僕のヒーローアカデミア Legend of Chimera   作:夢野飛羽真

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今日から雄英入学編です!
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雄英入学編
第7話 いざ入門!雄英高校!


雄英入試から1月以上が経過して遂に龍也が雄英生として学校の土地に足を踏み入れる日がやって来た。

龍也及び彼の友人の尾白や緑谷にも合格の通知が届き、そこから更に鍛錬の日々を過ごして遂にヒーローとなるための第一歩を踏み出す日が来た。

 

「「行ってきます!」」

 

「「行ってらっしゃい!」」

 

姉でもあり雄英の先輩となった桃香と2人で玄関の扉を開けて、両親に見送られながら出発する。

 

「けど凄いな~龍也の合格発表、オールマイトがやってたんでしょ?羨ましいな~」

 

「あれは確かにビックリしたよ。でも姉さんもオールマイトの授業受けれるんだし良いんじゃない?」

 

「確かにそうだけど…でも私は一年だけじゃん。龍也は3年も授業受けれるじゃん!」

 

合格通知として届いた映像では、かの有名ヒーローオールマイトの口から直接試験の結果を伝えられただけでなく、彼自身が今年度より雄英高校で教鞭を取るということが伝えられた。

特に龍也達の学年は在学中の3年間彼の授業を受けれることが分かっており、先輩方からは少し羨ましがられていた。

 

「楽しい3年間になりそうだね。」

 

龍也は幼少期に遭遇した誘拐事件の際、オールマイトに救われたことがあった。

それ以来オールマイトの活躍を影ながら応援していた。

というのも前世の世界とは違い、ヒーロー社会が発達したことによりヒーロー番組というジャンルが衰退してしまっていた。仮面ライダーも今現在放送されていない。

その穴を龍也はオールマイトの活躍で埋めていたのだった。そんな憧れの人物の授業を受けれるのだから龍也はその日からずっとワクワクしていた。

 

「龍也は気楽だね~私は入学式の日、凄く緊張してたのに…」

 

「まあ友達も2人いるし、そんなに緊張はしてないかな。」

 

「流石、主席合格者さんは面構えが違うね~」

 

因みに龍也の入試成績は筆記は満点であった。実技の方は仮想敵を撃破して得られるヴィランポイントが60点、さらにヒーローらしい行動を行った者に審査制で与えられるレスキューポイントが40ポイントで合計100点であった。これらの成績より龍也は主席合格であったということがオールマイトの口から伝えられていた。

 

「まあ勉強は得意だからその辺の心配もないかな…けど、もっと強くならないと…!」

 

そもそも龍也にとって高校生活は2回目である。

大学時代も主席ではあったがそれ以前の学生生活も好成績を収めていた。

雄英での勉強に関してはあまり不安はないし、むしろヒーロー科ならではの科目の存在に彼の心は躍っていた。

 

「それじゃあ、僕教室はこっちだから…」

 

「うん、ちゃんと友達作るんだよ~」

 

「善処するよ。」

 

雄英高校に到着した2人は各々の教室に向かっていく。

 

「おはよう。尾白君」

 

「おはよー」

 

その道中、龍也は廊下でたまたま尾白と合流することが出来た。

 

「教室ってこの辺だっけ?」

 

「そうそう…って扉デカくない!?」

 

「色んな個性の人でも使えるようにしてるんだね。」

 

そのまま歩けばすぐに彼らのクラスである1年A組の教室を見つけることができ、その6m近い高さの扉に尾白が驚愕する。この雄英の1フロア辺りの高さは約10mもあり、個性の都合で体がかなり大きい人も利用がしやすい施設である。

 

「とりあえずどんな人が居るか楽しみだね。」

 

これから3年間自分と切磋琢磨するクラスメイトがどんな面子か胸を躍らせながら龍也は教室の扉を開く。

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!」

 

「思わねーよ!テメエどこ中だよ!?」

 

だが、彼らの目に映ったのは机に足を賭けるいかにも不良な見た目の茶髪の少年と彼を注意する眼鏡の少年だった。

 

「俺達のクラスってB組だっけ?」

 

「ううん、ここだよ。」

 

それを見てすぐに龍也が扉を閉めて踵を返そうとするがそれを尾白が止める。

どうやら入学早々揉め事を起こしているクラスメイトを見て現実逃避をしてしまったらしい。

尾白に誘導されてこの現実を受け入れながら教室に再び入る。

 

(あの眼鏡、入試でちょっとトラブった人じゃん。)

 

しかも龍也からすれば眼鏡の方の生徒は受験会場で緑谷出久に対して失礼なことを言ってしまい自分に注意された人物である。早速ややこしそうな雰囲気になっているのを横目に自分の座席へと座る。

 

(いや~尾白君とも席離れちゃったし大丈夫かなあ)

 

さらに運が悪かったのは尾白の席が一番前だったのに対して龍也の席は一番後ろと離れてしまい、心細さを感じながらも自分の席に座る。

彼がまだ他の者と会話を交わせていないのに対して周囲の生徒は自分と席が近いクラスメイトを中心にコミュニケーションを取っている。尾白も既に後ろの席の金髪の少年と仲良くなっている。

前世は研究と勉強に時間を費やして友達が居なかった彼にとって他のグループが出来てるとこに割って入るのは難しい話だった。中学時代も尾白が居なければ対人関係を広げることは出来なかった。

 

(お、彼も1人か。まだコミュニケーション取りやすいかな。)

 

そんな時丁度龍也が見つけたのは髪色が赤と白の2色に分かれた一人の美少年だ。

彼に話しかけようと席を立とうとした時だった。

 

「仲良しごっこやるなら他所に行け、ここはヒーロー科だぞ。」

 

(寝袋!?)

