バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
バイオシリーズは、前作以前の展開が無かった事にされて整合性が感じられない場合や、伏線回収の有無に突っ込まれる事もあるイメージですが、今回は纏まっていたのかも?
いうてスペンサーのインタビューの部分は、お前本当にスペンサー本人かと突っ込んだ人もいたかも?


116.レオンとの再会

ゾンビを始末して回っていると、遂にレオンと会うことができた。

少し老いているが戦闘技能は健在。

しかしt-ウィルス症候群を発症。 手に黒いアザが出ていて黒い手袋で隠している。

この病のせいか動きにややキレがないようにも見えた。 しかし口数は相変わらずで。

 

 

「只野か、暫く見ない間に目立ちやがり屋になったな。 派手にやってくれるじゃないか。 俺の車も戦えたら面白くなりそうだ」

 

「レオンか。 EDFの技研に頼めば魔改造してくれると思うぞ。 だがアンタはバイクも似合う。 軍用バイクのフリージャーなら直ぐ試乗できると思うが?」

 

「機会があればな」

 

 

互いに握手し、束の間の戦友の再会に喜ぶ。

これで信頼出来るバディができた。

 

 

「しかしまた単独行動か。 EDFは世界規模の軍隊だってのに、よほど落ちぶれたと見れる。 全地球防衛の名が泣けるぜ」

 

「世界中でバイオテロや紛争解決に追われてるんだ。 そうじゃなくても政府やコネクションの圧力で思うように動けないんだろうよ。 予算の都合もある。 やめたくなりますよぉEDF」

 

「DSOに転職するか? 病気になれば、こうして療養所に送って貰える福祉付きだ」

 

「セカンドオピニオンを進める」

 

「ゴレジャ駄目ダアア」

 

「全くだ……フンッ!」

 

 

軽口を叩き合いながらも、包丁を振り回してくる大柄な料理人ゾンビをレオンがトマホークで叩きのめす。

今回はナイフではなく、パワーがありそうな軍用斧を振り回すスタイルだった。

 

 

「泣けるぜ」

 

「イカす斧じゃん。 良いね」

 

「丈夫だしな。 刃こぼれしたら研ぐ必要はあるがパワーがある……俺はドクターヴィクター・ギデオン博士を追っている。 来るか?」

 

「ここの院長だな。 tウィルスに関与していたアンブレラの亡霊だ。 この近辺の街でバイオハザードを起こした張本人でもある。 そしてtウィルス症候群を治す手掛かりを奴が持っているなら是非捕まえないとな」

 

「知っているのか。 さすがだ」

 

「戦略情報部が優秀でね。 他にもラクーンシティの廃墟の件だ。 あそこもヤバい」

 

「なに?」

 

「そこは知らないか……おっとデブいのが来た」

 

 

会話を邪魔するように、通路いっぱいの腹をした巨大デブゾンビがやってきた。

 

 

「メシイイイイッ! 俺ノダアア!!」

 

 

コイツは変異型tウィルスによる特殊個体か。

さっきの料理長ゾンビと似て非なるモノか。

それかギデオンの改造手術の産物か。 ならば満腹中枢を弄られているのか。

なんであれ体がデカ過ぎて途中つっかえた。

それでも手を伸ばして捕まえようとしてくる貪欲さと醜さは、まさにゾンビだと褒めてやりたいところだ。

 

 

「弾丸を鱈腹食わせてやろうか?」

 

「悪いがメニューに載ってないんだ」

 

 

只野とレオン、それぞれが軽口を叩き、それぞれの弾丸を叩き込む。

只野はスローターEZを撃ちまくり、レオンも何処かで拾った小型のポンプアクション式ショットガンをぶっ放す。

MSBG 500。 近接戦闘を想定したショートサイズの設計。 銃口を密着したまま発射できるようにマズルブレーキが装着されている。

 

 

「モット、モットオオオ……」

 

 

2人からの散弾を近距離で散々浴びたデブは、遂に限界を迎えて破裂した。

破血アンプルなら3本打たないといけない巨体も、歴戦の戦闘要員な2人の銃撃には耐えられず瞬殺だった。

 

 

「汚ねぇ花火だ。 他にもこんなのが?」

 

「歌う奴ならいた。 楽しいだろ?」

 

「勘弁してくれ。 仕事が増える」

 

 

嘆く只野だが、レオンと2人なら片付け仕事も早く済む。 強敵相手でも何とかなる。 そんな漠然とした自信が2人にはあった。

 

 

「そうだ只野。 FBIに会ったか?」

 

「グレースか? 会ったぞ。 今頃は幼女と一緒に俺の愛車だろうな」

 

「他にも生存者がいたのか?」

 

「投薬室で隔離されていた、白内障の女の子。 気は進まなかったが、グレースの我儘が酷くてね。 黙らせる為に助けたんだ……変異したら始末するよ」

 

「無責任なのか違うのか」

 

「レオン的にはアシュリーやマヌエラの件もあるだろ。 普通の子じゃなくても、さ」

 

「言いたい事は分かった。 協力する」

 

「ありがとう。 今はギデオンだったな……俺も協力する」

 

 

そうして2人は引き続き療養所を探索する。

まぁたぶん、というか恐らくは地下の秘密研究所的な所にいるだろう。

なにせ只野とレオンはその手に慣れている。




後書き
歌う奴やデブな奴はグレースとレオン編それぞれに出てきたと思いますが、資料的にはそれぞれ別個体だったかな(曖昧
あと謎解きとかはしょってます。レオンがグレースと別れた直後、レギオンに捕まる描写とか色々カットしてます
代わりにEDF節というか、謎もゾンビも火力で吹き飛ばしサクサク進みたい
レクイエム編が纏ったら、また完結扱いなどして、放置するかも
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