ…!」

 

だが、そのキマイラのボディを後ろからシャークデッドマンが掴んで動きを止めようとする。

 

「ならこれでどうだッ…!」

 

そうなれば、地面を蹴り上げてその反作用で互いの身体を地面に押し倒す。

背中から倒れていったため、彼を後ろから掴んでいたその悪魔は身体を地面に打ち付けることになってしまう。

 

「離せ!」

 

更に彼の身体を掴み続けるシャークデッドマンの腹部に龍也は二度、三度肘打ちを入れる。

 

「このまま決める!」

 

シャークデッドマンから開放された龍也に向けてまた、エレファントデッドマンが突進してくる。

突進してくる相手を受け流す様に右方向から回し蹴りを撃ち込んで相手の軌道を逸らせばその隙にキメラドライバーを二度操作する。

 

『キングクラブエッジ!』

 

蹴りを喰らって体制を崩してしまった相手にキングクラブのエネルギー体を纏った右ストレートパンチを撃ち込む。

必殺攻撃を受けてしまったエレファントデッドマンは身体をふらつかせながら地面に倒れて爆散する。

 

『クロコダイルエッジ!』

 

仲間をやられて反撃に打って出ようと腕を振るい襲い掛かろうとするシャークデッドマンにクロコダイルのエネルギー体を纏ったキマイラの左回し蹴りが炸裂して攻撃を受けたシャークデッドマンの身体が爆散する。

 

「耳郎さん達は…」

 

2体の悪魔を倒した龍也はクラスメイト達の方を見る。

 

「おお~いい電撃」

 

その時、丁度上鳴がヴィラン達に向けて大放電を放っているところであった。

 

「ウェ~イ」

 

「ありゃりゃ、頭がショートしちゃってるじゃん…」

 

上鳴電気、個性帯電

体に電気を纏わせて放出する事ができる。

一瞬で広範囲に強力な電撃を放てるが、許容量を超える電気を放出すると本人の脳がショートしてしまうという弱点がある。

 

「あれって…」

 

頭がショートしてしまった上鳴の背後に地中から這い上がってきた新たなヴィランが迫っていた。

 

「行って来い、飛龍3号」

 

それに気付いた龍也がガンデフォン50を操作すると研究室空間からドローン型のメカが現れ、ヴィランの背後に迫る。

 

「ショット!」

 

ドローンに取り付けられた砲筒から、パチンコ玉が射出されてヴィランの後頭部に当たる。

 

「いって!なんだ!?」

 

上鳴を拘束しようとしていたそのヴィランがドローンに気を取られたその時だった。

 

「あのヴィランはッ…!」

 

「ウチに任せて!」

 

ヴィランの存在に気付いた耳郎が相手に迫りイヤホンジャックを敵の身体に突き刺せば自身の心音を流し込んで気絶させる。

 

「ナイスプレイ」

 

この場に居るヴィランを一掃できた3名の下に龍也が駆け寄る。

 

「一先ず、さっきの中央広場に行こう。先生たちがまだいるかも知れないし。」

 

「そうですわね。一先ずそちらに向かいましょう!」

 

龍也と八百万の提案でアホになった上鳴を引き連れながらUSJの中央広場に向かう。

 

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「おいおい、マジか…」

 

ヴィランとデッドマンを倒して中央広場に向かったが、そこでは相澤先生が黒い筋肉ムキムキのヴィランにボコボコにされてしまっていた。

 

「相澤先生ッ…!?」

 

「おっと、今度は生徒が来たな…」

 

その黒い奴を連れてきている手がいっぱい付いている男が僕らの方を見る。

 

「生徒殺せばオールマイト来るかなあ…?脳無…」

 

「僕達を餌にしようって魂胆かな?」

 

手が付いた男の指示で、脳無と呼ばれる黒いムキムキの男がこちらに歩んでくる。

そいつに対して僕はファイティングポーズを構えて相対する。

 

「ハアッ…!」

 

僕と脳無が同時に地面を蹴って互いに迫り同時に拳を突き出して己の前でぶつけ合う。

 

「強いッ…!」

 

相手の方が筋力があり、パワーで押し負けてしまう。

少し後ろに後退してきたところに相手が何発も拳を打ってきてインファイトしてくるがそれらを何とか避ける。

 

「リーチもそっちの方があるのならッ…」

 

流石に相手の攻撃は大振りで当たりそうになかったので、屈んで地面に足を踏み込み一気に腹部に飛びつくと。

 

『キングクラブエッジ!』

 

キメラドライバーを2回操作して、キングクラブのエフェクトを右腕に纏わせた状態で腹部にストレートパンチを撃ち込む。

 

「んんっ…!?」

 

だが、この攻撃を打ったのはいいが、手応えがない。

技の威力がまるで相手の身体に吸収されていってしまってるようだった。

 

「あ、ダメだ…」

 

脳無が僕の右腕を掴めば、この身を持ち上げられて振り上げられてしまえば地面に叩きつけられる。

コンクリートに装甲がぶつかって体中に鈍痛が走る。

 

「逃げ…て……」

 

再度振り上げられてしまった際に耳郎達の方を見れば、思わずこの場から離れるように声を出してしまう。

コイツの攻撃、ライダーに変身してなかったら死んでたかもしれない。

 

「クッ…!」

 

もう一度地面に叩きつけられれば口の中に鉄の味が滲み出す。

 

「このままやられるかッ…!」

 

再度振り上げられた際に彼の腕に全身で掴みかかり、上腕二頭筋に足を絡ませて関節を逆方向に曲げさせる。

 

「大崎!」

 

「大丈夫…」

 

その際に一旦相手から距離を置いて3人の前に立つ。

 

「おいおい、あれって…」

 

だが、逆方向に曲げたはずの関節がすぐに元に戻る。

さっきの衝撃吸収だけじゃなくて再生能力もあるのか…

 

「2つ能力ってズルすぎない…?」

 

『クロコダイルエッジ!』

 

クロコダイルのエフェクトを足に纏わせて脳無に迫れば、相手の拳を飛んで避けて右足を頭部に蹴り落とす。

流石にこの威力を頭部に集中させたことで露出した脳味噌の様な部分が欠け、地面に頭部を叩きつけさせる。

 

「えッ…?」

 

だが、その足を奴の腕が掴んだ。

 

「大崎さん!」

 

「逃げて!大崎!」

 

八百万さんや耳郎さんの声の後に聞こえたのは地面と装甲がぶつかる鈍い音であった。

鈍い音と鈍痛が何度も響き、少しずつ意識が遠のいていく…

 

「大崎!大崎!」

 

耳郎…さん……




三が日は毎日投稿目指します。
それでは皆様、よいお年を~
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