ラスボス第2段階。ラストですね
とはいえアッサリ終わらせます
巨大な肉塊となったヴィクター・ギデオン。
否。 寄生体ネメシスγそのものというべきか。
相変わらずバイオあるあるな、質量保存の法則を無視した変異であるが、今更なのでツッコミは野暮というものか。
そんなネメシスだが、恐らくはコネクションが販売?している改良型と思われる。
CM-NE-γ-001ネメシスγ
販売価格:要相談
アンブレラ社の寄生型B.O.W.「NE-α」をベースにコストの低減、性能の強化を図った量産型。
度重なる改良の結果、宿主の耐久性を問わず大幅な身体能力、回復力の向上を実現している。
カタログでわざわざ書いてあるので、たぶんだが、ギデオンはコレを体内に入れていたのかも知れない。
何にせよ敵だ。 倒すだけである。
「どうせ赤いイボのような部位が弱点だろ!」
只野、ネメシスの頭部と思われる辺りに膨らむ、赤く腫れた部位に撃ちまくる。
するとネメシスは苦しそうに巨体を振り回し、左右の腕のような触手を振り回して攻撃してきた。
「威勢が良いな。 だがそれだけだ」
しかしレオン、そんな巨大な触手を斧でパリィ、軌道を逸らして防いでしまう。
いやどうなってるの。 只野はビビリながら、ローリングで回避するばかりだ。
「嘘だろマジかよ。 レオン、本当に人間か?」
「高所から落下しても無事な、お前に言われたくないな」
「お互い様かよ」
軽口を叩き合いながら、赤いイボを攻撃する事暫し。 引っ込んだと思えば、今度は下の方に大量のイボが噴き出てきた。
「分かりやすくて結構だ」
「任せろ! 纏めて吹き飛ばしてやる!」
これを只野、ここぞとばかりにバックパックから手榴弾MG50を取り出し、景気良い音で安全ピンを抜き投擲。 レバーが外れた球体は、イボの集まりの中心に落下。 接触信管が作動した刹那、爆発する。
爆風と飛び散る破片が四散すれば、漏れなくイボを全て吹き飛ばす。
「ふう! 気持ち良いいい!」
これを繰り返せば、その場から動けず触手を振り回すだけのネメシスは倒せそうだ。
だがネメシスは悪足掻き。 巨大な触手腕を伸ばし、レオンを掴んでしまう。
「ぐあっ!?」
「レオン! コイツ、無駄な足掻きを!」
只野、その大木のような腕に残弾を撃ち込み、レオンを放させようとする。
「フンッ!」
そんな当人は足で拳を開かせると、気合いで脱出。 そのまま腕を駆け上り、ネメシスの頭頂部に飛び移る。
「マジッスか! やったれレオン!」
そのパワープレイに目を白黒させつつ、もう特等席から眺める観客気分の只野。
レオン、期待に応えるように、頭頂部にある赤いイボに斧を振り下ろし、斬りまくる!
