三つの惑星の適当な話   作:あずき@

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誘導

「そういう扱い〜♪ 心得て〜…よね?(ハート)」

 

ワーッ! いいぞー、ミクーー‼︎ ワーワーーーッ‼︎

 

初音ミクによる学園都市都庁前ゲリラライブは大盛況のまま終わりを告げようとしていた。

 

「しかし凄ぇ人だな。ヘタしたらウチのもん全員いるんじゃねぇの?」

 

「なに言ってるんですか、巽さん。それだけじゃ収まりませんよ」

 

ジョルノが呆れ半分に否定する。

 

「マジか! 流石、我らが頭領‼︎ 宇宙一のアイドルの看板は伊達じゃねぇな‼︎」

 

わっはっはっ、と豪快に笑い飛ばす巽。

 

「はぁ…はぁ…それではみなさん! 大変残念なのですが、次で最後の曲になります!」

 

えー! ヤダー! もっと聴かせろー!

 

「す、すいません! これ以上やるとジャッジメントの皆さんに逮捕されちゃうんです! だから本当に申し訳ないんですが、最後にさせて下さい!」

 

自国どころか自星のトップが、一組織に確保されることを心配している様子にドッと客たちが湧く。

 

「はぁ…ウケたからいいものの。真面目に取られていたら私達、まとめて袋叩きにあうところでしたの」

 

ジャッジメントの白井黒子がたまらず眉間を押さえて呟いた。

 

「でもやっぱりミクさんて素敵ですよね〜。本物のお姫様! 憧れちゃいますぅ〜」

 

そう語るのは、初春飾。黒子と同じく学園都市に所属するジャッジメントの一人だ。

 

「やっぱり特別な人は違うなぁ〜。私には、理解できない世界だよ」

 

佐天涙子が自然とそう呟いた。

 

「そう? 私は佐天さんの方が輝いてるように見えるけど」

 

「へ? 私が、ですか?」

 

学園都市のLevel5の一人。御坂美琴の言葉に疑問符を浮かべる涙子。

 

「だってミクさんは、生まれながらに才能に恵まれてるわけで別に努力して何か特別なものを手に入れたわけじゃないもの。その点、私や佐天さんは違う。努力を重ねて挫折してまた努力して。その時流した汗や涙が、キラキラしてるな〜って、ちょっとクサ過ぎたかな?」

 

照れくさそうに頬を掻く美琴。

 

それを見て涙子は、フッと笑みを零し「適わないなぁ」と小さく呟くのだった。

 

「あー! 今笑ったでしょー⁉︎ これでも真剣に話してたにぃ〜!」

 

「あははは。え〜、ホントですか〜? ワザとウケ狙いで言ったんじゃないですか〜⁇」

 

「コラコラ! あなた達。サボってないでちゃんと警備してないとダメよ!」

 

「「す、すいません」」

 

「もう…頼んだわよ? 今回のライブは、世界の命運を賭けたものなんだから」

 

「確か領民の一点集中が目的でしたわね。固法先輩は、その情報を最初から知らされていましたの?」

 

「え? そうね。確かに言われてみればおかしな話よね」

 

「あー…二人共、悩んでるとこ悪いけどそれたぶんあの人のせいだと思うわよ?」

 

「「あの人?」」

 

皆がステージに目をやれとそこには一人、ステージの真ん前で初音ミクLOVEと習字帯で書かれた旗を振りまくるグレート巽の姿があった。

 

「あ、あはは…流石、巽さん。やっぱ違うわ〜」

 

「違うと言うか宇宙人ですね」

 

「残念だけどあの人も努力の人なのよね…」

 

「…まぁなにはともあれ、やることは一つよ」

 

コクリと頷く4人。

 

「全員! グレート巽を確保ーーーッ‼︎」

 

「「「「おう‼︎」」」」

 

こうしててんやわんやのうちにライブは終了した。




どうも。あずき@です。

突然で申し訳ないのですが、しばらく改めてじっくりとプロットを練りたいと思います。なので更新が暫く滞ることになりそうです。勝手な判断で大変申し訳ありません。
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