ラクーン事件終了。
今回のあらすじ
ロックフォート島へ。
ロックフォートプリズン0267に会わなきゃ。
南緯82度17分にも行かなきゃ。
10.ロックフォート島
ラクーンから脱出したそれぞれ。
ある者は政府に保護され。
ある者はEDFに入隊。
またある者は、打倒アンブレラを掲げ動く。
只野二等兵は本部に連行され、単独行動の件を問い詰められた。
その末、何か重く見た戦略情報部。
この先予想される事態に備え、対バイオ部隊が組織。 その1兵士として只野は組み込まれた。 拒否は認められなかった(無慈悲)。
レオンとシェリー、母のアネットはEDFから政府の手に渡り、最終的にエージェントの道を歩む他なくなる。
ジルとクレアはクリスを追ってそれぞれ行動。
カルロスはアンブレラの悪行と戦う為、隊長と共にEDFに鞍替えする事にした。
取り敢えず目指すは打倒アンブレラ。
今は政府にラクーンの責任追求をされ、それを不服として裁判中。
金で弁護団を囲い、長期化を図っている。
その意図、時間は何か。
只野の情報に半信半疑ながらもEDFは探りを入れていき、世界中で調査。
一方、その間にも様々な場所でバイオハザードが発生。 鎮圧の為に首を突っ込んで行く運びとなった……。
「知ってた」
只野二等兵はボヤく。
ゾンビ蠢く絶海の孤島、ロックフォート島で。
「いやいや良いんだよ?
他の部隊はシーナ島の始末とか、南極基地に行ってるし?
戦略情報部やスカウトは世界中飛び回って忙しいだろうし?
俺が昇進しなくても別に構わないよ?
でもね、ただ言いたい事がある」
ウボァと群がって来るゾンビに銃弾共々放つ。
「ウェスカーもアレクシアも碌でもねぇ!」
M1レイヴンLSを撃ちまくり薙ぎ払う。
アイアン見なくてもレーザーサイトで照準出来るからね。 視界確保しつつ撃ちまくれるのは良い事だとしよう。
でも例により旧式だけどな!
本部も碌でもねぇ!
量産型ブレイザーとかストークあるだろうに!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■1998年12月 ロックフォート島■
EDFは"いつも通り"俺から情報を求めた。
それで答えた。 バイオハザードがあんな場所やこんな場所で起きるッピと。
司令官は疑問視したが、戦略情報部は何を思ったか信じて行動に移してくれた。 昔、何かあったのが理由らしいが……詳しくは教えてくれない。
まあ良いさ。
タイムパラドックスを気にしてる余裕もなし。
お陰で対バイオ部隊が編成される。 で、俺やカルロスはココに入り訓練される。
それも1ヶ月そこらまでだったけど。
ラクーン事件から約2ヶ月後の12月。
南半球、絶海のロックフォート島にてバイオハザード発生の報。
この島はアンブレラが監獄として利用、アルフレッドとかいうイカれた奴が司令官をしている島だが、ウェスカー率いる謎の特殊部隊によりtウィルスがばら撒かれたのだ。
それはベロニカウィルス奪取の為なのだが、現場は考えてる場合じゃない。
ヘリポーンすれば、まあラクーンシティの惨状を真似た様な光景が広がってる訳で、迫り来る化物を撃ちまくって黙らせるのに忙しい。 仕事だから仕方ないけどね。
でも今回も仲間がいる。 頼れる隊員達だ。
「カルロス伍長、宜しくお願いします」
「アンタに言われると嫌味だぜ」
はい、カルロスと共に戦います。
彼、とても強いですからね。 頼れます。
「いや、マジで頼りにしてるって」
「とにかく互いに死ぬなよ」
他の隊員は俺達とは別に戦術単位で動き、掃討作戦を遂行中。 既に島の彼方此方で銃声が響いている。
遅い来るは人型だけでなくゾンビ犬、デカい蜘蛛、洋館にもいた両生類系BOWのハンター。
他は巨大ミミズみたいな奴、タイラントタイプ、片腕が肥大化した失敗作か何かが襲って来る。
BOWはウェスカーの仕業として、他は二次感染とかアシュフォード家の仕業だ。
世界規模の軍隊、EDFが来たから慌ててタイラントタイプやペットとかいうミミズを起動させたのだ。
まぁ……まだまだよ。 EDFを止めるには。
何にせよ任務を遂行。
制圧、可能ならアシュフォード家現当主アルフレッドの逮捕。
その為に戦力は1人でも多い方が良い。 そこでこの島に収監されたクレアお姉様とスティーブ君に手伝って貰います。
不意に若い男の声が。 子供っぽさが残る声。
「くそっ、何処にいきゃ良いんだよ」
見やれば囚人用ジャケットかを着るスティーブ。
背中にロックフォートプリズン0267とある。
その背中に拳銃を突き付けるはいつかのクレア。
「動かないで」
「ま、待て待て! 脱獄じゃねえって!
