バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
孤児院でのクロエたちクローン少女達の話などから、ギデオンの療養所でのエミリー、彼女達が作られた目的を纏めたく…
ですがクローンあたりの話は複雑なのと、資料の読み違いなどで間違いもあるかと思います。ご了承ください


125.転移実験

警察署に残されていた端末。

そこで得られた情報は、疑問と混乱を増させるものであった。

 

 

「エミリーの写真が何枚も? いや、数字や文字を見るに別人か。 そっくりなのはクローンという事か」

 

「療養所の資料かと思ったが、記録は98年ラクーンシティの孤児院とある。 ややこしいな」

 

「グレースが見せられたのはクロエという子が孤児院で動き回る動画か。 相当ショッキングな映像だったのか?」

 

 

只野、再生するか逡巡するも、レオンには時間が無いのだと思い立ちクリックした。

そして流れ始める98年孤児院内の様子。

クロエという、エミリーそっくりの幼女が、脳手術の跡がある赤目の子供達から逃げ惑っている。

その子供達は明らかに精神異常で、皆して笑い続けており、孤児院内の大人を首コキして殺害して回っているようだった。

 

 

「おいおい、どこぞの死神かよ。 てか子供の腕力じゃねえだろこれ、大人の首を折るってどんな力してんだよ」

 

「何か投薬か、ウィルスを仕込まれているんだろう。 イカれてる」

 

 

確かに、これだけでも十分ショッキングだ。

子供にはお見せ出来ない映像である。

そんな恐怖映像の終盤、クロエは逃げ惑っている内に孤児院に接続されたARK研究所へ迷い込んでしまう。

そこでは人工的に赤ちゃんを作っているかのような画像。 そして成長したらクロエのような姿になったかのようなスライドショーを見た後、やってきた研究員に薬で眠らされ、捕まってしまい、処分だと言われて何処かへ運ばれてしまうのだった。

───ここで動画は途切れている。

 

 

「つまり、なんだ。 どういう事だってばよ?」

 

「改めてアンブレラはイカれてるって事ならわかった。 それをヴィクターは引き継いだと?」

 

 

悩んでいても仕方ない。

とりま孤児院からARKに行けそうだと、レオンはオペレーターのシェリーに連絡。 座標を送信して貰う。

一方只野は戦略情報部からコールされた。 どうやら自身が装備するEDF製ゴーグルやヘルメットの機能から、視界や周辺情報がモニターされており、それらデータから纏めてくれたようだった。

 

 

『こちら戦略情報部です。 この端末にある情報及び今までのデータを整理、予想してみました。 閲覧してみてください』

 

「困った時の情報部。 さすがだな」

 

 

今回はレオンだけでなく、頼りになるバックアップが多い。

その事に感謝しつつ、ゴーグルディスプレイの端に触れたなら、瞬時に視界に投影される纏め情報。

 

 

 

 

 

《情報整理・メモ》

《1990年孤児院のクローン/転移実験:》

スペンサーの血漿を他者に投与することで人格、記憶転移ができないかの実験

ウェスカー妹がザイン島でしていた実験と酷似、というかこの実験内容云々をパクったと思われる

変異型tウィルス感染者に見られる生前の行動や記憶を模倣するところから着想を得て実験が繰り返された。上手くいけば体を乗り換える事となり、老衰や病の克服に繋がるとしたが結論からいうと失敗

資料、映像にあったエミリー似のクローンの1人、クロエは1990年代の孤児院にいた70号シリーズ

他の60号シリーズは精神異常を起こし外科的処置を施されたが、血中のウィルス濃度を調整された70号シリーズのクロエには安定化の傾向があった為、経過観察に置かれた

その最中に60号シリーズが暴走、孤児院の人達が首を折られていく異常事態が発生したと思われる。その混乱の中でクロエは逃走する

が、孤児院と接続されていたARK研究所内に迷い込んだ際に研究員に捕まってしまう。瞳孔をチェックされ、精神異常?の兆候が見られた為に処分された

その後、実験に成果が見られない事や、贖罪の意識もあってか、スペンサーは孤児院への訪問をやめている

(1987年4月15日来訪した写真は確認できる)

管理はGウィルス開発者となるウィリアム・バーキンに変わった模様

恐らく子供達は変異型tウィルスの実験からGウィルスの実験台に変わったと思われる(救いは無いんですか?)

