バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
アシュフォード家滅ぶべし。
アレクシアをブッ倒す(今ココ)

大晦日に我は何して(ry。


16.アレクシア

アレクシアと対峙したクレア達だったが、相手の攻撃に驚愕する。 只野を除いて。

アレクシアは自らの血を飛び散らしたと思えば空気に触れたのを切欠に、なんと発火。 忽ち辺りは火の海に。

それだけではない。

アレクシアを中心に巨大植物のツタ……というより触手が何本も蠢き、時々薙ぎ払い攻撃や突き刺し攻撃を仕掛けてくるのだ。

 

 

「あら。 こんな事も出来る。 ふふふっ」

「おいおい、マジでヤベェ女だな!」

「可愛い方さ」

「あら余裕そうね。 ならもっと付き合って」

「断る。 お前の実験はツマランのでな」

「なんですって?」

「クレア、スティーブ! 触手を撃て!」

「分かった!」「任せろ!」

「カルロス援護!」

「おう!」

 

 

触手を撃ちまくり、ある程度無力化させる。

続け様に只野とカルロスはアレクシアを撃ちまくる。 ロケランを使うには、まだ惜しい。

スレンダーで魅力的な裸体に、只野達は情け容赦なく無数の弾丸を叩き込む。 普通ならバラバラ死体になって余りある威力だったが、なんと彼女は弾痕を残し、膝をつくばかりで綺麗な姿のままだった。

 

 

「軽量弾だからな」

「だが至近弾だぞ。 マジ化物だな」

「ふふふ……ちょっと酷いんじゃない?」

「そう言う割に元気そうで」

「貴方、只野と言うのね。 次はツマラナイなんて言わせないわ」

 

 

そう言うや、更なる変異を見せる。

体が触手に巻き取られ、やがてひとつの個体となり、大型化。 進化しているのだ。

本人の人間部分は最上部に鎮座するも、カマキリの腕の様なのが何本も生え気持ち悪い姿となった。

 

 

「うわ、気持ち悪リィ。 ヤダオメェ」

「どう? 貴方達のお陰で進化し……」

 

 

即座に大型ロケラン、ゴリアスD1をブッ放つ。

単発だがグラントより強力な砲弾を放てる。

ギリ安全距離だったが、何とかなった。 アレクシアは派手な爆炎に沈み、大きく弱る。

 

 

「話の途中で……行儀が悪過ぎてよ」

「実験体の話を聞く気は無いからな」

「実験体? 私が? 貴方の?」

「そうだよ。 まぁ化学式どうこうじゃないけどね、正確にはタイムアタックさ。 お前を如何に早く倒せるかのな」

「ふざけた実験ね。 でもクリア出来る?」

 

 

結局何だかんだ会話してしまったが、そうしている間に警報が鳴り響く。

アレクシアの後方のモニターが起動。

生前のアレクサンダーが写り、話が始まる。

 

 

『この警報はベロニカ計画が破壊的局面にある事を意味する』

「お父さま!?」

『1983年現在、娘のアレクシアは実験欲に溺れる余り、自らの体をも使った実験に手を染めてしまった。

その欲望は留まる事を知らず、やがて世界をも実験場とするだろう』

 

 

語り続ける間にも、アレクシアの真後にある機械がガチャガチャと動いている。

リニアランチャーだ。 充電を開始している。

 

 

『これは父として娘の為にしてやれる最後の事だ。 例えあなたがアンブレラの敵であっても、どうか娘を止めて欲しい』

「私とアルフレッドを生み出した割にはツマラナイ事を言う人だわ」

 

 

父の言葉を吐き捨てるアレクシア。

俺は弾切れのゴリアスをポイ捨て。

一方、スティーブ君はガチギレ。

 

 

「自分の親父だろうが!」

「スティーブ、落ち着いて!」

「あら、貴方は父が大切だったのかしら?」

「……ああ。 どうしようもねぇ奴だったけど、少なくとも今の俺がいるのは親父のお陰だ!」

「……スティーブ」

 

