バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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謎解きやゲーム要素を真摯にやるとEDFではないので無双します(思考放棄)。
EDFのネームド兵士の登場は控えてバイオのキャラを重視するべきかと思いつつ……。
そんな中でもバイオ出来れば良いな(願望。

ロバート・ケンドを助けます。

時系列や設定や演出上、REネタとゴッチャ等、間違いもあると思いますが、生暖かい目で見守って下さい。


2.鉄砲店へ

ゾンビ呻く夜のラクーン。

紛れて響いていた銃声と爆音も、いつの間にか聞こえなくなり絶望が支配する地獄の街に変貌……と思ったら響き始める威勢の良い声と銃声。

 

全地球防衛機構軍、EDFの参入!

 

EDF本部は現場の状況報告を真摯に受け止め、より強力な戦力を投入。 どこぞの市警や傭兵部隊との格の違いを見せ付ける。

輸送機ノーブル隊がコンバットフレーム ニクスA型やB型、レッドボディを投入し、併せて銃火器弾薬満載コンテナも投下された。

 

旧式とはいえ、かつて地球外知的生命体とやり合えるだけの力を有する兵器群は瞬く間に化物退治に一役も二役も買っていく。

 

 

「火力の違いを見せてやる!」

「汚物は消毒だーッ!」

「警察署と病院を目指せ!」

「時計塔も確保しろ!」

 

 

耐久性の高いゾンビといえど、EDFの持つ大口径、大火力を前にはミンチより酷いナニかになるしかない。

ましてやニクスの装甲は堅牢だ。 ゾンビの歯なんて立つ筈もなく、群れに孤立しようと関係ない。

 

ゾンビ程度ではニクスは止められない。

流石ニクスだ、何ともないぜ。

 

そんな様を近くの建物から見た少女、シェリーは狼狽える。

 

 

「なにアレ……」

 

 

と呟くも、シェリーはそのまま逃げ隠れする事にした。

保護を求めるにも、母親を探してくれるか分からない。 何より自身を追い回している、Gウィルスで変態化した父親から逃げなければならない。 あとタイラントとかいうハゲ。 狂人署長もヤバいが……。

 

 

「シェリィイイイイイッ!!」

「ッ!」

 

 

化物と化した変態親父の声に恐怖し、それでも母親の勤務先である地下研究所方面へと身を投じていく。

後に新人警察官レオンとSTARS隊員クリスの妹、クレアに保護されるまで1人で頑張る事になる。

 

一方、EDF隊員、只野二等兵も奔走。

 

 

「Gで変異したウィリアム・バーキンもヤバいんだけど、Gの回収や生存者殺害でやって来るタイラントも面倒なんだよ。 6体くらい投下されてんだっけか?

他にもアンブレラが実験目的で投入した生物兵器や変異体も数えればキリがないが。

エイダは良いとして、U.B.C.S.監視員ニコライの注目も避けたい。 でも1番嫌だったのは脱出直前にハンクとカチ会って処刑される事だ。

脱出ルートとタイミングに気を付けねば……クリア直前で首コキとかガチギレだったね、あの死神マジ死神」

 

 

独り言ばかりの只野二等兵。

事情を知らない者からしたら、状況に発狂した哀れな新兵だが、本人は正気だ。

逆に何度も死んでおいて正気なのが変だった。

 

本当はとっくの昔に狂っているのかも知れない。

 

 

 

 

 

■ラクーンシティ 警察署■

 

 

 

 

 

続々と到着するEDF隊員。

大きく三手に分かれた。

生存者を求めて警察署をルート1。

事態の把握を求めて病院がルート2。

拠点・監視目的で時計塔がルート3。

 

俺はルート1、警察署へ。

道中コンバットフレームに守られながら、何とか到着を果たす。

 

で、ここで注意。

ニクスはデカいので屋内戦に持ち込めない。

残当。

いればタイラントだろうとG最終形態だろうと頼もしいのに。 まぁ、陣地確保用で外で警備するのは大切だから仕方ないとする。

その意味では、S.T.A.R.S.隊員を抹殺すべく外回り中のネメシスには使えるか。

運が良ければビビリのS.T.A.R.S.隊員ブラッドも助けられるかも知れない。

 

 

「先にルート2に行くと、ジルとカルロスに会えないんだよな。 ルート3だとタワーディフェンスになる。

命大事に作戦でいくと、ルート3なんだけど、それだと他の主要メンバーとの接点が無くなるから嫌だ。

将来を考えると、出来る限り皆で脱出安定」

 

 