 

《8年後:1998年》

tウィルス漏洩。街がゾンビだらけになる

ARKを掌握したコネクションは、同研究所にあるスペンサーが最後に開発したウィルスと噂されるエルピスや、アンブレラと政府の癒着云々の証拠隠滅を兼ねて感染拡大阻止を名目に滅菌作戦敢行。ミサイルを撃たせ、ラクーン消滅

→ラクーン事件

 

《その後:コネクション》

コネクションはエルピスを得ようとしたが、パスワードで守られており、1度でも間違えるとARKは崩壊するというものだった

コネクションはパスワードを得る為、ギデオンは師と仰ぐスペンサーの意志(曲解)を継ぐ為に98年にしていたようなクローン実験を開始?最初はスペンサーの記憶を転移させてパスワードを聞き出そうとした?

が、上手くいかず。或いは別の方法?

 

《2004年》

そんな中でスペンサーが贖罪として迎え入れた養子、グレースの存在を知る

グレースは普通の子(とはいえクローンと何処か似ている気がするので、生き残った1人を普通の子と偽ってアリッサに託した可能性はある)であったが、コネクション側はこの子こそが選ばれし子で、転移実験に成功ないし、パスワードを知っている者と考えた

12月8日、組織(恐らくコネクション)から赤ん坊(グレース)の検診記録が送られてきたとのメモ書きあり。十分ではなかったが、遺伝子情報はわかり、これで何とかしようとしたらしい

(そうして療養所でクローンが生まれた?)

(エミリーは見た目の年齢的にもっと後?)

 

《2018年》

何十年と探し、ついに居場所を付き止め、レンウッドホテルで拉致しようとするも、仲間内との連絡ミスからか義母のアリッサを殺害してしまう。挙句にグレースの拉致に失敗

 

《8年後:2026年(現在)》

8年後、グレースはFBI捜査官に。堂々攫うわけにはいかないので、tウィルス症候群により死亡した者を用意、変死事件を多発させ、現場にグレースが来るように仕向けた

ギデオンが直々に拉致。道中、DSOエージェントのレオンに気付き、変異型tウィルスを通行人に打ち込みバイオハザードを発生させ足止めする

療養所で血液検査。情報一致。本人と断定

レオンが療養所まで来た為、また、グレースが手に入ったから後は用済みとして、療養所でもバイオハザードを意図的に起こす

コネクションのグラサン白スーツ男ゼノと合流、ラクーンシティへ

何故か警察署の廃墟に立ち寄り、そこで98年孤児院、クロエ等の情報を見せて過去は変えられない、使命を果たすよう迫る

その後エルピス解放の為、ゼノはグレースを連れてARKへ(今ココ)

 

 

 

 

 

『想像の域を出ませんが、おおよそこの様に考えられるものと思われます』

 

「了、感謝する。 何にせよARKへ向かう。 先行部隊のコマンドとは連絡できるか?」

 

『現在、地下のARK研究所入り口近くまで進行中。 BOWと交戦中です。 間に合えば援護をお願いします』

 

「レオン、地下でも賑やかにパーティを開いてくれそうだ。 早く行こうぜ」

 

「つくづく手厚い歓迎ムードだ」

 

 

2人は孤児院跡地、その地下に隠されていた通路を辿りラクーン中心部、ARKへ接近していく。

そこはミサイルの爆心地だからか、底が見えない大きな穴が剥かれており、同時に植物型BOWの巨大な蔦が張っているのであった……。




後書き
ギデオンはどこまで知っていたのか…
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