バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
(被験体番号云々に間違いがあったらすみません)
170号マリーはザ・ガールとなり倒される事になったと思いますが、171号エミリーが怪物化する展開がなかったので、ラクーン行く前になって貰います。原作通りにね…
まさか幼女が怪物化なんて。絶望するグレースの目の前で変貌するとか人の心ないんか?
当作では展開違えども。色々投薬されていそうだから、その影響なのか。ここで倒しておいて、憂いは無くさないとね仕方ないね(白目


119.被験体171号戦

グレースを攫い、ヘリでラクーンに逃げたヴィクター・レギオン博士。

あとポッと出の謎の金髪グラサン男、ウェスカーモドキな、謎組織コネクションの人間らしいゼノも一緒だ。

只野とレオンは直ぐにもそれぞれの愛車で追う事にした時、異変は起きた。

 

 

「あぁ……! あああああ!!」

 

 

突如、保護された幼女エミリーが苦しみ出したのだ。 衛生兵が押さえ込もうとするも、エミリーの体はみるみる変異。 人間の2、3倍はある、きぐるみ怪人と化してしまった。

 

 

「ッ! 緊急連絡! 保護した少女エミリーが突然変異! BOWに変貌! 対応求む!?」

 

「どうすれば良いんだ!?」

 

「誰か本部に連絡を!」

 

 

距離を取り銃口を構える隊員たちだが、その表情は狼狽え、戸惑いがあった。

散々BOWを相手にしてきたとはいえ、目の前で幼子が変貌したのを撃て、というのは精神的抑止が働いてしまう。

醜い肉塊だが、かろうじて人型な事にも拍車を掛けている。 手足は胴体からすれば短めで元は子供だったのだろうと想像できなくもない。

だが口は縦に大きく裂け、いつかのヴィレッジ、人形使いドナの家の地下にいた赤さんのようでもある。

このままでは被害が拡大する。 ならするべきは1つ。 非情になり撃つ。 それは隊員も本部も判っていたし、只野もそうだった。

 

 

『発砲許可。 ただちに無力化せよ』

 

「ッ! 撃て! 撃てぇ!」

 

 

赤ヘルの隊長が弾かれたように、断腸の思いで叫んだ刹那。

PA-11の次世代として開発された、近未来的なデザインのT4ストークMK2が構えられ、四方八方からマズルフラッシュが瞬いた。

 

 

「グギャアアア!!?」

 

 

その度に血飛沫を上げ、悲鳴を上げるエミリーだったナニか。

だがいずれも、手足や肩あたりに集中し、無意識に胴体の真ん中、致命傷は避けている。

只野も倣い、銃口を向けてトリガーを引く。

必要なら子供相手でも。 そんな己の残酷を履行しなければならない。

 

 

「許してくれ……!」

 

 

1つ増えた閃光、合わせて飛び散る血飛沫。

 

 

「ギャアアア……」

 

 

そして斃れ、動かなくなる醜いバケモノ。

1人の隊員が銃口を構えながら近づき、足で小突かと、右手で銃を保持したまま、左手を上げて周囲に状況を知らせる。

 

 

「クリア」

 

『了解。 引き続き療養所の制圧にかかれ』

 

「了解……エミリーは念の為に拘束具をかけて警備を立たせろ。 まだ細胞は生きている。 復活しないとも限らないからな」

 

「イエッサ」

 

 

やはり只野に限らず、皆も思うところはある。

皆して致命傷を避けた事で、エミリーは生きている可能性があった。

とはいえ現状、元に戻る見込みはない。 寧ろ怪物化が進んで復活する恐れもある。 そうなる前に、精製した破血アンプルを打つなり火炎放射器や焼夷弾で燃やす処理をするべきだが、現場は敢えてしなかった。

あるかも分からない、見えない希望に縋って。

皆して軍人なのにお人好し、甘ちゃんな部分がある。 それが仇となる事もあるが、それを今、責める者はいない。

いや、遠くに去るヘリから見てしまったグレースは違ったか。

 

 

「そんな! いやあああ! エミリー!!」

 

