深く考えてませんので、ツッコミどころも多くあると思いますが、生暖かい目で読んで頂けると幸いです。
……場合により削除(殴。
1.始まり
巨大製薬企業アンブレラ。
アメリカでその名を知らぬ者はいない位に有名である大企業。
その裏では私兵を使い暗殺やウィルス、生物兵器の開発をしている等、闇の深い企業でもある。
そんなアンブレラの闇。
金と権力の傘で世間からは隠し続けていたが、t-ウィルス漏洩を起こし、アメリカ中西部に位置するラクーンシティ全域が生物災害に見舞われる。
瞬く間に街は大量のゾンビと化物で埋め尽くされ、事態を重く見た合衆国政府は戒厳令を引き、街を閉鎖。
この時、世界規模の軍事組織である全地球防衛機構軍も介入し、現地州軍と共に事態収束を図る。
一方、元凶であるアンブレラは自社により引き起こされた大災害にも関わらず、余裕の態度で事に当たっていた。
現地に民間人救出を任務とした部隊を送り込んではいたが、それは世間アピールや生物兵器相手に武装集団が何処まで戦えるかの実験目的に過ぎないもの。
……だったのだが。
「EDFが大量の感染者を駆逐してます!」
「馬鹿な馬鹿な馬鹿な!?」
「奴らはどれだけの兵器と弾薬を?」
「滅菌作戦どうすっぺ、シモンズ氏」
「……権威失墜は避けろ」
「おけまる」
タイムパラドックスを越えたEDFだ。
何処でも上手くやると信じたい……。
■1998年9月 ラクーンシティ■
「───間も無くラクーン上空!」
輸送ヘリで眠りこけていたところ、隊長の声で目が覚める。
狭い機内に詰めるレンジャーの先輩達。 そんな機体が複数並んで飛行中。
喧しいローター音に包まれている内に慣れたと思っていたが、無線越しの声は直接鼓膜に響いて仕方ない。 それも何度目の事か。
ああ、最後は何で死んだんだっけかな……。
「既に味方部隊が戦闘中。 ゾンビだの化物だのが跋扈する地獄と化した街でだ」
「で、市警は壊滅。 民間人救出に向かったアンブレラ傭兵部隊U.B.C.S.も」
「そうだ。 随分と慣れてるな、"新兵"」
「"予習"を散々やりまして」
「郊外、アークレイでか」
「そんな所です」
それも何度やったか。
タイムリープは、いつからか数えてない。
「EDFは事態を重く見て介入を決定。 こうして向かっている訳だが、頼りにしてるぞ只野二等兵」
「了解」
ヘリの外から火の色が入り込む。
街の火災が夜空を照らす。
「ひでぇ状況だ」
隊員の誰かがボヤく。
大丈夫。 この後はもっと酷い。
その火は業火というには生易しい。
俺は知っている。 ゾンビに囲まれて死んだり、滅菌作戦で街ごと消されたから。
「降下ポイント!」
「GO GO GOーッ!」
ヘリからロープなしで飛び降りる。
早速群れるゾンビ。 混ざる変異種。
レーダーを埋め尽くす敵の数。
また始まった。 腐った面は少々飽きたが、付き合うしかない。
「なっ、コイツら撃っても倒れない!?」
「人間だったら、とっくに死んでるぞ!」
こうなるから、伝える他ない。
俺だけで生き延びるのは不可能だ。
「頭だ! 頭を狙え!」
弱点を叫ぶ。 様式美の如く。
「何故分かる!?」
「アークレイで!」
適当に言う。
嘘ではないが、何度か死んで辿り着いた答えだ。
「成る程、皆聞いたな! 頭が弱点だ!」
撃ち進める隊員達。
俺も倣って駆逐していく。
先ず此処はいつも通りだ。
後はレオンとクレアと合流、援護しつつ頃合いを見て離脱。
S.T.A.R.S.隊員ジルとU.B.C.S.の生き残りカルロスと合流し、そのまま脱出を目指す。
他の隊員は持前の武器で何とかするから良い。
「出来ればラクーン事件は起こしたくなかったけどな。 10万以上の犠牲者が出るし。
でもなぁ、漏洩の切欠になるGウィルス強奪を防ごうにもU.S.S.が、特にハンクがマジ死神過ぎて無理ゲーなんだよ畜生。
こちとら万年二等兵だぞ、加減しろよ。 何度も何度も首コキしやがってあの野郎。
バーキンもバーキンで変異しやがって……俺の苗床ENDもトラウマ過ぎる。 植え付けんなよ、誰得だよ糞が」
文句言いつつ、トリガーを引き続ける。
腐る程いるゾンビを手慣れた動作で片付けつつ、また記憶を頼りに状況を進めたのだった。
場合により削除(殴。
只野 仁 二等兵
主人公。 EDF隊員でレンジャー。
何故かタイムリープ中。 それも死に戻りっぽい。
EDF6と似て非なる過去飛びである。
PA-11
初期装備のアサルトライフル。 "壊れてない方"。
ゲームでは怪物、ドローン相手にもダメージを与えられる事から相当な威力がありそうなモノだが……この時点ではゾンビを四散させるには至ってない。 改修型に期待。
開発・採用西暦年数は気にしてはいけない(殴。