ブツブツ言いながら、署内の警官ゾンビの頭を吹き飛ばしてエントランス制圧。

時を同じくして重症警官、マービン・ブラナーを先輩達が保護。 暫くは安全だ。

 

 

「ルームクリア!」

「アンタらは……」

「EDFだ。 助けに来た、もう大丈夫だ」

「衛生兵! こっちだ!」

「……世界規模の軍隊、か。 この惨劇だ、動いても何ら変じゃないな……」

「無理に喋るんじゃない」

 

 

といっても、ワクチンが無いとゾンビ化しちゃうんだけどね。

病院行けば手段があるんだけど、アレもコレも欲張ると手が回らない。

なのでルート2の先輩達に連絡する。

 

 

「此方ルート1、只野二等兵。 署内のエントランス確保。

重傷の警官1名保護。 其方にあるワクチンを出来る限り用意してコッチに寄越して欲しいんですが。

じゃないとゾンビになっちゃうんで」

『(銃声)掃除が終わったらな!』

「なる早で」

『了』

 

 

無線が切れたので、さっさと行動再開。

残念ながらこの時点で警官は殆ど死んでいるので、見かけたら撃って確かめましょう(外道)。

 

でも真面目な話、生き残ってるのは初日から遅刻してる新人警官レオンと、サバイバーな奴ら位だと思う。

詳しくは知らん。 滅菌作戦絡みで余裕が無い。

だから撃つ必要があったんですね(迷推理)。

 

なおワクチンってホイホイ作れたら苦労しないだろ、とか思っているそこの貴方。

はい、俺も思ってます。 でも傭兵のカルロスが用意出来たんだからEDF隊員も出来て変じゃないだろ(暴論)。

 

 

「待て只野、何処いくんだ?」

 

 

隊長に止められた。

組織的に動いているのに、単独行動は危険だと。

 

 

「ガンショップのオーナー、ロバート・ケンドを助けます」

「知り合いか?」

「まぁ、そんなとこです」

「よせ。 気持ちは分かるが、街の状況を見ただろ、生きてるかも分からん」

 

 

生きてるんだよ。 俺は知っているんだ。

 

 

「俺たちEDFの任務は事態収束と生存者の救出です。 助けられるなら、助けたい」

「分かった……コイツを持ってけ」

 

 

そう言って投げ渡されるPA-11のカスタム、PA-11SLS。 場慣れした雰囲気を評価されてのプレゼント。

 

これでフラフラ揺れる頭狙いのストレスとオサラバ。 ありがたや。

 

いやぁ最初から欲しいんだけどね。

まだ新兵扱いだからか、最初からカスタムくれないんだよね。

 

で、そんなPA11-SLS。

低倍率スコープとレーザーサイト搭載。

他、内部のメカも弄られて調整されており、命中精度と威力が底上げされている。

これで胴体撃ちでも無力化が望める。

 

 

「死ぬんじゃないぞ」

「はっ! ありがとうございます!」

 

 

何だかんだ信用して送り出してくれた。

でも護衛はなし。 薄情である。

 

 

「さて。 ロバートは鉄砲店に立て篭ってる筈だ、行くか。 ゾンビに食われる前に」

 

 

更に言えば妻も死に、娘のエマはウィルスに感染していてゾンビ化しかけている絶望的状況。

助けても放置で銃自殺。

やっぱ助けないと(二度手間)。 洋館事件の生存者バリーの親友らしいし。

 

因みにロバートの兄はS.T.A.R.S.の使用するハンドガン、サムライエッジをカスタムしていたとか。

あいや、今は関係ないか。

 

娘へのワクチンは間に合えば間に合わす。

辛いだろうが、強く生きてけろ。

そして戦え。 夜明けは来る(道連れ)。

という訳で外に出たのだが。

 

 

「何処行く只野! 単独行動は危険だ!」

 

 

早速ニクスA型パイロットに絡まれた。

身を案じてくれるなら着いてきて欲しいところだが、正門前の守備を抜けるのは流石にマズい。

 

A型は軽装で装甲も厚くない。 その癖、機動性が良いとは言えない。

だが軽装といえど二足歩行ロボなニクス。

右手にニクス用の大口径マシンガン、左腕にロケット砲装備。

ただのゾンビ相手には無双して屍の山を瞬時に作れる。 少なくとも此処まではそうして来た。

更に言えばタイラントだの生物兵器も吹き飛ばして余りある。 ロケランブチかませば大抵何となる。 クリスやレオンを待たずしてドカンだ。

 

が、連れにするのは諦めて先に進む。

防衛は任せた。

 

 

「許可なら貰いました。 知り合いが立て篭ってる、助けに行きます」

「そうか……餌になるなよ!」

 