 

その時、廊下の方から1人の男の声がした。

そちらを見てみれば無精ひげを生やして寝袋に入った1人の男がおり、皆彼のことに気付くと会話をやめて、一部自分の席から移動したり立ち話をしていた生徒はその場から動けずくぎ付けになる。

 

「はい、静かになるのに8秒かかりました。君達は合理性に欠けるね。」

 

男が寝袋から出ると無気力そうにゆっくりと立ち上がり

 

「俺は担任の相澤消太だ。よろしくね。ヒーロー名はそのうちわかるだろ。」

 

(この人が担任!?)

 

「早速だが、コレ着てグラウンドに出ろ。」

 

全員がその男が担任であるということに驚くが、感情を整理するよりも先に体操服を取り出してグラウンドに出るように指示を出す。

一先ずはこの男、改め担任の相澤の指示に従うしかないと思い支給された体操服を持って更衣室に移動する。

 

「お!オメーも中々いい筋肉してるなあ!」

 

龍也が更衣室でで衣服を脱いでいると赤髪で筋骨隆々の男子生徒が話しかけてくる。

 

「鍛えてますから。」

 

と、彼に対して龍也の好きなライダーの1人、響鬼の真似をして返す。

切島も他の高校生と比べてかなり鍛えられている方だが格闘技をやっている龍也の肉体も彼には負けていない。6つに割れた腹筋や服の上からでも目立つほどの胸筋は他の男子生徒も思わず見入ってしまう程だ。

 

「俺もこんな筋肉憧れるな~あ!俺は切島鋭児郎!よろしくな!」

 

「僕は大崎龍也、仲良くしてくれると嬉しいよ。」

 

更衣室では切島の様に話しかけてくれる人が居たので、少し友達が増えてご満悦気味の龍也であった。

 

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さて、グラウンドに来てみれば既に白線で円やら線が引かれている。

その配置から察するに今からスポーツテストの様なものを行うのだろう。

 

「これより、個性把握テストを行う。」

 

『個性把握テスト!?』

 

ほら、予想通り体力テストの様なものを行うらしい。

名前から察するに…個性の使用は可能らしい。

 

「入学式は?ガイダンスは?」

 

「そんな悠長な行事をするほど、ヒーロー科は甘くない。」

 

待てよ、入学式ないって正気!?

一生に一度しか経験できない行事なんだけど悉くその機会を没収されてしまった。

 

「君達がこれまで行ってきたのは個性使用禁止の非合理的な体力テストだ。ま、文部科学省の怠慢だな。」

 

この人文部科学省の悪口言いだしたけど大丈夫かな?

まあ、個性使用無しの身体能力テストはあまり面白くは無かった。折角なのでキマイラに変身してやりたかったのにな…

 

「入試の主席合格は確か…大崎だったよな。中学の時のボール投げの記録は幾つだった?」

 

ん、いきなり僕をご指名の様だ。

さっき眼鏡の子と揉めてた茶髪のヤンキー君が睨んでくるがここは気にせず応えよう。

 

「50mです。」

 

「なるほどな、大崎、その円の中なら"何をしてもいい"。全力で飛ばせ。」

 

「了解ッ!」

 

"何をしてもいい"

これは即ち個性使い放題ということだ。

ここは入試主席と紹介されてしまったのだから本気を見せるしかないだろう。

 

「何だあのベルトは…?」

 

相澤先生に言われた通りに円の中に向かいつつ、ガンデフォンのアプリを操作して研究室空間から取り寄せたキメラドライバーを腰に巻き付ける。

 

『ツインキメラ!』

 

ツインキメラバイスランプのアクティベートノックを押してベルトに取り付ける。

 

『キング!ダイル! Come on! キメラ!キメラ!キメラ!』

 

「変身!」

 

円の中に入ると共にスタンプを倒し、キングクラブとクロコダイルのエフェクトが身体に纏わりつき変身する。

 

『スクランブル!キングクラブ!クロコダイル!仮面ライダーキマイラ!キマイラ!』

 

「姿が変わった!?」

 

「すげえ!」

 

「やっぱ、あれって…」

 

仮面ライダーキマイラへの変身を終えると、相澤先生から受け取ったボールを手に持ち、バイスタンプを2回押し倒す。

 

『キングクラブエッジ!』

 

蟹の鋏を模したエフェクトを右手に纏わせて卓球やテニスのサーブの様に左手でボールを自分の頭より上に垂直方向で投げて自分の眼前に落ちて来たタイミングで右手を使って一気に殴り飛ばした。

 

「すげえ威力だ!?」

 

「どこまで飛んでんだよ!」

 

バイスタンプのパワーを纏って高威力で撃ち飛ばされたボールはどんどん遠くへ飛んでいきやがてその姿が見えなくなる。

 

『2236m...』

 

記録が表示されると共にクラスメイト達から歓声がドッと沸いた。

さて、今からやることは大体わかった。この個性把握テストしっかりと好記録を連発させていただこう…

 

 




明日はギーツ×リバイス見てくるのでお休みです。
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