警報が鳴って扉が開きゃ誰だって……」
「ロックフォート……0267。 ふふ、アンブレラの人間じゃないのね」
「なんだ女かよ……」
で、なんでこんな所にいるかと言うと。
兄クリスの行方を追ってパリ研究所に潜入したところを捕まって、ここに来たという訳です。
一方スティーブ君は、アンブレラ職員だった親父が小銭を稼ごうとして情報を売ろうとしていたのがバレて、巻き込まれる形で投獄されてます。 母親は殺されたそうな。 合掌。
「クレアよ。 貴方は?」
「スティーブ。 アンタも囚人のクチ?」
「ええ。 協力して脱出しましょう」
マイネェミィズは終わり?
なら良いところで颯爽と俺登場。
「俺も協力すっ「ウボァ」邪魔だボケェ!」
墓から出てきた腐敗ゾンビに足掴まれた。
再会を台無しにしやがって!
即座に頭部を撃ち飛ばす。 M1軽量弾とはいえ至近距離なら威力は高い。
「貴方は只野!」
「やぁ。 互いに妙なトコで会うねぇ」
とは言ってみたが、クリスはウェスカーと再会するんだよね。 運命? 滅びろ運命。
「誰だ?」
「EDF隊員。 前に助けて貰ったの」
「EDF? 世界の軍隊が何でこんな所に」
「バイオハザードが起きたからだよ」
「バイオハザード?」
答えたらスティーブ、首を傾げる。
彼にとっては初体験だからね。 仕方ないね。
「今俺がぶっ飛ばした奴みたいなのが湧き出たり、後は化物に襲われるのさ」
「冗談だろ?」
「冗談に見えるか?」
周りを見渡す。
話をしている間にウボァと集合するゾンビ。
「さっきから何だよコイツら!?」
「スティーブ君、銃持ってる?」
「お、おう……途中パクったのがある」
見せてくる旧式拳銃。
ルガーに見えるが、正規品かは知らん。
スティーブ君の持っているのは、グリップ部分に弾倉を入れて装填するという、現代自動拳銃でも行われる一般的な動作をするが、それが正しいのか詳しくない。
まあ今言いたいのは別にあるから置いておく。
「飾りじゃなきゃソレで戦え」
「アンタ軍人だろ? 守ってくれよ!」
「努めるが状況が悪い。 手伝ってくれ、クレアに良い所見せるチャンスだぞナイト君」
「なんだよ……会ったばかりだっつの」
不機嫌の様に見せかけて、照れ隠しのスティーブ君は、俺共々銃を構えて撃ち始める。
良いぞ。 奴らがいる所やるか、やられるかだ。
「私も手伝うわ」
クレアも倣い拳銃、M93Rを撃ち始める。
頼もしいね。 この周での彼女はラクーンから早々に脱出したにも関わらず。
将来空港だのテラセイブでの活動も頑張ってくれたまえ。 俺は行けたら行く(面倒)。
「EDF!」
「……只野、それ俺も言わなきゃ駄目?」
空気だったカルロスがやっとツッコミ。
「好きにしなさい」
「あいよ」
PA-11SLSを構え共に撃ちながら叫ぶ。
「EDFッ!」
「うっし、良いぞ良いぞカルロス伍長!」
「……なぁクレア。 EDFって変人揃いか?」
「私に聞かないで頂戴……」
とにかく状況を進めるぞ。
南極基地に行く件もあるし。
M1レイヴンLS
連射性能に優れたアサルトライフル。
PA-11より短銃身化され閉所での取り回しが多少良い。 熱、反動、コントロール等を良くする為フォアグリップが装備されている。
発射する弾丸が軽量の為、PA-11と比較して威力は劣る。 しかし連射速度は2倍に近く、総合的な火力は高い。
注意点は軽量弾は空気抵抗を受けやすく、飛距離に応じて威力が極端に低下していく事だ。 遠方の敵を撃つには向かない。
ただLSは改良型で精度が向上。 それを活かす為にレーザーサイトが追加されている。
PA-11より新型だが、レイヴンは後継が開発されているので初期型M1の改良型とはいえ旧式化した銃。