 

先程から死亡フラグを立てないで貰いたい。

まぁ、それでも生きるんだなコレが。 油断しなければ同じパターンを繰り返すだけだ。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

道中、SLSでゾンビの胴体撃ちしつつ前進。

ウボァと呻く連中をバタバタと倒しつつ道を確保していく。

 

 

「さすがEDF、1人でもこのチカラよ。 油断して何回も死んだ気がするけどな」

 

 

自画自賛と自虐を混ぜつつ目標へ。

 

初期モデルのPA-11より威力が高まっており、胴体を撃つだけでも無力化するに至る。

またEDF特有(?)の3桁マガジンから吐き出される弾幕は強力で、ゾンビの小規模な群れ程度なら1人でも何とか出来てしまう程だ。

 

 

「よし、ここまでもいつも通り」

 

 

やがて見えてきた鉄砲店。

無遠慮に入ると、早速挨拶とばかりにショットガンを突き付けられた。

ポンプアクション。

民間用に調整されたスローターシリーズだ。

 

 

「動くな!」

「人間です。 落ち着いてロバート」

「その声……只野か!」

「そうです。 EDF隊員の只野です」

 

 

知り合いだと確認出来るや、ホッと息を吐くオッサン、ロバート。

 

銃口を下げて、更に大きく息を吐く。

疲れ参ってる様子だ。 仕方ない。

 

 

「そうか……済まなかった」

「こんな状況です。 仕方ありません」

「そんなアンタは戦闘服だな、銃もPA-11カスタムのSLS……聞こえてくる声と銃声的にもEDFか……ラクーン市内に突入したのか?」

「そうなります」

「この惨状だしな。 何が起きてる?」

「下っ端二等兵に分かる訳ないでしょ」

 

 

本当は知ってるけど。

アンブレラのt-ウィルス漏洩事故(直球)。

 

 

「アークレイ駐屯地からか?」

「先遣隊は。 俺の部隊は別の基地から」

 

 

アークレイ駐屯地。

ラクーンシティ郊外、アークレイ山地の森を切り拓いて作られた小さなEDF駐屯地。

洋館事件まで俺が属していた場所。

本部の意味不明な間違いで、日本支部からアメリカ中西部のこの地に飛ばされた。

お陰様でひと足早く地獄を見る羽目に。

猟奇殺人事件、黄道特急事件、洋館事件の際は拠点となり此処と無線やり取りする事で解決と生還の助けとなった。

その後、関わった俺や他の隊員は別基地へ移動となった訳だ。 ゾンビの報告とか馬鹿正直に話して頭オカシイと思われてな。

因みにこのラクーン事件ではゾンビ犬……ケロベロスやウィルスで凶暴化した植物群により襲撃を受け早々に放棄、先遣隊除く隊員と庇護を求めてきた生存者はヘリで退却。

その後、滅菌作戦で街諸共吹き飛ぶので、これ以上の支援は期待出来ない。

このリスク回避の為に、わざと馬鹿正直発言して異動になったんですね(殴。

 

ただその前の洋館事件絡み時点では、調査に乗り出した市警の特殊部隊S.T.A.R.S.に協力する形となり、この時に隊員のレベッカやクリス、ジル、バリー、レベッカ達と出会い仲良くなっている。

あと後々新世界の神となると宣う厨二病を大爆発させてしまうウェスカーとも。 コイツとは仲良くしません(殺意)。

 

 

「俺の部隊は遅れてヘリボーン。 今も市内でゾン……暴徒連中とやり合ってます。

市警とアンブレラの私設部隊は早々に壊滅しましたが、ウチはまだ何とか」

「……そうか」

「で、俺はアンタを助けに来ました。 警察署を確保したので一緒に来て欲しい、頃合いを見て脱出ヘリが来る筈です」

 

 

絶望の中、下りてくる蜘蛛の糸。

生存者からすれば藁をも掴みたい希望になるかと思えば、ロバートは拒絶する。

 

 

「……残ってやらなきゃならない」

 

 

唯ならぬ雰囲気を醸し出し、扉の奥を見やる。

俺は聞かない。 理由を知っているから。

その扉の向こうには感染者となった娘。

まだ自我は残っているが、助からない。

 

普通なら。

 

最愛の家族が死に向かい、本人は生きる意味を失っている。 テコでも動きたくないでござる状態。

希望を持たせるには、可能性をチラチラ見せつけるんだよ(ゲス顔)。

 

 

「諦めちゃ駄目だ。 可能性はあります」

「俺だけなら、そうかもな……」

 

 

さあ。

バリーの好感度を上げる糧となるんだよッ!

