バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
ある意味、様式美の第2形態
俊敏になり、凶悪なクローをつけたムキムキボディで迫るけど弱点の心臓が剥き出しとなるスーパー化
けれどレオンも昔と違うからね…斧で色々パリィできるから。それで病気で本調子じゃないとか嘘やろ?


124.スーパータイラント戦

スーパータイラント。

拘束具ともなっていた防弾コートが破れ、過度なダメージにより体が変異、凶悪化した姿である。

半裸の上半身、その胸元には剥き出しの大きな心臓が赤く禍々しく脈動しており、左腕は巨大化、大きな鉤爪となった。

元々のパワーに加えて俊敏性を備え、車を投げ飛ばしたり、大きな跳躍からの体重を乗せた振り下ろし、鉤爪を地面に立てながらの突撃などを行使する。

だがそれらは歴戦のレオンや只野には毛が生えた程度のスペックでしかない。

もっとヤバいBOWを相手にしてきた身としては、単純明快な脳筋の相手など恐れるに足らない。

だがレオンは病に侵され、動きが鈍い。

車を投げられようが、跳躍からの鉤爪振り下ろし攻撃を上手く逃げ回り射撃をしていたものの、突撃をモロに喰らってしまう。

 

 

「グオオオオ!」

 

「がはっ!?」「レオン!」

 

 

爪の振り上げ攻撃でレオンを空中に浮かせ、それを右腕でキャッチするタイラント。

そのまま勢いよく廃車に投げつければ、レオンは叩きつけられ、暫く座り込んでしまう。

 

 

「こっちだ脳筋野郎! 無視すんじゃねえ!」

 

 

只野はPA-11をフルオート。

レオンに迫るタイラント、その背中にこれでもかと弾丸を浴びせまくる。

しかし僅かに怯むも気にするそぶりもない。

いくらEDF製小銃とはいえ元は旧式。 大型BOWへのストッピングパワーはやや不足気味か。

そのままレオンの頭上に掲げられる大きな爪。

そして振り下ろされる刹那。

 

 

「レオン避けろ!?」

 

 

ギリギリのタイミングでレオンがローリング回避。 元いた場所に大きな爪が立てられ、車が潰れ砂塵が舞う。

レオン、咽せながらも戦意は衰えない。

 

 

「まだだ……!」

 

「流石だ。 そうとも、何も終わってない!」

 

 

隙をつき、レクイエムで心臓部を貫くレオン。

そこに便乗するように、遠方の廃ビル屋上で陣地変えをした狙撃班、ブルージャケットのKFF70による対物狙撃が入れば、スーパータイラントといえど膝をつく。

 

 

「グオオ……!」

 

「大口径の連続だ、さすがに効いたな!」

 

『今だ! 一気に叩け!』

 

「そうするさ」

 

 

レオン、援護を受けながら一気に接近。

斧……トマホークを持ち、膝をつくタイラントに膝蹴りをかまし心臓部を晒させると、斧を振り上げ滅多打ちにしていく。

初撃は腕で払われるも、払われたがままに体を捻り、回して斬りつけ、そのまま憎しみと闘志をぶつけるようにして斧で叩きまくる。

 

 

「うおおおお!!」

 

「グオオオオ!?」

 

 

弾け飛ぶ血潮。

再生力が備わるタイラントといえど、それを上回るダメージを食らい続け、遂に限界を迎えた。

叩き切られまくった心臓が破裂。 活動に主要な器官が潰れたタイラントは、頭が残れど、それ以上の動きは出来なくなり、膝を深く折ってうつ伏せに倒れると、動かなくなった。

 

 

「叩き潰してやるさ。 何度でも」

 

「やったなレオン! 次は……ARKだ」

 

「急ごう。 時間を食った」

 

 

休憩を挟みたいところだが、そうも言えない。

引き返す余裕もない。 ボロボロになっていく体を引き摺り、予定通りARKへ突入しなければ。

だがレオンは1人じゃない。 只野がいる。 EDFがいる。 何とかなる筈だ。 きっと。

 

 

「後続隊聞こえたな? 急ぎARKへ向かう。 先行する、現地で合流しよう」

 

『了。 現在感染者と化したBSAA部隊と交戦中……ゾンビの癖に迫撃砲を正確に撃ち込んでくる!? マシンガンまで! 乱射しているようにみせて、以外と当てにきやがる! すみません、指定座標までの到達に時間がかかります!』

 

 

だが弊害もまだまだ多い。

後続隊は感染者、特にゾンビ化したBSAA隊員に阻まれているようだった。

 

 

「マジかよ。 ラクーンにも変異型tウィルスが? 自然発生、いや、ARKに撒かれているんだろうな。 しかし迫撃砲まで、それも適当な撃ち方じゃないとはな」

 

『只野准尉より先に、先行部隊が到達している筈です。 合流すれば戦力になるかと思います』

 

「特殊作戦コマンド。 EDF総司令部麾下の特殊部隊。 BSAAの部隊と同じ目に遭っているとは考えたくないな。 連中の装備は俺たちのより強力とはいえ。 たぶんEXAかプラネット型のような高出力ブレイザーを装備しているだろうが……それをゾンビが使っていたら最悪だぞ」

 

 

只野は不安になるも、たぶん大丈夫だろうと悩まない事にする。

量産型よりも高出力の原子光線銃ブレイザーは、山を蒸発させる威力を出せるといわれたEMCという兵器に匹敵する。

それら相手にゾンビは勿論、従来の防弾防刃ベストは役に立たないし、大型BOWも一撃ないし大ダメージを期待できる。

問題はリロードに時間がかかること、貫通力に乏しく集団戦には不向きなこと、そして使用者が特殊部隊とはいえ人間である故に視覚や動きに限界がある事などだろうか。

 

 

「そうだ。 ARKに行く前に署内を調べ直したい。 白スーツ野郎が残していった端末があったな。 それでグレースは何を見たんだ?」

 

「わかった。 有益な情報が無いかサッと見たら、さっさと行こう。 後の細かい解析はシェリーに任せる」

 

 

2人は再び署内に戻ると、中に残されていた端末を弄り回す。

幸い自動消去や爆破処理、パスワードなどによるロックはされておらず、あっさりと情報を観閲できた。

そこには───。

 

 

「これは……エミリー? いや違うな」

 

「1990年、ラクーン孤児院の記録?」

 

 

エミリーにそっくりな女の子が逃げ惑う動画。

そして、記録された年月は1990年。

ラクーンシティの孤児院内の様子だった。

 

1990年。

街がゾンビだらけになるラクーン事件の、8年前もの事である……。




後書き
28年前の姿と大差ないBOWは、いったいどこを強化したというのか。型番だけ変えて最新型と偽っているのか? ガ◯ダムのヅ◯みたいな感じなのか?
療養所の音敏感ゾンビが強すぎる件。誘導すれば特殊ゾンビも1撃という…
あとリッカーは…βというが、硫酸でアッサリやられたり、破血アンプルで北◯神拳食らったようにパァンする弱点持ち…どの辺が進化したんやとレオンに煽られる始末…
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