ドミトレスク城へ
間違い、妄想も含みます
進展なし
ご容赦ください(今更感
■組織への風当たり■
国連絡みのEDFとBSAA。
両方とも世界規模の組織であり、バイオテロに対処する意味でも同様の目的を持つ組織。
ただし戦力差、権限の差は大きく、決して対等の関係ではない。
それでも目的合致の為、仕事の為に手を取り合う仕事仲間な認識ではあった。
つい最近までは、の話だが。
昔から存在し地球防衛を謳うEDFは、支部の数や前線基地、武器の数はBSAAより遥かに上であり、政財界に通じているなど、各国の思惑に左右されない為の独自の権限を持ち、手の範囲は広い。
戦時の実績も加えてBSAA共々、ラクーン事件からバイオテロを鎮圧し続けている事で"善良な民間人"を守る盾と剣であり続けた事で支持も得てきた。
だが財源は国連加盟国から徴収した金に変わりなく、スポンサーの顔色次第で支援を打ち切られたり、メディア操作を受けて世論から反発されるのも少なくない。
イドニア内戦のEDF正規軍がボロボロで、傭兵より装備が悪かったのも、そうした政治的思惑があった可能性がある。
旧式兵器ばかり戦場に寄越す傾向(在庫処分セール)が強いのも、その側面はある。
最近は「EDFのマッチポンプ」という陰謀論が幅を利かせ始めている始末。
只野准尉の意見を参考に先回りして早期解決の動きをした事が仇となったり、実はEDFがBOWを売り捌いたり運用してるという根も葉もない噂も飛び交っている。
SNSが発達、誰でも好き勝手に情報を発信して観閲出来る世の中だ。
技術が発展しても人間は直ぐ変わらず「真実より他人を匿名という安全圏から集団で叩いて己の詰まらない人生に価値を見出す」都合の良い情報に群がる。
逆に嘘か真かより自己顕示欲を優先した発信者の道具にされ、漏れなくEDFは目を付けられ叩かれている。
その意味では、かつて不祥事を起こしたアンブレラもだし、製薬会社の連盟から金を出されて運営するBSAAにも矛先は向いている。
医療品の不買運動もあったが……結局のところは完全に消費者が途絶える事なんてある筈がなく、人々は非難しながら薬に頼り続ける。
ハーブを育てる事はあれども、それが自分で作ったり用意出来る限界に近い。
自称専門家達がコメント欄に湧いて「我々の血税が〜」な討論モドキして言うだけ言って満足して帰る不毛な輩が大半で、次には普通に風邪薬や傷薬を何の疑いもなく、いつも通り使っているのが日常。
真実を求める声は少数派である。
逆に求めて己の平和が崩されたくない。
が、BSAAは逆手に取ってか現実の対処か。
BOWを本当に運用している疑惑が浮上。
それも只野情報だが、既に信用に値する。
そしてEDFが疑いを強めた事で関係は悪化。
水面下ではどうか知らないが、表向き、共同作戦は避け合う様になっている。
クリスも自身が所属するBSAAを疑っており、不正アクセスや独自の部隊運用で関係は悪化中。
こうした行動をしていたのは以前、ルイジアナ州の特異菌絡みを隠蔽していたのが大きいが、ヴィレッジに投入されたBSAAがBOWだった為、その運用疑惑により亀裂は決定的になったと見て良いだろう。
真実は以前、闇の中であるが……。
その意味では、EDFの只野とクリスは協力出来る……と信じたい。
■ヴィレッジ■
村の城にはドミトレスク婦人が住む。
カドゥの影響で身長が倍近くある、吸血鬼と八尺様を合わせた様な設定の怪物だ。
爪を伸ばし攻撃してくる他、本気を出せばドラゴンの様な見た目となり飛行も可能とする。
作中書類を参考にすると、他の3貴族と違い没落貴族らしく、本物の貴族といえる。