「投薬室にいた被験体171号が変異、処分されたか。 この分だと170号も始末された可能性があるな。 だとして嘆く必要はないぞグレース。 何せ師が作りし本物が、君がいるからな」

 

「運命を、役割を果たしてもらうぞ」

 

「なんなの? 何もかもワケわかんない!!」

 

「もうすぐ分かる。 この先のARKでね」

 

 

哀しみと混乱に塗れ、慟哭するグレース。

一方、只野とレオンは追跡の準備をしつつ、連絡を取り合った。

 

 

「レオン、残念な知らせだ。 たった今、エミリーがバケモノになった。 そのままEDFの袋叩きで無力化した」

 

「……そうか。 また1つ救えなかった」

 

「まだだ。 グレースを追おう。 これ以上、失うワケにはいかないぞ」

 

「わかっている。 急ごう。 先に行ってる」

 

 

レオンの声にも嘆きが混じる。

原点、ラクーンに近づいたのもあって、昔を思い出しているのかも知れない。

 

 

「おう。 現場には連絡がいって、EDFの部隊が展開している筈だ。 支援を受けられると思う」

 

「漸くEDFも本腰か? 只野1人じゃ荷が重い案件、というのもあるか」

 

「逆に今までがおかしかった気もするが。 というか今回もな。 上はナニ考えて俺を毎回のように単独行動させるんだって言いたい。 その点、アンタやグレースを送った上司にも言えるか」

 

「俺は気楽で良い」

 

「そりゃ悪かったな。 すぐ1人じゃなくなる」

 

「どこに行っても熱烈歓迎だ。 慣れたよ」

 

「ラクーンシティの廃墟には、ゾンビやBOWが確認されているだけじゃない。 所属不明の特殊部隊もいたって話だ。 BSAAと思うが、それ以外もあり得る。 なにせコネクションの支配下だからな」

 

「現場に行けば分かるさ。 色々とな」

 

「直ぐ行く。 待ってろ」

 

「追いついてくれ……ゲホッ、ゴホッ!」

 

 

無線越し、急に咽せるレオン。

tウィルスの進行による体調の悪化。

末期、ステージ3。 黒いアザも手だけじゃ済まず、首や全身に回っているのか。 もしかしたら吐血までしている可能性もある。

 

 

「レオン? 大丈夫か?」

 

「……ああ。 最高だ」

 

「……軽口叩ける内は平気だな」

 

 

鼓舞し、自己流に励まし合う。

只野は急いで戦車、バリアスTZ4-Sの砲塔に駆け上り、上部のキューポラのハッチを開けて中に潜り込む。

直ぐにもパチパチと様々な電子機器のスイッチを弄り回り、エンジンを始動させた。

 

 

「ダメコンに異常はない。 ハッチがこじ開けられた形跡も、爆発物が底に仕掛けられた訳でもない。 外の様子を見る為に自分から出たところを捉えられてしまったか。 なんにせよ、壊されたり工作されてないなら、普通に使わせて貰う」

 

 

後を制圧部隊に任せ、動き出す戦車。

行先は勿論、ラクーンシティだ。

 

 

「パーティの時間だ」

 

 

現場の表層は廃墟でしかない。

なら好き勝手に暴れても良いだろう。

EDF全体も、そう考えていたのだった……。




後書き
最難関であろう謎が解けたらしいですね。なんでも手順が複雑らしく。地下の死体処理場に落とされる死体が一定数以上、トイレ流しを一定数以上し条件を満たすと、自爆する研究所から脱出する際の階段あたりにマリーの人形がありこれを取得、2周目以降、ザ・ガールの手を解析にかけた後、これを持ってエミリーと共にいる状態でパズルを解くと成功するとかなんとか。ほんとぉ?
より詳細な手順、タイミングや数、具体的な方法は既に動画投稿サイトといったネット上にある様子。パズルのヒントの場所といい、偶然正解できなさそうな手順で、自力では難し過ぎると思うので、どうしても答えを知りたい人は見るのも手かも知れませんね
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