バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
EDF増援、展開
只野、狙撃


30.新人同士

EDFはFBCを揺さぶった。

いや。 世界を揺さぶった。

 

只野がラクーン事件後に言っていた未来で起き得る情報を元にして。

 

世界規模の軍隊EDFは、その力を遺憾無く発揮。

世界に支部と前線基地を置いているから、情報部や本部の指示で人員を即時動かし現場に派遣。

先ず今現在発生しているテラグリジア・パニックの首謀者モルガンとテロ組織ヴェルトロを捕まえる為に証拠集め。

数隻ある豪華客船に設けられた極秘研究施設、それらで開発されたであろうt-アビスの調査、及び決定的証拠を所持しているテロリーダーのジャック・ノーマンの逮捕を試みる。

 

が、しかし。

既に船内はバイオハザード。

テラグリジアに戦力を割いていた間の悪さもあり、本格的な調査は出来ず。

 

FBC長官モルガンも、証拠隠滅を図るにもEDFに邪魔をされ、上手くいかない。

 

一方、BSAA代表オブライエンはEDFの動きとFBC長官モルガンの不審な動きを察知。

言葉に出さず思考、推理し、状況を把握。

 

 

「お互い上手くいかないモノですな?」

「何の事かね、オブライエン君」

「いえ、お気になさらず……あー、EDF総司令部参謀に繋いでくれ。 ちょいと確認したい事があるのでね」

 

 

こうして事態は進む。

上層部も戦い、現場でも戦う。

EDFの苦労は今に始まらない。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

「疲れた」

 

 

目が。 スコープ越し、延々と屋上で狙撃。

集中力も試されるし、ミスって民間人を撃つのだけは絶対に避けたいし。

 

 

「只野、狙撃ポイントを変更」

 

 

ソレを察してか、隊長が指示を出す。

俺に新たな銃、ターミガンHAZを渡して。

アサルトライフル並みか、それより銃身が短い狙撃銃でセミオート式。

それでいて有効射程距離、威力、精度はイーグルより上。 倍率は一般的だが、最終形なだけあり凄まじい火力持ち。

 

 

「わぉ、二等兵の俺に最終形。 で、何処行けと」

「自分で探せ」

 

 

俺は忙しいとばかりに放置プレイ。

やっぱ専属狙撃手じゃないからかなぁ、疎外感。

 

 

「まぁ良いさ。 この銃身なら室内でも何とか」

 

 

俺は指令部ビルを後にしようと動く。

1度指令室に入り、弾薬と医療品を確認だ。

 

そう思いつつビル内移動。

外からの銃声が室内にも響く中、FBC隊員に声を掛けられた。 新人隊員レイモンドだ。

状況等からFBC長官モルガンを途中から怪しんで、先輩のパーカーに言ったりするのだが、逼迫した現場では聞く暇もなく、スルーされてしまうカワイソラス隊員。

EDF未介入、この時点までは、な。

 

 

「待ってくれ。 アンタ、EDFだろ」

「そう言う君は新人レイモンド君じゃないか。 いやぁ怪我してないし、相変わらず特徴的な髪色で何よりだ」

「急に何だ? 何処かで会ったか? いや、それよりもこの状況だ。 いくらEDFとはいえ対応が早い。 それに加えてFBCも……」

「分かるわー、スゲェ怪しいよな!」

 

 

同意し、馴れ馴れしく肩を叩いて笑う。

レイモンド君、動揺しつつ頷く。

 

 

「あ、ああ……そうだ。 何か知っているか」

「EDFの"特殊"探知機でね、カバーしたの」

 

 

特殊。 そう特殊な、ね。

具体的には限定的ながら未来予知出来る奴。

そう。 俺です。 言わんけど。

 

 

「は? 歩兵用レーダーの話は知ってるが」

「でもFBCはどうかな。 探知機はEDFの数ある機密の1つだ、それを他組織まで持ってるとは思えないんだよなぁ」

「つまりは……」

「まぁ予想通りじゃない? EDFとBSAAも勘づいてるさ、何とかなる」

「そうだと良いが」

「ほら、今は互いに持ち場に行くんだ。 先輩に現場の鉄則云々叱られるぞ?」

 

 

具体的にはパーカーって隊員。

あと相棒のジェシカは……まぁどうかな。

 

 

「ッ、そうだな。 まだ多くの民間人が助けを待っている。 そうでないエリアもBOWの駆除を進めないと」

「その通り。 良い顔だ、互いに頑張ろう」

「ああ」

「死ぬなよ"新人"」

「お互い様だろ?」

 

 

そう互いに薄笑いして、現場へ出撃。

俺もこのまま装備を整えて外へ向かう。

 

 

「レイモンド。 出来ればスパイには……どういう考えでそうなったんだか。

ジェシカも……レイチェルは純粋に助けたい」

 

 

未来への想いを、今どうこうしても仕方ないと振り払いながら前へ進む他ない。

 

 

「だけどさEDF、早めに動いていて。 マジで」

 

 

祈りつつ、大通り。

レーダーを参考に索敵、連中を狙い易いビルを探り屋上へ。

 

再び構え直すと、スコープ越しに撃ちまくる。

精度が高い。 バンバン当たる。

落下計算だの、面倒を考えず済む程に。

いつもこうなら良いのに。

 

 

「まぁ距離が近いからな」

 

 

専属狙撃部隊じゃなくてもヤれるのだ。

その意味で、あの隊長はこんな高性能狙撃銃を渡してくれたのかも。

それとも意図か。 高級品渡して厄介払い?

いや高く付き過ぎ。 二等兵1人に。

それだったらジェシカにバーで全種類奢る方が安い。 たぶんな。

 

 

「取り敢えず無くさない様にしなきゃな」

 

 

今の給金でコレ、弁償無理ゲーだろうし。




ターミガンHAZ
ターミガン型セミオートマチックスナイパーライフル最終形。 セミオート式でありながら精度が非常に高い。
ボルトアクション式と異なり、1発ごとに手動で装填をする必要がない。 そのため目標に集中し易い。

小刻みに。 でも状況進めないとなぁ……。
リアルハザードなので、突然更新が止まったらすみません。
これも何度目か(殴。
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