「うおおおおおッ!!」
ズバズバと斬りまくり、巨体のバランスが崩れるタイミングで飛び降りた。
ネメシスの巨体は力無く倒れ込む。 そんな瀕死のネメシスにトドメを刺すべく、レオンが近寄った。
最後の抵抗に、両腕それぞれがレオンの行く手を阻もうとするが、レオンは容赦なくレクイエム片手撃ち。 両腕がパァンと弾け飛ぶ。
「歩きながらマグナム片手撃ちで反動感じさせないってマ?」
只野のツッコミも今更感が漂う中。
レオンはネメシスの巨体、その頭部らしき肉塊の中心にレクイエムを向けた。
「これでもう、立ち上がれない」
そして響く、最後の銃声。
被弾したネメシスは大きく裂け、噴水のように血飛沫を上げると、レオンの言う通り動かなくなるのであった。
レオン、クルリとレクイエムを回して脇腹のホルスターに仕舞うと、思い出したように周囲を見回した。
「グレース……グレース! どこだ!」
「ここだ!」
「グレース!」
「……ああ、レオン」
「大丈夫、命に別状は無い。 その筈だ」
只野が先に倒れていたグレースを見つけるも、無意識に只野ではなくレオンだと口にする。 印象の差があるからね。 辛いだろうが仕方ないんだ。
だが只野は気にする余裕はない。 それはレオンもだ。 駆け寄りながら、今度は脱出路を探しつつ、シェリーに連絡を試みる。
「シェリー応答しろ! くそ、駄目か……とにかく、ここから出るぞ。 さあ行くぞ」
そう言って抱き起こす間も周囲を見やる。
戦闘の余波で瓦礫が更に降り注ぐ中、壁際を囲むように配置された灯りが火花を散らし点滅していく。
グレースは察する。
「もう出口は無い」
「ああ。 だが傍を離れない」
そう言って、グレースの横に座るレオン。
只野は雰囲気を感じて、最期は邪魔にならないよう、そして生き汚く出口は本当に無いのか、悪足掻きをするように周囲の瓦礫を登る。
「ここで一緒にいるよ」
灯りが1つ、また1つと火花と共に消えていく。
暗くなっていく空間。 取り残された男女3人。
只野は場違い感を味わいつつ、ここで死んだら死に戻るのか、本当に終われるのか、だとしたらこんな最期で良いものかと不安が渦巻く。
そして最後の灯りが落ち、真に暗闇に落ちる。
「もうここまでね」
グレースが諦観した……その瞬間。
パッと天井から強い光が差し込んだ。
「ッ!」「うっ!」「なんだ?」
三者三様、眩しさに思わず目を覆う。
目を細めて視界をこじ開けると、ロープが何本も垂れ下がってきて、武装した兵士達が降りてくる。
ヘルメットには4眼ゴーグルなど様々、胴体にはタクティカルベスト、しかし野生的なコートを羽織り、ズボンは青のジーパンなラフな格好。
武装は木製ストックの小銃。 EDF製のオーキッドか。 そんな彼らは慣れた動きで着地、銃を構えて周囲を警戒する。
それはレオンも同様。 いつでも銃を抜けるよう、レクイエムに手をかける。
只野は相手に心当たりがあるも、ハッキリするまでは瓦礫を遮蔽物とし、銃口を外さない。
「レオン・ケネディだな?」
中央に降り立った1人が声をかけた。
此方を知っているようだが、レオンは警戒。
「そっちが誰かによるね」
「アルファ、聞こえるか……ああ無事だ、確保した……了解」
通信越し、会話をしながらレオンに近付く兵士。
目の前でしゃがみ込むと、改めて話しかける。
「ケネディ。 クリスから伝言だ」
クリス……クリス・レッドフィールド。
となれば彼らは予想通り、クリスの部隊。
ハウンドウルフ隊であった。
「なんだよ、俺には伝言は無いのかい?」
只野、瓦礫に隠れたまま言葉を投げた。
周囲の兵士達は肩を竦める。
「何を言おうが言わなかろうが、アンタは渦中にいるものだろう、ジン・タダノ准尉」
今度は只野が肩を竦める番になるのだった。
後書き
ムービー中、マグナムを片手撃ちして反動を感じさせないレオン…
今回、謎の犯罪組織コネクションが浮上。政府とグルでアンブレラに罪を被せ、自分達はその技術を奪いBOWビジネスに手を染めていたという話でしたね
スペンサーの贖罪の意識は、どこまで信用して良いのか分かりませんが、抗ウィルス薬であるエルピスに問題がなく、これを量産できればバイオテロを鎮静化へ持っていけるかも知れないという希望が残りました
最もネメシスやプラーガとした寄生体、特異菌まで効果があるかは不明。バイオテロは直ぐには無くならない可能性が高い…?
続編が作られるとしたら何年後か。その時、私は生きているのか。生きていたとして、小説を書ける状態なのか。リアル不安は色々ある中…
DLCが来たら、それを書くかも?
でも現状はここまでですかね…次回、エピローグ書いて終わりかも
謎が残りますが、原作側や作者のリアル事情もあり、ここら辺が閉め時か
終わったら違う小説を書くかも。放置しているものもありますからね…