(畜生妄言)

 

 

「感染した娘さんもだ」

「何故それを……いや、どういう事だ」

「こんな状況ですから予想はね……警察署にワクチンが届く予定です。 間に合うか分かりませんが、可能性はあるかと」

「信じろと?」

「はい。 娘さんを連れて行って投与すれば助かるかも知れません。 俺が道中援護します、さあ準備を」

 

 

顔色を変えるロバート。

動揺を隠せないのも無理はないが、動くなら一刻も惜しい。

 

ロバートは俺を信じて頷いた。

連れて来る様に言った事、知り合いという事で信じてくれた。

 

知らない状態で進めた周の時はね、信じて貰えず来てくれないんだよね。

畜生め(ブーメラン発言)!

 

 

「分かった、頼む」

「オーケー。 行こう」

 

 

ロバートはショットガンを背負い、虚な目をした娘を抱きしめ、俺の跡を追うように外に飛び出す。

俺は銃口を視線に合わせつつ、寄ってくる"手遅れ共"を容赦無く撃ち倒す。

 

さて、EDFの銃は強力だけど油断大敵。

何を取っても気を付けるのは、周囲への警戒を怠らない事だ。

 

ゾンビは数の暴力のみならず、閉所から飛び出す不意打ちまであるからね。

 

そういった咄嗟、閉所で長物を振り回すのは難しい。 判断が遅れたり、懐に潜られたら大変だ。

後々銃剣追加装備にする。 槍にもなれば咄嗟の格闘戦に使える。 武器と手段は多い方が良い。

 

 

「犬が!」

 

 

ロバートが追手に気付き声を荒げた。

背後からはゾンビ犬。 足が速く、走って逃げるのは無理である。 アンダーアシストがあれば別だが。

 

が、構うなと進ませる。

 

 

「大丈夫」

 

 

余裕を見せつつ、護衛して署まで走らす。

刹那、警察署屋上で閃光。 背後で肉が弾ける音。

 

 

『急げ』

 

 

短い無線が入った。

EDF狙撃部隊、ブルージャケットからだ。

対物狙撃銃KFF70による援護射撃だった。

ボルトアクションなので連射は効かないが、威力は凄まじい。

 

 

「ほらな」

「スナイパーか。 良く当てられたもんだ」

 

 

全くだ。

なんなら、アンチマテリアルを匍匐姿勢でなく走りながら、或いはジャンプして発砲、1km先の標的に命中させられる変態がEDFにはゴロゴロいる。

 

 

「とにかく中へ」

「ああ……もう少しだぞ、頑張れエマ……」

 

 

ロバートは腕に抱く愛娘を涙声で摩りながら、俺と共に署内に入って行く。

今までの経験からして、ワクチンは幾つか届いている筈だが……。

 

 

「只野か? 早かったな」

「それより抗ウィルス剤、ワクチンは?」

「丁度今届いた」

「早く!」

 

 

先輩が持ってきたのを、ひったくる様に受け取り即座にエマにブスリと刺す。

このタイミングや場所もね……死にゲーをリアルでやる苦痛よ。 記憶力は悪い方だから勘弁して欲しい。

 

 

「……只野、これで助かるのか?」

「すぐじゃないけど、安静にしていれば」

「……良かった。 ありがとう、ありがとう……」

 

 

などと泣いて感謝してるけど"遅刻"すると「助かるんじゃなかったのか!?」と責め立てられます。

いやー、キツイでしょ(苦笑)。

 

 

「目覚めるまで側にいてあげて。 後の事は他の人に聞いて下さい。 俺は他にも助けたい人達がいるから」

「分かった……気を付けてな……」

 

 

休む間も無く再び動き出す。

次は……あー、何だ。 アレだ。 ジルだ。

 

 

「レオン組は放置しても無事に署に辿り着くし」

 

 

俺1人じゃ救える者は少ない。

けれど先程の様に俺達はEDFだ。

 

助け合いながら仕事する。

EDFは仲間を見捨てないのだ。

(ただし全員助かると言ってない)




ロバート・ケンド
鉄砲店オーナー。 オリジナルだとゾンビに食われて死亡してしまう。
RE、ifを見るに、頑張れば助かりそう。 という訳で只野により助け出されました。
兄のジョウ・ケンドはS.T.A.R.S.用カスタムハンドガン「サムライエッジ」を手掛けた。
モブな奴から始まったけど、只野も"ただの"兵士だから(謎)。

銃火器について
EDFがいるので、EDFの銃メイン。
ハンドガン等、一部はバイオ基準。
(曖昧)
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