バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
EDF調査開始。
レイモンドと会話。
また狙撃。


31.パーカーとジェシカ

EDFの活躍により、海上都市テラグリジア前線は押し上げ。 持ち直す事に成功。

この報を受けた世論と国連は太陽光集積システムのレギア・ソリスによる滅却を承認するのを渋る。

結果、近海にいる豪華客船……ヴェルトロの拠点を含む証拠隠滅のタイムリミットを延ばす事に成功。 その間にEDFは調査行動開始。

 

特に今回のバイオテロを起こしたヴェルトロが拠点として使用する3隻の豪華客船を海軍が拿捕。 船内に乗り込み調査を試みる。

他拠点と思われる場所……雪山等には偵察部隊スカウトが調査に向かう。

 

とにかく新型ウィルスt-アビス散布阻止。

都市にいるBOWは駆除する他ないが、ウィルス拡散だけは阻止しなければならない。

陸地のみならず母なる海、海洋汚染という恐ろしい経路を辿れるのだからヤバい。

 

なので船内にあるウィルスを中和、滅却処理を成る早で済ませたいところ。

 

残念ながら船内はモルガンが早々に証拠隠滅を図り、意図的にバイオハザード状態。 研究員やヴェルトロの構成員等は死亡、またはウーズと呼ばれる化物になり口封じをされてしまっていた。

だが証拠はソレだけで消えやしない。

何とか感染者の群れを掻い潜り、探りを入れる。

今はテラグリジアに戦力を割いており本格調査は出来ないが、解決は時間の問題だ。

特に只野の言葉が真実ならば、テロリーダーのノーマンが確実な証拠を所持しているのだから。

 

大戦では毒霧を撒く魚人との戦いをも繰り広げたEDFだが、ウィルスという敵そのものは銃弾のみでは解決出来ない。

だからこそ、ウィルスを積む船を沈める訳にもいかず追跡、周辺海域封鎖に留める。

 

他に黒幕であるFBC長官モルガンをバイオテロ共謀容疑で捜査。 裏でコソコソしてるので尻尾を何とか掴まねば。

もし証拠隠滅に躍起になりノコノコ出て来たら、首根っこ引っ張り陽の元に引き摺り出す腹だ。

 

 

「というのがEDFの現状だ。 他にもあるがね」

 

 

EDF総司令部参謀とBSAA代表オブライエンは極秘回線にて話し合う。

 

 

「あー、成る程。 BSAAも協力しましょう」

「方法は任す。 だが、くれぐれも気取られるな。

踏み違えば、この星は汚染される。 かつての大戦より酷い惨状は御免だ」

「えぇ。 十二分に気を付けますので」

 

 

正史(?)では早期解決とはならないが、この世界線ではどうなるのか。

EDFは知っている。 未来は変わる事を。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

前線押し上げに伴い、防衛線が再構築。

武装車両グレイプで大通りを封鎖、フェンサー部隊が大盾を構えつつガトリングを構えアイアンウォールの構え。

その際の作業任務に従事している所、協力中のFBC隊員に声を掛けられた。 パーカーだ。 相棒のジェシカもいる。

パーカーの格好は分かるが、ジェシカはオペレーターというか、内勤風な格好。

ヒール履いて行動してるし。 いやまぁ任す。 俺がどうこう言うモノじゃない。

 

 

「で、アンタが新人の言ってた只野か」

「ええ、逆に貴方達は先輩ッスか」

 

 

初めてあった風を装い、会話に合わす。

いや彼等からすれば"初めて"だ。

俺にとっては違うだけで。

 

 

「そうなるな。 レイモンドが世話になった」

「いや、少し会話した程度ですが」

「それでもだ。 アイツは青臭い正義感が残ってるが、現場の現実を、アンタを見て少しは見習った様子でな」

 

 

俺に見習う要素があるんですかね?

万年二等兵ですよ?

 

 

「しっかしEDFは大したものだ。 FBCが苦労していたのを、こうも覆すとは」

「もっと早くに来て欲しかったわ」

「皆して同じ事言うでしょうね。 でも俺達みたいな下っ端にゃ、どうする事も出来ませんよ。

良くも悪くも最後は上層部が関わります。 その意向や決定の判断も最後は上の人達。 反発するにも、相応の理由がないと」

 

 

君達のボス、モーガンとか悪い奴よ?

でもこの段階じゃ証拠は何もない。

未来で分かる話だ。

で、その未来を知ってる俺しか分からない。

レイモンドは疑っているけど、君達は違うでしょ。 少なくとも未来は知らない筈だ。

知らせるにも証拠がないと始まらない。

EDFは何とか動いてくれたが。

 

 

「なんだ? EDFに不満があるならFBCに来るか? それともBSAAに移籍すれば良い」

「いや、そこまでは。 ですが今は今です、現場を優先しなければ」

「そうね。 EDFが来てくれたといっても、BOWは未だ野放し、民間人の避難誘導も続けないと」

 

 

そう言って前方を見る。

またもハンターが寄ってきた。

 

 

「しつこい奴らだぜ」

「任せて下さい」

 

 

俺はターミガンで狙撃。

素直にスコープの真ん中に弾丸が飛び、ハンターの胴体が吹き飛ぶ。

 

 

「武器も凄いの持ってるな」

「FBCにもあれば良いのに」

「あー、FBCの主力はP90? でも取り回し良さそうで良いじゃないスか」

 

 

ターミガンを見た2人がボヤくので、P90も良いと返した。

新たなコンセプトか何かで生まれたソレは、形状がSFぽく独特だ。 それも人間が扱う上で考えられたデザインらしく、サイズはサブマシンガン並みと取り回しが良さそうだ。

ただし専用弾薬で互換性が無い、または少なそうなのと、形状に慣れるまで大変そうであるが、それを言っちゃうとEDFもソレ系が多いと思うので言わない。

 

 

「なら交換しろ」

「だが断ります」

「やっぱりね」

 

 

でも言う事は言います。

だって進んで苦労したくないもん。

天秤に掛けると余計に。

 

 

「PA-11なら言えばくれるッスよ」

「ならこのままが良い」

「そうね。 取り回しと火力に不安が」

「はい話お終い。 任務に戻りましょう」

「ふっ、生意気め」

 

 

言いつつ互いに笑う余裕があるのは良いよね。

レイモンド君も報われる。 報われない?




微妙な進み方ですが……。
どこまで行けるか不明(殴。
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