バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
軍曹チーム登場。


29.援軍

テラグリジア・パニック発生時、最初に対応したのは現地警察と警備員に扮装したEDF隊員。

押し寄せるハンターを相手に発砲、交戦。

その後、対バイオテロ組織FBC参入。

前線から最も離れたビル内部に指令部を設置。

規模は小さいが、同じ対組織BSAAもオブザーバーとして参加。 オブライエン代表が現地入りし、他の隊員も参戦。

 

だが事態は悪化の一途を辿り、被害は拡大。

とうとうハンターの群れが指令部に迫るという時、EDF増援部隊が間に合った。

 

 

「よう兄弟。 無事か?」

 

 

フェンサー部隊がFG7ハンドガトリングといった通常歩兵は携行不可能な重量・大型兵器を扱い群れを一掃。

空飛ぶウィングダイバー隊も到着。

空中から一方的にサンダーボウガンやレイピアで駆逐していく。

 

 

「敵はハンタータイプのみです!」

「なら空飛ぶ我々の敵ではない。 踊り明かせ」

「イエッサー!」

 

 

また見えない所では上層部が戦う。

この事態好転を機にレギア・ソリス使用中止を打診していく上層部。

 

 

「エアレイダー到着」

「基本兵科が揃ったか」

「砲兵隊も海越しに展開完了」

「KM6スクランブル発進!」

「空軍、海軍も準備ヨシ」

「サブマリン、潜水母艦、支援可能領域到達」

「ヘリ部隊は高度と距離に気を付けろ」

「豪華客船が近くに航行中……警告を……」

「ビル屋上に狙撃部隊を展開」

「EDFよりFBCへ。 レギア・ソリスとは別にサテライトW1、更に別の機密衛星兵器照射の準備がありますが?」

「此方EDF広報です! EDFはハンターの群れに対抗、駆除に成功しつつあります!

事態は好転しています! ご安心を!」

「ここでテラグリジアからEDFに救出された少女及び家族にインタビューを……」

「「EDF! EDF!」」

 

 

現場のみならず世論も味方につける様にし、敵であろうFBC……モルガンを揺さぶる。

 

 

「世界の軍隊EDF……小癪な真似を」

「おやおや、どうしましたかモルガン長官殿?」

「オブライエン君。 愚昧な大衆を満足させて正解か? 眼前の脅威に気付かせるべきだ」

「ええ、それはそうかも知れません。 ですが陽の光で焼き尽くすのは早計かと」

「……EDFは大きな間違いを犯しているぞ」

「それは本人達に聞いてみては?」

 

 

指令部に入っていくEDF隊員。

軽く敬礼しては、即時行動に移す。

その中には当然、只野も含まれた。

 

こうしてEDFの反撃が始まった。

戦いは始まったばかりである。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

「新鋭戦闘服に着替えたな?」

「似合ってるぞ」

「馬子にも衣装って奴だな」

「期待してるぞ"新兵"」

 

 

言いたい放題の軍曹チーム。

だけど緊張が解れる。 やはり良い奴らだ。

 

そんなチームリーダー、軍曹が指示を出す。

 

 

「先ずビル屋上に向かえ。 狙撃部隊ブルージャケット、ハンマーズの隊員が何名かいる。

彼等から狙撃銃を貰い、指令部周辺に近付くハンターを撃て。

俺達は地上に戻り民間人救助に入る」

「了解。 善処します」

 

 

敬礼後、指令部を一瞥。

FBC長官モルガンとBSAA代表オブライエン。

近くに彼等の隊員らがいる。

中には知っている顔も。 向こうは"まだ"知らないだろうけど、俺は知っている。

FBC隊員のパーカーと相棒のジェシカ。

それと新人のレイモンド。

後に絡む面子だ。

 

皆して此方に注目したが、ここは戦場。

彼等もプロだ、事態を把握して任務に戻る。

 

俺も動かねば。

ビル内部のエレベーターを使用し、屋上へ。

 

既に際を囲む様に何人もの青色戦闘服が。

狙撃部隊ブルージャケットだ。

 

 

「奴らを見たら撃て。 民間人には当てるなよ」

 

 

リーダーらしき隊員に駆け寄り敬礼。

指示された事を伝えて、状況に備える。

 

 

「軍曹からの指示で、狙撃に参加します」

「軍曹が? 万年二等兵のお前に?」

「はい」

 

 

お黙り! 心の中で叫んでおく。

 

 

「狙撃に自信は?」

「ある、と答えます」

「よし。 ならコイツで奴らを撃て」

 

 

そう言われて、渡されるはイーグルG2。

かなりデカい銃だ。 屋内じゃ間違いなく邪魔者。

他の隊員はKFFなのになぁ。

邪魔者は俺ですか、そうですか。

 

 

「専用スコープ、鷹の目を持つ銃だ」

「なるほど?」

「ここから都市全体を見渡し、ハンターを倒せ」

「やってみます」

「新たな指示があるまで、そうしてるんだ」

「了解」

 

 

初日は乗り切れそうだ。

安全圏にいる分には万歳だよ。

後々が面倒だなぁと憂鬱になるけど。

 

 

「EDF!」

 

 

取り敢えず高倍率スコープ越し。

映るハンターの頭を吹き飛ばした。

初弾上々。 全弾こうだと良いのにね。




イーグルG2
長銃身スナイパーライフル・イーグル。
セミオートマチック。
G1の後継で装填機構が改良され、連射速度が向上している。
高い精度を持ち、遠距離の敵を正確に狙い撃つ事が可能。 射程距離も非常に長い。
射程を活かす為、専用に開発された高性能スコープ搭載。
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