バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
お久しぶりです。新作出ましたね。
例により誤りやネタバレ注意
只野やEDFには、少し無遠慮に暴れて貰います


レクイエム(Re9uiem)
114.暗躍する者共と、終わり見えぬ戦い


〜あらすじ〜

2026年9月末。

アメリカ全土で変死事件が相次いで報告されていた。 死体に共通するのは黒いアザ。 そして皆ラクーンシティの生還者という事。

同じ様にして中西部のレンウッドの廃ホテルで男性1名の遺体がトイレで発見される。

この調査の為、FBI女性分析官グレース・アッシュクロフトは同ホテルに赴いた。

 

グレースは8年前、このホテルに母アリッサと共に泊まり、そして謎の襲撃者に襲われ、目の前で母を失ってしまう。

その事件がきっかけで1928年開業、1世紀近くに渡る歴史あるホテルは信頼の低下で閉業する事になり、グレースはトラウマを抱えて生きていく事になった。

 

だがこの度、上司はそれを理解した上で彼女を同ホテルへ向かうよう指示。

そろそろ向き合うべきだ、という事らしい。

 

そうして赴いたレンウッドの廃ホテル。

誰もいない筈が、母や自身の写真が大量にあるのを見つけてしまう。

危機感を感じたグレースだったが、そこに現場を封鎖していた警官がやってくる。

様子がおかしい。 何か首に打たれたらしい。 そう彼が告げた後、苦しみ痙攣を起こし……刹那、ゾンビ化してしまった。

 

突然の事に混乱しながらも、何とか撃退。

ホテルから脱出しようとするも、今度は灯りのついたスタンドを見つけるなど、不審点が目についていく。

その不穏な気配のままに奥へ進めば、音楽の鳴る部屋が。 そして中にはゴーグルをかけた奇妙な男、ヴィクターがいたのだった。

 

変死体を仕掛けたのも彼の仕業だった。

それらはグレースを見つける為。

グレースは特別な子だからという。

 

そして、ヴィクターはグレースの首を絞め落とし、攫ってしまう。

 

その道中、変死体事件の犯人として彼を追うDSOエージェント、レオン・S・ケネディは偶然にも、夜雨降る大通りで堂々絶賛拉致移動している当人を発見。

通行人には不審がられたが、次の瞬間、次々と通行人に変異型tウィルス入りの特殊銃を発砲。

撃たれた者達は中途半端に知性を残し、生前にしていた行動や言動、何事かを呟きながら人を襲うゾンビと化してしまった。

 

レオンは追跡を試みるも、ゾンビに行く手を阻まれ見失ってしまう。

しかし行き先に目星があると、オペレーターとなったシェリーが言うのだった。

 

その場所は、アンブレラ崩壊後、ヴィクターが購入した施設。

ローデスヒル療養所。 高級な設備である一方、公にされておらず、DSOの捜査の目から長らく隠れてきたのだ。

 

そして現地に向かえば、待ち構えていたかのように看護師に名前を呼ばれ、部屋に通されるも……やはり罠であった。

ヴィクターはわざとバイオハザードを院内で引き起こし、証拠共々レオンを始末しようとしてくるのだった……。

 

一方、攫われたグレース。

目を覚ますと拘束され、採血されていたが、非力ながら頭を使って何とか拘束をとき、脱出を試みる。

道中、ゾンビや大型クリーチャーに襲われながらもレオンと出会う。

そして2人の長い戦いが始まるのだった……。

 

 

 

 

 

そして全地球防衛機構軍ことEDF。

対バイオテロ組織であるBSAAが不審な動きをしている事や、合衆国政府がBOW拡散防止条約から撤退、ラクーンシティの封鎖解除を2040年に延期した事などを受け、不信感のままに戦略情報部が独自調査中。

 

すると段々とヤバい話が浮上。

現在進行形でラクーンシティ跡地封鎖には、かの謎組織コネクションが絡んでいるそうなのだ。

しかも、そんなラクーンシティにどういう訳かBSAA含む特殊部隊や謎の組織が出入りしている様子。

挙句に滅菌作戦で消えた筈のゾンビが未だいるのもヤバいが、それ以上に新型BOWらしき存在を確認するなど、マジヤバくねな気配が漂う。

あと、地下には今まで知り得なかったスペンサー総帥直轄だったアンブレラ施設「ARK」があり、そこにある「エルピス」なる薬剤なのか兵器なのか分からない物を巡り、様々な勢力が狙っているらしい事を突き止めていく。

 

EDFはこの情報を得ると直ちに準備を開始。

郊外にあったアークレイ駐屯地跡地を拠点とした部隊を編成。

そしてラクーンシティ跡地の調査、監視を行い、他組織へ睨みを効かせていった。

 

未だラクーンシティの、アンブレラの呪縛からは逃れられないのか?

只野准尉は終わらないバイオテロや、国家や組織が絡み続ける事態に嘆きながらも、いつも通り関わっていく。

 

取り敢えずラクーンシティや他組織への睨みは部隊に任せて、お前はレンウッドで起きたバイオテロを鎮圧してこいや、あとヴィクターとかいう奴をレオンと一緒にしばいてDSOに恩を売ったれとヘリに突っ込まれて現場に行かされてしまう。

 

そして現着。

そこはラクーンシティほどじゃないが、ゾンビに塗れ、ドンパチした戦場と化していたのであった。

少し違うのは、中途半端な知性や習慣が残ったゾンビは、道具を振り回してくる事か。

 

 

「うん。 知ってた。 でもさ、いつ終わるんだよ。 バイオテロも。 俺も。 何もかも」

 

 