 

強くなったわね、とクレア。

でもね。 現場はそれどころじゃないの。

今なんてね、無防備な2人を襲う新触手を撃ち払うのに忙しいの。

 

 

「分かったから手伝ってクレイジー!」

「激しく同意だな! これだから若者は!」

「2人も若いでしょ!」

「みんな若いだろ!」

 

 

意味不明な会話をしつつ、戦闘再開。

ゴリアスは駄目になった。 残るはカルロスのグレランUM1。 あと俺のT5手榴弾。

俺が触手を撃ち切り、隙を突いてカルロスがUM1を全弾連続で撃ちまくる。

爆炎が再びアレクシアを包み込むが、傷が再生して追い込めない。

 

 

「嘘でしょ、再生してる!」

「ここまでタフなのかよ!」

 

 

クレアとカルロスが焦る。

やはり旧式じゃ限界か。 やはり奥の武器だな。

 

 

「リニアランチャーを使うぞ!」

「えっ?」

「奥にある武器! それしかない!」

 

 

四角い大型ロケラン風なリニアランチャー。

強烈な電気玉的なのを発射する武器で、威力は凄まじい。

ベロニカで強くなったアレクシアといえども、この威力には耐え切れないのだ。 それを用意出来た父アレクサンダーは凄いと思うの。

 

 

「でも奴の背後で取りに行けないわ!」

「カルロス、クレア、スティーブ! 俺が取りに行くから援護してくれ!」

「無茶をする!」

「全くだぜ!」

「EDFはそんな集まりさ!」

 

 

全員がアレクシアに一斉射撃を始めたのを尻目に、俺は全力疾走でリニアに手を伸ばす。

寸前、触手が薙ぎ払ってきたが、ローリング回避。 周回プレイ者舐めるなよ。

 

 

「覚悟、アレクシア!」

 

 

トリガーを引けばドキュンッ、と電撃玉が飛んでいく。 弾速は速くないが、アレクシアに見事命中させた。

 

 

「きゃあああっ!!」

 

 

ビリビリと全身を痺れさせ、悶えるアレクシア。

だがまだなのを知っている。

 

 

「まだだ! 最後まで油断するな!」

「ええ!」「おう」「だよな!」

 

 

そして予想通り、いや。

記憶通りアレクシアはまだ生きていた。

今度は人間の部分だけが跳び上がり……トンボの様な尻尾、羽で飛行し始めた。

 

 

「キャハハ!」

「まだ生きてる!」

「知ってた。 各自、狙い撃つな! 弾幕を張って擦り傷を負わせ消耗させて!」

「今の聞いたな? やるぞ!」

 

 

高速飛行だ。 余程自信が無いと狙い撃ちは難しい。 ブルージャケットなら出来るかな?

とにかく、今は今だ。

こちとら連射性能と装弾数が高められたM2改修型アサルトライフルよ!

俺は素早く持ち替え、残弾の限り撃ちまくる。

皆も倣う様にアレクシアのいる空間に弾丸をばら撒いていく。

 

 

「うおおおおおおっ、EDFッッ!!」

「EDFッ! EDFッ!」

「うぐっ、小癪な真似を……ッ!」

 

 

流石に何発も被弾し、鈍るアレクシア。

そこをすかさずリニアを構え、再度撃つ。

 

 

「実験終了だ、アレクシア!」

「ギャァアアアッ!!」

 

 

放たれた電撃は再び命中。

アレクシアは爆発四散。 今度こそ終了した。

 

 

『自爆シーケンス進行中。 職員は───』

「また"お約束"かよ!」

「休む暇はないな。 とにかく脱出だ」

 

 

結局クリスは間に合わなかったか。

まぁ良い。 EDFが回収したならば、近いうちにクレアも会える。

今は今だ。 生きて帰るぞ。




ゴリアスD1
グラントより大型のロケットランチャー。
単発だが威力が大きい。
後継が開発されており、旧式化が進んでいる。

皆様、良いお年を。
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