カドゥを植え付けられる前からの先天性の疾患で、新しい血を体内に取り入れないといけない体質らしく、悪趣味だけでやっている訳ではない様だ。
娘として3姉妹が出て来るが、血の繋がりはなく、人間の姿をした虫の集合体である。
ドミトレスク同様、残虐で血を求める発言が目立つが、性格が微妙に異なりつつ会話が成り立つ辺り、ライカンより知性的。
通常時は銃弾が効かないが、冷気に晒される事で極端に弱体化、耐性、維持が出来なくなり銃弾が通用する様になる。
繰り返しになるが虫の集合体であって、人間ではない。 にも関わらず人間にしか見えない見た目であり(皮膚に違和感あれど)武器を扱い会話も出来るとは、これ如何に。
バイオ0でも人間に擬態したヒルの集合体が出たが、もう何でもありだ、ここでは深くツッコミを入れない事にする。
イーサンが来た段階では使用人は血を抜かれて死んだか化物になっている。
煌びやかなホールと異なり、地下は牢屋や拷問の類、血色に浸水した空間が広がり恐怖と生理的嫌悪感が凄い。
城外には羽が生え飛行する個体群もおり、改めて色々ありな世界である。
後にも先にも同様のツッコミが多発するので、この辺にしておこう。
さても只野准尉とイーサン。
そんなヤバいドミトレスク城に侵入した。
イーサンとしてはローズの手掛かりを求めて、只野は吸血鬼退治と人形回収の為。
手に持つは十字架でもニンニクでも銀の弾丸でもなく、現代銃火器だが今まで通りなら何とでもなる筈だ。
逆に物理的な現代兵器で始末出来る事が多いバイオの生物兵器である。
ウィルスやカビといった感染の恐怖はあれど、後はゲーム的な事情。
これもツッコミするとキリがないので先へ。
「……先行した仲間との合流を目指す」
只野はイーサンと話しながら城を闊歩する。
「無線の仲間か?」
「そう。 見た目は10代後半の女の子で、迷彩服と帽子を被った奴だ」
「幻覚じゃないよな?」
エヴリンが思い起こされ、嫌悪するイーサン。
対して只野も嫌な顔で応対。
「寧ろ幻覚なら良かった」
「愚痴か?」
察して尋ね、頷くばかり。
「……教育が悪かったのか性格は歪んでるし、余計な真似をする奴でね。 この城でウロチョロしてるのも流れだ。 正直、上の厄介払いで寄越された感が否めない」
共に城を進みながらイーサンは相槌。
「ここの連中もそうかもな」
「どうかな。 悪党の昔話で お涙頂戴なんて同情しても更生させる労力を払う気が起きないぞ。 殺されるのがオチさ。 そんな奴らの手元にローズを置いとけない、そうだろう?」
「ああ。 早く取り返すさ」
話を今に戻して集中していく。
何処からか女の声が響くが、イーサンはどれが敵で味方は判別つかない。
ただ全ての声に狂気が孕み気が気では無い。
只野の言う通り歪んでると納得してしまう。
「……イーサン、二手に別れよう」
バイオ名物を復刻させる只野。
無線機を渡して指示を出す。
「そうすれば効率が良いし、ここまで歩いて思ったが狭い通用が多い。 仲良く並んでると危ない」
「そうだが、只野はどうする気だ」
「イーサンはドミトレスクの部屋を探すと良い、手掛かりがあるかも。 俺はおいたの過ぎた馬鹿娘をお仕置きしてくる」
「分かった……何かあったら連絡する」
「幸運を祈るよ」
そうしてイーサンと別れた只野。
民間人を1人にするのはマズい行為だろうが、彼は正史で貴族を倒し朽ちかけの体を引き摺りミランダも倒す男なので心配は然程していない。
「さて」
それよりイレギュラーだ。
「ベイラ、カサンドラ、ダニエラの三姉妹にドミトレスク婦人に加えて機械娘かよ」
連れが上手くやっているつもりでも、只野としては記憶弄りをされている気分で良い気はしない。
最悪見捨てるが、人間性からか、結局助けに向かう只野准尉であった。
更新未定