夜雨に晒されながら、只野は自分用にカスタムしたPA-11SLS自動小銃を構えた。

セレクタはフルオートだ。

 

 

「だず、げ、でぇぇぇ……」「うぼぁ」

 

「助けて欲しいのはこっちじゃいボケナスが!」

 

 

叫び、容赦なくフルオート射撃。

前方に弾幕が張られ、鉄の暴風が吹き荒れる。

瞬く間にゾンビの群れが横殴りに倒され、時に空中トリプルアクセル、血肉が飛び散る嵐の目となるが、まだまだ多く先は長い。

 

 

「せめて俺の鬱憤晴らしに協力しろよクソゾンビ共めが!!」

 

 

銃口から火が吹き荒れ、赤熱した銃身が雨で急速に冷えては煙が風に流される。

接近してきたゾンビには最終作戦仕様なポンプアクションショットガン、スローターEZをブッパすれば、散弾が複数のゾンビの上半身をいっぺんに吹き飛ばし、刹那の赤い花畑が咲き誇る。

群れる相手にはMG50手榴弾を投擲。 慣れた動きで外された安全ピンと、弾け飛んだレバーの後、ゾンビの足元に落ちたなら、接触信管が作動、ドカンと爆発。 群れは木っ端微塵の汚ねぇ花火となって、煙の中に掻き消えた。

 

 

「クソが!! またラクーンシティだ、アンブレラだよクソ企業めが! 政府も政府で何か裏でコソコソしてたっぽいし! BSAAも何か怪しい事してるし!! なんなんだよおおおまたかよおおお!!?」

 

 

叫び散らす度、ゾンビが爆炎に散り逝く。

ラクーンの時点で散々に経験してきた事を、またもやらされる只野は、心身老いており、いよいよ疲れている。

 

そこに清涼剤の如く、後続部隊がやってきた。

 

 

「只野准尉を援護しろ!」

 

 

夜雨降る、赤煉瓦とカフェ、薄汚れた道路と歩道の、どこかクラシックな街を闊歩する機械の足音が、雨音をアクセントにガシャンガシャンと動いてくる。

二足歩行ロボットな搭乗式強化外骨格、コンバットフレームエイレンだ。 両腕に付けられた電磁レーザーが、残るゾンビの肉を黒焦げにしていき、肩にマウントされたミサイルポッドならぬミラージュポッドから、光学誘導弾が発射されたなら、1つ1つのピンクの光線が吸い込まれるようにゾンビに当たり、血肉共々弾けて消える。

 

 

「中途半端に人間の真似事をするゾンビが!」

 

「だがプラーガ系より知性は低い! 獲物だ!」

 

「直ぐに鎮圧しろ! ラクーンの二の舞だぞ!」

 

 

随伴歩兵も多い。

夜にも負けず雨にも負けず。 EDF歩兵標準装備の原子光線銃ブレイザー、その量産型を持ち、目につくゾンビに構えて光線を照射。

ジュッ、と一瞬で着弾。 そして腹部に大穴が開いて倒れるか、花火となって四散。

 

 

「今更、この程度でEDFが遅れを取るかよ!」

 

 

上空では高機動の戦闘ヘリ、ヘロンYG20Eが飛び回り、大通りのゾンビを空から一方的に機銃掃射。

周辺の放置車両を次々と巻き込み爆発炎上させながらも連中を始末していくのだった。

 

 

「邪魔な車や建物は薙ぎ払え! 政府が賠償金を払う!」

 

「その政府が今、かなり怪しいんだがな!」

 

「だがEDFも独自で動いている! 何もかも言いなりな俺達じゃねえ!」

 

 

火力も士気も高い。

これなら、後は任せて自分はレオンと合流で良さそうだと判断する。

 

 

「これだけ戦力があれば、ゾンビの殲滅は早く終わりそうだな。 俺はレオンの所、偽りの療養所に向かう。 そこのバリアスTZ4-S貰っていくぞ」

 

「了解。 それはR型から発展した試作量産型のS型。 それも制式採用化しつつありますが、既にEDF最高傑作と名高い戦車。 准尉の鬼神の如き力と合わされば鬼に金棒でしょう」

 

「よいしょしてないで、治安維持、頼むぞ」

 

「分かりました!」

 

 

只野は盗んだ、じゃなくて借りた、でもなく堂々貰った最新鋭戦車で走り出す。

主砲140ミリ多目的高圧榴弾砲。 装甲も速度も凄まじい。 ゾンビ如きでは止められまい。

 

 

「最も、ゾンビばかりなら苦労しないが」

 

 

ボヤきながら、向かう先。

スペンサー卿を師と呼ぶヴィクター院長によりグレースが拉致られ、レオンが罠に嵌められた、闇深ローデスヒル療養所。

 

戦いはそこだけでは終わらないが、何にせよ、順を追わねばならない、か。

 

 

「さっさと軍を引退して退職金と年金貰って平和に生きてぇよ辛ぇよ……お互い泣けるな、レオン?」

 

 

平和や希望。

それはどこにあるのか。 この先か。 或いは。

 

それは誰にも分からない。

果たして未来は……。




後書き
レオンとグレースそれぞれのアクションパートと恐怖感の演出、ファンサの喜びもあれば、シリーズの焼き増し感という厳しい意見も?
あとバイオあるあるな伏線の未回収とか、設定の変更?というか、前作やこれまでの作品との整合性への疑問がある方もいるかも?
作品ごとの独自解釈がある感?
でも4や6的な、アクションガンガン行こうぜな展開だけでなく、一般人目線の恐怖感、あまり強くないから回避重要感があるのは初代あたり風で良いところ?
1度締めたつもりが……続くか未定(逃腰
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